内容的にはこちらに書いてあるもの全てを伝えたいイメージです。(ノウハウだけでなく、なぜこうするのか?という理由も含めて)
しかし、こちらの資料はあるライティングマニュアル本の原文となりますので、著作権的にこのままコピーして使うのはNGです。
また、マニュアル用に構成や表現などをうまく書き換える必要もあります。
他の見本記事や水上様の知識をうまく入れつつ、初心者ライターさんの方にもわかりやすく書いていただけると嬉しいです!
どうぞよろしくお願いいたします〜!!
以下参考文章
最も重要なリード文を書く
冒頭の数百文字の短いコンテンツを「リード文」と呼びます。
本文に入る前のつなぎのように考える人もいますが、間違いで記事内で最も重要なパートはリード文です。
なぜなら、記事中最も読まれるのがリード文だからです。リード文を読んで、記み進めるか離脱するかを読者は判断します。
興味がない、もしくは読む気にならないリード文であれば、その時点で読者は離脱してしまいます。
離脱されれば、その後の文章は読んでさえもらえません。
どんなに役立つ内容が書かれていたとしても読まれなければ、意味がありません。
リード文に求められることは、読者の共感を得て、本文を読むメリットを理解してもらい、先に結論を把握してもらうこと。多くの人が思っている以上にリード文に求められる役割は大きいです。
本書ではリード文は次のような構成で書くことをオススメしています。
- 読者の共感を得る文章
- 問題提起
- 実績とブランディング(マニュアルにはあればでOKと記載してください)
- 記事内容を一言で書く
- 読者が記事を読むメリット
- 最終的な結論
字数の目安は500文字以内です。個人的には300〜400字くらいが読みやすいと考えています。
長すぎるリード文ではリード文としての役割をはたさないため、長くなりすぎないように情報を取捨選択しましょう。
リード文の見本
先にリード文の見本をお見せします。
こちらは「ブログ・アフィリエイトの始め方と稼ぎ方」を解説した記事のリード文の見本です。
(共感の箇条書き)
- 今からアフィリエイトを始めようと思ってるんだけど⋯⋯
- ネット上にある情報が多すぎてどうしていいか分からない
- 必死に頑張るから、本当に稼げる情報を教えて!
(問題提起)
一般的にアフィリエイトを始めようとした初心者が「結局どうすればいいの?」と最初の一歩で挫折してしまうケースは非常に多いですよね。
(実績とブランディング)
アフィリエイトを始めて15年かかって、月1000万円を稼くことができました。しかしその15年の間、何度も挫折し失敗を繰り返したくさんの遠回りをしてきました。
(記事內容)
そこでこの記事では、初心者でも迷わずに努力さえすれば月1万円稼げるようになるための『アフィリエイトの基本』となる考え方から収益化でまとめて解説します。
(記事を読むメリット)
の記事を読めば「ゼロからアフィリエイトを始める初心者が月1万円までに本当に必要な手順」が全て分かります。
(結論)
私が17年かけて培ってきたブログ・アフィリエイトのノウハウや経験を
凝縮しました。ブログで稼げるようになりたい人は最後まで読んでください。
このようなリード文を自分でも書けるか不安を感じているかもしれませんね。大丈夫です、安心してください。このリード文は私が考案したリード文のテンプレに当てはめているだけです。テンプレに従って書くだけで、同じようなリード文を書くことができます。
リード文を詳しく解説
ここからはリード文のテンプレを詳しく解説します。
読者の共感を得る文章
りード文の冒頭では、読者のよくある悩みを簡条書きにします。
読者の共感を得て、自分の知りたいことが書かれていると感うことが重要です。
たとえば「アフィリエイトの始め方」について書いた記事では、
下記のような簡条書きになります。
- 今からアフィリエイトを始めようと思ってるんだけど⋯⋯
- ネット上にある情報が多すぎてどぅしていいか分から
- 必死に頑張るから、本当に稼げる情報を教えて!
「あなたのことを理解した上で記事を書いている」 と読者に伝わることが重要です。ありきたりな内容ではなく、読者の一歩踏み込んだ悩みを書きます。
ダイエット方法を解説した記事で「あなたは痩せたいと思っていませんか?」と当たり前のことをリード文の冒頭で書いてしまってはいけません。
ダイエット方法を解説した記事なので、読者が痩せたいと思っていることは大前提です。
この場合は「お腹は空いてないけど、つい間食してしまうことありますよね?」のように、痩せたい読者が「そうなんだよ!」とうなってしまうような内容を書くことを意識してください
読者の悩みを調べる方法
読者の悩みを調べるにはSNSやYahoo!知恵袋を使うと便利です。
記事のターゲットとなる読者がどのようなことで悩んでいの悩みをリサーチして、読者の心に刺さる言葉や共感を
読者が記事を読んだとき、記事冒頭の箇条書きに自分の悩みていれば読み進めてくれる確率は格段に高くなります。
冒頭の共感パートは簡条書きではなく文章で書いても問題ありません
全記事のリード文の書き出しが箇条書きで始まっていると違和感を感じる読者がいるかもしれないため、記事ごとにメリハリをつけましょう。
問題提起
問題提起では、次の2つを意識します。
- どんな問題があるか
- その問題が起こった背景は何なのか
問題提起の目的は読者の現在位置を明確にすることです。「あなたはこんな問題を抱えている。それは後々こんな問題につながってしまうかてない」と伝えることで、記事を読む必要性を読者に感じさせることができます。
たとえば、ブログのジャンル選定について書いた記事では以下のとおりです。
ブログやアフィリエイトサイトのジャンル選定はとても重要です。
ジャンル選定を間違えてしまうと「頑張って記事を書いたのにPVもあつまらず収益もほとんどない」 という状況に陥ってしまうことがあります。
「ジャンル選びは重要で、失敗すると大変なことになる」という書くことで、今抱えている問題を明確にしています。
③実績とブランディング
記事では誰によって書かれたかも重要です。同じ内容でも記事執筆者によって、読者の信頼度・満足度は大きく変わります。
例えば、次のような記事があった場合、どちらを読みたいと思いますか?
