【結論】飯田将成さんが投稿した「鹿刺し」の生食は、厚生労働省が生で食べないよう呼びかけている食べ方です。
自然の中で食べる鹿刺しとビール。
— 飯田 将成 Masanari Iida (@iidamasanari123) September 27, 2026
最高の贅沢 pic.twitter.com/7M2CEemPmr
- 投稿は9月27日、添えた言葉は「最高の贅沢」
- 投稿には食中毒リスクを説明するコミュニティノートが付いた
- 厚労省は野生のシカ肉を中心部75℃で1分以上加熱するよう示している
- 2003年には生のシカ肉で4人がE型肝炎を発症した事例がある
- 肉の入手先や処理方法、本人の説明は確認できていない
BreakingDown(ブレイキングダウン)で知られる
元プロボクサーの飯田将成さんが、
森の中で鹿刺しを食べる動画を投稿しました。
表示回数は数百万回に達し、
鹿を生で食べて大丈夫なのかと心配する反応が広がっています。
ここでは、本当に危ないのかという点から入り、
国の見解と過去の事例を整理します。
- 鹿刺しの生食が危ないと言われる理由
- 飯田将成さんの投稿内容とネットの反応
- 豚肉・牛レバーとジビエの規制の違い
- シカ肉を安全に食べるための加熱の目安
【考察】飯田将成の鹿刺し生食は危険?
ここからは編集部の予想です。
私の結論ははっきりしています。
おいしそうに見えても、真似をしてはいけない食べ方です。
そして今回の騒ぎは、飯田さん個人への批判よりも、
「ジビエの生食は法律上どこまで許されるのか」という
グレーゾーンを多くの人に知らせる出来事になったと読みます。
理由は3つあります。
理由1:「食べて平気だった」は安全の証明にならない
2003年4月、兵庫県で生のシカ肉を食べた4人がE型肝炎を発症しました。
発症までには6〜7週間かかり、
患者と残っていた肉から同じウイルスの遺伝子配列が見つかっています(厚生労働省)。
E型肝炎の潜伏期間は平均6週間とされています(厚生労働省 E型肝炎Q&A)。
つまり翌日に元気でも、それで安心とは言えません。
返信欄の、猟師は捌きたてを生で食べるという反論が決め手にならないのは、この時間差があるからです。
理由2:豚や牛レバーと違い、ジビエの生食は「指針」止まり
豚肉と牛レバーは、生食用としての販売・提供が法律で禁止されています(東京都保健医療局)。
一方で野生のシカ肉は、国のガイドラインで
「生食用として食肉の提供は決して行わないこと」と定められている形です(厚生労働省 ガイドライン)。
自分で食べる場合も十分に加熱して食べることとされていますが、
豚肉のような販売禁止の規定とは位置づけが違います。
このルールの濃淡が、自己責任ではないかという反論を生んでいると私は見ます。
理由3:冷凍しても、全部のリスクは消えない
シカ肉の寄生虫のうち住肉胞子虫は、
マイナス20℃で48時間以上の冷凍で失活すると紹介されています(coki)。
ただし同じ記事は、E型肝炎ウイルスや腸管出血性大腸菌が残る可能性にも触れています。
実際、2003年の兵庫の事例で食べられていたのも冷凍シカ肉でした(coki)。
厚労省も、野生鳥獣は健康状態が管理されていないため、病原体を持つ可能性が高いと説明しています(厚生労働省)。
今回の肉がどこで仕入れ、どう処理されたかは分かっていません。
その状態で「大丈夫」と言える材料は、今のところ見当たりません。
以上から、鹿刺しの生食は避けるのが正解と私は考えます。
「猟師は捌きたてを食べる」という話も耳にしますが、
国の指針は自家消費でも加熱して食べることを求めています。
身近な慣習と公的な基準がずれている点こそ、
今回あらためて知っておきたいポイントです。
なお、これはあくまで編集部の予想・見解であり、
飯田さんの体調や肉の処理について断定するものではありません。
飯田将成の鹿刺し動画とは?投稿の内容
投稿は9月27日です。
飯田さんは「自然の中で食べる鹿刺しとビール。最高の贅沢」と書き、
木々に囲まれた屋外で鹿刺しを箸で口に運び、
瓶ビールを飲む様子を公開しました(ENCOUNT)。
表示回数は9月27日の報道時点で100万回以上でした。
その後も伸び、29日朝には565万回を超えたと報じられています(coki)。
まさに一気に拡散した投稿です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 投稿日 | 2026年9月27日 |
| 投稿先 | 飯田将成さん本人のX |
| 内容 | 屋外で鹿刺しと瓶ビールを味わう動画 |
| 表示回数 | 100万回以上(27日)→565万回超(29日朝) |
| 注意書き | 食中毒リスクを説明するコミュニティノート |
