自分の考えや意見を気軽に発信することができるブログですが、より読みやすくするためにも「画像」の挿入は必須ですよね。
しかし、画像には「著作権」というものが存在することはご存じでしょうか。
画像の著作権って何!?
ネット画像を含む著作物は、著作権法という法律によって保護されているよ!
そこで今回は、ブログにおける著作権の基本をご紹介していきます。
また、著作権のある画像の注意点から著作権フリーの画像の探し方までご紹介していきます。
著作権のある画像と著作権フリーな画像を見極めて上手にブログ運営をしていきましょう!
ブログに載せる画像の著作権に気をつけよう!
画像には、撮影した人に著作権があり、著作権を侵害すると、法律違反となり罰せられます。
著作権とは、創作物を守るための権利で、創作された時から発生します。
また、著作権を持つ人を「著作権者」といいます!
この著作権者の同意なしに画像を使ってしまうことによって、著作権の侵害になってしまうため、注意が必要です。
著作権フリーの画像を探す方法と注意点
インターネット上にはたくさんの画像が存在しますが、自由に使用できるものとそうでないものがあります。
著作権フリーの画像を探すためには、いくつかの注意点があります。
画像の利用にあたって、著作権者から許可を得たもの、利用料を支払う必要のないものことです。
以下では、著作権フリーの画像を探す方法と注意点について詳しく解説していきます。
著作権フリーになるもの
以下の3つのいずれかにあてはまるものを著作権フリーと呼んでいます。
- 著作権の一部または全部が放棄されている
- 著作権の保護期間が終了している
- 公共のもので著作権の対象とならない
それぞれ見ていきましょう!
1. 著作権の一部または全部が放棄されている
許可や支払いが不要なのは、著作権の一部または全部を放棄している場合です。
ただし、ロイヤリティフリーの場合は注意が必要です。
一度使用を許諾されれば、使用許諾の範囲内で何度でも複数用途に使用できることです。
著作権者から許可や使用料を請求されることはないものの、利用規約などが存在する場合があり、確認が必要です。
ロイヤリティフリーでも、利用条件を確認することが大切です!
2. 著作権の保護期間が終了している
著作権には保護期間というものがあり、終了している場合は著作権フリーとして扱われます。
この保護期間は、
- 著作者の死後70年
- 「作者の死亡」といった概念のない、企業や団体、また映画の場合は公表後70年
とそれぞれ、定められています。
3. 公共のもので著作権の対象とならない
公共のもので著作権の対象とならないものには、
例えば
- 自然風景
- 歴史的建造物
- 数学的公式
などがあります。
これらは、著作権の保護対象とならず、誰でも自由に利用することができます。
ただし、これらの素材を利用する場合でも、肖像権や名誉毀損などの法的規制には気を付けましょう。
有料・無料の画像素材サイトおすすめランキング
著作権フリーでブログ画像に使うことができる、おすすめの画像素材サイトをご紹介します。
有料のサイトと無料のサイト、どちらを使えばいいか悩まれる方も多いと思いますので、それぞれの特徴をまとめてみました。
有料サイトの特徴
- 画像の種類が豊富
- 他のブログ画像とかぶりづらい
- 多くの画像から選ぶことができるため、時短にもつながる
- 記事の内容にぴったり合ったブログ画像を見つけ出すことができる
無料サイトの特徴
- 著作権フリーで無料
- どんなブログ画像を使ったらいいかお悩み中の方
- ブログ初心者で希望の写真イメージがまだない方
- 無料サイトでも検索を重ねればオリジナリティのあるブログ画像が見つかる
それでは、ブログ画像に使える、おすすめのサイトを有料、無料それぞれランキング形式で3つずつご紹介いたします。
無料サイト
以下でブログ画像に使える、おすすめの無料サイトをトップ3を紹介していきます。
3位 かわいいフリー素材集 いらすとや
かわいらしいイラストを中心とした素材サイトです。
季節やトレンドの画像の紹介ページがあります。
また、「行事」「人物」「食べ物」といったカテゴリ別にジャンル分けされています。
ですので、「こういうブログ画像がほしい!」といった構想が決まっていなくても安心です。
ブログの内容に合うジャンルを選んでいけば、ブログ画像を選ぶことができます!