- ブログを始めたばかりの初心者が教えるブログ運営ノウハウ
- 月100万円稼ぐブロガーが教えるブログ運営ノウハウ
ほとんどの人が後者の記事を読みたいと思うはずです。仮に両者の記内容が全く同じでも、読者が信頼し満足するのは後者の記事です。
それだけ記事執筆者の実績やブランディングは重要だということです。
あなたの経験・実績・ブランディングなど、信頼度を上げられる文章を書いてください。
そんな他人にアピールできるような実績なんてない⋯」と思われるかもしれません。実績がなければ、無理に書く必要はありません。実績がなければ、絶対に記事を読まれないれないというわけではありませんので。
しかし、実績がある方が確実に有利です。これは間違いありません。
4記事内容を一言で書く
次に記事本文には何が書かれているかを分かりやすく一言で書きます。
重要なのは、当たり前のことを書かないことです。
例えば、ダイエット方法を解説した記事で「ダイエット方法を解説します」はNGです。なぜなら、ダイエット方法を解説した記事でト方法を解説しているのは当たり前だからです。
検索ユーザーは検索結果の記事タイトルを見て「ダイエット方法が書れた記事」だと分かった上で、記事を読んでいます。
ここて下記のような内容を書くことが有効です。
- 私が3ヶ月で7kg痩せたダイエット方法をお伝えします
- お金を使わず食事制限もせずに痩せるダイエット方法を解説
このように読者にとって魅力的な情報を書きます。
5読者が記事を読むメリット
直前で記事内容を一言で書きましたが、それだけで記事を読むことで得られる自分のメリットを理解できる人は少ないです。文章の意味を理解しようと考えながら、一文一文を丁寧に読む読者はいないからです。
このパートでは「この記事を読むと、どうなれるのか」を、ストレートに読者に伝えます。コツは内容をメリットに変換することです。
- 結果が出る
- 失敗しない
- お金や時間を無駄にしない
- 安心安全
読者は自分にメリットがある記事しか真剣に読みません。そのため読者にとって分かりやすくメリットを伝えることは非常に重要です。
6最終的な結論
非常に重要です。
いよいよリード文の最後のパートになります。リード文の最後に記事の結論を書いてください。
リード文で記事の結論を伝えると、記事を最後まで読んでもらえないのでは?と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
逆に結論が分からない記事は読まれません。
ブログ記事を読むときを思い返してみてください。
通勤中やトイレの中など、隙間時間でパッと記事を読んでいませんか?
そんなときに最後まで読まないと結論が分からない記事と冒頭で結論が分かる記事。どちらを読みたいと思うでしょうか?
おそらく後者のはずです。
重要なことなのでもう少し踏み込むと、読者が一番嫌うのは最後まで読んだのに結論が分からない、もしくは期待外れの結論に辿り着くことです。
そのため読者は先に結論を知りたいと思っています。最初に結論が分かれば、安心して記事を読み進められます。
ライティングや話し方の世界では「アンサーファースト」という言葉があります。要するに結論を先に伝えることは重要だということです。
「結論が分かったのに読者は記事を読んでくれるの?」と思うかもしれませんが、全く問題ありません。結論を知ったとしても、結論に至った理由やさらなる詳細が気になる読者は、きちんと記事を読んでくれます。
結論を先に書くのはリード文だけではなく、WebライティングやSEOライティング全般に言える話です。ラストにオチがある小説や映画との一番の違いはここにあります。
読者は忙しく隙間時間で記事を読む。この考え方はリード文以外でも重要な考え方なので、覚えておきましょう。
記事本文は「PREP法」で書く
りード文以降の記事本文の書き方に関しては、ブログだからこそのノウハウやテクニックがあるわけではありません。
読者に読みやすい文章を心がけて書いていきます。その辺りのライティングテクニックについてはのちほど詳しく解説します。
ここまでの手順で記事構成はすでに完成しています。出来上がった記事構成にしたがって文章を書いていきましょう。
ここでは知っていると役立つ、ライティングの世界では有名なPREP法を紹介します。このPREP法を意識するだけで、説得力のある文章を書くことができます。
PREP法とは次のような流れで文章を書くライティングの型です。
- Point:結論
- Reason:理由
- Example:具体例、事例
- Point:結論
それぞれの頭文字をとってPREP法と呼ばれています。PREP法の流れを簡単に解説します。
最初に結論(Point)を書いて要点を絞ります。次に結論に至った理由(Reason)を説明します。理由を説明したら、具体例(Example)を是示して、読者の理解を深めます。最後にもう一度結論(point)を書きます。
この流れに沿って書くだけで説得力のある文章を書けるようになります。
実際にPREP法を使ってダイエットに関する文章を書くと
- 結論:×Xすることで3ヶ月で7kg痩せることができました。
- 理由:摂取カロリーより消費カロリーが大きくなれば、絶対にダイエットできます。
- 具体例:食事でXXを意識して、運動ではXXを意識しただけで痩せました。
- 結論:今までどんなに頑張っても痩せられなかったけど、XXで痩せることに成功しました。
短い文章ですが、説得力のある書き方になっていると思いませんか?