| 本人の説明 | 29日時点で確認できず |
投稿に付いたコミュニティノートは、
野生鳥獣肉の生食にはE型肝炎ウイルスや寄生虫などの食中毒リスクがあると説明しています。
そのうえで、厚労省が中心部まで十分に加熱するよう推奨していると添えています。
X利用者が付ける注意書きが、本人の投稿の真下に表示される状態です。
シカ肉を家で調理するなら、中心温度を測れる道具があると安心です。
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飯田将成さんのプロフィール
飯田さんは岐阜県出身の格闘家です。
プロボクシングでは日本ウェルター級の最高10位に入り、
2022年7月の「BreakingDown5」では初出場で18秒KO勝ちを収めたと紹介されています(coki)。
SNSでの発信力も大きい人物です。
| 名前 | 飯田将成(いいだ・まさなり) |
| 生年月日 | 1986年1月23日(40歳) |
| 出身 | 岐阜県 |
| 経歴 | 元プロボクサー、キックボクシングでも活動 |
| 知られるきっかけ | 格闘技イベント「BreakingDown」への出場 |
フォロワーの多い人の投稿は、食べ方そのものが手本として広がりやすくなります。
今回の議論が大きくなった背景には、
影響力の大きさもあると言えそうです。
ネットの反応は?心配と反論で割れる
報道では、返信欄の声として
「鹿って寄生虫とか大丈夫なんかな?」「絶対にダメなやつ」などが紹介されています。
一方で「自己責任だよね猟師さんは捌きたてとか生で食べる人いるし」との書き込みも紹介されています(ENCOUNT)。
別の報道では、過去に鹿刺しを食べていた利用者が、
リスクを知ってから生食をやめたと返信していたことも伝えられています(coki)。
反応は「危ない」と「自己責任」の二つに割れている状況です。
シカ肉を安全に食べるには?厚労省の目安
国のガイドラインは、野生鳥獣肉を食べるときに
中心部の温度が75℃で1分間以上、またはそれと同等以上の方法で加熱するよう求めています(厚生労働省 ガイドライン)。
表面をあぶるだけでは足りないという基準です。
- 肉の中心部までしっかり火を通す
- まな板や包丁はほかの食材と使い分ける
- 使った器具はそのつど洗って消毒する
- 妊婦や高齢者は特に生食を避ける
厚労省のQ&Aは、E型肝炎ウイルスが妊婦や高齢者に感染すると劇症肝炎になりやすいという研究にも触れています(厚生労働省 E型肝炎Q&A)。
家族で食べる場面ほど、加熱の徹底が大切です。
鹿刺し生食に関するQ&A
Q1. 鹿刺しを食べるのは違法ですか?
個人が食べる行為を罰する法律は、確認できる範囲ではありません。
ただし国のガイドラインは、飲食店に生食用として提供しないよう求め、
自分で食べる場合も十分に加熱して食べるよう示しています。
Q2. 冷凍した鹿肉なら生でも安全ですか?
冷凍で失活するとされる寄生虫はありますが、
E型肝炎ウイルスや腸管出血性大腸菌のリスクまでは消せません。
冷凍を理由に生で食べるのはおすすめできません。
Q3. 飯田将成さんは体調を崩したのですか?
9月29日時点で、体調不良の報道や本人の発表は確認できていません。
E型肝炎は発症まで数週間かかるため、
現時点で結論を出せる話ではありません。
Q4. 馬刺しは食べていいのに、なぜ鹿はだめなのですか?
馬肉には生食用の衛生基準があり、それに沿って加工されたものが流通しています。
野生のシカは飼育や健康状態が管理されていないため、同じ扱いにはなりません。
Q5. 【考察】の内容は確定情報ですか?
いいえ。【考察】は編集部の予想・見解です。
厚労省の資料と報道をもとに書いていますが、
飯田さんの肉の処理や体調について断定するものではありません。
今後の見通し
注目点は、飯田さん本人が肉の入手先や処理方法を説明するかどうかです。
肉が許可を受けた処理施設のものかどうかが分かれば、
受け止め方は多少変わるはずです。
ただし、加熱を求める国の目安が変わるわけではありません。
今回の件で、ジビエは加熱して楽しむものという基本を
あらためて確認した人も多いのではないでしょうか。
まとめ
- 飯田将成さんが9月27日に鹿刺し動画を投稿し、565万回超表示された
- 投稿には食中毒リスクのコミュニティノートが付いた
- 厚労省は野生のシカ肉を生で食べないよう呼びかけている
- 2003年には生のシカ肉で4人がE型肝炎を発症した
- 加熱の目安は中心部75℃で1分以上
鹿刺しの生食は、見た目の豪快さとは裏腹にリスクの大きい食べ方です。
ジビエを味わうなら、しっかり火を通して楽しみましょう。
本人から説明が出た場合は、この記事でも追記します。