【結論】背筋さんの作品はデビュー3年で映画2本が公開済みです。
1本目が『近畿地方のある場所について』(2025年8月8日公開)。
2本目が『口に関するアンケート』(2026年7月3日公開)。
さらに3本目として『穢れた聖地巡礼について』の映画化企画も進行中です。
デビューは2023年8月ですから、3年で3作が映像化ラインに乗った計算になります。
漫画化も3作品が進行し、英訳版まで出ました。
この記事では、監督・キャスト・公開日を一覧で整理します。
- 映画1本目=『近畿地方のある場所について』/白石晃士監督
- W主演は菅野美穂さんと赤楚衛二さん
- 興行収入は15.6億円
- 映画2本目=『口に関するアンケート』/清水崇監督
- 主演は板垣李光人さん
- 漫画化は3作品、うち1本は押見修造さん
- 放送は8月30日(日)23:10/TBS「情熱大陸」
- 映画2本の監督・キャスト・公開日
- 次に映画化される作品
- 漫画化3作品の担当者
- なぜここまで早く映像化が進むのかの考察
2026年8月30日(日)23時10分から、
TBS「情熱大陸」が背筋さんに密着した回を放送します。
番組が「続々と著作が映像化されている」と紹介しているのが、この状況です。
【考察】なぜ背筋作品はこれほど早く映像化されるのか
ここからは編集部の考察です。
デビュー作の刊行が2023年8月、その2年後に映画公開。
2作目の映画はさらに1年後。
小説の映像化としては、かなり速いテンポです。
結論から言えば、
「原作が最初から映像の作法で書かれているから」だと考えています。
理由1:原作がモキュメンタリー形式だから。
実際の記録を集めたように見せる形式は、映像のほうが本来の得意分野です。
拾われた映像、取材テープ、監視カメラ。
小説で作った枠組みを、そのまま映像に移し替えられます。
理由2:この分野の第一人者が監督を引き受けたから。
1本目の監督は白石晃士さん。
背筋さん自身が好きな作品として挙げている『ノロイ』の監督です。
映画ナタリーによれば、背筋さんは脚本協力として制作に入っています。
原作者とジャンルの第一人者が同じ方向を向いていました。
理由3:1本目が興行的に成功したから。
『近畿地方のある場所について』の興行収入は15.6億円。
ホラーの実写邦画としては、はっきり成功の側の数字です。
次を作る根拠がここでできました。
理由4:2本目に別ジャンルの実績ある監督が就いたから。
『口に関するアンケート』の監督は清水崇さん。
『呪怨』『犬鳴村』を手がけてきた人です。
1本目と同じ路線を繰り返すのではなく、作品ごとに監督の色を変えていることが分かります。
理由5:原作が短いから。
『口に関するアンケート』について、背筋さん自身が「小さな小説」と表現しています。
長大な原作を2時間に圧縮する必要がありません。
むしろ映画側で足す余地があるぶん、企画が通りやすい構造です。
理由6:映画オリジナルの要素を入れやすいから。
実際、『口に関するアンケート』では中村獅童さんと柄本時生さんが映画オリジナルキャラクターとして出演しています。
原作を薄めるのではなく、映画として広げる作りが成立しました。
理由7:出版社が横断しているから。
『近畿地方のある場所について』と『穢れた聖地巡礼について』はKADOKAWA、
『口に関するアンケート』と『目が』はポプラ社。
複数の版元が同時に動いているので、企画が1社の都合で止まりにくい状態です。
理由8:小説以外の実績も積んでいるから。
背筋さんはゲーム『まだ猫は逃げますか?』のシナリオ、体験型展示「1999展」の企画、漫画原作『キルレート・カオス』も担当しています。
小説家が原作を渡すだけの関係ではなく、他媒体で自分でも作っている書き手です。
映像側から見て、組みやすい相手であることは間違いありません。
以上はあくまで編集部の考察・推測です。
制作側が「この理由で映像化した」と説明したものではありません。
映画化された2作品
| 項目 | 近畿地方のある場所について | 口に関するアンケート |
|---|---|---|
| 公開日 | 2025年8月8日 | 2026年7月3日 |
| 監督 | 白石晃士 | 清水崇 |
| 主演 | 菅野美穂・赤楚衛二(W主演) | 板垣李光人 |
| その他の出演 | — | 中村獅童・柄本時生(映画オリジナルキャラ) |
| 原作者の関わり | 脚本協力 | — |
| 興行収入 | 15.6億円 | — |
| 原作の版元 | KADOKAWA | ポプラ社 |
1本目の監督白石晃士さんは、モキュメンタリーホラーの代表作『ノロイ』で知られる方です。
背筋さんが好きな邦画として挙げていた作品の監督が、そのまま自作を撮ったことになります。
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次に映画化される作品
3本目として動いているのが『穢れた聖地巡礼について』です。
2024年9月3日にKADOKAWAから刊行された、背筋さんの2作目の単著にあたります。
KADOKAWAグループの発表(2026年3月9日)では、
「映画化企画進行中」として告知されました。
同時に秋葉原と池袋で大型交通広告が展開され、コミカライズ第2巻も発売されています。
ただし現時点で公表されているのは企画進行までです。
