【結論】atsumiさんは、東京を拠点に活動する刺しゅう作家。糸で「描く」ような自由な作風で、著書やメーカーとのコラボも多い人物です。
番組表の紹介文は、こう予告しています。
「人気作家が教える“余白”を作ることの大事さとは?」。
登場するのが、刺しゅう作家のatsumi(あつみ)さんです。
放送は2026年9月26日(土)13時〜13時25分のNHK Eテレと、9月30日(水)11時05分〜11時30分のNHK総合です。
- 活動名はatsumi(読みは「あつみ」)
- 多摩美術大学を卒業
- アパレルメーカー、母校の大学職員を経て作家に
- 著書に『刺繍博物図』『刺繍のはじめかた』など
- ブラザーの刺しゅうミシン「パリエ」とコラボ
- 今回の放送は2024年に放送された回の再放送
- atsumiさんのプロフィール
- デザインの学生が刺しゅう作家になった経緯
- 著書とコラボの一覧
- 作品が愛される理由の考察
先に編集部の考察を置き、そのあとで公表されている経歴を順に並べます。
【考察】atsumiさんの「余白」は、デジタルデザインを学んだ経験から来ていると予想する
ここからは編集部の考察です。
番組は、atsumiさんが語る「余白を作ることの大事さ」を見どころに挙げています。
編集部は、この考え方の根っこが美大でパソコンを使うデザインを学んだ経験にあると予想します。
そう考える理由を7つ挙げます。
理由1。大学で学んだのは刺しゅうではないからです。
多摩美術大学ではデジタルコミュニケーションデザイン学科に在籍し、グラフィックやウェブサイト、動画などを学んだと語っています(せたがやンソン)。
画面の中で要素を配置する訓練を受けた人です。
理由2。刺しゅうは独学だからです。
母が洋裁をしていて、入学時の袋物に刺しゅうを入れてくれたのが原体験ですが、やり方は教わっておらず独学だと同じ記事で話しています。
決まった型に縛られにくい学び方です。
理由3。「描く」ように刺すと評されているからです。
同じ記事は、atsumiさんの刺しゅうを「まるでお絵描きするみたいに、糸を使って表現する」と紹介しています。
布全体を埋めるより、線で描く作風です。
理由4。モチーフの幅が広いからです。
虫やアルマジロから、ナスカの地上絵まで題材にしていると紹介されています。
何を描くかよりどう置くかで作品をまとめているように見えます。
理由5。企業から「デザイン」を求められているからです。
ブラザーの刺しゅうミシン「パリエ」には、atsumiさんデザインの刺しゅうデータが25種内蔵されています(ブラザー公式)。
手仕事の作家がデータの図案を提供している点が特徴的です。
理由6。アニメーションや装画の仕事もしているからです。
公式プロフィールには、アニメーションへの素材提供や装画制作が挙げられています。
画面や本の表紙という枠の中で見せる仕事です。
理由7。初心者向けの本を増補して出し直しているからです。
『刺繍のはじめかた 増補新版』(2022年、小学館)のように、入門書も手がけています。
詰め込みすぎない分かりやすさを大事にしている表れだと読めます。
以上から、番組で語られる「余白」は、デザインの考え方を糸に持ち込んだものだと予想します。
刺しゅうは布を埋めるほど時間がかかるので、余白は作業を楽にする工夫でもあるはずです。
ただし本人がそう語っているわけではなく、あくまで編集部の推測です。
atsumiさんのプロフィール
ブラザーの特設ページに載った公式プロフィールと、インタビュー記事で確認できる情報をまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 活動名 | atsumi(あつみ) |
| 職業 | 刺しゅう作家 |
| 学歴 | 多摩美術大学(デジタルコミュニケーションデザイン学科) |
| 経歴 | アパレルメーカー勤務、多摩美術大学勤務を経て作家活動へ |
| 活動 | 個展、企業コラボ、アニメーションへの素材提供、装画、ワークショップ |
| 公式サイト | itosigoto |
本名、生年、出身地は公表されていません。
インタビューでは「東京に来てからはずっと世田谷区民」と話しています。
番組を見て刺しゅうをやってみたくなった方は、
atsumiさんの本から始めるのがおすすめです。
▼ atsumiさんの刺しゅう本はこちらから
※『刺繍博物図』など刺しゅうの本が探せます。
デザインの学生が刺しゅう作家になるまで
大学時代から、友人との作品展で刺しゅうを使った作品を発表していたそうです。
最後の作品展で「作品よりも刺繍の方がいいね」とほめられたことがあると語っています。
それでも、刺しゅう作家になるとは思っていなかったとのこと。
「すごく飽きっぽい性格なんですが、刺繍だけは、不思議と続けられる気がした」と振り返っています。
著書とコラボの一覧
ブラザーの公式プロフィールと書誌情報で確認できる主な著書です。
| 発売 | 書名(出版社) |
|---|---|
| 2011年 | 刺繡のエンブレム(文化出版局) |
| 2013年 | ことばと刺繡(文化出版局) |
| 2014年 | 刺繍のいろ(BNN新社) |
| 2016年 | 刺繡のエンブレム AtoZ(文化出版局) |
| 2019年4月 | 刺繍博物図(小学館) |
| 2020年11月 | リンネル特別編集 素敵な刺繍生活(監修・宝島社) |
| 2021年12月 | 刺繍博物図2 なくなってほしくない美しいもの(小学館) |
| 2022年4月 | 刺繍のはじめかた 増補新版(小学館) |
| 2023年10月 | 黒い糸で紡ぐある家族の刺繍(文化出版局) |
企業との仕事では、ブラザーの刺しゅうミシン「パリエ」が代表例です。
内蔵の刺しゅうデータ25種をatsumiさんがデザインしています。
よくある質問(Q&A)
Q1. 読み方は?
あつみです。
活動名はローマ字の小文字で「atsumi」と表記します。
Q2. 本名や年齢は?
どちらも公表されていません。
本記事でも推測はしません。
Q3. 出身大学は?
多摩美術大学です。
デジタルコミュニケーションデザイン学科に在籍していました。
Q4. 今回の放送は新作?
放送は再放送です。
番組テキストの2024年5月号にatsumiさんの回が掲載されており、今回はその再放送にあたります。
Q5. 番組で作るものは?
初心者でも挑戦できる勲章風ブローチの作り方が紹介されます。
Q6. 作品はどこで見られる?
個展やワークショップの情報は、公式サイトitosigotoで発信されています。
放送で注目したいこと
番組は、展示会やワークショップ、企業とのコラボ、さらには普段の散歩まで取材しています。
作品の種がどこで見つかるのかが見どころです。
スタジオゲストは、小説家としても活動する松井玲奈さんです。
「愛される作品の作り方は○○感を作り出すこと」の答えにも注目です。
まとめ
atsumiさんは、多摩美術大学を卒業した刺しゅう作家です。
アパレルメーカーと大学勤務を経て、独学の刺しゅうで作家になりました。
著書は『刺繍博物図』など10冊近くあり、ブラザーのミシンとのコラボも手がけています。
放送は9月26日(土)13時のEテレ、9月30日(水)11時05分のNHK総合です。