平岡直子は川柳も作る歌人!句集『Ladies and』と短歌との二刀流を解説

【結論】平岡直子さんは歌人ですが、川柳の句集も出しています

本記事はプロモーションを含みます。

  • 川柳に触れたのは2014年
  • 実作を始めたのはその翌年から
  • 句集は『Ladies and』(左右社・2022年)
  • 川柳の同人誌は『SH』
  • ユニット名は「ウマとヒマワリ」
  • 入門書も共著で刊行している
この記事で分かること
  • 平岡直子さんが川柳を始めた時期
  • 川柳句集『Ladies and』のこと
  • 誰と組んで活動しているか
  • ネットプリントという発表方法
  • 2026年8月23日放送回の情報

2026年8月23日のNHK短歌に
歌人の平岡直子さんが登場します。
肩書きは歌人ですが、
この人は川柳も作ります
しかも句集を1冊出しているほど本格的です。
その活動をまとめました。

目次

【考察】なぜ歌人が川柳にも手を伸ばすのか

ここからは編集部の考察です。
結論を先に書くと、
平岡さんにとって短歌と川柳は「別ジャンル」ではなく「別の器」なのだろうと考えています。
理由を6つ挙げます。

理由1:始め方が体験からだったから。
平岡さんが川柳を作り始めたのは、
2014年に現代川柳に触れたことがきっかけでした。
実作の開始は翌年です。
賞を取りに行くためでも、
仕事の幅を広げるためでもなく、
読んで面白かったから書き始めたという順番になります。
このとき平岡さんはすでに歌壇賞の受賞者で、
短歌の側では実績が固まっていました。

理由2:作風がもともと定型の外に出ているから。
代表歌の一つは
「三越のライオン見つけられなくて悲しいだった 悲しいだった」
「悲しいだった」という壊れた言い方をそのまま置き、
さらに繰り返しています。
短歌の型を守りつつ言葉は崩す書き方です。
川柳との距離は、もともと近かったといえます。
五七五七七の器を使いながら、
中身の言葉づかいは口語のほうへ寄せる——
そのぶん、五七五でも同じことができます。

理由3:発表の場を自分で作ってきたから。
平岡さんは結社に所属せず、
同人誌『町』『率』『外出』を拠点にしてきました。
川柳でも瀬戸夏子さんと同人誌『SH』を発行しています。
既存の場に入るのではなく、場を立てる——
やり方が短歌と川柳で一貫しています。

理由4:組む相手が重なっているから。
川柳の『SH』を出している瀬戸夏子さんは、
短歌の同人誌『町』『率』の両方でメンバーが重なる相手です。
ジャンルを変えても人の輪は同じということになります。
川柳への移動が、
孤立した挑戦ではなかったことが分かります。
『率』は2012年の創刊から2017年の終刊まで全11号を出しており、
短くない期間を一緒に動いた相手です。

理由5:句集の版元が短歌の版元でもあるから。
川柳句集『Ladies and』は左右社から2022年に出ました。
左右社は、
平岡さんも収録された短歌アンソロジー
『桜前線開架宣言』(山田航編・2015年)の版元でもあります。
短歌で築いた関係の上に川柳の本が乗っている形です。

理由6:入門書まで書いているから。
2023年、『起きられない朝のための短歌入門』
我妻俊樹さんとの共著で刊行しました(書肆侃侃房)。
作るだけでなく入り方を説明する側にも回っています。
ジャンルを行き来する人ほど、
そのジャンルの輪郭を言葉にできるものです。

以上は編集部の考察・推測です。
本人が川柳を続ける理由を語ったわけではありません。

川柳の活動をまとめる

きっかけ2014年に現代川柳に触れる
実作開始2015年から
句集『Ladies and』(左右社・2022年)
同人誌『SH』(瀬戸夏子さんと発行)
肩書き歌人(川柳も創作)

