【結論】佐野まいけるさんのイカ解剖は2024年時点で約120匹。始まりは集まりの余興でした。
- 解剖数:約120匹(2024年時点)
- 最初の1匹:コウイカ
- きっかけ:イカパーティーの余興で誰も手を付けなかった
- 発信:解剖のライブ配信と専用ブログ
- 派生:イカ解剖ぬいぐるみの制作
- 解剖を始めた経緯
- 何のために解剖しているのかの考察
- 解剖したイカのその後
- ぬいぐるみを作っている理由
2026年7月30日、
NHK Eテレ「おとな時間研究所」の
「イカに恋して」の回。
番組の紹介文には、
自宅でイカを解剖するという一文があります。
なぜ解剖なのか——
この記事ではそこを掘ります。
【考察】解剖は「壊す」作業ではなく「翻訳」の作業
ここからは編集部の考察です。
結論から言うと、
この方の解剖は「分解して終わり」ではなく、見えないものを人に渡せる形に置き換える作業だと考えられます。
理由を3つ挙げます。
理由1:解剖したイカを最後は食べている
公式プロフィールに載っている活動のひとつが
「イカ解剖×料理イベント」です(キリンはハマグリのなかま)。
解剖と料理がひとつのイベントになっている。
標本にして残すのではなく、
食卓まで持っていく形です。
これは魚をさばくのとほとんど同じ流れで、
特別な行為ではなく日常の延長に置かれていることが分かります。
理由2:ぬいぐるみという「別の形」に作り替えている
もうひとつ目を引くのが
イカ解剖ぬいぐるみの制作です。
本物のイカは、
においもあれば、
手に入る時期も限られます。
誰にでも見せられるものではありません。
ところが布で作れば、
いつでも、誰にでも渡せる。
解剖して分かったことを、持ち運べる形に翻訳していると読めます。
理由3:わざわざ「配信」している
日本いか連合のメンバー紹介には、
イカの解剖ライブ配信を行っていると書かれています(日本いか連合)。
自分が知りたいだけなら、
黙って解剖すればいいはずです。
それでも配信し、
専用ブログに記録を残している。
肩書が「イカライター」であることを思い出すと、
解剖もまた取材の一種なのだと分かります。
始まりは「誰も手を付けなかった」から
解剖のきっかけは、
意外なほど偶然に近いものでした。
日本いか連合の集まりで開かれた
イカパーティー。
その余興として、
コウイカを解剖する機会が回ってきました。
ところがその場では誰も手を付けなかったといいます。
そこで自分がやってみたところ、
その興奮から「もっと勉強したい」という気持ちが生まれ、
ライフワークになっていきました。
最初から目指していたのではなく、
空いた席に座ったら人生が動いた——
そういう始まり方です。
解剖の実績を数字で見る
| 解剖数 | 約120匹(2024年時点) |
| 最初の1匹 | コウイカ |
| きっかけ | イカパーティーの余興 |
| 記録場所 | 解剖専用ブログ |
| 発信方法 | ライブ配信 |
| イカ歴 | 14年(2024年時点) |
14年で120匹という数字は、
単純に割ると年に8〜9匹。
ただし解剖を始めたのは
イカ好きになってからしばらく後です。
実際の頻度はもっと高いと考えられます。
「部位を集めている」とはどういうことか
番組の紹介文には、
体の部位を大切に集めているという記述があります。
イカには、
ふだん食べるときには意識しない部分がたくさんあります。
コウイカの名前の由来になっている甲もそのひとつ。
種類によって形も大きさも変わります。
集めて並べれば、種類ごとの違いが一目で分かる——
収集は記録の一部だと考えられます。
ちなみに、解剖すれば必ず出てくるイカ墨にも歴史があります。
イカ墨はかつてインクとして使われていたもので、
その色合いを指す言葉が「セピア色」です(語源由来辞典)。
語源にあたるsepiaは、
コウイカを意味するラテン語です。
最初に解剖したのがコウイカだったことを思うと、
写真や絵の世界で使われる「セピア」という言葉の出どころに、いきなり触れていたことになります。
解剖以外の活動も広い
解剖は活動のひとつにすぎません。
| 活動 | 中身 |
|---|---|
| 執筆 | Webメディアへのイカ記事の寄稿 |
| 編集 | 同人誌「いか生活」の企画・発行 |
| 解剖 | 約120匹・ライブ配信・専用ブログ |
| フィールド | 釣りや採取(現在は釣りは休止中) |
| 制作 | イカ解剖ぬいぐるみ |
釣りについては、
師匠に弟子入りして始め、
最初に釣ったのはコウイカでした。
多い日は9杯釣れて、
新聞に載ったこともあるそうです。
ただし興奮しすぎて実生活に支障が出たため、
2024年のインタビュー時点では休止中とのことでした。
よくある質問
Q1. 解剖したイカは捨ててしまうのですか?
公式プロフィールの活動に「イカ解剖×料理イベント」とあり、解剖と料理がセットで行われています。標本として残すより食べるところまで含めた活動と考えるのが自然です。
Q2. どこでイカを手に入れているのですか?
入手先そのものは公表されていません。ただし釣りや採取のフィールド活動を行っていることが日本いか連合のページに記載されており、自分で獲った個体もあると考えられます。富山ではホタルイカを自分の手で捕獲しています。
Q3. 解剖には資格が必要ですか?
食材として流通しているイカを自宅でさばくことに、特別な資格は要りません。魚をさばくのと同じ扱いです。ただし衛生管理や刃物の扱いには当然注意が必要です。
Q4. なぜ最初がコウイカだったのですか?
集まりの余興で用意されていたのがコウイカだったためで、本人が選んだわけではないようです。偶然ですが、初めて釣ったイカもコウイカで、この種類とは縁が深いことになります。
Q5. 解剖ぬいぐるみはどんなものですか?
公式プロフィールに「イカ解剖ぬいぐるみ制作」と記載されています。具体的な仕様や販売の有無までは公表されていないため、詳細は本人の発信をご確認ください。
Q6. 番組では解剖の場面が流れますか?
紹介文に自宅での解剖と部位の収集が挙げられているため、触れられる可能性は高いと考えられます。ただしどこまで映るかは放送を見るまで分かりません。
Q7. 解剖の記録はどこで読めますか?
解剖専用のブログが別に用意されています。メインブログ「キリンはハマグリのなかま」とは分けて運用されており、記録が積み上げられています。
Q8. 解剖を始めたい人は何から手を付ければいいですか?
本人が入門手順を公開しているわけではありません。ただ、活動をたどるとスーパーで買えるイカをさばくところが出発点になっています。所属する日本いか連合は水産庁と「イカペディア」という発信で連携しているので、まずはイカという生き物について読むところから始めるのが無難です。
まとめ
佐野まいけるさんのイカ解剖は
2024年時点で約120匹。
始まりは集まりの余興で、
誰も手を付けなかったコウイカを
自分がやってみたことでした。
解剖したあとは料理し、
記録はブログに残し、
ぬいぐるみという形にも作り替えている。
ただ切っているのではなく、
人に渡せる形にしている——
7月30日の放送では、そこに注目してみてください。