2位 pexels
おしゃれで色鮮やかな海外の画像を多く取り扱ったサイトです。
「食べ物」と検索すると、向きやサイズ、色のイメージなど詳細検索をかけて絞り込むことができます。
とにかくおしゃれな画像がたくさんあるので、ブログ画像1枚で、ブログ全体の雰囲気が一気におしゃれになります!
1位 O-DAN (オーダン)
40の著作権フリー、無料のサイトから検索ができるサイトです。
たくさんの画像サイトの中から一気に検索ができるため、無料でありながらオリジナリティのあるブログ画像を選ぶことができます。
有料サイト
以下でブログ画像に使える、おすすめの有料サイトをトップ3を紹介していきます。
月額料金の比較
サイト名 | 月額料金(税込) |
PIXTA | 月額1,980円~ |
Sutterstock | 月額3,500円~ |
アドビストック | 月額3,828円~ |
3位 PIXTA
画像、イラストともに数多くそろっているサイトです。
日本国内で撮影された画像で、人物画像も日本人であるため、親しみやすいブログ画像が見つかります。
また、背景に使える素材画像も充実しています。
2位 Sutterstock
画像だけでなく、プロが作成したテンプレートがあり、サムネイル作りなどもできるようになっています。
国内の画像も海外の画像も幅広くそろっているため、いろいろなジャンルの記事を書く方にも使いやすいです。
1位 アドビストック
検索が文字だけでなく、手持ちの画像から似たような画像の検索ができるサイトです。
他のサイトとはかぶらない、理想のブログ画像を追及することができます。
また、検索フィルターで「使用頻度が低い」「人物を含む」「色の鮮やかさ」など細部にこだわることができます。
そのため、時間をかけずにイメージに近いブログ画像と出会える使いやすさも魅力です!
自分で撮影した写真の著作権について知ろう
ブログに画像を掲載するにあたって、「自分で撮影した写真を載せたい!」という方も多いと思います。
自分で撮った写真の著作権は自分だよね!?
「著作権」の観点では、自分で写真を撮っているので問題なく使用できます!
ただ、この場合に注意が必要なのが「肖像権」です。
「肖像権」の侵害でも法律違反となり処罰の対象となります。
個人の顔や姿に対して発生する権利のことです。
例えば、自分で撮影した写真に、誰かが映りこんでしまった場合、その人に「肖像権」があります!
「肖像権」を侵害しないためのルール
映りこんだ本人から、同意を得ている場合や後ろ姿などであれば肖像権の侵害にはあたりません。
もし誰かが映りこんでしまった場合には、人物が特定できないように加工や編集を加える必要があります。
例えば、グーグルフォトの編集機能を使い、顔の部分にスタンプをいれたりして顔を隠すことができます。
また、消したい部分を選択してきれいに削除できる消しゴムツールアプリも便利で人気です。
ブログでネット公開する際には、このように十分な配慮が必要です!
よくある質問
- もし「肖像権」を侵害してしまったら?
-
損害賠償の請求や、ブログ画像の削除を要求される場合があります。
自分で撮った写真だからといってなんでも掲載できるというわけではないことは、頭に入れておいた方がいいですね。
他人のブログ画像を使ってしまった場合の対処法
他人のブログ画像を無断で使用する行為は「著作権侵害」にあたり、犯罪です。
懲役や罰金の対象になるため、絶対に避けなくてはなりません。
ただ、知らず知らずのうちに「著作権侵害」にあたる行為をおこなってしまう可能性もあります。
他人に迷惑を掛けないためにも、自分自身を守るためにも、正しい知識の習得は必須です。
- 他人のブログ画像の使用には許可が必要
- たとえ、「出典」「参考」「引用」など掲載元を提示していたとしても、本人の許可は必ず必要です。
- 著作権フリーの素材サイトの注意点
- 画像をそのまま使用することは認めていても「画像の加工」「収益化」は認めているかどうか、といった確認は必要です。
他人のブログ画像を使っていることに、自分で気が付いた場合は直ちに削除しましょう。
また、著作権者に指摘されたり削除依頼が来た時も同様、事実を確認し速やかに誠意を持って対応することが大切です!
