【結論】公式のオンライン予約規約は、サービスで取得した権利を第三者に譲渡する行為を禁じています。さらに宿泊代表者の変更も受け付けていないため、予約をそのまま人に譲る正規の手段はありません。
#東京ディズニーシーホテルミラコスタ も今日で23周年🎉
— 東京ディズニーリゾートPR【公式】 (@TDR_PR) September 4, 2024
今日は、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタの開業日でもあるんですよ!
あなたがディズニーホテルで過ごした忘れられない思い出はありますか?
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- 規約第7条(6)は取得した権利の譲渡・承継を禁止
- 規約第7条(7)は営業行為・転売目的の利用を禁止
- 予約完了後の宿泊代表者の変更は不可
- ミラコスタの取消料は14日前から1室1万円、前日以降は3万円
- ミラコスタの「お譲り」が議論になった経緯
- 公式規約・宿泊約款の該当する条文
- 代表者変更・キャンセル料・予約できる部屋数
- チケット不正転売禁止法との関係
ミラコスタの人気の客室を複数確保し、
SNSで譲り先を募ったとされる投稿が議論を呼んでいます。
元の投稿はすでに削除されていますが、
「転売ではないか」「規約違反ではないか」と
意見が分かれました。
この記事では、公式の規約・約款・よくある質問の原文から、
ディズニーホテルの予約を人に譲ることが
どう扱われているのかを整理します。
【考察】ミラコスタの予約を他人に譲るのはなぜ問題視されるのか
ここからは編集部の予想です。
結論から言うと、
お金を上乗せしたかどうかより、「予約の権利を人に渡す」こと自体を公式が想定していない点が、反発の根にあると読みます。
無料で譲ったのなら問題ないはず、と考える人もいるでしょう。
しかし規約の文言を追うと、対価の有無で線を引いていないことが分かります。
理由は3つあります。
理由1:規約は「取得した権利」の譲渡そのものを禁じている
公式のオンライン予約・購入サイトの利用規約は、第7条の禁止事項で、
当社が明示して許可した場合を除き、
本サービスを利用して取得した権利の全部または一部を
第三者に譲渡し、承継させ、または担保に供する一切の行為を挙げています(東京ディズニーリゾート・オンライン予約・購入サイト)。
この条文には有償・無償の区別が書かれていません。
そのうえで、次の号で営業行為/転売を目的とした利用を別に禁じています。
つまり「転売かどうか」と「権利を渡したかどうか」は、
別々の禁止事項として並んでいます。
無料だから大丈夫、という理屈が通りにくいのはこのためです。
理由2:代表者を変える正規の手段がない
公式ヘルプは、複数の客室を予約する場合は
お部屋ごとに代表者のお名前を登録するよう求め、
予約完了後の宿泊代表者の変更は、お受けできませんと明記しています(ディズニーホテル 宿泊予約の詳細)。
よくある質問でも、代表者を変えたい場合は
新規の予約を行い、利用しない予約を取り消すよう案内しています(公式よくあるご質問)。
名義を付け替える道がない以上、
予約を「譲る」形は公式の仕組みの外側にあります。
ここが、多くの人が違和感を覚えた理由だと考えます。
理由3:取りにくい部屋ほど、他の人の機会に関わる
公式はホテル予約のキャンセル待ちを受け付けていません(公式よくあるご質問)。
空きが出たら、サイトで確認した人から予約する形です。
また、1回の予約で取れるのは3部屋・5泊までですが、
複数回に分ければそれ以上も申し込めます(ディズニーホテル 宿泊予約の詳細)。
その場合も、各予約に泊まる人を代表者として登録する必要があります。
人気の客室を多く押さえて後から相手を探す動きは、
本来その空きを取れたはずの人の機会と重なって見えます。
規約の問題に加えて、この不公平感が炎上を大きくしたのでしょう。
一方で、今回の投稿だけでは、
予約をそのまま引き継いだのか、
相手が自分で予約を取り直したのかは分かりません。
個別の投稿が違反かどうかは、判断できない点も押さえておく必要があります。
ミラコスタ「お譲り」投稿で何が起きたか
拡散された画面によると、元の投稿者は
ミラコスタの特別な客室を気に入り、
毎日予約サイトを開いてキャンセルを拾っていると紹介していました。
そのうえで、譲り先を募集したテラス付きの客室など計6部屋について、
すべて引き取り先が見つかったと投稿していたとされます。
この投稿を紹介するポストが9月13日に広がり、
「転売ではないか」という指摘が相次ぎました。
元の投稿はすでに削除されています。
譲る際に金額を上乗せしていたかどうかは、
確認できていません。
| 論点 | 公式の扱い |
|---|---|
| 取得した権利の譲渡 | 規約第7条(6)で禁止(当社が明示して許可した場合を除く) |
| 転売目的の利用 | 規約第7条(7)で禁止 |
| 代表者の変更 | 予約完了後は不可(新規予約+取消で対応) |
| キャンセル待ち | 受け付けていない |
