【結論】コミックシーモアは10月19日朝の時点でも停止中で、運営会社は10月18日の第3報で原因を特定したとしつつも、再開日時は未定と発表しています。再開は購入済み書籍のウェブ閲覧から順次進められるよう準備中です。
- 停止は10月15日(木)午前11時35分から
- 流出が確認されたのはメールアドレス・ハッシュ化されたパスワード・生年月日・性別・ニックネーム
- クレジットカード情報は対象システムで保有しておらず、流出していないと公式発表
- 流出件数は引き続き精査中で、一部のシステムログも閲覧・取得されていた
- 再開時は全会員にパスワード再設定をお願いする予定
電子書籍ストアのコミックシーモアが、不正アクセスを受けてサービスを止めたままになっています。
「いつ読めるようになるのか」「自分の情報は大丈夫なのか」と気になっている会員の方も多いはずです。
この記事では、運営会社のNTTソルマーレが出した初報・第2報・第3報の中身を順番に整理します。
あわせて、再開がどんな順番で進みそうかを編集部の予想としてまとめました。
- コミックシーモアの再開がどんな順番で進みそうか(予想)
- 10月15日の停止から第3報までの経緯
- 流出した情報と、流出していないとされる情報
- 会員がいまやっておきたい3つのこと
【考察】コミックシーモアの再開は、どんな順番で進むのか
ここからは編集部の予想です。
結論から言うと、
再開は「全機能が一度に戻る」形にはならないと読みます。
最初に戻るのは購入済み書籍をウェブで読む機能で、新しく本を買う機能やアプリは、そのあとに段階的に戻ってくると予想します。
そう考える理由は3つあります。
理由1:会社自身が「WEBでの閲覧から順次」と書いている
10月18日の第3報には、安全性が確保された段階で「ご購入済書籍のWEBでの閲覧から順次」再開できるよう準備している、と明記されています(NTTソルマーレ 第3報)。
「順次」という言葉がある以上、一斉再開ではなく段階的な再開を想定していると読むのが自然です。
読むだけの機能は、新しいお金の動きを伴いません。
まず会員が持っている本を読める状態に戻し、不安を小さくすることを優先しているのだと考えます。
しかも、第3報が名指ししているのはアプリではなくウェブです。
入り口をひとつに絞れば、会社側は見張る範囲を小さく保ったまま再開できます。アプリでの閲覧は、ウェブでの再開が落ち着いたあとになると読みます。
理由2:全会員のパスワード再設定がはさまる
第2報では、再開時に全会員にパスワードの再設定をお願いする予定だと説明しています(NTTソルマーレ 第2報)。
会員全員が同じタイミングで再設定に来れば、手続きの画面に負荷が集中します。
そのため、ログインまわりを先に整え、購入などお金に関わる機能は様子を見ながら戻す流れになると予想します。
再設定の手続きを終えた会員から順に読めるようになる、という二段構えになる可能性もあると見ています。ここは公式が明言していない部分なので、編集部の読みとして受け取ってください。
理由3:影響範囲の調べがまだ終わっていない
第3報では、侵入経路と攻撃手法は特定できたとする一方で、一部のシステムログファイルも閲覧・取得されていたことが新たに分かり、その精査を続けていると説明しています(NTTソルマーレ 第3報)。
流出件数も「引き続き精査中」のままです。
調べが続いているあいだに全機能を戻すのは、会社にとっても危険が大きい判断です。
だからこそ、再開日時を先に約束せず、確定してから知らせるという書き方を選んだのだと読みます。第3報は、再開日時を示せない理由としてさらなる安全性の確保と関係機関との調整を挙げています。社外との調整も絡む以上、日付を先に出しにくく、確定してから知らせるほうを選んだと読みます。
コミックシーモアで何が起きた?10月15日から第3報までの経緯
運営会社の発表を日付順に並べると、次のようになります。
初報の段階では、外部からの不正なアクセスが行われた可能性が高いという判断で、流出の確認は翌日でした。
| 日付 | 発表・出来事 |
|---|---|
| 10月15日(木) | 不正アクセスの可能性が高いと判断し、午前11時35分にサービスを停止(初報。停止時刻は第2報で公表) |
| 10月16日(金) | 会員情報を管理するシステムへの不正アクセスと、会員情報の流出を確認(第2報) |
| 10月18日(日) | 原因を特定し防止措置を実施。再開日時は未定、購入済み書籍のウェブ閲覧から順次再開の準備(第3報) |
| 10月19日(月)朝 | サイトは停止中の案内のまま。第4報や再開の告知は出ていない |
初報は「緊急メンテナンス」という題で出され、原因究明のためにサービスを停止したと説明していました(NTTソルマーレ 初報)。
NHKも、外部からの不正なアクセスが行われた可能性が高いとして、15日夜にサービス停止を発表したと伝えています(NHK)。
翌16日の第2報で、停止時刻が午前11時35分だったことと、会員情報の流出が確認されたことが公表されました(NTTソルマーレ 第2報)。
NHKはこの発表を「メールアドレスなどの会員情報が流出した」と報じています(NHK)。
10月19日の朝7時半ごろに公式サイトを開くと、「サービスをしばらく停止し復旧対応を行います。」という案内が出たままでした。
コミックシーモアは、オリコン顧客満足度調査の電子コミックサービス総合型で3年連続1位になったと10月1日に発表したばかりでした(NTTソルマーレ)。
