【結論】佐藤輝明選手のポスティングは、CS敗退の直後から「容認を検討」と報じられています。ただし阪神は、まだ正式な結論を出していません。
- 阪神はCSファイナルステージで1勝4敗となり敗退
- 佐藤選手は第1戦で途中交代、第2・3戦は出場なし、第4戦で復帰して2安打
- 敗退翌日付の日刊スポーツが「容認を検討」と報道
- 本部長は翌日「しかるべき時に」と話し、否定はしていない
- 本人は「まだ終わったばっかり」として去就を語っていない
三冠王の佐藤輝明選手について、ポスティングが球団から許可されないかもしれないという見方が、ある考察動画で語られました。
理由に挙げられたのは、CSでの負傷と苦戦、そしてMLBのロックアウトです。
ところが、その動画が出た翌日付の報道から、向きは変わりました。
この記事では、10月14日から18日までの5日間に何が起きたのかを日付順に並べます。
そのうえで、阪神が今オフに容認するかどうかを予想します。
- CSファイナルステージ4試合の佐藤選手の出場と成績
- 許可されない可能性があるという説を報道で確かめた結果
- 嶌村聡球団本部長の発言の変化
- 11月1日の申請開始と12月1日の労使協定失効の関係
【考察】阪神は佐藤輝明のポスティングを認めるか|容認に傾いているとみる
ここからは編集部の予想です。
根拠になる報道は、それぞれの段落にリンクを置いています。
私はこう読みます。
阪神は今オフ、佐藤選手のポスティングを認める方向に傾いていると予想します。
動画が心配した「許可されない」より、「いつ、どんな形で認めるか」の段階に移りつつあると見ます。
理由1:本部長の言い方が「否定しない」形に変わった
敗退した10月17日、嶌村聡球団本部長は「今日の時点で私の方からはコメントはありません」と話しました(日刊スポーツ)。
翌18日は「しかるべき時にみなさま方にお話をさせてもらう」と述べています(日刊スポーツ)。
スポニチは、球団がこれまでポスティングを「球団の権利」と主張してきた一方、今回は否定を示唆する発言がなかったと伝えています(スポニチ)。
発表の場を予告する言い方は、結論を用意している側の言葉に近いと考えます。
18日の発言を伝えた日刊スポーツも、球団は容認を検討しており、これから本格的な話し合いで最終決断するとみられると書いています。
1日で「コメントなし」から「時が来たら話す」に変わった点を、私は小さくない変化と受け止めます。
理由2:敗退直後に3紙が同じ方向を報じた
18日付の日刊スポーツは、17日に容認を検討していることが分かったと報じました(日刊スポーツ)。
同じ日付のデイリースポーツも、今オフにも容認される可能性があると書いています(デイリースポーツ)。
19日付のスポニチは、球団の姿勢が軟化傾向にあると伝えました(スポニチ)。
動画はロックアウトを慎重になる理由に挙げましたが、敗退後の報道で「認めない」方向を強めたものは見当たりませんでした。
3紙が別々の取材で同じ向きを書いた点を、予想の土台にしています。
理由3:才木投手とは扱いを分けている
同じくメジャー志望の才木浩人投手については、日刊スポーツが「認めない方針が濃厚」と報じました(日刊スポーツ)。
記事は、投打の柱が同時に抜ける痛手を避け、まず佐藤選手との話し合いを優先する見方を伝えています。
2人とも認めないなら、分けて報じる必要はありません。
1人に絞る線引きが見えることも、佐藤選手の側が先に動くと読む材料です。
三冠王でリーグ連覇の中心だった実績も、日刊スポーツは後押しの理由として挙げていました(日刊スポーツ)。
CSファイナルステージの4試合|佐藤選手の出場と結果
まず、動画が「笑えない」と語ったCSの中身を確認します。
数字はすべてNPB公式の試合記録です。
| 試合 | スコア | 佐藤選手 |
|---|---|---|
| 第1戦 10/14 | 阪神0-2DeNA | 4打数0安打、9回の守備から交代 |
| 第2戦 10/15 | 阪神0-1DeNA | 出場なし |
| 第3戦 10/16 | 阪神0-4DeNA | 出場なし |
| 第4戦 10/17 | 阪神5-8DeNA | 4番三塁で5打数2安打 |
出典は第1戦、第2戦、第3戦、第4戦のNPB公式記録です。
阪神は3試合連続の完封負けで、アドバンテージを含めて1勝4敗で敗退しました(デイリースポーツ)。
ひとつ注意したいのは、第1戦は佐藤選手が出場しても0点だったことです。
佐藤選手がいないから打てなかった、とだけ言い切るのは、記録と合いません。
佐藤選手のファイナルステージ通算は9打数2安打でした。
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負傷はどこまで分かっているか|長期化はしていない