注意点として全ての文章をPREP法に当てはめて書けばいいわけではありません。内容によってはPREP法に当てはめられないことも多いです。しかし、何の型もなく文章を書くのと、PREP法の順番で書けばいいと知っているのとでは、文章の書きやすさが全く違います。
なんでもゼロから考えて形にするのは大変ですからね。
構成を作る際にも解説しましたが、ブログの記事内は見出しで各コンテンツが区切られている状態です。
この見出しごとのコンテンツを書くときにPREP法を意識してみてください。
ただし、この際に必ずしも具体例や最後の結論を含める必要はありません。
毎回見出しごとに具体例を書くのは現実的ではありません。毎回具体例や結論を書くと冗長な文章になってしまうことが多いです。
この辺りは内容や文章量によっても変わるため、全ての文章をPREP法に当てはめるのはやめましょう。あくまでPREP法は基本となるフレームワーク(型)です。
どのように文章を書けばいいか迷ったときは、まずはPREP法に当てはめて考えてみると文章を書きやすくなります。
各コンテンツのバランスを考える
意図を意識したブログ記事は長文になりやすいです。そのため内容ごとにメリハリをつけて書くことが重要になります。
メリハリをつける一番分かりやすい方法は、記事のメインテーマは文章量が多くなるように丁寧に書き、メインテーマ以外は文章量が少なくなるように簡潔に書くことです。
たとえば、SEO対策方法を解説した記事なのに、検索エンジンのしくみに関する説明が延々と続くような記事はよくありません。
記事のメインテーマが「SEO対策方法」だとすれば、記事内で一番力を入れて書くべきコンテンツは「SEO対策方法の解説」です。「SEO対策方法」で検索する読者は検索エンジンの仕組みではなく、SEO対策方法を知りたいと考えているからです。
もし、メインテーマ以外のコンテンツが長くなりそうな場合、各コンテンツは要点だけを簡潔にまとめるだけにしましょう。各コンテンツの詳細は別の記事で解説し、内部リンクを貼ります。
まとめパートでは読者に行動を促す
最後のまとめでは、記事の結論と読者にどうしてほしいのかしっかりと伝えましょう。
- 別の記事を読んでほしい
- 商品を買ってほしい
- SNSでシェアしてほしい
- 感想を教えてほしい
- 今すぐ実践してほしい
- メルマガに登録してほしい
読者の行動を促すことをマーケティングではCTA(CallTo Actionの略)と呼びます。記事の最後にはCTAを忘れずに書くようにしてください。
良くないのは記事を読み終わった読者に「この記事は結局何が言いたかったの?」と思われてしまうことです。読者が迷わないように次にとるべき行動を明確に示してあげましょう。
まとめでは、記事の概要、要点が分かるように書きます。CTA以外はリード文に似ていますが、リード文とは違います。記事を読む前と読んだ後では知識や伝え方が変わります。
重要ポイントを装飾する
記事執筆は終わりです。「お疲れさまでした!」といいたいころなのですが、もう少しお付き合いください。
実はまだ完成していません。記事内容が重要なのは言うまでもありまら内容が良くても、見た目が良くない文章は読者に読んでとができません。
どんなに役立つ内容であっても、読者に読まれなければ意味がないです。
分かりやすい例は新聞です。最近は新聞を読む人が減っています。新聞が読まれなくなっている大きな原因は、見た目だと思っています。白黒で無機質に文字だけが並んでいる見た目が、多くの人の読む気をなくさせているのだと思います。
決して新聞をディスっているわけではありません。新聞は情報を早く正確に伝えることに特化した媒体なので、あの見た目が正解なのです。
そこに余計な装飾をすると時間もコストもかかって、本来の新聞が果たすべき役割を果たせません。それに新聞は有料なので、読者の手元に届いた時点でコストは回収できています。
しかし、ブログ記事は新聞とは違います。読者に読んでもらえなければ、SEOで評価されません。そのためSEOで評価されるためには読者に読んでもらえるような見た目に整えることが重要です。
最後まで読者に読んでもらうためには装飾が重要です。
装飾は記事の途中を読み飛ばす読者にも有効です。
装飾した部分は読まれる確率が高くなるため、重要な場所と認識され、読んでもらうことができます。
記事装飾のポイントは次の6つです。
- 1画面を文字だけで埋めない
- 適度に画像、イラスト、図解を入れる
- 吹き出しなどで読むポイントを作る
- 文字の装飾には色を使いすぎない
- 理解しやすいように簡条書きを使う
- 読んでほしい重要な部分は目立たせる
今はほとんどの読者がスマホでブログ記事を読みます。スマホの1画面が文字で埋まってしまうと圧迫感を感じて離脱される可能性が上がります。
そのためスマホの画面の中に「文字以外の要素」をバランスよく配置できるように意識しましょう。スマホ画面を縦にスクロールしても、なるべく1画面が文字で埋まらないようにするということです。
