【結論】藤川茂紀(ふじかわ しげのり)さんは、九州大学の主幹教授で、Carbon XtractのCTO。理化学研究所で「薄い膜」の研究を始め、それをCO2回収の技術に育てた研究者です。
10月7日(水)午後11時6分から放送の
テレビ東京「アンパラレルド〜ニッポン発、世界へ〜」。
空気からCO2だけを取り出す
「ラップより薄い膜」を開発した研究者として登場するのが、
九州大学の藤川茂紀主幹教授です。
どんな道のりの研究者なのか、
研究室の公式ページなどからまとめます。
- 九州大学工学部合成化学科を1994年に卒業
- 1999年に九州大学で博士(工学)を取得
- 米イェール大学で研究したのち、理化学研究所へ
- 理研ではチームリーダーも務める
- 2021年から九大の教授、同年5月に主幹教授
- 藤川茂紀さんのプロフィール
- 九大→イェール→理研→九大の経歴
- 国の大型プロジェクトでの役割
- 番組で注目したいポイント
【考察】番組の藤川さんは「発明家」より「長い時間をかけて膜を育てた人」として映る
ここからは編集部の考察です。
番組の藤川さんは、ひらめいた発明家というより、
何十年も同じ「薄い膜」を磨き続け、ようやく社会で使える形にした研究者として描かれると考えます。
理由を6つ挙げます。
理由1。番組紹介が「10年以上の研究開発」と書いているからです。
番組表の紹介文は、人間の細胞膜に着想を得て、10年以上の研究開発を経てこの膜が誕生したと説明しています(番組表.Gガイド)。
完成までの時間の長さが、番組の柱の1つになりそうです。
理由2。理研時代から「ナノ」の研究を続けているからです。
研究室の公式ページによると、藤川さんは2000年から理化学研究所で研究し、「次世代ナノパターニング」「ナノ複合構造」などのチームで副チームリーダーやチームリーダーを務めました(九州大学 藤川研究室)。
膜の土台は、CO2の研究を始める前から作られていたことになります。
理由3。膜の会社に20年近く関わっているからです。
藤川さんは2007年10月から、理研発のベンチャー「ナノメンブレン」の取締役(非常勤)を続けています(researchmap)。
研究だけでなく、膜を形にする会社とも長くつながってきた人です。
理由4。国の「ムーンショット」の旗振り役だからです。
藤川さんは、内閣府のムーンショット型研究開発事業でプロジェクトマネージャーを務めています(九州大学 I²CNER)。
2050年を見すえた国家プロジェクトの顔として紹介される場面もありそうです。
理由5。番組の見せ方が「藤川さんの情熱」だからです。
番組表は、世界に類を見ない技術を完成させた藤川の情熱に迫ると書いています。
森山哲雄CEOの「ビジネス」との対比で、研究者の粘り強さが強調されると予測します。
理由6。技術がすでに現場に出ているからです。
清水建設の施設では、この膜を使った装置で会議室の空気からCO2を取り出し、植物栽培に回す実証が始まっています(BuildApp News)。
長い研究が「実際に動いている」映像は、番組のクライマックスになると考えます。
6つを合わせると、番組の藤川さんは「1つの素材を何十年も磨き、世界初の使い方にたどり着いた研究者」として映ると予測します。
実際の構成は放送まで分かりません。あくまで考察です。
藤川茂紀さんのプロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 藤川茂紀(ふじかわ しげのり) |
| 所属 | 九州大学 カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所(I²CNER)教授 |
| 肩書き | 主幹教授/ネガティブエミッションテクノロジー研究センター長 |
| 会社 | Carbon Xtract 取締役(CTO)、ナノメンブレン 取締役(非常勤) |
| 学位 | 博士(工学)1999年・九州大学 |
| 受賞 | ナノテクノロジー賞(2015年10月・九州先端科学技術研究所) |
| 生年・出身 | 公表されていません |
※九州大学 藤川研究室の公式ページ、researchmap、九州大学研究者情報をもとにしています。
経歴を順番に|九大→イェール→理研→九大
| 時期 | できごと |
|---|---|
| 1994年3月 | 九州大学 工学部 合成化学科 卒業 |
| 1999年3月 | 九州大学大学院 博士後期課程修了、博士(工学) |
| 1999年4月 | 日本学術振興会 特別研究員(米イェール大学) |
| 2000年10月 | 理化学研究所 基礎科学特別研究員 |
| 2007年10月 | 理研 ナノ複合構造研究チーム チームリーダー/ナノメンブレン取締役 |
| 2011年11月 | 九州大学 I²CNER 准教授 |
| 2020年8月 | 内閣府ムーンショット型研究開発事業 プロジェクトマネージャー |
| 2021年4月 | 九州大学 I²CNER 教授、研究センター長 |
| 2021年5月 | 九州大学 主幹教授 |
| 2023年5月 | Carbon Xtract 取締役 |
学生時代から博士号までを九州大学で過ごし、
アメリカのイェール大学で研究したあと、
10年以上を理化学研究所で過ごしました。
2011年に母校の九州大学へ戻り、
CO2の分離・転換の研究部門で部門長も務めています。
研究のテーマは「ユビキタス」
藤川研究室の紹介文には、
大気中の二酸化炭素や太陽光はどこでも手に入る、という視点が書かれています。
「ナノとマクロの融合」をキーワードに、
身の回りにある物質やエネルギーを生かすカーボンニュートラル化学を目指しているそうです。
空気さえあればどこでもCO2を集められる膜は、
この考え方をそのまま形にした技術といえます。
ナノの世界に興味が出た人は、入門書から読んでみるのも楽しいですよ。
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よくある質問(Q&A)
Q1. 藤川茂紀さんは何歳?
生年は公表されていません。1994年に大学を卒業しています。
Q2. 出身大学は?
九州大学工学部合成化学科です。大学院も九州大学です。
Q3. 主幹教授ってなに?
九州大学の教授に与えられる称号の1つです。藤川さんは2021年5月から主幹教授を務めています。
Q4. Carbon Xtractでの役職は?
取締役・CTO(最高技術責任者)です。
Q5. 結婚している?
家族については公表されていません。
Q6. 番組はいつ?
テレビ東京で10月7日(水)午後11時6分〜11時55分です。
まとめ
藤川茂紀さんは、九州大学で学び、イェール大学と理化学研究所で「ナノの膜」を研究し、それをCO2回収の技術に育てた研究者です。
番組では、長い研究が形になった瞬間の話に注目です。
「アンパラレルド」は10月7日(水)午後11時6分からテレビ東京で放送です。