【結論】「嫌だったら見ないでくださいね」と述べたのは高田ふーみんではなく、プロデューサーの音畑柊です。高田は同じ対談で、争点は視聴者の受け取り方にあると述べています。
@kurachanofficial wakatte.tv「嫌だったら 見ないで」九大教授に反論#wakattetv#ワカッテTV#高田ふーみん#武田塾ぴーやま
♬ オリジナル楽曲 – くらちゃんねる – くらちゃんねる
- 8月3日から10日までに何が起きたのかの時系列
- 九州大学の教授が投稿した内容の原文
- 対談動画で誰がどこまで話したのか
- 「同意を取っている」という説明が通らない理由
- 教授が自分の出身校を公開していない事実
【考察】この件はどこへ着地するのか
ここからは編集部の予想です。
私はこう読みます。
チャンネルの閉鎖には至らず、論点は切り抜きとショート動画の見せ方へ移ります。
制作方針の変更が発表された事実はありません。ここから先は予想です。
1つ目の理由は、継続する意思が言葉として出ていることです。
高田ふーみんは対談動画で、要求の中身を「希望してるのは、wakatte.tvをやめてほしいとか、閉鎖してほしいっていうのがリクエストですね」と受け止めたうえで、「僕らでね、役立ってる人がいると思ってるし、待ってくれてる人がいるからやり続けるけど」と話しました(ユーチュラ)。
閉鎖の要求に対して、続けるという言葉が返っています。
これが翻る材料は、公開されている範囲では見当たりません。
2つ目は、印象の差を尺の長さで説明していることです。
高田は「ロング動画を全部フルで見てくれた人はある程度wakatte.tvの魅力も分かってくれるんですけど」と述べ、一瞬しか見ていないと「やべえやつらだ」「迷惑系だ」という印象になると説明しました。
この説明が出た以上、次に手が入るとすればショートの側だろうと私は見ます。
企画を畳むより、切り取られ方を調整するほうが実務として軽いためです。
ただし、変更の予定が示された事実はありません。
3つ目は、批判の側が対話を求めたことです。
岡﨑晴輝教授は8月10日、「まずは電話でお話ししましょう」と投稿し、自身の携帯番号をDMで送ったと明かしました。
あわせて「私は高田さん自身が悪人だとは思っていません。ただ、言動を少し変えてほしいのです」とも書いています。
投稿文に閉鎖要求の取り消しは書かれていません。
それでも、電話での対話を提案したこと自体が次の段階へ進む合図だと私は読みます。
4つ目は、注目がむしろ増えていることです。
チャンネル登録者は77万人で、教授の投稿は表示回数590万超に達したと報じられています(Yahoo!ニュース エキスパート)。
音畑柊も「今まで九大の教授が言わへんかったら知らんかった人も、見るきっかけになっちゃってる」と話しています。
認知が広がった直後にチャンネルを閉じる判断には、なりにくいと見ています。
5つ目は、争点がずれたまま残ることです。
高田は撮影前の同意について「めちゃめちゃ学歴いじっちゃいますけど大丈夫でしょうか」と確認していると説明しました。
そのうえで「出てくれてる人の問題は解決してるんですけど」「見た人が嫌な気持ちになるのが問題だよねっていうのが今、争点になってる」と認めています。
語られている対象が出演者と視聴者で食い違っている以上、同意の説明を重ねても議論は閉じないと考えます。
だからこそ、閉鎖でも全面撤回でもなく、見せ方の調整という中間解に落ちると見ています。
あくまで予想であり、断定ではありません。
8月3日から10日までの時系列
| 日付 | 出来事 |
|---|---|
| 8月3日 夜 | 岡﨑晴輝教授が「強い嫌悪感を覚えます」と投稿 |
| 8月3日 23時すぎ | 武田塾に説明責任を求める投稿 |
| 8月4日 6時54分 | 「チャンネルを閉鎖することを検討すべきです」と要求 |
| 8月9日 | プロデューサーの音畑柊が高田ふーみんとの対談動画を公開 |
| 8月10日 | 教授が「まずは電話でお話ししましょう」と投稿 |
最初の投稿は、4日の時点で表示回数264万回、いいね1万4000件超に達しました(ユーチュラ)。
別の媒体は、教授の投稿が表示回数590万超に達したと報じています。
どの投稿の数字かは特定されていません。
教授が投稿した内容を原文で確認します
8月3日の投稿は、次の内容でした。
同じ日の午後11時すぎには、武田塾にも矛先を向けています。
高田ふーみんが同塾の教務を務めている点を指摘し、「もし学歴不安を煽って塾に来させようとしているのであれば、霊感商法と何が違うというのでしょうか」と書き、説明責任を求めました。
翌4日の朝には「一晩で物凄い反響です」としたうえで、赤担当と青担当の2人に「これまでの差別的言説を謝罪し、チャンネルを閉鎖することを検討すべきです」と要求しています。
なお、上の引用はいずれも教授個人の投稿内容であり、本記事が武田塾やチャンネルを評価したものではありません。
あわせて、視聴者側にも呼びかけました。
「大学生の皆さんは、こうした差別的言説に悩む必要はありません」という一文です。
批判の相手はチャンネル、呼びかけの相手は学生という並びになっています。
教授は自分の出身校を公開していません
この件で見落とされやすいのが、批判した側の立ち位置です。
岡﨑教授は政治理論を専門とし、2009年から九州大学大学院法学研究院の教授を務めています。
研究者情報サイト「researchmap」の学歴欄には、出身校を記していません。
理由として、次のように書いています。
この記載は、今回の投稿より前から公開されているものです。
今回の投稿とあわせて読むかどうかは、読む人の判断になります。
少なくとも、経歴欄に何が書かれているかは事実として確認できます。