箇条書き
条書きは3項目以上を同列に並べる場合に使用します。
使用するメリットは次の3つです。
- 情報が整理されて理解しやすい
- 目立つから読まれる確率が高い
- SEO対策になる
箇条書きを早速使ってみましたが、文章中でメリットを羅列するより視覚的にも分かりやすく読みやすかったと思います
ある箇条書きでは「番号付き箇条書き」を使うようにし、逆に優劣など順番のない箇条書きでは、番号付きの箇条書きを適切に使うことができると記事は読みやすくなります。
吹き出し
記事内の重要ポイントや補足情報は、吹き出しを使います。吹き出しはアイコンと併用されることが多く、視覚的にも読者に読まれやすいポイントです。
吹き出し内の文章量が多いと読者に読まれにくいため、50文字以内で書きましょう。
吹き出し内では読者にとって有益な情報を書くことが重要です。よくある間違いは「うん。」「ふむふむ。」のよう意味のない相づちなどを吹き出しで書いてしまうことです。
吹き出し内でどうでもいいことを書くと、ブログ全体の吹き出し自体の重要度が下がり、読者に読まれなくなってしまいます。
「吹き出しには大切な情報が書かれている」と読者に思わせることが大切です。
ライティングテクニック
記事が読みやすくなるズルいテクニック11選
こちらでは、記事が読みやすくなるズルいテクニックを紹介します。
- ①1文は40〜60文字
- ②読者が読み飛ばしても理解できるように書く
- ③指示代名詞をなるべく使わない
- ④主語と述語を近づける
- ⑤文末表現の連続は2回まで
- ⑥断定表現を使う
- ⑦ なくても意味が通じる接続詞は削る
- ⑧本題以外の話は短くまとめる
- ⑨アンサーファースト
- ⑩二重表現を使わない
ここで紹介するテクニックを実践するだけでも、あなたの記事は今までより格段に読みやすくなります。
テクニック① 1文は40〜60文字
文章を短く区切ることで意味を理解しやすくなったり、リズムがよくなり読みやすくなったりします。
ライティングではおおよそ40〜60文字程度が1文の目安と言われます。
その文字数に当てはめて書く必要はありませんが、文章が長くなる場合は、1文を適切に分割しましょう。
ライティングでは「一文一義」が原則です。要するに「ひとつの文で伝えることはひとつ」ということです
長すぎる場合、1文に2つも3つも情報が詰め込まれていて、文の情報量が多くなりすぎると読者は意味を理解しにくくなります。
注意してください。
てクニック② 読者が読み飛ばしても理解できるように書く
本文を一字一句読む読者はいません。自分がネットで記事をよむときに思い出してほしいのですが、無意識のうちに記事を読みとばしていませんか?
自分の読みたい箇所や気になった箇所だけを読んで、それ以外は読み飛ばす。読者も同じように記事を読みます。
上から下まで全て読まれる前提で書かれた記事を見かけることもありますが、残念ながらそういった記事はほとんどが読んでもらえません。
書いた記事の大部分は読まれないと考え、読み飛ばされる前提で記事を書きます。
そこで重要になるのが読み飛ばしても読者が理解できるように記事を書くことです。これを「読み飛ばし対策」と私は呼んでいます。
読み飛ばし対策の基本は読者の手を止めるポイントを意識的に作ることです。本書内で記事を装飾する際には次のような要素を使いましょう。
- 箇条書き
- 吹き出し
- 画像
- 文字装飾
- 背景色
実は、これらを記事中で上手に使うことが読み飛ばし対策になります。
これらのテキストやテキスト以外の要素は記事内で目立ち、目立つポイントは読者も自然と手を止め読んでくれます。
ここに重要なポイントが書かれていれば「この記事は自分にとって情報が書かれている」と読者に感じてもらえ、その他の箇所も読んでもらえる確率が上がります。このように読者に読ませるポイントを意図的に作りながら、記事を書くことを心がけてください。
テクニック④ 指示代名詞をなるべく使わない
指示代名詞とは「これ」「それ」「あれ」のような言葉のことです。
ブログ記事では、指示代名詞をなるべく使わないように気を付けましょう。
指示代名詞は前の文章を読んでいないと理解できません。文章中の「それは⋯⋯」が指し示す内容は、指示代名詞より前に書かれているからです。
しかし、先ほども解説した通り、ほとんどの読者は文章を読み飛ばします。読み飛ばす読者は指示代名詞の内容を理解できません。
指示代名詞が何かを理解するには、前の文章から読み直す必要がありますが、現実的にはそんな真面目な読者はほとんどいません。
それに昔から学校のテストで「”それ”が何を表しているか答えなさい。」というような定番の問題がありますよね。「指示代名詞が何か答えなさい」と問題になるくらいなので、「それ」が理解できない人も大勢いるということです。
つまり、きちんと文章を読んでいても、指示代名詞が何かを理解することは意外に難しいことなのです。結果的に記事内容が伝わらずよく分からない記事」という評価を読者にされてしまいます。
