【結論】安保瑠輝也選手の再起戦が消えた主な原因は、体重ではなく尿比重のテストでした。1回目の計量で体重は規定内と報じられましたが、尿比重1.025以下の基準を計9回の検査で一度も満たせず、ONEは10月17日に試合中止を発表しています。
- 大会は10月17日の「ONE SAMURAI 4」(東京・有明アリーナ)
- 相手はボグダン・シュマロフ選手(ブルガリア)、ライト級のキックボクシング戦
- 16日の1回目は体重169.4ポンドで規定内、尿比重が不合格と報道
- 2回目は尿比重に加え体重も170.2ポンドで超過
- 2025年11月のONE初戦に続き2戦連続の計量失敗
元K-1王者の安保瑠輝也選手が、ONEでの再起戦をリングに上がる前に失いました。
「体重オーバーで中止」と短くまとめられがちですが、報道を順に追うと中心にあったのは尿の濃さを測る検査です。
この記事では、16日から17日にかけて何が起きたのかを時系列で整理し、本人の投稿やONE側の発言をもとに、今後ONEで試合が組まれるのかを考えます。
- 安保選手の試合が中止になった直接の理由
- 16日の計量から17日の発表までの時系列
- 本人のX投稿とチャトリCEOの会見発言
- ONEで次の試合が組まれるかの編集部予想
【考察】安保瑠輝也の次の試合はONEで実現するのか
ここからは編集部の予想です。
私は、安保選手の次の試合はONEの舞台で組まれると読みます。
ただし条件があります。医療機関で調べた結果を持ち込み、そのうえで尿比重テストを自力で通すことです。
次戦の実現は、安保選手自身が検査を通せるかどうかにかかっていると考えます。
理由1:8月末時点で契約は残り2戦とされていた
安保選手は8月31日の会見で、「ONEとの契約はあと2戦」と話し、契約が終わった後は総合格闘技へ再転向する意向も明かしていました(デイリースポーツ)。
今回の一戦が流れたことで、契約上の残り試合数がどう扱われるかは公表されていません。
それでも契約解除などの発表も出ていない以上、双方にとって最も自然なのは、ONEの中で決着をつけることです。
「もうONEに興味無くなったわ」という投稿は、中止直後の感情の表れと私は見ています。
実際、同じ日のうちにシュマロフ選手との試合を求める投稿もしており、ONEで戦うこと自体をあきらめた様子はうかがえません(ENCOUNT)。
理由2:本人がすでに「調べて向き合う」方向へ動いている
安保選手は17日、自身のYouTubeで「計量オーバーで試合中止…なぜこうなったのか全部話します。」と題した動画を公開しました(安保瑠輝也公式YouTube)。
動画では、水抜きはしていないと説明したうえで、体質の可能性を専門家や医療機関に調べてもらい、結果を報告する考えを示しています。
締めくくりでは、ルールを満たせなかったのは自分の責任だとして謝罪しました。
不満を連ねたX投稿に対し、動画では原因を調べて報告する姿勢を見せています。
理由3:ONEは突き放しつつ、出場停止などは示していない
チャトリ・シットヨートンCEOは大会後の会見で、「他人のせいにするのは簡単ですが、結局は選手自身の責任です」と述べました(ENCOUNT)。
今後について問われると「ヘビー級かもしれないですね」と冗談で返しています。
デイリースポーツは「次はヘビー級かもしれないね(笑)」という言葉をジョークで突き放したと伝えています(デイリースポーツ)。
それでも、契約解除や出場停止といった処分の発表はありません。
突き放す言葉の一方で、試合そのものの扉は閉じられていないと私は読みます。
まとめると、鍵を握るのは安保選手が持ち帰る検査結果です。
なお、ここまでの内容は公開情報からのあくまで予想であり、断定ではありません。
安保瑠輝也の試合が中止になった経緯
安保選手は「ONE SAMURAI 4」の第7試合で、ボグダン・シュマロフ選手(ブルガリア)とキックボクシングで対戦する予定でした(スポニチアネックス)。
階級はライト級(77.1キロ)です(デイリースポーツ)。
ONEの公式ルールでは、ライト級の上限は170ポンドと定められています(ONE公式)。
16日から17日までの時系列
| 日時 | 出来事 |
|---|---|
| 16日 午前10時 | 前日計量とハイドレーションテストが開始(制限は3時間) |
| 16日 午前10時27分ごろ | 1回目。体重169.4ポンドでクリア、尿比重は不合格 |
| 16日 午前11時52分ごろ | 2回目。尿比重が不合格、体重も170.2ポンドで超過 |
| 16日 午後1時の1分前 | 会場に姿を見せるも、検査と計量はできずに時間切れ |
| 16日 夜 | 8回目のテストも不合格だったとXで報告 |
| 17日 朝 | 9回目のテストも不合格 |
| 17日 | ONEが試合中止を発表 |
時刻と体重はスポニチアネックスの報道によるものです。
時間切れの経緯はオリコンニュースも同じ内容を伝えています。
超過は0.2ポンド(約0.1キロ)でしたが、基準を満たす尿を出せない限り、キャッチウエートの交渉にも進めないのがONEの仕組みです(ONE公式)。
ONEの発表文
ONEは公式SNSで「安保瑠輝也選手のハイドレーションサンプルの未提出、および計量不合格に伴い、本対戦は中止となりました」と報告し、ファンや関係者に謝罪しました(オリコンニュース)。
ここでいうサンプルの未提出とは、基準を満たす尿を出せなかったことを指しています。
キャッチウエート(契約体重の変更)の交渉には、尿比重1.0250以下のサンプル提出が前提だったと報じられています(ENCOUNT)。