対談動画で誰が何を話したのか
8月9日に公開された動画は、プロデューサーの音畑柊と高田ふーみんの対談でした。
音畑は冒頭で「実はwakatte.tvのプロデュースもやってまして」と自己紹介し、制作の当事者だと説明します。
過去の炎上企画については「わざと火をつけに行ってぼや起こそうと思ったら、いい大火事になったりとか」と振り返りました。
さらに音畑は、燃えやすい企画の多くが自分の発案だったとして、演者の2人について「高田ふーみんとびーやまってわりと、被害者っちゃ被害者なんかなとは、俺は思ってる」と話しました。
そのうえで、視聴側の選択に委ねる立場を示しました。
「開き直るわけじゃないけど、学歴コンプレックスの人は見なかったらいいんじゃない?」。
そして「あくまでもバラエティですよっていうところで、嫌だったら見ないでくださいね」と結んでいます。
| 発言者 | 立場 | 主な発言 |
|---|---|---|
| 岡﨑晴輝 | 九州大学大学院法学研究院 教授 | 「大学人として看過できません」「チャンネルを閉鎖することを検討すべきです」 |
| 音畑柊 | wakatte.tv プロデューサー | 「あくまでもバラエティですよっていうところで、嫌だったら見ないでくださいね」 |
| 高田ふーみん | 出演者(赤担当) | 「待ってくれてる人がいるからやり続けるけど」「見た人が嫌な気持ちになるのが問題だよねっていうのが今、争点になってる」 |
並べると分かるとおり、「見ないで」と言ったのはプロデューサーです。
高田の発言は、もう少し込み入っています。
出演者への事前説明と、視聴者をめぐる発言
高田は、出演者への配慮を具体的に説明しました。
撮影前に「めちゃめちゃ学歴いじっちゃいますけど大丈夫でしょうか」「ちょっとダメだったら言ってくださいね」と確認しているという内容です。
動画内でも「事前にご理解頂いた方のみに行っております」と表示されています。
そのうえで高田は、別の論点を挙げました。
「出てくれてる人の問題は解決してるんですけど」としたうえで、「見た人が嫌な気持ちになるのが問題だよねっていうのが今、争点になってる」と整理しました。
番組が受験のモチベーションになったという声が届く一方で、受験に失敗した人の目にも入ってしまう点を難題として挙げたと報じられています。
「届けたい人に届かないし、見てほしくない人に見られちゃうというか」という言葉が、その難しさをそのまま表しています。
wakatte.tvはどんなチャンネルか
| 登録者数 | 77万人 |
| 出演者 | 高田ふーみん(京都大学中退)/びーやま(早稲田大学卒) |
| 本人名義 | 高田史拓/山火武。ともに武田塾の教務 |
| 看板企画 | 「アホ街ック天国」「学歴マトリョーシカ」 |
| 概要欄の説明 | 日本の学歴社会を皮肉る「教育痛快バラエティ番組」 |
| 動画内の注釈 | 「武田塾および株式会社A.verとは一切関係ございません」 |
批判は今回が初めてではありません。
2020年にはカレーパン店で、店員の最終学歴が高卒だと聞いた高田が「高卒が作った単純なパン」と発言して炎上しました。
2024年7月には、龍谷大学の野呂靖准教授が偏差値をネタにするYouTuberへの疑問を投稿しています。
今回の反響について、高田自身も「思いの外いまさらっていうので、Xでめちゃめちゃ拡散されまして」と述べています。
つまり批判そのものは新しくありません。
よくある質問(Q&A)
Q1. 「嫌だったら見ないで」と言ったのは高田ふーみんですか?
いいえ。
この発言はプロデューサーの音畑柊のものです。
高田は同じ動画で、争点は視聴者の受け取り方にあるという趣旨の発言をしています。
Q2. チャンネルは閉鎖されるのですか?
高田は「待ってくれてる人がいるからやり続けるけど」と述べました。
8月11日時点で、閉鎖の発表は確認できていません。
今後どうなるかは、本記事では判断していません。
Q3. 武田塾は何か発表しましたか?
教授は説明責任を果たすことを求めました。
ユーチュラの記事では、4日時点で武田塾からの言及は確認されていないとされています。
その後の公式見解も、本稿の執筆時点では確認できていません。
Q4. 出演者は学歴いじりに同意しているのですか?
高田は撮影前に説明して了承を得ていると説明しています。
動画内にも「事前にご理解頂いた方のみに行っております」と表示されます。
ただし高田自身が、それでは今回の争点は解決しないと述べています。
Q5. 教授はどんな人ですか?
九州大学大学院法学研究院の教授で、専門は政治理論です。
2009年から同職を務めています。
researchmapの学歴欄には出身校を書かず、学歴差別の解消を理由に非公開と記しています。
この記載は今回の投稿より前からあるものです。
Q6. この記事の【考察】は決まった見通しですか?
いいえ。
【考察】は編集部の予想です。
事実として書いたのは、報道と本人たちの発言だけで、どちらが正しいかの判定はしていません。
まとめ
- 発端は8月3日の投稿。4日朝に閉鎖の検討を要求
- 8月9日の対談動画で、プロデューサーが「嫌だったら見ないでくださいね」と発言
- 高田は続けると述べ、争点は視聴者の受け取り方だという趣旨の発言もした
- 8月10日、教授は「まずは電話でお話ししましょう」と対話を呼びかけ
- 教授は自分の出身校を非公開にしている
言葉だけを切り取ると、開き直りと非難の応酬に見えます。
原文を順番に並べると、高田は出演者への事前説明に触れ、教授は学生への呼びかけをしているという違いが見えてきます。
どちらの言い分が正しいかは、本記事では判定していません。
公開されている発言をそのまま並べたので、読み方は読む人にゆだねます。