花王の「K27」とは?グローバル・シャープトップの意味と目標数字|長谷部社長がカンブリア宮殿に出演

【結論】K27は花王の2027年度までの中期経営計画。「とがった強みで世界に勝つ事業」を育てる計画です。

2026年10月1日(木)23時06分からのテレビ東京「カンブリア宮殿」に、花王の長谷部佳宏社長が出演します。
番組紹介は「社長就任以来、業績を急回復させる」と書いています。

その回復の設計図が、2023年につくられた中期経営計画「K27」です。
聞き慣れないカタカナ語が多いので、公式情報をかみくだいて整理します。

本記事はプロモーションを含みます。

  • 策定は2023年8月
  • ゴールは2027年度
  • ビジョンは「未来のいのちを守る」
  • キーワードは「グローバル・シャープトップ」
  • 目標はROIC11%以上・EVA700億円以上など
  • 営業利益は過去最高(2019年度2,117億円)の更新をめざす
この記事で分かること
  • K27の目標数字
  • 「グローバル・シャープトップ」の意味
  • 4つの戦略
  • 番組の「急回復」とK27の関係の考察

先に編集部の考察を置き、そのあとで公式の中身を並べます。

目次

【考察】番組の「急回復」は、K27の順番どおりに進んだ結果だと予想する

ここからは編集部の考察です。
編集部は、花王の業績回復は、K27が決めた「まず削る、次に稼ぐ、最後に尖らせる」という順番を、そのとおりに踏んだ結果だと予想します。

そう考える理由を7つ挙げます。

理由1。K27は「見直し」から生まれた計画だからです。
公式サイトは、構造改革と成長戦略を軸に中期経営計画を見直し、2023年8月にK27を策定したと説明しています(花王公式)。
ゼロからの新計画ではなく、立て直しを前提にした計画です。

理由2。最初の一手が「構造改革」だからです。
同じページには、事業と人的資本の構造改革を実施したうえで、と書かれています。
攻める前に、まず体質を変える順番です。

理由3。次に「値上げ」と「稼ぐ力」を置いたからです。
K27は戦略的値上げや稼ぐ力の改革による収益性の向上を掲げています。
売上の量より、1つ1つの利益を厚くする方向です。

理由4。事業ごとに成績をつける仕組みを入れたからです。
EVAをベースにした事業別ROICを導入し、投資効率を事業ごとに監督すると説明されています。
儲からない事業を放置しにくくなる仕組みです。

理由5。最後に「尖らせる」段階が来るからです。
「グローバル・シャープトップ」事業は、需要が高く高収益な事業をグローバルに展開するものと定義されています。
削って稼いだ後に、勝てる分野へ投資する流れです。

理由6。公式が「計画どおりに進捗」と書いているからです。
長谷部社長の取締役選任理由には、グローバル・シャープトップ戦略を推進し、K27を計画どおりに進捗させていると記されています(花王公式 役員略歴)。

理由7。番組紹介が「上期の営業利益は過去最高」と伝えているからです。
K27の営業利益目標は過去最高(2019年度2,117億円)の更新です。
上期の数字と年間の目標は別物ですが、方向としては目標に近づいていると読めます。

補足すると、番組が取り上げる「界面技術の再構築」は、K27の4つの戦略のうち「パートナーとの共創による事業構築」とも重なります。花王が持つ技術資産を早く大きく使うために、外の企業と組むという戦略です。日用品の外に技術を持ち出す動きは、まさにこの段階にあたると考えられます。

以上から、業績回復はK27の順番どおりの成果だと予想します。
番組での説明はまだ分からず、あくまで編集部の推測です。

K27の目標数字

指標2027年度の目標
ROIC11%以上
EVA700億円以上
営業利益過去最高利益の更新(2019年度 2,117億円)
海外売上高8,000億円以上(売上高CAGR+4.3%)

ROICは、事業に投じたお金に対してどれだけ利益を生んだかを見る指標です。
EVAは、資本のコストを差し引いたあとに残る「本当のもうけ」を表す考え方です。

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「グローバル・シャープトップ」の意味

公式の定義は、お客さまから高い需要があり、高収益となる事業をグローバルに展開すること。
「シャープ」=とがった強み、「トップ」=その分野で上位、というイメージで読むと分かりやすくなります。

事業だけでなく、人財と組織にも同じ言葉が使われています。
重要なニーズを創造力で解決できる「とがった人財」を育て、その人が主役になれる組織にする、という方針です。

K27の4つの戦略

戦略中身(公式の説明より)
1. グローバル・シャープトップ事業の構築需要が高く高収益な事業をグローバルに展開
2. グローバル・シャープトップな人財/組織運営とがった人財を育て、主役として活躍できる組織に
3. 資本効率/収益性の改善事業ごとに投資効率を監督し、経営資本の価値を最大化
4. パートナーとの共創による事業構築技術資産を早く大きく活用するため他社と連携

基本方針としては、「持続可能な社会に欠かせない企業になる」「投資して強くなる事業への変革」「社員活力の最大化」の3つが掲げられています。

よくある質問(Q&A)

Q1. K27の「27」は何?

目標がすべて2027年度に置かれているため、その年度を指していると考えられます。

Q2. いつ作られた計画?

2023年8月です。
長谷部社長の就任(2021年1月)から約2年半後に策定されました。

Q3. ビジョンは?

「未来のいのちを守る」です。
英語では「Sustainability as the only path」と添えられています。

Q4. 営業利益の目標はいくら?

金額ではなく「過去最高利益の更新」が目標です。
比較の基準は2019年度の2,117億円です。

Q5. 番組はいつ?

テレビ東京で10月1日(木)23時06分〜23時55分です。

まとめ

K27は、花王が2023年8月に策定した2027年度までの中期経営計画です。
構造改革と値上げで稼ぐ力を上げ、「グローバル・シャープトップ」事業を育てることをめざしています。

その手応えを長谷部社長がどう語るかは、10月1日(木)23時06分からのカンブリア宮殿で確かめられます。

参照リンク

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