監督・主演・公開日はいずれも未発表で、続報待ちの状態です。
本記事では推測を書きません。
漫画化されている3作品
| 原作 | 漫画 | 掲載誌・出版社 | 時期 |
|---|---|---|---|
| 近畿地方のある場所について | 碓井ツカサ | 月刊コミック電撃大王/KADOKAWA | 2024年〜 |
| 穢れた聖地巡礼について | 桃井ゆづき | コミックフラッパー/KADOKAWA | 2025年〜 |
| 口に関するアンケート | 押見修造 | 少年ジャンプ+/集英社 | 2026年・全1巻 |
注目されたのが3本目です。
作画を担当した押見修造さんは、『惡の華』『血の轍』などで知られる漫画家。
コミックナタリーが2026年7月4日に報じた際も、大きく取り上げられました。
映画公開の翌日というタイミングだった点も特徴的です。
背筋さん自身も漫画の原作を書いています。
『キルレート・カオス』(作画:TERUさん)は、小学館の『コロちゃお』『週刊コロコロコミック』で連載中。
ホラー小説の作家が、児童向け漫画誌に原作を書いているという並びです。
小説・映画以外への広がり
| 媒体 | タイトル | 背筋さんの役割 |
|---|---|---|
| ゲーム | まだ猫は逃げますか?(2025年) | シナリオ作成 |
| 展示イベント | 1999展 −存在しないあの日の記憶−(2025年7月11日〜) | 企画 |
| ライブイベント | 祓除(2023年11月18日・テレビ東京主催) | 構成 |
| 漫画原作 | キルレート・カオス(作画:TERU) | 原作 |
| 英訳出版 | About a Place in the Kinki Region(Yen Press) | 原作(2026年1月) |
「1999展」は、ホラーユニット「バミューダ3」としての活動です。
メンバーは背筋さん、ゲーム『SIREN』のシナリオを担当した佐藤直子さん、映像監督の西山将貴さん。
結成は2024年で、展示は書籍化もされました。
映像化の流れを時系列で
| 時期 | できごと |
|---|---|
| 2023年8月30日 | 『近畿地方のある場所について』刊行(デビュー) |
| 2024年〜 | 同作のコミカライズ開始(碓井ツカサ) |
| 2025年4月4日 | 映画版の公開日と脚本協力が発表 |
| 2025年8月8日 | 映画『近畿地方のある場所について』公開/興収15.6億円 |
| 2025年11月25日 | 『口に関するアンケート』の映画化が発表 |
| 2026年3月9日 | 『穢れた聖地巡礼について』映画化企画進行中を告知 |
| 2026年4月27日 | 『口に関するアンケート』本予告公開 |
| 2026年7月3日 | 映画『口に関するアンケート』公開 |
| 2026年8月30日 | TBS「情熱大陸」で背筋さんを特集 |
よくある質問
映画版と原作は同じ内容ですか?
同じではありません。
『口に関するアンケート』では中村獅童さん・柄本時生さんが映画オリジナルキャラクターとして出演しています。
原作にない要素が加わっているということです。
背筋さんは映画の制作に関わっているの?
1本目の『近畿地方のある場所について』では脚本協力としてクレジットされています。
2本目については、脚本への関与は公表されていません。
『穢れた聖地巡礼について』の映画はいつ公開?
未発表です。
公表されているのは「映画化企画進行中」という段階のみで、
監督・キャスト・公開時期はいずれも明らかにされていません。
押見修造さんの漫画版はどこで読める?
集英社の「少年ジャンプ+」で連載されました。全1巻です。
発表は2026年7月4日で、映画公開の直後でした。
海外向けの展開はありますか?
英訳版About a Place in the Kinki Regionが2026年1月にYen Pressから刊行されています。
また背筋さんは韓国でサイン会を開いており、その様子が情熱大陸で放送されます。
映画は今も見られますか?
劇場公開はいずれも終了しているか終盤の時期にあたります。
配信・ソフトの取り扱いは各サービスで異なるため、ご利用の配信サービスでご確認ください。
まとめ
- 映画1本目=『近畿地方のある場所について』(2025年8月8日/白石晃士監督)
- W主演は菅野美穂・赤楚衛二、興収15.6億円
- 映画2本目=『口に関するアンケート』(2026年7月3日/清水崇監督・板垣李光人主演)
- 3本目『穢れた聖地巡礼について』は企画進行中(詳細未発表)
- 漫画化は3作品、うち1本は押見修造さん作画
- 放送は8月30日(日)23:10/TBS
参照リンク
- 映画ナタリー 2025年4月4日(映画版の公開日決定・脚本協力)
- 映画ナタリー 2025年11月25日/2026年4月27日(『口に関するアンケート』映画化・本予告)
- コミックナタリー 2026年7月4日(押見修造さんによるコミカライズ)
- KADOKAWAグループ ポータルサイト 2026年3月9日(『穢れた聖地巡礼について』映画化企画進行中)
- KAI-YOU 2026年8月24日(興行収入15.6億円)
- 番組表.Gガイド「情熱大陸」2026年8月30日(TBS 23:10〜23:40)