【結論】パリ近郊に3つのテーマパークが建設され、そのうち1つがドラゴンボールZをテーマにします。投資額は60億ユーロです。
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- 発表は2026年8月24日、フランス大統領府から
- 投資額は60億ユーロ(約1兆1140億円)
- 場所はセルジー・ポントワーズ付近(パリ北西)
- 雇用は約2万2000人を見込む
- サウジアラビアの計画は移転ではなく別に存在
ドラゴンボールのテーマパークと聞くと、
「サウジアラビアの話ではなかったか」
と思う方も多いはずです。
結論から言うと、計画が移ったのではありません。
2つの構想が並行して存在しています。
この記事では、そこを切り分けて整理します。
- 今回の合意の中身と金額・場所・雇用
- サウジアラビアの計画との関係
- フランスで先に開業したアニメのパーク
- まだ発表されていないこと
【考察】サウジの計画が消えたのではなく、キディヤが2か所目を作ったとみる
ここからは編集部の予想です。
資料のリンクは、
それぞれの段落に置いています。
今回の発表は「サウジからフランスへの計画変更」ではなく、同じ事業者による2か所目の展開だと読みます。
入れ替わったわけではありません。
理由1:どちらもキディヤが主導している
今回パリ近郊の事業を率いるのは、
サウジアラビアの政府系ファンド傘下の投資会社キディヤです(トラベルボイス)。
そしてサウジ国内の計画も、
同じキディヤ投資会社が2024年3月22日に発表したものです(CNBC)。
主体が同じなら、
片方をやめてもう片方に移す必然性は薄いでしょう。
理由2:サウジ側の計画は公式に掲載され続けている
キディヤの公式サイトには、
キディヤ・シティのドラゴンボール施設の案内が現在も掲載されています(キディヤ公式)。
この計画は東映アニメーションとのライセンス契約とともに発表されたものです(Deadline)。
内容も具体的です。
50万平方メートル超、7つのエリア、
30以上のアトラクション。
中心には高さ70メートルの神龍が立ち、
その中にコースターが通る計画です。
ここまで具体化した計画が静かに消えるとは考えにくいと見ます。
ただし掲載が続いていることと建設が進んでいることは別で、
進捗を示す資料は確認できていません。
理由3:フランス側は「3つのうち1つ」でしかない
今回の合意は、
3つのテーマパークをまとめて建設する枠組みです。
そのうち1つがアニメ、とくにドラゴンボールZをテーマにするとされています(AFPBB News)。
つまりフランスの案件は、
ドラゴンボール単独の施設ではありません。
サウジ側の「1つの都市に1つの巨大パーク」とは、
設計思想がそもそも違うと読めます。
もう1つ、見落とされやすい違いがあります。
投資の向きです。
サウジ国内の計画は自国に人を呼ぶための施設ですが、
今回はサウジの資金がフランス国内に落ちる形になっています。
発表では雇用2万2000人という規模も示されました。
作品のパークであると同時に、国外資金を受け入れる経済案件でもあると読みます。
ただし、マクロン大統領がどの点を重視したかまでは
原文からは確認できていません。
以上をまとめると、
これは移転ではなくキディヤによる別地域での追加展開であり、
同時にフランス側から見れば投資の受け入れでもある。
そう考えるのが今の材料では自然でしょう。
あくまで予想であり、断定ではありません。
両計画の関係について、
キディヤやフランス政府からの説明は出ていません。
どちらが先に開業するかも未定で、
フランス側の面積やアトラクション数もまだ公表されていません。
ここで挙げた読み方は、
公表済みの資料だけを並べた推測だとご理解ください。
合意の中身|60億ユーロで3つのパーク
フランス大統領府の発表は2026年8月24日。
サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子のフランス訪問に合わせたものです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2026年8月24日(フランス大統領府) |
| 投資額 | 60億ユーロ(約1兆1140億円) |
| 施設数 | 3つのテーマパーク |
| テーマ | 1つがアニメ、とくにドラゴンボールZ |
| 場所 | セルジー・ポントワーズ付近(パリ北西・約30km) |
| 雇用 | 約2万2000人 |
| 事業主体 | キディヤ(サウジ政府系ファンド傘下) |
| 開業時期 | 未定(段階的に開業・完成まで数年) |
数字はAFPBB Newsとファミ通の記載によります。