これも読者が文章を読み飛ばした結果ですが、そんなこといっていても仕方ありません。読者が読み飛ばす前提で、読み飛ばしても理解できるように書くことを心がけるしかありません。
指示代名詞を省くことは読み飛ばし対策にもつながるため、必ず覚えておきましょう。
テクニック⑤ 主語と述語を近づける
自分の文章を読んでいて「なぜか意味が理解しにくい⋯⋯」と感じたら、主語と述語を近づけられないか検討してください。文章において「誰が」が主語、「何をした」が述語になります。
「僕はダイエットで10kg痩せた経験をもとに運営しているダイエットプログに集客するためにSEO対策の勉強をしている。」
この文章では「僕は」が主語で、「勉強をしている」が述語です。この文章を読むとなんとなく意味を理解しにくいと感じるはずです。
1文に複数の内容が含まれており主語と述語の間にいろいろ言葉が挟まっているため、意味を理解しにくいと感じてしまいます。
このような文章は次のように文を分割し、主語と述語を近づけることで理解しやすくなります。
「僕はブログに集客するためにSEO対策の勉強をしている。集客するのは、ダイエットで10kg痩せた経験をもとに作ったプログだ。」
かならずしも主語と述語を近づけなければいけないわけではありません
理解しにくいと感じたら主語と述語の位置を確認しましょう。
テクニック⑥ 文末表現の連続は2回まで
おなじ文末表現を連続して使うのは避けましょう。「〜です。です。」のように文末表現が連続していると、幼稚な印象を与えます。
読みやすい文章は気持ちいいリズムで読めるものですが、同じ文末表現が連続すると文章のリズムが悪くなります。
同じ文末表現が3回以上連続する場合、別の言葉に言い換えましょう。
良くない例
同じ文末表現を連続して使うのは良くないです。「〜です。〜です。〜です。」のように文末表現が連続していると、幼稚な印象を読者に与えてしまうからです。
読みやすい文章は気持ちいいリズムで読めるものですが、同じ文末表現が連続すると文章のリズムが悪くなりやすいです。同じ文末表現が3回以上連続する場合、別の言葉に言い換える方が良いです。
テクニック⑦ 断定表現を使う
ブログ初心者は記事内で「と思います」「らしい」「だそうです」のようなあいまいな表現を使ってしまいがちです。あいまいな表現をいれると読者は不安になります。
「この記事を信じて大丈夫なのだろうか⋯と感じてしまっては読者満足度が低くなってしまいます。
あいまいな表現を使わずに断定表現を使いましょう。
「もし情報が間違っていたら⋯」と不安になる気持ちは分かります。
しかし、間違った情報を書いているブログでは収益化できないため、自分の主張に自信を持てるように勉強やリサーチをした上で記事を執筆しましょう。
テクニック⑧ なくても意味が通じる接続詞は削る
文章を書いていると接続詞は何度も登場しますが、接続詞の使いすぎには注意しましょう。接続詞を使いすぎると、読者に幼稚な印象を与えてしまいます。基本的な考え方は、接続詞がなくても意味が通じる場合は、接続詞を削除します。
なくても意味が通じる接続詞として多いのは「そして、だから」のような順接の接続詞と「また、および」のような並列の接続詞です。
残すことが多いのは「しかし、でも」のような逆接の接続詞です。
接続詞は前の文章を受けて否定するときに用いられるため、接続詞はある方が意味を理解しやすくなります。
注意してほしいのは、全ての接続詞を削るべきと言っているわけではにないいことです。読者が読んでいて内容が理解しやすくなる接続詞を使うことです。接続詞を使うときは、ひとつひとつ必要性を考えながら書いてください。
テクニック⑨ 本題以外の話は短くまとめる
記事執筆時に「記事が長くて読者には読みにくいのでは⋯」と不安になることはよくあります。そんなときは記事内のメリハリを意識してみましょう。
シンプルに言えば、記事の本題は長く丁寧に書く。記事の本題以外の内容は短く簡潔に書きます。
記事執筆時に覚えておいてほしいことは、全ての内容を丁寧に書くことが読者のためになるわけではないことです。丁寧に説明しすぎた結果、量が増えて読者が混乱してしまったり、読みにくくなったりすることあります。
記事を書くときは「この内容はどのくらい重要か」 を常に考えてください。
重要なことは長く、重要でないことは短くする。
本題以外の内容が長くなる場合、詳細は別記事に書いて、内部リンクで飛ばしましょう。
内部リンクを上手に活用しましょう。
テクニック⑩ アンサーファースト
アンサーファーストとは結論を最初に伝えることです。ブログ記事のようなWebライティングでは、結論を先に伝えることが何より重要です。
アンサーファーストが重要な理由は、隙間時間で記事を読む読者が多いからです。例えば、通勤電車内、休憩中のトイレ、寝る前の布団の中など。読者は何分もない隙間時間で気になったことを検索してブログ記事を読んでいます。
時間のないときにじっくり読まないと結論が分からない記事をあなたは読みますか?
