LOUD PARK 16 Report (Day-1後編)

[Category:Live/Event Report・Artist: LOUD PARK / CHILDREN OF BODOM / BLIND GUARDIAN / SCORPIONS / SHINEDOWN / DOKKEN / QUEENSRYCHE ・Writer:DENMETA(伝説のメタラー)(漫画家・ライター・編集長)]



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さいたまスーパーアリーナで開かれし日本最高峰のハードロック/ヘヴィメタル系統のフェスティバル、LOUD PARK ラウドパーク。通算11回目の開催の2016年度のレポート。お次はDay-1の8日(土)の後半
Day-1前半Report
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赤文字:ULTIMATE STAGE出演アーティスト青文字:BIG ROCK STAGE出演アーティスト緑文字:KINGDOM STAGE出演アーティスト、横にはラウパ出演回数を記載。


DANGER DANGER 初出演
KINGDOM STAGE後半はハードロックの重鎮、DANGER DANGERから始まった。
Set List
1.Crazy Nites
2.Under the Gun
3.Monkey Business
4.Don’t Blame It on Love
5.I Still Think About You
6.Rock America
7.Beat the Bullet
8.Bang Bang
9.Naughty Naughty



SHINEDOWN 初出演
昨年、初来日公演を行ったSHINEDOWNが2年連続で来日。結成してから中々来日してくれなかった彼らだが、ここに来て遂に日本でも積極的にライブを行う気になってくれたようである。アメリカでは既にフェスのヘッドライナーをやったりするだけに、ショウ運びがお上手。演奏のクオリティーが高いのは勿論、ヴォーカルのBrent Smithがアリーナ中を駆け回るという大冒険までやらかしてくれた。アリーナ後方から自分が出ているステージの反対側まで広く移動したのはラウパ史上彼が初。これは印象深い。現時点ではまだまだこのバンドに注意を払っている日本人は多くないが、このライブで着実に日本のHR/HMファンに関心を集めたであろう。キャッチ―な楽曲群からしてもっと日本で評価されるべきバンドの一つだ。
Set List
1.Adrenaline
2.Fly From the Inside
3.Diamond Eyes (Boom-Lay Boom-Lay Boom)
4.Unity
5.How Did You Love
6.Enemies
7.State of My Head
8.Second Chance
9.Cut the Cord
10.Sound of Madness



QUEENSRYCHE 初出演
KINGDOM STAGEの準トリはヴェテランのプログレッシブ・メタル、QUEENSRYCHEが務めた。
Set List
1. Guardian
2. Operation: Mindcrime
3. Best I Can
4. The Mission
5. Silent Lucidity
6. Empire
7. Queen of the Reich
8. Take Hold of the Flame
9. Screaming in Digital
10. Eyes of a Stranger



CHILDREN OF BODOM 5回目(06年,09年,12年,15年)
今やLOUD PARKの定番といった存在のCOB。今回、出演発表→出演キャンセル→もう一度出演発表 という前代未聞の珍事をやらかしたことでも話題になった。それでいて2年連続での出演。毎度毎度SLAYERと共に3年周期で来ていたが、その決まった流れもここで終わった。又、エクストラ・ショウを行ったのは何気に今回が初めてだったりする。それからRoope Latvalaの後任ギタリストが正式に決まっての最初の日本公演だ(前回いたJanneの弟はハナから期間限定のサポート)。
そしてこちらのライブだが、前回来ている人のことをよく考えてるセットリストだったなあというのが印象の一つ。何気にしばらく日本での演奏はご無沙汰だったSilent Night, Bodom Nightから始まり、人気があるはずなのに全然やろうとしなかったTrashed, Lost & Strungoutがここに来て遂に組み込まれる。これに興奮したファン多数。前回「何故やってくれなかった」との声が多数上がったNeedled 24/7も忘れない。極めつけは終盤のChildren of Decadence。来日頻度の高いCOBといえどそう聴けるものではない。Janneは相変わらずMCで日本語を多用。この調子でいけばいつかMarty Friedmanみたいになりそうだ。Alexiの「ありFuckin’がとう!」の挨拶もお馴染み。全くもって安定のチルボドといった感じのライブだった。
Set List
1. Silent Night, Bodom Night
2. In Your Face
3. Trashed, Lost & Strungout
4. Scream for Silence
5. Follow the Reaper
6. Needled 24/7
7. Morrigan
8. Hate Me!
9. Everytime I Die
10. I Worship Chaos
11. Angels Don't Kill
12. Children of Decadence
13. Downfall