ブログ画像の転載・加工に関する法律と注意点
「転載」とは「大部分を載せ移しすること」であり、ブログ画像を加工して転載することは著作権法第20条「同一性保持権」により、禁止されています。
では、転載が可能なものについてご紹介します。
- 国や行政などの公共機関が公表しているもの
- 政治や裁判などで一般公開されているもの
これらに関しては、転載する上でのルールや条件があるかどうかを確認の上、転載が認められています。
ブログ画像の著作権を守るための具体的な方法とは?
自分のブログ画像を無断使用から守るためにできることをご紹介します。
- ブログ画像に名前を入れておく
- ブログ画像のそばにわかりやすく「使用禁止」の旨を記載
- 見つけたらすぐに通報
1. ブログ画像に名前を入れておく
このような場合には、ブログ画像に名前を入れておくことが重要です。
これにより、画像の出典や著作権者が明確になり、無断転載を防止することができます。
また、画像にはできるだけ自分で撮影したものを使用するなど、著作権侵害を避けることも大切です!
2. ブログ画像のそばにわかりやすく「使用禁止」の旨を記載
ブログ画像の著作権を守るためには、「使用禁止」の表示を画像に付けることが効果的です。
例えば、自分で撮影した写真や購入した写真素材など、自分が所有する画像については、画像のそばにわかりやすく「転載、使用禁止」といった旨の注意書きを記載しておくことが重要です。
また、他人が著作権を持つ画像を使用する場合には、著作権者から使用許可を得るか、ライセンスされた素材を使用するなど、適切な方法で使用することが必要です。
3. 見つけたらすぐに通報
万が一、自分の画像が無断で使用された場合は、早めに通報することが重要です。
画像の使用元のブログやSNSなどに連絡し、使用許可を得ていないことを伝え、画像の削除を求めることが必要です。
また、著作権法に違反している場合は、警察や弁護士に相談することも考えられます。
画像の著作権に関するQ&Aまとめ
- ネット上にあるブログ画像を自分の待ち受け画像に設定することはできますか?
-
問題ありません。個人的に使用することが目的であれば大丈夫です。
逆に、どんなに規模が小さいブログやSNSでもネット上に無断で載せることは禁止です。 - 収益を得ることが目的でないブログでも著作権侵害になってしまいますか?
-
著作権侵害にあたります。
目的は何であれ、他人の画像を無許可で使用することは許されません。 - 知らずにいつの間にか他人のブログ画像を使用しているケースはありますか?
-
勘違いしがちなケースはあります。
たとえば、検索エンジンでキーワードを入力した際にたくさん画像が出てきます。
それらも、ネット上に掲載されている誰かのブログ画像ですので、自由に使える画像ではありません。
著作権に配慮したブログ運営のコツとは?
今回は、ブログにおける著作権の基本をご紹介していきました。
ブログ画像と著作権に関する重要事項をまとめると以下の通りです。
- 著作権は絶対守る!他人のブログ画像の使用は禁止!
- 上で紹介したサイト以外にもたくさんのフリー素材サイトがあります。
サイトによっても使用方法や、制約が異なるため、使用する際は必ず確認してください。
- 上で紹介したサイト以外にもたくさんのフリー素材サイトがあります。
- 自分で撮影した写真にも注意が必要!
- 人物が特定できるような他人が写り込んでいないか、もう一度確認。
加工や編集で対処できます。
- 人物が特定できるような他人が写り込んでいないか、もう一度確認。
- 自分のブログ画像は自分で守れる!
- 日頃から無断使用されていないかのチェック、ブログ画像に名前を入れる、
自分でもできることはやっておきましょう。
- 日頃から無断使用されていないかのチェック、ブログ画像に名前を入れる、
このようなことがお分かりいただけたと思います。
ブログ画像を使うには、様々なルールや制約があるんだね!
著作権に関しては禁止事項をしっかりと理解して、ルールを守って運営すれば何の問題もありません!
この記事を参考にブログの画像の扱い方を見直してみてはいかがでしょうか。