そんな余計な説明はいいから、先に結論を教えてと思うはずです。
PREP法でも結論→理由→具体例→結論のように最初と最後に結論が登場します。
資料もプレゼンも短時間で要点を理解してもらうことが重要です。そこでもアンサーファーストが使われていることが分かります。
ブログ記事はオチが最後に来る小説や映画とは違います。Webライティングでは結論を先に書きましょう。
テクニック⑩ 二重表現を使わない
何気なく文章を書いていると二重表現を使ってしまいがちです。二重表現とは同じ意味の言葉を重複して使うことです。
二重表現の例: 必ず必要、約1,000円くらいなど
二重表現を避けるには言葉ひとつひとつに気を遣いましょう。日常会話で二重表現を使ってもほとんど気になりませんが、文字になると違和感がでます。
文章を読み進める中で生まれる少しの満足感や込積み重ねが記事全体の満足度に大きく影響します。
SEOライティング
SEOライティングについて解説します。はじめたばかりの初心者には難しいかもしれませんが、収益作る上で知っておくべき重要なポイントです。
解説するSEOライティングのポイントは次の5つです。
- ①読者の目的を考える「検索意図」
- ②再検索させないための「潜在ニーズ」
- ③ 読者の考えを想像した「先読みライティング」
- ④読者の壁を越えさせる「3つのNOT」
- ⑤読者に再検索させない「SXO対策」
①読者の目的を考える「検索意図」
SEOでは検索意図を網羅的に満たすことが重要です。特定の読者ではなく多くの読者の役に立つ記事がSEOでは評価されるため「検索意図を網羅的に満たす」というのが大きなポイントになります。
ただし、記事の網羅性を高めようとして意味もなく長文記事にするのはNG。長文記事は求める情報がどこに書かれているか理解しにくく、読者はストレスを感じます。
最近では記事が長文になる場合に、まとめ記事と詳細記事に分けるケースがあります。まとめ記事と詳細記事に適切に分割すると、読みにくい長文記事を回避することができます。
まとめ記事と詳細記事を詳しく説明します。まとめ記事では要点のみを簡潔に書き、まとめ記事内の各コンテンツの詳細を書きます。
まとめ記事と複数の詳細記事はお互いにリンクをします。こうすることで各コンテンツのまとめ記事を読む読者が詳細を知りたい場合に、詳細記事にジャンプすることができます。
記事を分割しリンクを上手に活用することで読みやすく網羅的な記事を書くことができます。
要点はまとめ記事だけで理解できますし、各コンテンツの詳細を読むか読まないかという選択は読者自身に決めてもうことができます。
現実的に読者は目的達成できるか
検索意図を考える上で重要なことは、記事を読んだ読者が目的を達成できるかどうか。例えば「簡単に痩せる方法」と調べた読者に「食事制限して適度な運動をすれば痩せられる」と伝えてはいけません。
「簡単に痩せる方法」で調べる読者は食事制限や運動ができなくて悩んでいます。「それができたら苦労しないよ!」と読者に思わせてはいけないのです。
記事では現実的に読者が目標達成できる提案をしましょう。
「簡単に痩せる方法」なら「食事制限や運動が苦手な人でも実行できるダイエット方法」を書きます。
1キーワード=1検索意図ではない
検索意図は検索キーワードごとに大きく異なります。「1キーワー=1検索意図」ではありません。一般的にはピッグキーワードになるほど、検索意図の数は増えます。
ピッグキーワードとは検索数の多いキーワードだと考えてください。
「青汁」と「青汁効果」では、「青汁」の方がキーワード数も少なく、検索数が多そうなピッグキーワードだとなんとなく理解できるかと思います。ここではそのくらいの理解で構いません。
基本的には検索意図が増えるピッグキーワードほど網羅すぺきコンテンツが増えて記事は長文になります。読者満足度の高い長文記事を書くのは難易度が高いです。
プログ初心者向きではないので、ブログ初心者は検索意図が絞られて記事が書きやすい複合キーワードを狙うのがオススメです。
「青汁おすすめ」の検索意図
「青汁 おすすめ」はビッグキーワードになるので、たくさんの検索意図が考えられます。「青汁おすすめ」では次のような検索意図が考えられます。
- 美容におすすめの青汁を知りたい
- 健康におすすめの青汁を知りたい
- ダイエットにおすすめの青汁を知りたい
- 青汁のおすすめの飲み方を知りたい
②再検索させないための「潜在ニーズ」
潜在ニーズとは、検索した時点では読者も考えていなかったニーす。私は潜在ニーズを読者の本当のゴールと呼ぶこともあります。
潜在ニーズの反対の言葉は「顕在ニーズ」です。顕在ニーズはすでに在化されている(表に現れている)ニーズのことです。記事で顕在ニーズと潜在ニーズの両方を満たす必要があります。
潜在ニーズを満たすポイントは次の3つです。
- 読者がどんな気持ちで記事に辿り着いたか
- どんなことを知りたくて検索したか
- 最終的に読者はどうなりたいか
例えば「プログ記事書き方」で検索した読者がいたとします。このキーワードの検索意図は「ブログ記事の書き方を学びたい」です。これは顕在ニーズです。
では、「ブログ記事書き方」の潜在ニーズは何になるでしょうか?
答えは「SEOに強い記事の書き方を学んで、ブログでお金を稼ぎたい」です。もちろん収益以外の目的で記事を書く人もいますが、ここでは収益ブログを作りたい読者を想定しています。
重要なことは、ブログ記事で「ブログ記事の書き方」という顕在ニーズを満たすだけでは不十分だということです。プログ記事の書き方を学ぷことは読者にとっては手段でしかありません。
プログ記事の書き方が分かったとしても、ブログで稼ぎたい読者にはいくつもの疑問や不安が残ります。そんなとき読者はどういう行動を事を読んでも満たされなかった「ブログでの具体的な稼ぎ方」などで再検索します。
読者の再検索はSEOではマイナスになります。再検索されるということは、記事には読者が求める答えが書かれていなかったとGoogleは判断するからです。
他にも「薄毛原因」で検索した読者の顕在ニーズは「薄毛の原因を知りたい」ですが、潜在ニーズは「髪の毛を増やしたい」「抜け毛を防止したい」です。
目的は薄毛を克服することです。
薄毛の原因を知ることは手段で、検索を防ぐためにも、潜在ニーズまで満たせる記事作りを心がけてください。
③読者の考えを想像した「先読みライティング」
本書でもすでに登場していますが「読者の悩みや不安、疑問を先読みしてフォローするライティング」を私は先読みライティングと呼んでます。一般的な用語ではないので、先読みライティングと言っても通じません。ご注意ください。
読者の悩みや不安は、記事を読み進めるうちに刻一刻と変化していき、悩みや不安は記事単位ではなく文章単位で変わります。
読者の気持ちを先読みできず書きたいことや書けることだけを書くと自己満足な記事になりやすいです。
記事は読者のため記事の主役である読者を置き去りにしてしまっては本末転倒です。
次の例文は婚活方法を解説した記事を想定した文章です。
婚活で重要なことはたくさんの女性に会うこと。打席に立つ回数を増やせば、ヒットを打てる確率も上がるからです。
記事内のこの文章を読んだときに、読者にはさまざまな疑問や不安が生まれます。
- そもそも女性と話すのが苦手だから、たくさん会うのはキツい
- たくさんの女性に出会えていれば、今頃こんなに苦労はしてないわ!