雇用の2万2000人という数字は、
ディズニーランド・パリの約2万人を上回ります。
ニュースをきっかけに原作を読み返す方も多い時期です。
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きっかけは2024年12月の首脳会談
この構想の出発点は2024年12月です。
マクロン大統領がサウジアラビアの首都リヤドを訪れ、
ムハンマド皇太子と会談しました。
その場で、
両者がマンガ、とくに『ドラゴンボールZ』への強い思いを共有していたことが分かった、
とマクロン氏の顧問が説明しています(AFPBB News)。
国家間の投資合意の発端が
作品の話題だったというのは珍しい流れです。
マクロン大統領はこの合意を
「前例のない発表」と表現しました。
サウジアラビアの計画との違い
ここが一番混同されている部分です。
2つの計画を並べて整理します。
| サウジアラビア | フランス | |
|---|---|---|
| 発表 | 2024年3月22日 | 2026年8月24日 |
| 場所 | キディヤ・シティ | セルジー・ポントワーズ付近 |
| 位置づけ | ドラゴンボール単独の施設 | 3パークのうち1つ |
| 公表済みの規模 | 50万平方メートル超・7エリア・30以上のアトラクション | 未発表 |
| 主体 | キディヤ投資会社 | キディヤ |
サウジ側は東映アニメーションとライセンス契約を結んでいます(Deadline)。
シンボルは高さ70メートルの神龍。
すでに絵が出ている段階まで進んでいます。
一方フランス側は、
面積もアトラクション数もまだ出ていません。
比較するには早い段階です。
フランスではナルトのエリアが先に開業している
実はフランスには、
すでに日本のアニメを題材にした施設があります。
NARUTO -ナルト- の「Konoha Land」です。
開業は2026年4月4日。
プロヴァンス地方モントゥーのパルク・スピルー内に、
1.5ヘクタールの規模で作られました(NARUTO公式)。
目玉は「Kyubi Unchained」。
全長1キロ超、最高速度時速75キロ、
落差30メートルのコースターです(Anime News Network)。
木ノ葉の門、中忍試験の会場、
等身大の像、一楽のラーメン店まで再現されています。
アニメのパークが続けてフランスに立つ形になりました。
Q&A|パリ近郊のドラゴンボールパーク
Q1. いつ開業しますか?
未定です。
3つの施設は段階的に開業する見通しで、
全体の完成までには数年かかるとされています。
着工日も公表されていません。
Q2. サウジアラビアの計画は中止になったのですか?
中止という発表はありません。
キディヤの公式サイトには、
キディヤ・シティの施設案内が掲載されたままです。
2つは別の計画として扱うのが正確です。
Q3. 場所はパリのどのあたりですか?
セルジー・ポントワーズ付近とされています。
パリの北西約30キロです。
ディズニーランド・パリは東側にあるため、
反対方向になります。
Q4. 規模はディズニーランド級ですか?
面積の比較値は公表されていません。
ただし雇用の見込みは約2万2000人で、
ディズニーランド・パリの約2万人を上回ります。
規模感の目安にはなるでしょう。
Q5. 日本にドラゴンボールのパークはできますか?
現時点で発表はありません。
常設の大型施設としては、
国内での計画は確認できていません。
期間限定の展示やイベントとは別の話です。
Q6. この記事の考察はどこまで確かですか?
金額・日付・場所は出典付きの事実です。
一方で「移転ではなく2か所目」という読み方は
編集部の予想にあたります。
両者の関係を説明した公式資料はありません。
今後の見通し|次に出るのは着工日と面積
今回はあくまで合意の段階です。
次に出てくる情報は、
着工日と面積・アトラクション数でしょう。
もう1つの焦点は、
残る2つのパークのテーマです。
3つのうち1つがアニメとされているため、
残りが何になるかはまだ分かりません。
そしてサウジ側の進捗も気になるところです。
2024年3月の発表から2年以上が経ちました。
どちらが先に開くのか、
ここは続報を待つしかありません。
まとめ
パリ近郊に3つのテーマパークが建設されます。
そのうち1つがドラゴンボールZをテーマにし、
投資額は60億ユーロ、
雇用は約2万2000人の見込みです。
発端は2024年12月のリヤド会談。
作品の話題から国家間の投資合意へつながりました。
そしてサウジアラビアの計画は今も別に存在します。
入れ替わったのではなく、
2か所になったと見るのが正確でしょう。