DOKKEN 2回目(09年)
実に期待と不安の入れ混じる準ヘッドライナーの登場だ。この度めでたくオリジナル・ラインナップで日本公演を行ってくれたDOKKENバンドだが、DOKKENといえばかつて2009年のラウパで凄まじいまでのDon Dokken劣化パフォーマンスをしてくれたことでもよく知られる。まあ2009年なんてもう一世代以上も前のことだから、あれから状況も変わって・・・とも思ったが1年や半年ぐらい前のDOKKENのライブがどんなものかを調べてみてもどうやら相変わらずのようで・・・
そして迎えたライブ本番。まず楽器隊の感想だが、これは実に素晴らしいと思った。良い具合にラウドできっちり整っている音と演奏だった。それから最も肝心のDonだが・・・うむ、見事なまでに2009年時から何も改善されておらず。Donの歌声は普通に喋ってるときと常に音量が変わらないまま。歌ってるというより喋り声にメロディーをつけてるだけでパワーが全く無い。それでバックのコーラスと音に自身の声を見事にかき消される始末。ハードロックのリードヴォーカリストとして致命的すぎる。ライブ後にMCのBooが「素晴らしいライブをしてくれたDOKKENに大きな拍手―!」と煽ったが“素晴らしいライブ”というのがもう嫌味にしか聞こえず切なくなった。そんな中でもライブ終盤、Tooth and Nail演奏前にはDOKKENコールが沸き起こる。やっぱり日本人は温かい・・・いや、このコールはDonに対してのものじゃなく他のメンバーに贈られているのだろう。Don以外は本当に良い働きをしてくれているのだから。曲がとても良く、演奏も良好、一方で中心人物がヘナヘナ、という奇妙すぎるライブをまたしても見せてくれた。2009年時と同じく、またしてもネタにされまくるのであった。
Set List
1. Kiss of Death
2. The Hunter
3. Dream Warriors
4. Don't Close Your Eyes
5. When Heaven Comes Down
6. Breaking the Chains
7. Into the Fire
8. Alone Again
9. Mr. Scary
10. It's Not Love
11. In My Dreams
12. Tooth and Nail



BLIND GUARDIAN 2回目(07年)
DOKKENをしばらく観てからその裏でKINGDOM STAGEのトリを務めるBLIND GUARDIANを観に行った。Hansi Kürsch(Vo)の声はこの裏でライブ中のDon Dokkenの何十倍ものパワーがあって少し苦笑いしてしまった。比べちゃいけないと思っていてもつい・・・(苦笑)
で、かれこれ9年ぶりのラウパ出演となった彼らだが、この度、1995年発表の5thアルバム「Imaginations from the Other Side」全曲演奏という試みを行った。同作をやり終えた後はMirror Mirrorで占め、劇的にKINGDOM STAGEの幕を下ろした。
Set List
1. Imaginations from the Other Side
2. I'm Alive
3. A Past and Future Secret
4. The Script for My Requiem
5. Mordred's Song
6. Born in a Mourning Hall
7. Bright Eyes
8. Another Holy War
9. And the Story Ends
10. Mirror Mirror

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SCORPIONS 初出演
さあ、2016年度Day-1ヘッドライナーのライブのお時間である。本来なら2015年に出演していたはず(?)のSCORPIONSが満を持してラウパにやって来た。実に9年ぶりの来日公演。セットチェンジには彼ら専用のカーテンが降ろされ、更に彼ら専用の花道まで用意されてある。花道のあるラウパはこれが初である。
ライブはバック一面スクリーン。フルスケールでトリらしい派手さだ。楽曲もわかりやすい、どんな人にも魅力が伝わりやすいキャッチ―なハードロックナンバーが延々と繰り出される。古典的で渋い音楽だが、この時代の若者にだって十分通用する魅力がある。荒城の月を歌うといった日本愛溢れる行いも欠かさない。
昨年バンドの歴史に幕を下ろしたMOTORHEADのMikkey Deeも正式メンバーとなってから間がないにも関わらず、もう長いこと在籍してるかのように見える。というか今年最も目立っているドラマーのような気がする。そしてそのMikkey Deeがいることもあって、MOTORHEADのOverkillも演奏。スクリーンにはでかでかと故Lemmy Kilmisterが映し出される。2016年はこのようなレミー追悼パフォーマンスが世界各地で盛んに行われているが、ここLOUD PARKも同様だった。
そしてアンコールでは期待通りというべきかUli Jon Rothが飛び入り。勿論、心を奮い立たせてくれる場面だ。オールドファンは特に大きく感動したことであろう。
彼ら自身も久々の日本公演を存分に楽しんでいるのかこのライブ、出演時間を予定より延長。タイムテーブルには21:40までのライブと書かれているが終わったときは22時をまわっていた。こういうことが起こるのもラウパ史上初。ヘッドライナーにふさわしいライブであったことは勿論、LOUD PARK歴代ライブでも屈指の名パフォーマンスだったように思う。
Set List
1. Going Out With a Bang
2. Make It Real
3. The Zoo
4. Coast to Coast
5. Top of the Bill / Steamrock Fever / Speedy's Coming / Catch Your Train
6. We Built This House
7. Delicate Dance
8. Kojo No Tsuki (Rentaro Taki cover)
9. Send Me an Angel
10. Wind of Change
11. Rock 'n' Roll Band
12. Dynamite
13. Overkill (Motörhead cover)
14. Drum Solo
15. Blackout
16. Big City Nights
Encore:
17. Still Loving You
18. We'll Burn the Sky (with Uli Jon Roth)
19. Rock You Like a Hurricane



Day-2のレポートに続く。







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