【結論】2026年の大賞は、コミックス部門が『さむわんへるつ』、Webマンガ部門が『おかえり水平線』。どちらも集英社の作品で、両部門とも3年連続でジャンプ系が1位を取りました。
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- ジャンプ系3連覇をどう見るか(編集部の読み)
- 両部門の上位10作品とポイント
- 1位2作品がどこで読めるか
- 特別賞と、エントリー数・投票数
KADOKAWAグループが主催する読者参加型のマンガ賞、「次にくるマンガ大賞」。
2026年の結果が9月16日に発表されました。
この記事では、公式サイトのポイントまで含めて結果を整理します。
【考察】ジャンプ系3連覇は「読者の投票が集まる構造」だと読む
ここからは編集部の予想です。
私は、
3連覇は作品の質だけでなく、読者数と応援の集まりやすさが結果に出たものだと読みます。
「ジャンプが強い」で終わらせると、今年の並びは説明できません。
理由は3つあります。
理由の1つ目は、1位と2位の差が部門で大きく違うからです。
コミックス部門は1位の『さむわんへるつ』が51,868ポイント、2位『ふたりバス』が37,882ポイントで、差は約14,000ポイント(次にくるマンガ大賞 公式)。
一方のWebマンガ部門は、1位『おかえり水平線』51,681に対し2位『ヒトナー』48,327で、差は3,354ポイントです(次にくるマンガ大賞 公式)。
同じ1位でも、勝ち方がまったく違います。
理由の2つ目は、コミックス部門の2〜6位を小学館が占めているからです。
2位『ふたりバス』と4位『パラショッパーズ』、5位『シルバーマウンテン』は週刊少年サンデー、3位『レジスタ!』と6位『マネマネにちにち』はゲッサンで、いずれも小学館です(少年サンデー公式)。
票が割れる層と、1作に集まる層がはっきり分かれた形に見えます。
「ジャンプが強い」というより、上位の構図が出版社で二分された年でした。
理由の3つ目は、連載期間が短い作品でも上位に入っているからです。
コミックス部門9位の『ロクのおかしな家』は、2026年19号(4月6日)に始まったばかりで既刊1巻です(Wikipedia)。
半年足らずで12,986ポイントを集めたことになります。
読者の母数が多い媒体では、新連載でも票が動くことの表れだと見ます。
同じ週刊少年ジャンプ作品が1位と9位に並んだのは、今年の結果の中でも目を引く並びです。
補足すると、投票の規模も年ごとに動いています。
2026年はエントリー7,952作品・投票382,581票で、2025年の9,432タイトル・60万票あまりという記録と比べると、いずれも減っています(Wikipedia)。
票が減った年でも1位が5万ポイント台に乗っている点は、上位への集中を示す材料だと見ます。
もちろん、票数は作品への評価そのものでもあります。
ただ、投票は読んだ人しかできないという前提がある以上、読者数の差は無視できません。
主催者が集計の内訳を公表しているわけではないので、ここは予想です。
コミックス部門|上位10作品とポイント
公式サイトが公開しているポイントとあわせて並べます(次にくるマンガ大賞 公式)。
| 順位 | 作品 | ポイント |
|---|---|---|
| 1位 | さむわんへるつ(ヤマノエイ) | 51,868 |
| 2位 | ふたりバス(豊林サカネ) | 37,882 |
| 3位 | レジスタ!(藤丸) | 22,621 |
| 4位 | パラショッパーズ | 18,920 |
| 5位 | シルバーマウンテン | 17,542 |
| 6位 | マネマネにちにち | 16,173 |
| 7位 | やめろ好きになってしまう | 16,065 |
| 8位 | 恋と呼ぶにはささやかですが | 13,997 |
| 9位 | ロクのおかしな家 | 12,986 |
| 10位 | 社長と酒と星 | 12,594 |
1位の『さむわんへるつ』は、公式で「誰かとつながる周波数。青春ラジオラブコメディ」と紹介されています。
掲載は週刊少年ジャンプで、2025年42号から連載中、既刊4巻です(Wikipedia)。
作者のヤマノエイさんは、公式に寄せたコメントで「『ラジオの漫画が描きたい!』と思ってから5年」と振り返っています。
受賞作は9月17日から全国の対象書店でフェアが始まっており、上位2作品を買うと特製イラストカードがもらえます(MANGA Watch)。
受賞作をまとめて読むなら、下から探せます。
▼ さむわんへるつのコミックスはこちらから
※既刊は4巻まで。電子版もあります。リンク先でご確認ください。
Webマンガ部門|上位10作品とポイント
こちらは上位3作が4万5千ポイント台まで並ぶ接戦でした(次にくるマンガ大賞 公式)。
| 順位 | 作品 | ポイント |
