【結論】中村鷹之資(なかむら たかのすけ)さんは、人間国宝だった五代目中村富十郎の長男で、1999年生まれの歌舞伎俳優。11歳で父を亡くしながら、踊りのうまさで注目される若手です。
10月9日(金)夜9時からの
NHK Eテレ「芸能きわみ堂」は、
中村鷹之資さんの特集です。
「若くて踊りがすごいこの人は誰?」
「お父さんも歌舞伎俳優?」と
気になった人のために、
公式プロフィールとインタビューからまとめました。
- 1999年4月11日生まれ、本名は渡邊大
- 父は人間国宝の五代目中村富十郎
- 2歳で初舞台、6歳で中村鷹之資を名乗る
- 2022年に学習院大学経済学部を卒業
- 2026年に松尾芸能賞 新人賞を受賞
- 中村鷹之資さんのプロフィール
- 父・富十郎と家族のこと
- 初舞台から受賞までの経歴
- 「静と知盛」と「船弁慶」の関係
【考察】10月9日の放送は「父の当たり役を、息子がどこまで自分のものにしたか」を見る回
ここからは編集部の考察です。
まず大事な前提として、今回の放送は新しい公演ではありません。
番組表によると、2026年1月の放送で話題になった舞踊「静と知盛」をダイジェストで届ける回です。
そのうえで編集部は、見どころは「父・富十郎が得意とした船弁慶を、27歳の息子がどう踊り分けたか」の一点にあると考えます。
理由を5つ挙げます。
理由1。元の放送は「二十代の挑戦」を特集した新春スペシャルだったからです。
1月1日の「芸能きわみ堂 新春スペシャル」は古典芸能の未来を担う二十代に注目した回で、鷹之資さんは「静と知盛」をスタジオ用の新しい演出で披露しました(ぴあ)。
反響があったからこそ、振付の解説をつけて再び取り上げられるのだと読めます。
理由2。船弁慶は、鷹之資さんが何度も挑んできた演目だからです。
松竹エンタテインメントのプロフィールによると、2022年7月の自主公演「第七回翔之會」と、2023年2月歌舞伎座の父の十三回忌追善で、静御前と平知盛の霊を勤めています(松竹エンタテインメント)。
今回の「静と知盛」は、その積み重ねの先にある舞台です。
理由3。2023年の歌舞伎座では「足運び」が評価されているからです。
nippon.comの記事は、東京新聞の劇評として「足運びの美しさが印象的」という言葉を紹介しています(nippon.com)。
鷹之資さんは小学1年生のころから能の仕舞を習っており、すり足の稽古が強みになったと話しています。
しとやかな静と、荒々しい知盛の霊の違いは、まず足の運びに出るはずです。
理由4。解説役が、長く鷹之資さんの踊りを見てきた藤間勘十郎さんだからです。
SPICEのインタビューでは、2025年の第十回翔之會の配役を決める場面で「藤間(勘十郎)のご宗家」から助言を受けたと語っています(SPICE)。
振付師の目線で「どこが難しいのか」が語られれば、歌舞伎に詳しくない人にも見どころが伝わります。
理由5。父の芸を継ぐという目標がはっきりしているからです。
鷹之資さんは長期的な目標として「六代目富十郎を襲名すること」を挙げています。
富十郎の当たり役を踊る映像は、その道のりの途中経過として見ることができます。
以上から、放送後は「中村鷹之資 父」「中村鷹之資 船弁慶」といった検索が増えると予測します。
放送でどの場面が使われ、どんな解説がつくかは分かりません。あくまで考察です。
中村鷹之資さんのプロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 中村鷹之資(なかむら たかのすけ) |
| 本名 | 渡邊大(わたなべ だい) |
| 生年月日 | 1999年4月11日 |
| 出身 | 東京都 |
| 屋号 | 天王寺屋 |
| 学歴 | 幼稚園から学習院、2022年3月 学習院大学経済学部経営学科 卒業 |
| 所属 | 松竹エンタテインメント |
