ディズニー中間決算は売上高・営業利益とも過去最高!営業益784億円の中身と通期の上方修正

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【結論】東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドの2026年4〜9月期は、売上高3,487億円・営業利益784億円で、中間期として過去最高でした。

  • 発表は2026年10月29日、対象は2027年3月期の中間期
  • 売上高は前年同期比10.3%増、営業利益は15.0%増
  • 入園者数は約1,310万人(6.9%増)、1人当たり売上高は1万8,940円
  • 通期予想は営業減益から一転して増益へ上方修正

「ディズニーが過去最高業績」と聞くと、何が、どのくらい過去最高だったのかが気になります。
売上なのか、利益なのか、それとも1年間の話なのかで、意味は大きく変わります。

この記事では、会社が公表した決算短信と決算説明会資料をもとに、数字の中身を順番にほどいていきます。
あわせて、伸びた理由と通期予想が変わった点も整理します。

この記事で分かること
  • 中間決算で過去最高になった項目と、その範囲
  • 入園者数と1人当たり売上高の内訳
  • 通期予想の上方修正で何が変わったか
  • この好調が来年度も続くかの編集部予想
目次

【考察】ディズニーの過去最高業績は来年度も続く?

ここからは編集部の予想です。

結論から言います。
来年度は25周年の上乗せが抜けて伸び率は鈍るが、大きく崩れることはないと読みます。
周年の反動を、2027年に重なる新施設と、単価を上げる仕組みが受け止める形になると考えます。

理由1:今回は25周年が「人数」と「買い物」の両方を押し上げた

会社は入園者数の増加を25周年イベントによる増と説明し、商品・飲食の伸びも25周年関連の商品やメニューの販売増としています(決算説明会資料)。
内訳では商品販売が10.8%増、飲食販売が5.8%増で、アトラクション・ショー収入は0.3%減とほぼ横ばいでした。

ざっくり計算すると、テーマパークの増収のうち人数の増加分が約155億円、単価の上昇分が約97億円です。
どちらにも周年の効果が入っている以上、周年が終わる来年度は伸び率が下がると考えるのが自然です。

理由2:単価を押し上げる仕組みが増えていく

それでも大崩れしないと読むのは、周年と関係のない単価の押し上げ要因があるからです。
会社は通期の見通しで、ディズニー・プレミアアクセスの増と変動価格制による高価格帯チケットの比率の増を挙げています(決算説明会資料)。

同じ資料では、プレミアアクセスを来園前に予約できるサービスを2027年度に導入予定とされています。
新アトラクションもプレミアアクセスの対象(3,000円予定)に入っており、周年がなくても単価は上がりやすいと私は見ます。

理由3:2027年は人を呼ぶ新施設が重なる

2027年4月15日には、東京ディズニーランドで「シュガー・ラッシュ:スウィートレスキュー」が開業予定です(朝日新聞)。
会社資料では、東京ディズニーシーの「ブリング・ザ・リズム!」も2027年秋に開業予定とされています。
同じ資料の年表には「スペース・マウンテン・アースライズ」も2027年に並んでおり、両パークで話題が続く1年になります。

なお、7〜9月の3か月だけを見ると経常利益は5.6%増にとどまったと報じられています(株探)。
ただしこの期間は前年より雨の日がかなり多く、会社自身は下半期も好調が続くと見込んでいます。
私は、周年の反動は来年度に出るものの、新施設の効果でかなりの部分が埋まると予想します。

あくまで編集部の予想であり、断定ではありません。
来年度の正式な見通しは、2027年春ごろの本決算で示される会社予想で確かめてください。

オリエンタルランド中間決算の主な数字

オリエンタルランドは2026年10月29日、2027年3月期の中間期(2026年4月1日〜9月30日)の決算を発表しました(決算短信)。
主な数字は次のとおりです。

項目2026年4〜9月前年同期比
売上高3,487億円10.3%増
営業利益784億円15.0%増
経常利益900億円29.9%増
中間純利益618億円28.1%増

前年同期は売上高3,161億円、営業利益682億円でした。
売上高に対する営業利益の割合は、約21.6%から約22.5%へ上がった計算になります。

朝日新聞は、売上高・営業利益に加えて純利益も過去最高だったと報じています(朝日新聞)。

決算の数字を読むと、実際のパークの楽しみ方も気になってきます。
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「過去最高」はどこまでの話?