これからミラコスタを予約したい人は、
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宿泊約款は「転売等の自己の商業目的を秘して」の申し込みを断る
オンライン予約の規約とは別に、ミラコスタを含むディズニーホテル4館には
共通の宿泊約款と利用規則があります(宿泊約款と利用規則)。
第8条は、宿泊契約の締結に応じないことがある場合として、
転売等の自己の商業目的を秘して申し込みをしたときを挙げています。
第10条では、契約が成立した後にこの事由が判明した場合、
ホテルが宿泊契約を解除することがあると定めています。
利用規則にも、転売等の自己の商業目的を秘して
ホテル内諸施設の予約を申し込まないよう求める項目があります。
また規約側では、禁止行為をした場合に
事前の通知なくサービスの利用停止やユーザー登録の抹消ができるとしています(第6条)。
アカウントの扱いにも注意が必要です。
公式は、マイディズニーのアカウントを第三者に開示して
予約代行を依頼する等の行為が確認されたとして、
確認された場合は宿泊やレストランの予約を
取り消す可能性があると告知しています(東京ディズニーリゾート公式)。
チケット不正転売禁止法はホテル予約に当てはまるか
「転売」と聞くと、チケット不正転売禁止法を思い浮かべる人もいるでしょう。
この法律が対象にするのは「興行」の入場券です。
法律は「興行」を、映画、演劇、演芸、音楽、舞踊その他の芸術及び芸能又はスポーツを
不特定又は多数の者に見せ、又は聴かせることと定めています(法令検索(デジタル庁))。
ホテルの宿泊予約は、この定義には当てはまらないと読めます。
ただし、法律の対象外であることと、
規約上許されることは別の話です。
ホテル予約の扱いは、利用規約と宿泊約款という
契約のルールで決まっています。
法律については文化庁も解説を公開しています。
誤解されやすい点
一つ目は、「別の人の名前で予約すること」自体がだめだという誤解です。
公式は、自分のアカウントで別の方の宿泊予約をすることは可能としています(公式よくあるご質問)。
代表者名の欄に宿泊する人の名前を入れれば、家族や友人の分を予約できます。
ただし、予約完了後の変更はできません。
二つ目は、「取り直してもらえば同じ」という考え方です。
自分の予約を取り消し、相手が自分で新しく予約する形なら、
権利を渡したことにはならないとも考えられます。
しかし取り消した部屋は他の人も予約できる空室に戻ると考えられ、
その相手が確実に取れるとは限りません。
三つ目は、キャンセル料です。
ミラコスタは14日前から8日前で1室あたり1万円、
7日前から2日前で2万円、前日から当日・不泊で3万円の取消料がかかります(ディズニーホテル 宿泊予約の詳細)。
| 取消の時期 | 取消料(1室あたり) |
|---|---|
| 14日前から8日前 | 10,000円 |
| 7日前から2日前 | 20,000円 |
| 前日から当日、不泊 | 30,000円 |
ミラコスタ予約の譲渡Q&A
Q1. 無料なら予約を譲っても問題ありませんか?
規約第7条(6)は、取得した権利の譲渡を
有償・無償で分けずに禁止しています。
「無料だから大丈夫」とは言い切れません。
Q2. 予約の代表者は後から変えられますか?
変えられません。
公式は、新規の予約をしたうえで
利用しない予約を取り消すよう案内しています。
Q3. 1回で何部屋まで予約できますか?
オンライン予約では1回の予約で3部屋、5泊までです。
それ以上は複数回に分けて予約し、
各予約に泊まる人を代表者として登録します。
Q4. 違反が分かると予約はどうなりますか?
規約は、禁止行為をした場合の利用停止や登録の抹消を定めています。
宿泊約款は、商業目的を秘した申し込みが判明した場合に
契約を解除することがあるとしています。
公式はアカウントの不正な使用について、
予約を取り消す可能性があるとも告知しています(東京ディズニーリゾート公式)。
Q5. 元の投稿者は規約違反をしたのですか?
公開された情報だけでは判断できません。
予約をそのまま渡したのか、相手が取り直したのか、
金額のやり取りがあったのかは確認できていないためです。
Q6. この記事の考察は事実ですか?
【考察】は編集部の予想です。
規約・約款・よくある質問の内容は公式ページで確認したものですが、
議論が広がった理由の読み方は編集部の見立てです。
今後の見通し
ミラコスタは客室の修繕が続いており、
泊まれる部屋が限られる時期もあります。
取りにくい状況が続けば、
予約のお譲りや名義の扱いをめぐる議論は、
今後も起こりやすいと考えられます。
運営会社から新たな告知が出るかどうかも注目点です。
まとめ
ミラコスタの人気客室を確保して他人に譲る投稿が、
「転売ではないか」と議論になりました。
公式の規約は、取得した権利の第三者への譲渡と、
転売目的の利用を別々に禁じています。
予約完了後の代表者変更もできないため、
泊まる人の名前で最初から予約するのが公式の想定する形です。
元の投稿が違反かどうかは、公開情報からは判断できません。