【結論】奥間勝也さんは映画『骨を掘る男』を撮った映像作家です。
- 読み方はおくま かつや
- 1984年・沖縄県生まれ(番組では42歳と紹介)
- 琉球大学大学院修士課程で文学を専攻
- 代表作は『骨を掘る男』(2024年・115分)
- ATP賞最優秀新人賞の受賞歴あり
- 放送は2026年8月10日(月)20時00分・Eテレ
- 奥間勝也さんの仕事に共通するもの(考察)
- 経歴とこれまでの作品
- 『骨を掘る男』はどんな映画か
- 被写体・具志堅隆松さんについて
- ハートネットTVの放送内容
8月10日のハートネットTVに
奥間勝也さんが登場します。
肩書きは映像作家。
2024年の映画『骨を掘る男』で
名前を知った方も多いはずです。
【考察】この人は「沖縄を撮る人」ではなく「自分の欠落から始める人」だ
ここからは編集部の考察です。
結論から言うと、奥間さんの作品はどれも、社会問題ではなく本人の身内の不在から出発していると考えます。
理由1:『骨を掘る男』の監督は、傍観者ではなく遺族だった。
この映画は具志堅隆松さんという
遺骨収集ボランティアを追った作品です。
ふつうに考えれば
撮る人と撮られる人は別々のはず。
ところが奥間さんは
沖縄戦で大叔母を亡くした遺族でもあります(映画公式サイト)。
つまりカメラの後ろにいる人も
探されている骨の側に連なっている。
取材ではなく、
自分の話でもあったということです。
理由2:5年という制作期間が、答えを持っていなかった証拠になる。
公式サイトによれば、
奥間さんは具志堅さんの活動に5年間同行して
この115分を作りました。
結論が最初にあるなら
5年もかかりません。
必要な絵を撮って編集すれば済むからです。
5年かけたということは、
撮りながら問いのほうが変わっていったのだと予測します。
ドキュメンタリーで
もっとも高くつくやり方です。
理由3:評価されている場所が「テレビの外」にもある。
初期作『ギフト』(2011年)は
ニヨン国際ドキュメンタリー映画祭や
山形国際ドキュメンタリー映画祭で上映され、
『ラダック それぞれの物語』(2015年)は
山形のアジア千波万波部門で奨励賞を受けています。
一方でWOWOWの番組ではATP賞最優秀新人賞。
映画祭とテレビ、
評価軸の違う2つの場所で認められている。
これは作家性と伝達力を両方持っていることを意味すると考えます。
理由4:文学から入ったことが、題材の選び方に出ている。
経歴で目を引くのは、
映像の学校ではなく琉球大学大学院で文学を修めている点です。
文学の訓練は、
出来事そのものより
それを誰がどう語るかを扱います。
『骨を掘る男』の主題が
遺骨収集という作業ではなく
慰霊とは何かという問いに向かうのも、
ここに由来すると考えます。
同じ素材でも、
報道出身の作り手なら
制度や行政の不作為へ寄せたはずです。
問いのほうを主役にする作り方は、
文学を通った人の癖だと予測します。
理由5:今回の番組も、やはり弟から始まっている。
NHKの番組情報によると、
奥間さんには知的障害のある弟がいて、
「戦時中、弟のように障害のある人は避難できたのか」と
考え続けてきたとあります。
沖縄戦という大きな主題に
正面から入るのではなく、
身内の一人から入っていく。
『骨を掘る男』とまったく同じ入り方です。
ですからこの回は
戦争特集というより
個人史の続きとして見るほうが
正確だと予測します。
もっとも中身は放送されるまで分かりません。
ここまではあくまで考察です。
経歴とこれまでの作品
映画『骨を掘る男』の公式サイトに
掲載されているプロフィールを
整理します。
| 生まれ | 1984年・沖縄県 |
| 学歴 | 琉球大学大学院修士課程で文学を専攻 |
| その後 | 上京して映像作家として活動開始 |
| 肩書き | 映像作家・映画監督 |
| 年 | 作品と評価 |
|---|---|
| 2011年 | 『ギフト』/ニヨン国際ドキュメンタリー映画祭・山形国際ドキュメンタリー映画祭で上映 |
| 2015年 | 『ラダック それぞれの物語』/山形・アジア千波万波部門 奨励賞 |
| 2015年 | WOWOW『いま甦る幻の映画「ひろしま」』/ATP賞最優秀新人賞 |
| 2024年 | 『骨を掘る男』(115分) |
文学から映像へ、
という順番なのが特徴です。
沖縄・ラダック・広島と、
扱う土地は違っても
失われたものをどう語り継ぐかという主題は
一貫しています。
『骨を掘る男』とはどんな映画か
2024年公開、115分のドキュメンタリー。
追われているのは具志堅隆松さんという人物です。
| 肩書き | 沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表 |
| 活動開始 | 1982年 |
| これまでに | およそ400柱の遺骨を探し出した |
「ガマ」は沖縄の言葉で自然にできた洞窟のこと。
沖縄戦では多くの住民が
ここに避難しました。
「ガマフヤー」は
ガマを掘る人という意味になります。
1982年から40年以上。
約400柱という数は、
一人の手作業で積み上げた数字です。
8月10日のハートネットTVの内容
タイトルは
「戦後81年 障害者の沖縄戦〜忘れられた”痛み”を思う〜」。
放送は8月10日(月)20時00分〜20時30分、
NHK Eテレです。
NHKの番組情報によると、
奥間さんは
足に障害がある人の証言や、
スパイ容疑で痛めつけられた精神障害者の目撃証言など、
史料とゆかりの人を訪ねます。
さらに、
自ら戦争について学び始めた
障害のある当事者との対話も行うとのことです。
よくある質問
Q1. 奥間勝也の読み方は?
おくま かつやです。
「奥間」は沖縄に多い姓のひとつです。
Q2. 年齢は何歳ですか?
NHKの番組情報では42歳と紹介されています。
映画公式サイトの1984年生まれという記載とも
矛盾しません。
誕生日は公表されていません。
Q3. 出身大学はどこですか?
琉球大学大学院の修士課程で
文学を専攻したと記載されています。
学部については公式の記載がないため、
ここでは触れません。
Q4. 『骨を掘る男』は今も見られますか?
2024年公開の作品で、
各地で上映が続いてきました。
現在の上映・配信状況は
公式サイトで確認するのが確実です。
Q5. 番組は何時からですか?
2026年8月10日(月)20時00分〜20時30分、
NHK EテレのハートネットTVです。
まとめ
奥間勝也さんは1984年沖縄県生まれの映像作家。
琉球大学大学院で文学を学び、
『ギフト』『ラダック それぞれの物語』を経て、
2024年に『骨を掘る男』を発表しました。
その仕事に一貫しているのは、
大きな主題を身内の一人から開くという入り方だと考えます。
放送は8月10日(月)20時・Eテレです。