- 打席とかヒットとか野球のたとえがよく分からない
記事では検索意図だけでなく、読者が読み進めるうちに生まれる新しい疑問や不安にも応えなければいけません。
今回の例文で先読みを行うと次のような文章を書くことができます。
婚活で重要なことはたくさんの女性に会うこと。打席に立つ回数を増やせば、ヒットを打てる確率も上がるからです。でも、女性と話すのが苦手で、なるべく会う回数を減らして婚活したい場合は××がオススメです。
「女性と話すのが苦手だから、たくさん会うのはキッい」と考えている読者をこのようにフォローすることで、読者のモヤモヤを解消することができます。記事でこのような先読みができると、読者満足度は格段に高くなります。
ネガティプな声に耳を傾ける
先読みライティングでは、ネガティブな意見に耳を傾けてください。
自分にとって都合のいい声ばかり、先読みしてはいけません。先ほどの例文を使って説明します。
婚活で重要なことはたくさんの女性に会うこと。打席に立つ回数を増やせば、ヒットを打てる確率も上がるからです。
この例文を自分にとって都合のいい声だけ先読みしてみます。
- 自分も積極的に女性に会いに行こう!
- すごく勉強になる!
- 失敗しても気にせず、打席に立とう
なんとなく違和感がないですか? その違和感の正体は、この先読みは現実的ではないからです。「たくさん女性に会った方がいい」と言われて「よし、たくさん女性に会おう!」なんてポジティブな読者はなかなかいません。
ネットでブログ記事を読んでいる読者に、そんなに前向きな人はいないと考えてください。読者は圧倒的に負の感情を抱くことの方が多いです
- 面白くない
- 読みにくい
- 意味が分からない
- もっと分かりやすく書いてくれ
読者は「もっと根暗で卑屈で臆病でネガティブでコミュ障」だと思った方がちょうどいいです。それにライティングではポジティブな意見を傾ける必要はありません。なぜならポジティブな読者はすでにきちんと記事を読んでくれているので、フォローする必要がないからです。
自分の文章を読む読者がネガティブかどうかはさておきネガティブな人ならどう考えるかを意識して先読みすることが重要です。
記事はラブレターと同じ
誰かに自分の想い(商品やサービスの素晴らしさ)を届けたいのであれば、ラブレターと同じように特定の一人に向かって書く必要があります。対象者を一人に絞り込むことで、その人の心に深く刺さる言葉や内容を伝えることができます。不特定多数に向けて書かれたラブレターを渡されてもうれしくないですよね?これを「ラブレター理論」と私は呼んでいます。
ブログ記事はラブレターと同じと言われることも多いです。この考え方は先読みのコツでもあります。要するにターゲットを絞ることが重要だということです。
このときに理解しておきたいのがペルソナの考え方です。ターゲットを細かく絞り込んだものをペルソナと呼びます。しかし、ペルソナ設定は難しくブログ初心者向きではありません。そこでオススメの方法は、知り合いを思い浮かべながら記事を書くことです
知り合いであれば、性格・考え方・喋り方などが分かりますよね?
記事執筆時に知り合いを想像し「この人がこの文章を読んだらどう思うか」を考えます。「特定の誰かに絞り込んだら、みんなに読まれないんじゃないの?」と思うかもしれませんが、逆です。
誰にでも当てはまる内容の記事は誰にも読まれません。
作り込まれた特定の誰かに刺さる内容の記事は、多くの人が共感し読んでくれます。記事全体ではなく、一文一文を読んで読者は何を考えるか、どう感じるかを徹底的に考えましょう。
④読者の壁を越えさせる
ライティングの世界では有名な3つのNOTという考え方があります。
ライティングでは、この3つのNOTをクリアするために「読ませる工夫」「信じさせる工夫」「行動させる工夫」ができているかどうかを常に意識します。
読まない
ライティングで一番重要なことは読者に記事の文章を読んでもらうことです。
どんなにいい内容を書いていても、文章を読んでもらえなければ、意味がありません。読まない壁を突破するには次のポイントを意識しましょう。
- 「結論→理由」の順番で書く
- 読み飛ばされても理解できる書き方をする
- 代名詞を使わない(これ、それ、あれ、さっきの)
- 図解、簡条書きを使う
- スマホの1画面を文字だけで埋めない
- ポイントを目立つように書く
- 見出しだけで内容が理解できる
- ターゲットやペルソナに役に立つ、刺さる内容を書く
これまでに解説してきた内容が多いため、ここではひとつひとつの項目について解説しません。本書のライティングテクニックはいろいろなところにつながっていることを覚えておいてください。
2つ目のNOT:信じない壁
読者は文章を読んでくれたとしても、内容を鵜呑みにするわけません。先読みライティングでも解説したように読者はネガティブで疑い深いです。
- ロコミが書いてあるけど捏造じゃないか
- 本当に最新情報が書かれているのか
- 本当に根拠のある正確な情報なのか
信じない壁を越えるために必要なことは「疑いようがないエビデンス(根拠)の提示」です。ライティングが苦手な人の記事は文章そのものに問題があるよりも、エビデンスが圧倒的に足りないことが多いです。
ビフォーアフター写真は信用されない?