会社の決算説明会資料では、連結売上高・営業利益・営業キャッシュ・フローの3つが上半期として過去最高とされています(決算説明会資料)。
ここでいう営業キャッシュ・フローは、中間純利益に減価償却費を足した額(944億円)と注記されています。

注意したいのは、過去最高は「4〜9月の半年」の実績だという点です。
1年間(通期)の過去最高は、あくまで会社の見込みの段階です。

経常利益の大幅増には本業以外の収益も

経常利益は29.9%増と、営業利益(15.0%増)より大きく伸びています。
資料によると、沖縄のホテルへの出資案件でホテルを売却したことなどにより、本業以外の収益が147億円計上されました。

そのため、パーク運営の力を見るなら営業利益の15.0%増を基準にするのが自然です。

伸びた理由は入園者数と1人当たり売上高

会社は好調の理由を、東京ディズニーシー25周年イベント「スパークリング・ジュビリー」などで入園者数とゲスト1人当たり売上高が増えたためと説明しています(業績予想の修正に関するお知らせ)。

項目2025年4〜9月2026年4〜9月
入園者数約1,225万人約1,310万人(6.9%増)
1人当たり売上高1万8,196円1万8,940円(4.1%増)
うちアトラクション・ショー9,447円9,422円
うち商品5,174円5,735円
うち飲食3,574円3,782円

入園者数は前年より約85万人増えました。
1人当たり売上高は744円増で、資料では過去最高とされています(決算説明会資料)。

ホテル事業では、ディズニーホテルの客室稼働率が94.8%まで上がりました。
ただし人件費などが増え、ホテル事業の営業利益は175億円から170億円へ減っています。

通期予想は減益から一転して増益へ

中間期の営業利益は、4月時点の会社予想(589億円)を33.2%上回りました。
これを受けて、通期(2026年4月〜2027年3月)の予想も引き上げられています(業績予想の修正に関するお知らせ)。

項目前回予想修正後
売上高7,243億円7,633億円
営業利益1,607億円1,854億円
純利益1,137億円1,335億円
年間入園者数2,800万人2,850万人

前回予想の営業利益1,607億円は、前期実績(1,684億円)を約4.5%下回る減益予想でした。
修正後は前期比10.1%増となり、決算説明会資料では売上高と各利益が過去最高になる見込みとされています(決算説明会資料)。

なお、年間配当の予想も16円から18円に引き上げられました(配当予想の修正に関するお知らせ)。

決算資料に載ったクルーズ事業と今後の予定

今回の決算資料では、クルーズ事業も大きく取り上げられました。
船名は「ディズニー・イマジネーション」で、就航は2028年度後半(2029年春)の予定です(決算説明会資料)。

中間期の連結範囲には、新たに株式会社オリエンタルランド・クルーズが加わっています。
資料の今後の投資の年表には、2027年の新アトラクション、2028年の東京ディズニーリゾート45周年、2029年のクルーズ就航が並んでいます。

SNSの解説動画では2031年や2033年の周年にも触れられていますが、これは開園年から数えた暦の上の節目です。現時点で、その年の具体的な計画は公式に発表されていません。クルーズの2隻目も、会社資料では「検討」の段階です。

ディズニー中間決算のQ&A

Q1. 決算はいつ発表された?

2026年10月29日です。
対象は2026年4月1日から9月30日までの半年間で、会社の区分では2027年3月期の中間期にあたります。

Q2. 何が過去最高だった?

会社資料では、上半期の売上高・営業利益・営業キャッシュ・フローが過去最高とされています。
テーマパークの1人当たり売上高も過去最高でした。

Q3. 好調の一番の理由は?

会社は東京ディズニーシー25周年イベントを中心に挙げています。
入園者数が6.9%増え、記念の商品やメニューの販売で1人当たり売上高も伸びました。

Q4. 1年間の業績も過去最高になる?

会社は通期で売上高と各利益が過去最高になる見込みとしています。
ただし、これは2026年10月時点の予想で、確定は2027年3月期の本決算を待つ必要があります。

Q5. ディズニークルーズはいつ乗れる?

就航は2028年度後半(2029年春)の予定です。
発着は東京国際クルーズターミナルで、2〜4泊程度の航海が計画されています。

Q6. 記事の考察は確定情報?

いいえ、考察は編集部の予想です。
会社の資料と報道をもとに読み解いたもので、来年度の業績を約束するものではありません。

まとめ

オリエンタルランドの2026年4〜9月期は、売上高3,487億円・営業利益784億円で、中間期として過去最高でした。
入園者数と1人当たり売上高の両方が伸びたのが特徴です。

  • 過去最高は中間期の実績、通期は見込み
  • 伸びの中心は25周年イベント(入園者増と商品・飲食)
  • 通期予想は営業減益から増益へ修正
  • クルーズは2029年春就航予定

来年度は周年の上乗せがなくなるため、2027年に開業する新施設が次の注目点です。
最新の数字は、会社の決算発表で確かめてください。

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