【結論】野方文化マーケットは、東京・中野区野方の商店街の中にある小さな市場。戦後の闇市に始まるといわれる、コの字形のレトロな一角です。
フジテレビ「ザ・ノンフィクション」の10月4日(日)14時からの回は、
「誰かと分かち合いたくて〜人生交わるレトロマーケット〜前編」。
舞台になるのが、この野方文化マーケットです。
「そもそもどこ?」「どんな場所?」をまとめました。
- 場所は中野区野方5丁目、野方本町通り沿い
- 最寄りは西武新宿線・野方駅
- 通りに面した出入り口が2か所、中はコの字形
- かつて「野方のへそ」と呼ばれた場所
- 野方文化マーケットの場所
- 闇市から始まったといわれる歴史
- シャッター街から変わってきた今の姿
- 番組に登場する人たち
【考察】若者が集まるのは「空いていたから小さく始められた」場所だから
ここからは編集部の考察です。
番組は、このマーケットに若者が夢を抱いて集まってくると紹介しています。
その理由は、シャッターが下りて空いた小さな区画が、少ない元手で店を始められる「入り口」になったからだと考えます。
そう考える理由を7つ挙げます。
理由1。一度は「シャッター街」になっていたからです。
2017年の東京DEEP案内は、通り沿いには店があるものの、
マーケットの内部は見事なシャッター街になっていると伝えています(東京DEEP案内)。
空いた区画が多いことは、新しく入る人にとってはチャンスです。
理由2。コロナ禍で物件が借りやすくなったからです。
2020年に開業したおでん割烹「日南乃」の店主は、
コロナ禍で空き店舗の条件が引き下げられ、借りやすくなっていたことが後押しになったと話しています(フードスタジアム)。
理由3。先に入った店が次の店を呼んだからです。
2020年の中野経済新聞で、日南乃の店主は雑貨店「GIFTSHOP OTAFUKU」や「駄民具ダミラ」の名前を挙げ、
最近マーケットが活気を取り戻してきていると話していました(中野経済新聞)。
理由4。ほかにない「個性」で勝負できる場所だからです。
2021年のタイムアウト東京は、ロック系古着の「廃墟ディスコ」、
役に立たない民具を扱う「駄民具ダミラ」、90年代Tシャツの「吊り橋ピュン」などを紹介しています(タイムアウト東京)。
大通りの店では難しい趣味全開の店が並んでいるのが特徴です。
理由5。昼と夜で顔が変わるからです。
2024年の東京新聞の記事では、日中はほとんどの店がシャッターを閉ざしていたと書かれています(東京新聞)。
夜に開く酒場やバーが多い場所は、昼に別の仕事を持つ人でも関わりやすいと考えられます。
理由6。「誰かと話せる店」があるからです。
2階の「cafe bar fulari」は、急な階段の先にある小さな店(さんたつ)。
番組表では、店主の奈奈さんがまっすぐ家に帰りたくない夜、誰かと話したい人を迎えていると紹介されています。
理由7。店主どうし、客どうしがつながっているからです。
番組には、店主だけでなく常連で不動産会社を営む早川さんも登場します。
店の垣根をこえて悩みを打ち明けられる関係が、新しく来た人を受け入れる土台になっているのでしょう。
7つを合わせると、野方文化マーケットは「古いから魅力的」なだけではなく、
空いていたからこそ、若い人が小さく挑戦できる場所になったのだと考えます。
家賃や入居の条件は公表されていないため、ここは推測を含みます。
あくまで考察です。
野方文化マーケットの場所
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都中野区野方5丁目(野方本町通り沿い) |
| 最寄り駅 | 西武新宿線「野方駅」から徒歩数分 |
| つくり | 通りに面した出入り口2か所、中でコの字形につながる |
| 呼び名 | 戦後から「野方のへそ」 |
中野経済新聞(2020年)によると、マーケットの東側入り口の奥に「日南乃」、
西側入り口の近くに「炉端屋台 囲み屋」(2015年6月開業)があります。
闇市から始まったといわれる歴史
東京DEEP案内(2017年)は、野方文化マーケットを
終戦直後に作られたバラックに端を発する生鮮食品市場と紹介しています。
野方の一帯は戦災をまぬがれたため、戦後しばらくは
西武新宿線に乗ってほかの街から買い物客が来るほどにぎわったそうです。
東京新聞(2024年)は、名前に「文化」と付けるところに戦後復興期の匂いがすると書いています。
正確な開設年は、今回調べた資料では確認できませんでした。
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シャッター街から変わってきた今の姿
資料を年ごとに並べると、変化の流れが見えてきます。
- 2015年:「炉端屋台 囲み屋」が開業(中野経済新聞)
- 2017年:内部は「見事なシャッター街」(東京DEEP案内)
- 2020年:おでん割烹「日南乃」開業。「活気を取り戻してきている」との声(中野経済新聞)
- 2021年:古着店や雑貨店など個性的な店が並ぶ(タイムアウト東京)
- 2026年:「ザ・ノンフィクション」の舞台に
ただし、番組表でも「シャッターを下ろした店が目立つ一角」と書かれており、
すべての区画が埋まっているわけではありません。
店の顔ぶれは変わりやすいので、訪ねる前に各店のSNSで営業日を確かめるのがおすすめです。
番組に登場する人たち
番組表によると、前編には次の人たちが登場します。
- おでん割烹「日南乃」を営む冬馬さん(35)
- 2階の「cafe bar fulari」を営む奈奈さん(37)
- 常連で、不動産会社を営む元プロボクサーの早川さん(54)
語りは井手上漠さん。
放送は10月4日(日)14時〜14時55分、フジテレビです。
よくある質問(Q&A)
Q1. 野方文化マーケットの住所は?
マーケット内の「日南乃」の公式サイトでは、住所を中野区野方5-30-5 野方文化マーケット内と案内しています。
Q2. 昼間に行っても楽しめる?
2024年の東京新聞の記事では、日中はほとんどの店がシャッターを閉めていたとあります。
酒場やバーは夕方以降の営業が中心です。
Q3. 本当に闇市だったの?
複数の紹介記事や番組表が「闇市だったといわれる」「闇市に始まるといわれる」と伝えています。
公的な記録での裏付けは、この記事では確認できていません。
Q4. 「文化マーケット」という名前の由来は?
由来を明記した資料は見つかりませんでした。
東京新聞は「文化」の2文字に戦後復興期の匂いを感じると書いています。
Q5. 後編はある?
10月4日の回は「前編」です。
後編の放送日はフジテレビの番組ページで確認してください。
まとめ
野方文化マーケットは、中野区野方の闇市にルーツがあるといわれるコの字形の市場です。
一度はシャッター街になりましたが、2020年前後から個性的な店が入り、
若い店主や常連が集まる場所へと変わりつつあります。
その人間模様は10月4日(日)14時からの「ザ・ノンフィクション」で放送されます。