【結論】禅寺丸柿は、川崎市麻生区で見つかったとされる日本最古の甘柿。市場にはほとんど出回らないので、秋に地元の直売所やお祭りで探すのが近道です。
10月3日(土)午前9時からのtvk(テレビ神奈川)「LOVEかわさき」は、
「かわさきの柿」特集。
麻生区の特産品で、日本最古の甘柿とされる禅寺丸柿が紹介されます。
「どんな柿?どこで買えるの?」をまとめました。
- 1214年に王禅寺の山中で見つかったとされる
- 地名「柿生」の由来といわれる
- 種が入ると甘くなる不完全甘柿
- 2026年の禅寺丸柿まつりは10月17日(土)
- 10月21日は「禅寺丸柿の日」
- 禅寺丸柿の歴史と味の特徴
- 生の柿を手に入れる方法
- 柿を使った和菓子のお店
- 2026年秋のイベント
【考察】生の禅寺丸柿に出会えるのは「10月半ば〜11月」の短いチャンス
ここからは編集部の考察です。
放送を見て食べたくなっても、
生の禅寺丸柿を手に入れられるのは、10月半ばの柿まつりから11月中旬ごろまでの限られた期間になると考えます。
そう考える理由を6つ挙げます。
理由1。番組自身が「市場に出回ることが少ない」と紹介しているからです。
番組表の説明には、禅寺丸柿は現在は市場に出回ることが少ないとあります(番組表.Gガイド)。
スーパーで見かけるのは難しく、地元で探すしかありません。
理由2。生産量が最盛期から大きく減っているからです。
川崎・麻生観光協会によると、大正10年(1921年)の柿生村の生産量は938トン。
保存会ができた1995年には、約2779本・収穫量およそ63トンでした(川崎・麻生観光協会)。
最盛期の15分の1以下です。
理由3。「甘いかどうか」が1個ずつ違う柿だからです。
禅寺丸は不完全甘柿で、種が入って果肉に茶色いゴマができると甘くなり、
種がないものは渋いまま残ります(旬の果物百科)。
品質をそろえて大量に出荷するのに向かないことも、流通が少ない理由だと考えます。
理由4。収穫の最盛期が11月前半だからです。
旬の果物百科では、最盛期は11月初旬から中旬とされています。
江戸時代にも、出荷の最盛期は10月中ごろだったと観光協会は紹介しています。
10月3日の放送時点では、まだ本番前の時期です。
理由5。2026年の柿まつりが10月17日に決まっているからです。
柿生中央商店会は、10月17日(土)13時〜20時に柿生駅南口広場で「第28回 禅寺丸柿まつり」を開くと告知しています(柿生中央商店会)。
放送を見た人が最初に行きやすいのはここだと考えます。
理由6。かつての名物「柿ワイン」は、すでに終わっているからです。
観光協会によると、禅寺丸柿のワインは1997年から毎年造られてきましたが、
令和2年(2020年)で製造を終了しました。
ネット上には「ワインが買える」という古い情報も残っているので注意が必要です。
今、加工品で味わうなら和菓子などのスイーツが中心になります。
6つを合わせると、生の禅寺丸柿は10月17日の柿まつりから11月中旬ごろまでに、地元で探すのが現実的だと考えます。
収穫の状況は年によって変わります。あくまで考察です。
禅寺丸柿の基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発見 | 建保2年(1214年)、王禅寺の山中で見つかったとされる(諸説あり) |
| 広まり | 1370年、等海上人が村人に栽培をすすめたと伝わる |
| 種類 | 不完全甘柿(ゴマが入ると甘い) |
| 形 | 小ぶりで腰高の丸い形 |
| 糖度 | 熟したもので15度くらい |
| 指定 | 2007年に7本が国の登録記念物、2012年に麻生区の木 |
| 記念日 | 10月21日「禅寺丸柿の日」 |
選ぶときは、表皮がしっかり色づき、お尻にふっくらした起伏や輪状のひび割れがあるものがおすすめとされています。
果肉はやや硬めで、サクッとした歯ざわりです。
「柿生」の地名は禅寺丸柿から
明治22年(1889年)、10の村が合併して「柿生村」が生まれました。
禅寺丸柿の収穫が多いことから「柿生まれる村」になったといわれています。
明治42年(1909年)には、地元で育った禅寺丸柿が明治天皇に献上されました。
詩人の北原白秋も、柿生の里と禅寺丸柿をたたえる歌を詠んでいます。
禅寺丸柿はどこで買える?
生の柿を探すなら、候補は次のとおりです。
入荷は収穫状況しだいなので、事前の確認がおすすめです。
- 禅寺丸柿まつり:2026年10月17日(土)13時〜20時、柿生駅南口広場
- JAの直売所「セレサモス麻生店」:川崎市麻生区黒川172、9時30分〜15時、水曜定休(JAグループの直売所検索の掲載情報)
遠方の人は、禅寺丸の名前がついた商品を通販で探す方法もあります。
苗木も出回っていて、自宅で育てる楽しみ方もあります。
▼ 禅寺丸の関連商品はこちらから
※生の柿の販売は時期が限られます。商品ページでご確認ください。
柿を使った和菓子も
番組では柿を使ったスイーツを作った老舗和菓子店も紹介されますが、店名は番組表に書かれていません。
柿生で禅寺丸柿にちなんだ和菓子を出している店のひとつが、禅寺丸本舗です。
神奈川新聞(2025年11月7日)によると、本店は柿生駅から徒歩4分。
柿あんをはさんだ「柿っ娘」、柿の葉寿司をヒントにした季節限定の「柿の葉餅」、
柿ゼリーの水ようかん「冷し柿」、柿の形の「禅寺丸最中」などが紹介されています(カナロコ)。
値段や販売期間は記事の時点のものです。
よくある質問(Q&A)
Q1. 禅寺丸柿は甘い?
種が入って果肉にゴマができたものは甘く、糖度は15度くらいまで上がります。種のないものは渋い場合があります。
Q2. 旬はいつ?
最盛期は11月初旬〜中旬とされています。早いところでは10月中旬から収穫が始まります。
Q3. 柿ワインは買える?
川崎・麻生観光協会によると、令和2年(2020年)で製造を終了しています。
Q4. 原木は見られる?
原木(樹齢およそ450年、原木のひこばえ)は王禅寺の境内に保存されています。
Q5. 番組はいつ?
tvkで10月3日(土)午前9時〜9時15分に放送予定です。
まとめ
禅寺丸柿は、800年以上の歴史をもつとされる日本最古の甘柿で、今は市場にほとんど出回りません。
食べてみたい人は、10月17日の柿まつりや地元の直売所をチェックしてみてください。