|---|---|---|
| 1位 | おかえり水平線(渡部大羊) | 51,681 |
| 2位 | ヒトナー(屋宜知宏) | 48,327 |
| 3位 | 灰宮先輩は怖くてかわいい(神山すむ) | 45,281 |
| 4位 | 大人大戦 | 38,963 |
| 5位 | 都市伝説先輩 | 36,242 |
| 6位 | 晴野さんのことなんて全然好き | 36,138 |
| 7位 | アイドラトリィ | 24,210 |
| 8位 | 来見沢善彦の愚行 | 23,982 |
| 9位 | WITCHRIV | 23,638 |
| 10位 | 会社と私生活-オンとオフ- | 20,541 |
1位の『おかえり水平線』は、公式で「海辺の銭湯で繰り広げられる青春群像劇」と紹介されています。
掲載は少年ジャンプ+で、2025年3月23日から連載中、既刊4巻です(Wikipedia)。
渡部大羊さんは公式コメントで「1話が配信された夜、改めて見た自分の漫画の拙さに大泣きしたことを覚えています」と明かしました。
2位の『ヒトナー』とは3,354ポイント差。
5位と6位は104ポイント差と、上位から中位まで票が詰まった年でした。
両部門で3年連続|過去2年の1位と並べる
今年の1位2作品は、どちらも集英社です。
過去2年をさかのぼると、同じ流れが続いていることが分かります(Wikipedia)。
| 年 | コミックス部門1位 | Webマンガ部門1位 |
|---|---|---|
| 2024 | カグラバチ(週刊少年ジャンプ) | ふつうの軽音部(少年ジャンプ+) |
| 2025 | 魔男のイチ(週刊少年ジャンプ) | サンキューピッチ(少年ジャンプ+) |
| 2026 | さむわんへるつ(週刊少年ジャンプ) | おかえり水平線(少年ジャンプ+) |
コミックス部門は週刊少年ジャンプ、Webマンガ部門は少年ジャンプ+で3年連続。
媒体別に見ると、紙とWebで住み分けたままの連覇です。
特別賞とエントリー規模
部門賞も発表されています(MANGA Watch)。
- 冷凍食品はニチレイ賞:境界のメロディ(原作・宮田俊哉/漫画・杉基イクラ)
- U-NEXT賞:ディグイット(コミックス部門)、WITCHRIV(Webマンガ部門)
- ニコニコ漫画賞:地味なおじさん、実は英雄でした。
規模は、エントリー数が両部門合計7,952作品、投票数が382,581票です(次にくるマンガ大賞 公式)。
このエントリーからノミネート作品が選ばれ、両部門あわせて100作品で投票が行われました。
Q&A|次にくるマンガ大賞2026の疑問
Q1. 発表はいつでしたか?
2026年9月16日です。
翌9月17日から全国の対象書店でフェアが始まりました。
各部門1位の2作品を買うと、特製イラストカードがもらえます。
Q2. 『さむわんへるつ』はどこで読めますか?
週刊少年ジャンプで連載中です。
2025年42号から始まり、単行本は既刊4巻。
公式サイトには試し読みのリンクも用意されています。
Q3. 『おかえり水平線』はどこで読めますか?
少年ジャンプ+で連載中です。
2025年3月23日から始まり、単行本は既刊4巻。
アプリやWebで最新話を追えます。
Q4. 「大波乱」と言われたのはなぜですか?
Webマンガ部門で『ヒトナー』が1位になると見ていた人が多かったためです。
結果は1位と2位の差が3,354ポイントで、数字の上では僅差でした。
順位の意外性はあっても、票が大きく割れたわけではありません。
Q5. 誰が投票しているのですか?
ユーザー参加型の賞で、読者からエントリーを募り、ノミネート作品に投票する形式です。
主催はKADOKAWAグループで、2014年に創設されました。
今年の投票総数は382,581票です。
Q6. 受賞すると売れるのですか?
過去の受賞作からはアニメ化に至った作品が複数出ています。
ただし、受賞がそのまま売上を保証するわけではありません。
今年の受賞作がどうなるかは、これからの話です。
今後の見通し
まず見どころは書店フェアです。
受賞をきっかけに手に取る読者が増えれば、単行本の増刷という形で数字に表れます。
もう一つはアニメ化の発表です。
過去の上位作からはアニメ化が続いており、今年の上位陣も候補になります。
特に、上位3作が競り合ったWebマンガ部門は動きが出やすいと見ます。
まとめ
- コミックス部門1位は『さむわんへるつ』(51,868pt)
- Webマンガ部門1位は『おかえり水平線』(51,681pt)
- 両部門とも3年連続でジャンプ系が1位
- コミックス2〜6位は小学館のサンデー・ゲッサン作品
- エントリー7,952作品・投票382,581票。発表は9月16日
数字まで見ると、部門ごとに戦い方が違うことが分かります。
気になった作品は、公式サイトの試し読みから入るのが早いです。