第1戦の8回、佐藤選手の自打球が左膝付近に当たりました。
ただ藤川球児監督は「自打球ではないです。違います」と否定し、「元々、あった症状」が強く出たと説明しています(デイリースポーツ)。
翌日、監督は「コンディション不良」でスタメンを外すと話しました。
佐藤選手本人も「重症ではないですけど」と自分の言葉で説明しています(日刊スポーツ)。
診断名や部位について、球団の正式な発表は確認できていません。
動画は、けがが長引けばメジャーとの大型契約が難しくなると心配していました。
実際には第4戦でスタメンに戻り、2安打を打っています。
監督は「トレーナーを含めて全員で判断して、今日は動けました」と話しました(デイリースポーツ)。少なくとも10月17日の時点で、長期の離脱にはなっていません。
許可されない可能性はあるのか|5日間の報道で確かめる
動画が出たのは10月17日の午後で、第4戦の試合中にあたる時間です。
その後に出た報道を並べると、流れははっきりしています。
| 日付 | 出来事 |
|---|---|
| 10/14 | 第1戦で途中交代 |
| 10/15・16 | 2試合続けて出場なし |
| 10/17 | 第4戦で復帰も敗退、本部長は「コメントはありません」 |
| 10/18付 | 日刊スポーツが「容認を検討」と報道 |
| 10/18 | 本部長「しかるべき時に」 |
| 10/19付 | スポニチが11月中の渡米を報道 |
日刊スポーツは、球団が「佐藤の夢を後押ししたい意向もある」とみられると書きました(日刊スポーツ)。
同時に、抜ければ大幅な戦力ダウンになるため、本格的な話し合いを経て最終決断するとも伝えています。
許可されない側の材料として思い当たるのは、今年1月の報道です。
日刊ゲンダイは当時、球団が容認しない方針を示し、話し合いが平行線だと伝えていました(日刊ゲンダイ)。
ただ、CS期間中から敗退後にかけて、否定を強める新しい報道は見当たりませんでした。
本人の言葉と、メジャー側の動き
第4戦のあと、佐藤選手は今オフの挑戦について「まだ終わったばっかりなのでね。何も言えないです」と答えました。
球団としっかり話し合うかと聞かれ、「そうですね、はい」と続けています(日刊スポーツ)。
メジャー側の視察も続いています。
スポニチによると、第4戦にはフィリーズ、ロイヤルズ、レンジャーズ、ヤンキースなどが訪れました(スポニチ)。
日刊スポーツは、関係者の話として少なく見積もっても10球団以上が興味を持っていると伝えています(日刊スポーツ)。
Q&A|佐藤輝明選手のポスティング
Q1. 阪神はポスティングを認めましたか?
認めていません。
報じられているのは「容認を検討」という段階です。本部長は「しかるべき時に」話すとしており、正式な発表はまだ出ていません。
Q2. CSでのけがは何だったのですか?
監督の説明は「コンディション不良」で、自打球の影響は否定されています。
本人は「重症ではない」と話し、第4戦で復帰しました。診断名の発表は確認できていません。
Q3. ポスティングの申請はいつからですか?
スポニチによると、申請は11月1日からです。
公示から45日間が交渉期間になります(スポーツ・イラストレイテッド)。
Q4. ロックアウトになると移籍できなくなりますか?
労使協定は12月1日に失効し、合意できなければロックアウトに入ります。
その間は契約や移籍の交渉が止まるとスポニチは伝えています。いつ解けるかは労使交渉しだいです。
Q5. 海外FA権ならいつ移籍できますか?
海外FA権の取得は最短で2029年オフです(日刊スポーツ)。
それより前に移籍するには、球団がポスティングを認める必要があります。
Q6. 考察の「容認に傾いている」は事実ですか?
事実ではなく、編集部の予想です。
本部長の言葉や関係者の発言は報道で確認できますが、球団の結論は出ていません。
今後の見通し|発表の場と日程
次の節目は、11月1日の申請開始と12月1日の労使協定失効です。
球団は今後、代理人を交えて話し合うとデイリースポーツは伝えています(デイリースポーツ)。
スポニチは、佐藤選手が11月中に渡米すると報じました。主な目的はトレーニングで、容認された場合への備えの面もあるとしています。
本部長が話す「しかるべき時」がいつになるかが、最大の注目点です。
まとめ
佐藤輝明選手のポスティングは許可されない可能性が語られましたが、CS敗退の直後から容認を検討しているという報道が相次ぎました。
本部長は「しかるべき時に」と話し、否定はしていません。
CSでの負傷は第4戦の復帰で長期化しておらず、敗退後の報道は容認の検討で足並みがそろっています。
ただし容認はまだ決まっていません。球団の正式な発表を待ちたいところです。