| 趣味 | マリンスポーツ、釣り |
※松竹エンタテインメントのプロフィールと、歌舞伎俳優名鑑によります。
2026年10月9日の放送時点で27歳です。
水上バイクの免許とダイビングの資格も持っています。
父・中村富十郎と家族
父が69歳のときに生まれた長男
父の五代目中村富十郎は、切れのいいせりふと踊りで知られ、1994年に人間国宝に認定された名優です。
鷹之資さんは、富十郎が69歳のときに生まれました。
富十郎は、息子が20歳になったら六代目を継がせ、家の芸「京鹿子娘道成寺」を踊らせたいと考えていたそうです。
11歳で父を亡くす
しかし富十郎は2011年、81歳で亡くなります。
鷹之資さんは当時11歳。
「一番の師匠である父を早くに失い、この世界で生き抜くだけで精一杯だった」と振り返りつつ、歌舞伎が嫌になったことは一度もないと話しています。
祖母は日本舞踊家、妹も舞踊家
和樂webのインタビューでは、祖母が日本舞踊の初世吾妻徳穂さんだと話しています。
妹も舞踊家で、2023年の「第八回翔之會」に向けて、兄妹で『二人椀久』を稽古していると語っていました。
初舞台から受賞までの経歴
| 年 | できごと |
|---|---|
| 2001年4月 | 歌舞伎座『石橋』の文珠菩薩で、中村大を名乗り初舞台(2歳) |
| 2005年11月 | 歌舞伎座『鞍馬山誉鷹』の牛若丸で初代中村鷹之資を披露 |
| 2011年 | 父・富十郎が死去 |
| 2013年 | 勉強会「翔之會」を始める |
| 2016・2017年 | 山田洋次監督の映画『家族はつらいよ』シリーズに出演 |
| 2023年2月 | 歌舞伎座、父の十三回忌追善で『船弁慶』 |
| 2024年 | 芸術選奨文部科学大臣新人賞 |
| 2025年10月 | 第十回翔之會(中村勘九郎と『四段返し』) |
| 2026年1月 | 「芸能きわみ堂」新春SPで「静と知盛」 |
| 2026年 | 第47回 松尾芸能賞 新人賞 |
国立劇場の奨励賞も2011年・2019年・2020年に受けています。
新作歌舞伎『刀剣乱舞』では刀剣男士の同田貫正国を演じ、若いファンも増えました。
「静と知盛」と「船弁慶」の関係
「船弁慶」は、能の同名作品を歌舞伎の舞踊にしたものです。
前半はしとやかな静御前、後半は荒々しい平知盛の霊を、1人で踊り分けます。
「静と知盛」は、この船弁慶をもとにした舞踊で、1月の放送ではスタジオ用の新しい演出で披露されました。
父・富十郎の舞台を映像で見てみたい人は、DVDや関連本を探してみるのもおすすめです。
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※在庫・価格は販売ページでご確認ください。
よくある質問(Q&A)
Q1. 中村鷹之資さんは何歳?
1999年4月11日生まれで、放送時点で27歳です。
Q2. 父親は誰?
人間国宝だった五代目中村富十郎さんです。2011年に81歳で亡くなっています。
Q3. 大学はどこ?
学習院大学経済学部経営学科を2022年3月に卒業しています。
Q4. 名前の由来は?
屋号「天王寺屋」の由来の大阪・四天王寺に鷹の言い伝えがあることと、家紋が「鷹の羽八ツ矢車」であることから、父が付けた名前だそうです。
Q5. 結婚している?
結婚を公表した情報は見当たりませんでした。
Q6. 番組はいつ?
NHK Eテレ「芸能きわみ堂」10月9日(金)21時00分〜21時30分の放送予定です。1月放送分のダイジェストです。
まとめ
中村鷹之資さんは、人間国宝・五代目中村富十郎の長男として1999年に生まれ、11歳で父を亡くしたあとも自主公演で芸を磨いてきた27歳の歌舞伎俳優です。
目標は、父の名を継ぐ六代目富十郎の襲名です。
「芸能きわみ堂」は10月9日(金)夜9時からNHK Eテレで放送予定です。