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安保瑠輝也がXで訴えたこと
安保選手は16日から17日にかけて、Xで心境を続けて発信しました。
報道で紹介された投稿を、内容ごとに整理します。
「確実に体質」という主張
16日の夜には、「そもそも俺は朝の1回目から全く脱水症状じゃないし水飲みまくって腹はパンパン」と投稿し、尿が濃いと判定されるのは「確実に体質」だと書きました(スポニチアネックス)。
17日には、前夜はバナナだけで過ごし、カリウムを含む水分を大量にとって寝たものの、朝一番の検査も不合格だったと報告しています(オリコンニュース)。
体質が原因かどうかは、医学的に確かめられたものではなく、本人の主張にとどまります。
運営への不満と謝罪
中止が決まった後は、「何を言っても返ってくるのは『ルールなんで』の一点張り」と不満をつづり、「正直、アホくさすぎる」とまで書きました(オリコンニュース)。
同じ投稿の中で、チケットを買って応援に来るファンには「本当に申し訳ありません」と謝っています。
さらに「もうONEに興味無くなったわ」と投稿しましたが、その5分後には相手のシュマロフ選手やグレゴリアン選手との試合を求める投稿をしています(ENCOUNT)。
「負けたらファイトマネー0でもいい」と書いて試合の実現を頼んだことも報じられました(スポニチアネックス)。
前回のグレゴリアン戦も計量に失敗していた
「2戦連続」と言われるのは、ONEでの初戦も同じ問題を抱えていたためです。
安保選手は2025年11月の有明アリーナ大会で、マラット・グレゴリアン選手(アルメニア)とフェザー級契約で戦う予定でした。
しかし体重とハイドレーションテストを規定時間内にクリアできず、キャッチウエートで試合を行っています(デイリースポーツ)。
試合は3ラウンドの判定で敗れました(ENCOUNT)。
その反省から、今回は1階級上のライト級に上げて臨んでいました。
8月31日の会見では「前回、減量に失敗して、パフォーマンスの30%くらいしか出せなかった」と振り返り、今回は言い訳できないと話していました(デイリースポーツ)。
階級を上げても検査で止まったことが、今回の衝撃を大きくしたと言えます。
チャトリCEOとONEの立場
大会後の会見で、チャトリCEOは「95%の選手は問題なくクリアしている」と述べ、「他責は簡単だ。自分に責任を持たないといけない」と語りました(デイリースポーツ)。
オリコンニュースは同じ場面を、「ベスト・オブ・ベストになりたいのであれば、プロ意識を持たなければならない」という言葉で伝えています(オリコンニュース)。
通訳を介した発言のため、媒体によって言い回しが少しずつ異なります。
ONEがこの検査を続ける背景には、2015年に試合を控えた中国人選手が水抜き中に倒れ、亡くなった出来事があると報じられています(ENCOUNT)。
チャトリCEOは、大会週に脳のCTスキャンや心電図なども行っており、ハイドレーションもその一環だと説明しました。
同じ大会では、グレゴリアン選手の試合も相手の計量失敗で中止になっています(デイリースポーツ)。
安保瑠輝也の試合中止に関するQ&A
Q1. 体重オーバーだけが中止の理由ですか?
いいえ。報道によると、1回目の計量で体重は169.4ポンドで規定内でした。
不合格だったのは尿比重のテストで、2回目に体重も0.2ポンド超えました。
ONEの発表も「ハイドレーションサンプルの未提出、および計量不合格」を理由に挙げています。
Q2. ハイドレーションテストの基準はいくつですか?
ONEの公式ルールでは、医師が屈折計で尿比重を測り、1.025以下で適正な水分状態と判定します。
検査は大会の24〜48時間前に体重計量とあわせて行われ、制限時間内に通らなかった場合、契約体重を変える交渉にも基準を満たす尿の提出が必要です。
Q3. 安保選手はONEを離脱するのですか?
Xで「もうONEに興味無くなったわ」と投稿しましたが、離脱を正式に表明した事実は確認できません。
その後のYouTube動画では、医療機関で体質を調べて報告する考えを示しています。
ONE側からも、契約に関する発表は出ていません。
Q4. 安保選手に処分は出ましたか?
安保選手個人への処分は、発表されていません。
ONEのルールには、検査や計量に失格した側がファイトマネーの一定割合を相手に渡すという一般的な規定があります。
ただ、今回それがどう適用されたかは公表されていません。
Q5. この記事の考察は確定情報ですか?
いいえ。冒頭の【考察】は、報道と本人の発信をもとにした編集部の予想です。
次の試合の時期や舞台は、本人とONEの発表を待つ必要があります。
今後の見通し
次に注目したいのは、安保選手が予告した医療機関での検査結果です。
「体質」という主張が裏付けられるのか、それとも別の対策で基準を満たせるのかで、ONEとの話し合いの中身は大きく変わります。
チャトリCEOは選手自身の責任を強調しており、今後の扱いはONEからの発表を待つことになります。
本人の報告と、ONEからの次戦の発表を待ちたいところです。
まとめ
- 安保選手の試合は尿比重テストと計量の不合格で中止
- 1回目は体重クリア、計9回の検査で尿比重の基準に届かず
- ONE初戦のグレゴリアン戦に続く2戦連続の計量失敗
- 本人は「体質」と主張し、医療機関で調べる意向
- チャトリCEOは自己責任を強調、処分の発表はなし
今回の中止は、体重を落とすことより、水分の状態を証明することの方が難しかったという珍しいケースでした。
安保選手がデータを手に再びONEのリングへ戻れるのか、続報を追っていきます。