【結論】菅島臨海実験所は、三重県鳥羽市の離島にある名古屋大学の施設です。
- 場所は三重県鳥羽市菅島町
- 鳥羽港から東へ約3kmの島
- 定期船で約15分
- 創設は1939年(昭和14年)
- もとは医学部の附属施設だった
- 関連番組は8月9日(日)23時30分・Eテレ
- なぜ島でなければならなかったのか(考察)
- 創設からの流れ
- 菅島への行き方と運賃
- どんな研究が行われているか
- サイエンスZEROとの関係
8月9日のサイエンスZEROに出る
自見直人さんの職場が、
名古屋大学 菅島臨海実験所です。
名前に「名古屋」とありますが、
名古屋にはありません。
【考察】不便さを我慢したのではなく、壊れない環境を買った
ここからは編集部の考察です。
結論から書くと、島に置いたのは通いにくさを飲んだ結果ではなく、何十年経っても同じ海であり続けることを選んだからだと考えます。
理由1:立地の理由が公式に説明されている。
実験所の沿革によれば、
島が選ばれたのは生物相が豊かなこと、
そして離島であるため環境破壊を避けられることが
主な理由だったとされています(菅島臨海実験所 実験所の歴史)。
後づけの理屈ではなく、
最初からそう決めていたわけです。
理由2:海の研究は「同じ場所」を必要とする。
生きものの数がどう変わったかを知るには、
何十年も同じ場所で数え続けるしかありません。
途中で埋め立てや護岸工事が入れば、
それまでの記録が比較できなくなる。
都市に近い海ほど、
時間の物差しとしては壊れやすいのです。
理由3:船でしか行けないことが、そのまま防御になる。
菅島へは定期船しか手段がありません。
これは研究者にとっては不便ですが、
裏を返せば開発が入りにくいということです。
1939年の創設から今日まで、
環境が保たれてきた背景には
この地形の条件があったと予想します。
なお、番組で実験所が映るかどうかは
公表されていません。
ここに書いたのは公表資料からの考察であり、
放送内容の予告ではありません。
創設は1939年、もとは医学部の施設だった
意外なことに、
スタートは理学部ではありません。
名古屋帝国大学 医学部の附属施設でした。
| 年 | できごと |
|---|---|
| 1939年 | 医学部の附属施設として創設 |
| 1942年 | 理学部へ移管 |
| 1971年 | 改築 |
| 1996年 | 増築 |
創設から80年以上が経っています。
戦前から続く施設が、
いまも現役で研究に使われている。
臨海実験所という仕組み自体が、
長い時間を前提に作られていることが分かります。
菅島への行き方
菅島は鳥羽港の東、
およそ3kmの沖にあります。
交通手段は船だけです。
- 鳥羽港から鳥羽市営定期船に乗る
- 所要時間は約15分
- 運賃は片道大人510円・小人260円
- 住所は三重県鳥羽市菅島町
15分と聞くと近く感じますが、
問題は本数です。
好きな時間に行き来できるわけではありません。
採集に出て、
顕微鏡をのぞいて、
結果を見てもう一度採りにいく。
そういう作業を島にいるからこそ回せるわけです。
どんな研究が行われているのか
公式サイトによれば、
菅島の生物多様性を明らかにするプロジェクトが
進められています。
自見直人さんのチームは、
この中で生物多様性・系統進化学を担当。
ゴカイの仲間である多毛類を材料に、
分類と系統の研究を行っています。
また、学部生向けの公開臨海実習も開かれており、
他大学の学生も受け入れています。
研究だけでなく、
次の世代を育てる場にもなっているわけです。
よくある質問
Q1. 「菅島」はなんと読みますか?
すがしまと読みます。
三重県鳥羽市にある離島の名前です。
「かんじま」ではありません。
Q2. 一般の人でも見学できますか?
一般公開についての情報は
確認できませんでした。
研究・教育のための施設のため、
訪問を希望する場合は
大学の窓口に問い合わせる必要があります。
Q3. 菅島には観光で行けますか?
島そのものへは定期船で渡れます。
鳥羽市の離島のひとつとして
観光情報も公開されています。
ただし実験所は観光施設ではありません。
Q4. 名古屋から遠くないですか?
遠いです。
名古屋市から鳥羽へ移動し、
さらに船に乗る必要があります。
それでも島に置いているのは、
環境そのものが研究材料だからです。
Q5. 誰が所長なのですか?
公式サイトには五島剛太教授の名前が
所長として記載されています。
自見直人さんは
この実験所の講師という立場です。
Q6. 番組で実験所は映りますか?
番組情報には記載がなく、
分かりません。
ただしゲストが自見さんなので、
研究の現場が紹介される可能性はあると予想します。
まとめ
菅島臨海実験所は、
三重県鳥羽市の離島にある
名古屋大学の研究施設でした。
鳥羽港から定期船で約15分、
片道510円で渡れる場所です。
創設は1939年。
島を選んだ理由は、生物が豊かで、
環境が壊されにくいからでした。
80年以上あとの今も、
そこで新種が記載され続けています。
放送は8月9日(日)23時30分・Eテレです。