ダイエットに関する記事では、昔からよくビフォーアフターの写真がれてきました。商品の使用前後の姿を写したものが、ビフォーターです。
ビフォーアフターの目的は、商品の効果を視覚的に分かりやすく伝えることです。今でもビフォーアフターには一定の効果がありますが、昔ほど読者に信用されなくなっています。
昔に比べてビフォーアフターが信用されなくなっているのは、ステマ・捏造・写真加工の可能性があることを読者はすでに知っているからです。
スマホアプリで写真を編集することはみんな当たり前のようにやっていますよね。先読みライティングに通じるところがありますが、ビフォーアフターを見た読者の考えを無視してはいけません。
エビデンスはできる限り疑いようのない根拠を提示しましょう。
お試しして本当に痩せたダイエット商品だとしても、ダイエット配事であれば、ピフォーアフターを写真で伝えるよりも「動面で痩せていく過程を見せる」「日付の入った写真を毎日撮る」ほうが写真に比べて動画の方が読者に信じてもらえる可能性が高いです。
先読みには、時代背景が大きく関わってくることも忘れてはいけません。エビデンスはプログ記事で非常に重要なポイントです。最近では記事執筆よりもエビデンスを作るのに時間やお金をかけるケースも多いです。
3つ目のNOT:行動しない壁
読者は文章を読んで信じたとしても、行動しません。「すごく気になるけど、今じゃなくていいか」と思って、
商品購入を先送りにした経験は誰にでもあるはずです。行動が先延ばしになると、そのまま忘れられてしまうことも多いです。
商品購入やSNSのシェアを促す記事では、今すぐ行動しなければいけない理由をアピールしましょう。「緊急性」「限定性」をアピールすると、読者の背中を上手に押してあげることができます。
- 緊急性:いつまでに申し込まないと損をする
- 限定性:早く申し込まないと損をする
緊急性と限定性をアピールするのは非常に効果があります。しかし、効果がありすぎるため、あまり強く訴求しすぎると煽り感が強くなってることもあります。
読者に不信感を少しでも読者を煽りたくないと思ったら、読者の不安要素を取り除いてあげることも効果的です。背中を押してあげることと同時に、読者の不安も取り除いてあげましょう。記事を読んで商品を買いたくなった後でも、まだまだたくさんの不安を読者は抱えています。
- 運営会社は信頼できるか
- 解約は簡単にできるか
- 自分が買っても本当に後悔しないか
- 無理なセールスはされないか
こんな不安があるうちは申し込むのをやめてしまう可能性があります。
買わない理由を与えないように、しっかり不安要素を取り除いてあげましょう。
2つの目の信じない壁をクリアするポイントとして、疑いようのないエビデンスを提示することを解説しました。エビデンスの提示は、行動しない壁をクリアするための重要なポイントでもあります。疑いようのないエビデンスは買わない理由をなくし、行働する理由にもなるからです。
⑤読者に再検索させない「SXO対策」
本書を読んでいる方はSEOについて勉強している人が多いと思います。
(Search Engine Optimization)のことSEOとは、検索エンジン最適化といいます。
一方、SXOについては知らない人も多いかと思います。SXOとは、(Search ExperienceOptimization)のことです。
検索体験最適化までの一連の流れのこ検索体験とは、読者が検索を始めてから終わるとです。
読者の流れ
- ある目的があり検索エンジンで検索
- 検索結果で訪問先をクリック
- サイト内コンテンツを閲覧
- 検索した目的を達成(もしくは未達成)
この一連の流れを検索体験と呼びます。Google検索した記事を読者に満足してもらえる記事やブログを作ることをSXO対策といいます。記事を書く上で知っておくべきSXO対策は次の2つです。
- 検索意図を満たす
- 再検索を防止する
「今のSEO対策はSXO対策だ」と言われるくらいSEO対策とSXO対策は密接に関係しています。記事内の文章量や、本文で使われているキーワードの種類や数が重要だった昔とは違い、今は記事でどれだけ読者を満足させられるかが重要です。
検索意図を満たす
検索意図を満たすことはSEO対策の基本ですが、SXO対策としても重要です。検索意図を考えるのが難しければ、マイクロモーメントを参考にしてください。マイクロモーメントとは、2015年にGoogleが提唱した検索行動が起こりやすい4つの瞬間のことをいいます。
- Know→知りたい
- Go→行きたい
- Do→何かをしたい
- Buy→何かを買いたい
検索キーワードから、検索の目的(検索意図)がどれに当てはまるのかを考えることで検索意図を考えるヒントになります。
Know(知りたい)
特定の情報を調べたい
Do(したい)
何か行動を起こしたい
Go(行きたい)
どこかへ行きたい
Buy(買いたい)
商品・サービスを購入したい
再検索を防止する
SXO対策で重要なのは、検索意図を満たした上で読者に再検索させない記事を書くことです。記事を読んだあとに再検索する読者には、知りたいことや不満があります。読者が満足すれば、同じようなキーワードでしばらく検索はしません。
再検索される記事はSXO対策ができておらず、読者満足度の低い記事だとGoogleに判断されてしまいます。再検索を防ぐには、再検索キーワードの検索意図も記事内で満たしましょう。
コメント