ヒロアカは鬼滅・呪術に負けた?部数の差と3作の連載・アニメ時期を年表で比較

本記事はプロモーションを含みます。

【結論】ヒロアカと鬼滅・呪術の部数には差がありますが、3作とも2025年7月時点で集英社に11作しかない1億部超えの作品です。差は「アニメで火が付いた時期」の違いとして読めます。

  • 公式発表の累計部数はヒロアカ1億部・鬼滅2億2000万部・呪術1億5000万部以上
  • 3作は2018年3月〜2020年5月に週刊少年ジャンプで同時に連載していました
  • ヒロアカは連載2年弱でアニメ化、鬼滅はアニメ放送後に部数が急伸、呪術も人気が急加速しました

X上で、『僕のヒーローアカデミア』(ヒロアカ)と『鬼滅の刃』『呪術廻戦』の人気を比べる話題が取り上げられています。
ヒロアカが2作ほどの大ヒットにならなかった理由をめぐって、ファンの意見がぶつかっている状況です。

ただ、いつ・どの投稿から始まったのかは特定できていません。
この記事では、ファンの主張ではなく集英社の公式発表と報道の数字だけを使って、3作を同じ物差しで並べます。

この記事で分かること
  • ヒロアカ・鬼滅・呪術の公式発表の累計部数と発表時点
  • 3作の連載期間とアニメ開始時期の年表
  • 部数の差が生まれた理由についての編集部の予想
目次

【考察】ヒロアカは鬼滅・呪術に「負けた」のか?

ここからは編集部の予想です。

結論から言うと、ヒロアカは負けたというより、アニメで火が付いたタイミングが2作と大きく違ったと私は読みます。
部数の差は作品の優劣ではなく、いつ読者が一気に増えたかの差が大きいと考えます。
理由は3つあります。

理由1:3作とも「1億部クラブ」に入っている

まず、比べている3作は同じ土俵の上位にいます。
集英社の発表を伝えたオリコンニュースによると、2025年7月時点で累計1億部を超える集英社作品は、鬼滅のほかヒロアカと呪術を含む計11作です(オリコンニュース)。

この11作にはワンピースやドラゴンボール、スラムダンクが並びます。
1億部と2億部の差は大きく見えますが、「売れなかった」と呼べる位置ではありません。

理由2:鬼滅と呪術は「アニメの後」に人気が加速した

鬼滅はアニメ放送が始まった2019年4月6日時点で累計350万部でした。
そこから2020年10月に1億部、2025年7月に2億2000万部まで伸びています(オリコンニュース)。
部数のほとんどはアニメと劇場版の後に積み上がった計算です。

呪術も、アニメ第1期が2020年10月に始まってから人気が急加速したと紹介されています(ファミ通)。
一方のヒロアカは、2014年7月の連載開始から1年9か月後の2016年4月にアニメが始まっています(コミックナタリー)。
2作が勢いづいた2019〜2021年には、ヒロアカはすでにアニメ4年目以降でした。
新しく火が付く作品と長く走っている作品を同じ年に比べれば、勢いに差が出るのは自然です。

理由3:1巻あたりの差は「完結後の伸び」が大きい

もちろん反論もあります。
単純計算すると、鬼滅は2億2000万部÷23巻で1巻あたり約957万部(2025年7月時点)です。
ヒロアカは1億部÷40巻で約250万部(2024年4月時点)となり、およそ3.8倍の差があります。
タイミングだけでは説明しきれない大きさです。

ただ鬼滅は、最終巻が出た2020年12月4日の時点で1億2000万部でした。
2021年2月の1億5000万部から2025年7月までの4年半で7000万部増えています(オリコンニュース)。
差の大きな部分は、完結後も劇場版などで読者が増え続けたことから生まれています。
ヒロアカは完結後の部数がまだ発表されておらず、この伸びが比べられていないのが実情です。

以上は、公式発表の数字から組み立てたあくまで予想です。作品の面白さを部数だけで決めることはできません。

3作の累計部数は?公式発表の数字と発表時点

比較するときは、いつ発表された数字かをそろえて見ることが大切です。
3作の最新の公式発表は次のとおりです。

作品累計部数発表時点
鬼滅の刃2億2000万部(国内1億6400万・海外5600万)2025年7月17日
呪術廻戦1億5000万部以上2025年12月時点(2026年8月の告知に記載)
僕のヒーローアカデミア1億部(国内6000万以上・海外4000万以上)2024年4月4日(40巻発売時)

鬼滅の数字は集英社が2025年7月17日に発表したものです(オリコンニュース)。
呪術は2026年12月から新宿で開かれる完結展の告知で、全世界シリーズ累計1億5000万部以上と紹介されています(ファミ通)。

ヒロアカは40巻の発売日に1億部を突破したと発表されました(オリコンニュース)。
その後、最終42巻までの数字は公式に更新されていません。
つまりヒロアカだけ、比べている数字が1年以上古い点に注意が必要です。