川柳というと
サラリーマン川柳のような笑いの句を思い浮かべる方が多いかもしれません。
平岡さんが関わっているのは「現代川柳」と呼ばれる領域で、
笑いを目的としない表現も含みます。
短歌との距離が近いのはこのためです。

▼ 短歌・川柳の本はこちらから

※平岡さんの共著による入門書も刊行されています。

ネットプリントという発表方法

平岡さんは2013年から
歌人の我妻俊樹さんとユニットを組んでいます。
名前は当初「馬とひまわり」
のちに「ウマとヒマワリ」へ改称されました。
この2人で不定期に発行しているのが
ネットプリントです。

ネットプリントは、
コンビニのコピー機で番号を入力すると
その作品を印刷できる仕組みです。
出版社を通さず、
読者が自分でコンビニに行けば手に入る——
そういう発表の形が取れます。

同人誌・ネットプリント・句集・商業出版。平岡さんは発表の形を1つに絞っていません。

刊行してきた本

タイトル版元・形態
2015年桜前線開架宣言(アンソロジー)左右社/山田航 編著
2021年みじかい髪も長い髪も炎(第一歌集)本阿弥書店
2022年Ladies and(川柳句集)左右社
2023年起きられない朝のための短歌入門書肆侃侃房/我妻俊樹との共著

並べると、
歌集・句集・入門書が2年おきに出ています。
アンソロジー『桜前線開架宣言』は
副題が「Born after 1970 現代短歌日本代表」。
1970年以降生まれの歌人を集めた選集で、
平岡さんもそこに選ばれていました。

2026年8月23日の放送情報

番組NHK短歌
サブタイトルわたしの宮沢賢治 テーマ「舌」
放送日時2026年8月23日(日)午前6:00〜6:25
放送局NHK Eテレ1・東京
出演平岡直子、福山ろか
ゲスト魚乃目三太
司会尾崎世界観

番組で川柳の話が出るかは分かりません。
ただ、司会の尾崎世界観さんはミュージシャンで小説も書く人、
ゲストの魚乃目三太さんは漫画家です。
ジャンルをまたぐ人ばかりが並ぶ回だという点は、
見る前に押さえておくと面白いかもしれません。

よくある質問

平岡直子さんは川柳作家なのですか?

肩書きは歌人で、そのうえで川柳も創作しています。
どちらか一方の人ではありません。
川柳の句集も1冊刊行しています。

川柳を始めたのはいつですか?

2014年に現代川柳に触れたことがきっかけで、
実作は翌2015年から始めています。
短歌を始めた2006年より8年あとです。

句集のタイトルは何ですか?

『Ladies and』です。
左右社から2022年に刊行されました。
短歌ではなく川柳の句集にあたります。

「ウマとヒマワリ」とは何ですか?

歌人の我妻俊樹さんと組んだユニット名です。
2013年から活動しており、
当初は「馬とひまわり」という表記でした。
不定期でネットプリントを発行しています。

『SH』とはどんな同人誌ですか?

平岡さんが瀬戸夏子さんと発行している
川柳の同人誌です。
瀬戸さんは短歌の同人誌『町』『率』でも
平岡さんと一緒だった人です。

初心者向けの本はありますか?

『起きられない朝のための短歌入門』(書肆侃侃房・2023年)が
我妻俊樹さんとの共著で出ています。
川柳ではなく短歌の入門書です。

まとめ

平岡直子さんは歌人ですが、
川柳の句集『Ladies and』も出しています
きっかけは2014年に現代川柳に触れたこと。
翌年から実作を始め、
瀬戸夏子さんと同人誌『SH』を発行しています。

我妻俊樹さんとのユニット「ウマとヒマワリ」では
ネットプリントという形で作品を出し、
共著の入門書も刊行しました。
次にどちらのジャンルで本を出すかは公表されていませんが、
短歌と川柳を行き来する立ち位置は変わらないでしょう。
放送は8月23日(日)午前6時からです。

参照リンク

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