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流出した情報・流出していないとされる情報
第2報と第3報で、流出の中身ははっきり分けて説明されています。
ポイントは「流出した」「流出していない」「まだ分からない」の3つを混ぜないことです。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 流出を確認 | メールアドレス、ハッシュ化されたパスワード、生年月日、性別、ニックネーム |
| 流出していない | クレジットカード情報(対象システムで保有していない) |
| 現時点で確認されていない | 購入履歴の流出、MY本棚の流出・消失・欠損 |
| 精査中 | 流出件数、閲覧・取得されたシステムログに会員情報が含まれるか |
ハッシュ化されたパスワードについて、会社は元のパスワードをそのまま保存せず、元の内容を読み取れない形に変換したものと説明しています(NTTソルマーレ 第3報)。
それでも会社は念のため、同じ組み合わせを使っている他社サービスのパスワード変更を呼びかけています。
電ファミニコゲーマーも、流出した5項目と、クレジットカード情報や購入履歴、MY本棚の流出などは確認されていないこと、対象件数が精査中であることを伝えています(電ファミニコゲーマー)。
10月18日の第3報では、流出が確認された人には、確認ができ次第会社から連絡するとしています(NTTソルマーレ 第3報)。
会員がいまやっておきたい3つのこと
会社は第2報と第3報で、会員に向けたお願いを3つ出しています(NTTソルマーレ 第3報)。
- 他社サービスのパスワード変更:コミックシーモアと同じメールアドレス・パスワードの組み合わせを使っている場合
- 不審なメールに注意:身に覚えのないメールのURLや添付ファイルは開かない
- 再開時のパスワード再設定:全会員にお願いする予定で、詳細は再開時に案内
特に気をつけたいのは、会社を装った偽のメールです。
会社は、偽のサイトに誘導して個人情報を盗もうとする連絡が届くおそれがあるとして、不審なサイトでパスワードなどを入力しないよう求めています。
再開の案内は、まずNTTソルマーレの公式サイトで確認するのが確実です。
メールに書かれたリンクから再設定画面に進む前に、公式サイトの発表と内容が一致しているかを見比べると安心です。
前にもあった「読めなくなる」不安:comicoの終了とは別の話
電子コミックで「読めなくなる」と聞いて、漫画アプリcomicoの終了を思い出した方もいるかもしれません。
comicoは2027年1月6日23時59分でサービスを終了すると8月に発表しています(カイユウ)。
ただし、comicoはサービスそのものの終了で、コミックシーモアは不正アクセスによる一時停止です。
コミックシーモアの会社は、サービス再開に向けて取り組んでいると説明しており、終了を発表したわけではありません。
コミックシーモアの停止に関するQ&A
Q1. コミックシーモアはいつ再開しますか?
10月19日朝の時点で、再開日時は発表されていません。
第3報では、さらなる安全性の確保や関係機関との調整が必要なため、正確な再開日時を伝えるのは難しいとしています。確定次第、知らせるとのことです。
Q2. 買った漫画は消えてしまいましたか?
会社は、MY本棚の流出・消失・欠損は現時点においても確認されていないと説明しています。
再開は購入済み書籍のウェブ閲覧から順次進める準備をしているとされています。
Q3. クレジットカードは止めたほうがいいですか?
会社は、クレジットカード情報は本件の対象システムでは保有しておらず、流出していないと発表しています。
不安な場合は、カード会社の利用明細に身に覚えのない請求がないかを確認しておくと落ち着けます。
Q4. 自分の情報が流出したかどうかは分かりますか?
流出件数は引き続き精査中です。
会社は、流出が確認された会員には、確認ができ次第速やかに連絡するとしています。届いた連絡が本物かどうかは、公式サイトの発表と照らし合わせてください。
Q5. 原因は何だったのですか?
第3報では、侵入経路と攻撃手法を特定したと説明していますが、具体的な中身は公表されていません。
具体的な侵入の手口や、誰による攻撃かについては説明されていません。
Q6. 考察に書かれた再開の順番は確定情報ですか?
いいえ、編集部の予想です。
購入済み書籍のウェブ閲覧から順次再開できるよう準備している、という点は会社の発表ですが、その後にどの機能がどの順で戻るかは発表されていません。
今後の見通し
次の発表で注目したいのは、再開日時と流出件数の2つです。
第3報で新たに分かったシステムログの精査の結果によっては、流出した情報の範囲が変わる可能性もあります。
再開時には、全会員にパスワード再設定の案内が出る予定です。
案内が出たら、公式サイトの発表を確かめてから手続きを進めるようにしましょう。
まとめ
- コミックシーモアは10月15日午前11時35分から停止中
- 10月18日の第3報で原因は特定したが、再開日時は未定
- 再開は購入済み書籍のウェブ閲覧から順次進める準備中
- クレジットカード情報は流出していないと発表、件数は精査中
- 他社サービスのパスワード変更と、偽メールへの注意を
コミックシーモアの停止は、原因の特定までは進んだものの、再開の日付はまだ決まっていない段階です。
会員の方は、他社サービスのパスワードを見直しつつ、公式サイトの次の発表を待つのが確実です。