1億部突破の際、堀越耕平さんは先人の漫画やアニメが切り拓いた道への感謝を述べたうえで、次のようにコメントしています(映画ドットコム)。

時代に恵まれたからこその数字だと思います。

いずれもデジタル版を含む数字です。発行部数は「刷った数」で、売れた数(実売)とは同じではありません。

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連載期間とアニメ開始を年表で並べると

「3作は時代が違う」という見方もありますが、実際の連載期間はかなり重なっています。
公式発表と報道から確認できる日付を並べました。

作品連載TVアニメ開始
ヒロアカ2014年7月7日〜2024年8月5日(約10年)2016年4月3日
鬼滅の刃2016年11号〜2020年24号(約4年)2019年4月
呪術廻戦2018年3月5日〜2024年9月30日(6年半)2020年10月

ヒロアカの連載開始日と完結号は、アニメ!アニメ!とオリコンニュースが伝えています。
呪術の開始日と完結号は、集英社のリリースを引用したファミ通で確認できます。
鬼滅の連載号とアニメ時期はオリコンニュースによります。

表を見ると、2018年3月から2020年5月までは3作が同じ誌面に載っていたことが分かります。
連載が「被っていない」わけではありません。
ずれているのは、アニメ化で読者が一気に増えた時期のほうです。

劇場版の作り方も3作で違う

比較の中でよく挙がるのが劇場版です。
鬼滅の劇場版「無限列車編」は全世界興収約517億円を突破しました。
続く「無限城編」は、テレビアニメ「柱稽古編」の続きを描く3部作です(オリコンニュース)。

呪術の『劇場版 呪術廻戦 0』は、0巻にあたる物語を映像化した作品です。
全世界累計興収265億円を記録しています(ファミ通)。

ヒロアカの劇場版は、2024年8月公開の『ユアネクスト』が4作目です(モデルプレス)。
1作目は興収17.2億円、3作目は34.3億円でした。
4作目『ユアネクスト』には、堀越さんがキャラクター原案を手がけた劇場版オリジナルキャラクターが登場します(リアルサウンド)。

原作の章を映像化した鬼滅、0巻を映像化した呪術と、少なくとも4作目にオリジナルキャラクターが登場するヒロアカでは、興収の数字が持つ意味が違います。
この点も、単純に並べにくい理由の一つです。

比較が話題になるときに気をつけたい点

X上では、グッズの売上順位など出典のはっきりしない数字も一緒に出回っています。
どの調査の結果なのかは確認できませんでした。
こうした数字は、調査主体と時期が分かるまでうのみにしないほうが安全です。

  • 部数は発表時点をそろえて比べる
  • 巻数の違い(23巻・30巻+0巻・42巻)も数字に影響する
  • キャラクターや作者への攻撃的な言葉は議論を荒らすだけ

3作はいまもそろって動いています。
ジャンプフェスタ2027では、12月19日に呪術とヒロアカ、12月20日に鬼滅のステージが組まれています(コミックナタリー)。
比べ合うより、それぞれの次の発表を待つほうが楽しめそうです。

ヒロアカと鬼滅・呪術の比較Q&A

Q1. 3作でいちばん部数が多いのはどれですか?

公式発表では鬼滅の刃の2億2000万部がもっとも多い数字です。
次いで呪術廻戦が1億5000万部以上、ヒロアカが1億部です。
ただしヒロアカの数字は2024年4月時点のもので、その後は更新されていません。

Q2. 3作は同じ時期に連載していましたか?

はい。2018年3月から2020年5月までは、3作が週刊少年ジャンプで同時に連載していました。
ヒロアカは2014年開始で最も長く、鬼滅は約4年で完結しています。
違うのは連載時期より、アニメ化で人気が広がった時期です。

Q3. ヒロアカはいつ完結しましたか?

2024年8月5日発売の週刊少年ジャンプ36・37合併号で完結しました。
連載はおよそ10年です。
コミックスは全42巻で(コミックナタリー)、アニメもテレビシリーズが放送を終えています。

Q4. グッズ売上の順位は本当ですか?

X上で紹介されている順位については、根拠となる調査を確認できていません。
調査会社や集計期間が示されていない数字は、比較の材料に使わないほうが無難です。
この記事でも扱っていません。

Q5. この記事の考察は事実ですか?

いいえ、考察は編集部の予想です。
部数や日付は公式発表と報道で確認したものですが、「伸びる時期が違った」という読み方は解釈です。
作品の評価は読者それぞれに委ねられます。

今後の見通し

ヒロアカはアニメ10周年の企画が続いています。
2026年11月22・23日には、主題歌アーティストによるライブフェスが国立代々木競技場第一体育館で開かれます(コミックナタリー)。

呪術は2026年12月25日から新宿住友ビル三角広場で完結展が始まります(ファミ通)。
鬼滅は劇場版「無限城編」が3部作として制作されると発表されています。
ヒロアカの部数が更新されれば、比較の前提も変わるかもしれません。

まとめ

この記事のまとめ
  • 公式発表は鬼滅2億2000万部・呪術1億5000万部以上・ヒロアカ1億部
  • 3作とも2025年7月時点で集英社に11作しかない1億部超えの作品
  • 連載は2018〜2020年に重なっていた。ずれていたのはアニメで火が付いた時期
  • グッズ順位など出典不明の数字は確認できていない

ヒロアカと鬼滅・呪術の比較は、数字の時点と伸び方をそろえると見え方が変わります。
どの作品にも、その時代の読者をつかんだ理由があります。
好きな場面を語り合うきっかけとして、3作の年表を眺めてみてください。

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