LOUD PARK Memorial ~2015年編~

[Category:Feature / PickUp・Artist: LOUD PARK ・Writer:DENMETA(伝説のメタラー)(漫画家・ライター・編集長)]



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2016年度のLOUD PARK ラウドパーク開催前に、過去10回のLOUD PARKを振り返る特集記事。
開催10回目である2015年度のLOUD PARKはこのようになってました。
2006年編
2007年編
2008年編
2009年編
2010年編
2011年編
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2013年編
2014年編


LOUD PARK 15 
2015年10月10日(土)/11日(日)
埼玉・さいたまスーパーアリーナ

Day-1(10th Sat) Line Up ※カッコ内は出演回数。表記のないものは初出演。
-BIG ROCK STAGE-
SLAYER(4)/CHILDREN OF BODOM(4)/TESTAMENT/ALL THAT REMAINS(2)/GOJIRA/DAITA BAND/Opening Act:FRUITPOCHETTE
-ULTIMATE STAGE-
ARCH ENEMY(6)/ANTHRAX(3)/BACKYARD BABIES(2)/METAL ALLEGIANCE/OUTRAGE(4)/UNITED(3)
-KINGDOM STAGE-
GAMMA RAY/ROYAL HUNT(2)/HAMMERFALL/ANTHEM(2)/HOUSE OF LORDS/GALNERYUS(2)

Day-2(11th Sun) Line Up
-ULTIMATE STAGE-
MEGADETH(3)/DRAGONFORCE(5)/SABATON/THE LOCAL BAND/KAMELOT/ARMAGEDDON/Opening Act:GYZE
-BIG ROCK STAGE-
HELLOWEEN(2)/DIZZY MIZZ LIZZY/SOLDIER OF FORTUNE feat Mike Vescera/PRETTY MAIDS/浜田麻里/WE ARE HARLOT
-EXTREME STAGE-
CARCASS(3)/NAPALM DEATH(3)/AT THE GATES/DARK TRANQULLITY/ABBATH/OBITUARY(2)

Cancelled:METAL CHURCH/BREAKING ARROWS

◎EXTRA SHOW
SLAYER with GOJIRA:10/6(火)大阪 なんばHATCH , 10/8(木)東京 新木場STUDIO COAST
ANTHRAX:10/7(水)大阪 BIGCAT
MEGADETH:10/13(火)大阪 オリックス劇場


開催10回目という節目のLOUD PARK。ラインナップも過去にLOUD PARKを大いに盛り上げたバンドが多数出演。「これぞLOUD PARK!」といった感じのラインナップになった。

2012年時以来の3ステージ制となったが、2日間続けて3ステージ制は2009年時以来。さいたまスーパーアリーナで2日共3ステージ制はこれが初。

キャンセルしたアーティストは2組。まずはMETAL CHURCHがレコーディングのスケジュールを理由にキャンセル。METAL CHURCHはこの翌年、2016年度もLOUD PARK出演を発表した後にキャンセル。2年連続、二度に渡ってLOUD PARK出演をキャンセルしたのは2016年時点ではMETAL CHURCHが唯一である。
そして開催8日前にしてBREAKING ARROWSがバンドメンバーの都合により出演をキャンセル。俗に言う“キング枠”に。しかし、その代役としてBREAKING ARROWSと中心人物が同じのDAITA BANDが出演。キャンセルというより編成を変更したといった感じになった。
又、Creativeman曰く第一弾ラインナップ発表前にヘッドライナーを務める予定であったバンドが1組、出演をキャンセルしていたことを後に明かしている。どのバンドかは公言していないが、SCORPIONSであろうことが伺える(SCORPIONS自身BURRN!誌のインタビューでLOUD PARKに出演交渉中であったと話している)。そのSCORPIONSは2016年度のLOUD PARKのDay-1ヘッドライナーを務めることに。

2日通し券は一般販売開始日に即完売した。

この年からLOUD PARKのロゴ・デザインが赤黄黒の3色のものから白1色のものに一新された。


前年は初日のみOpening actがいたが、この年から2日共Opening act付き。Day-1はアイドルグループFRUITPOCHETTE。本編はUNITEDから始まり、BREAKING ARROWSから変更のDAITA BAND、国産では最多出演のOUTRAGE、メロディックなバンドを軸においたDay-1サブ・ステージKINGDOM STAGEではGALNERYUSと、出だしは国産バンドが続いた。

午後から外タレの登場。GOJIRAとHOUSE OF LORDSは長いキャリアを積んでいながらこのときに初来日となった。GOJIRAは日本滞在中に撮ったメンバーのプリクラがまた話題に。
オールスターバンドMETAL ALLEGIANCEは期待通りお祭り騒ぎに。2007年時にこのLOUD PARKで初来日公演を行ったALL THAT REMAINSが8年ぶりにラウパ帰還。07年時はトップバッターで新顔だったのがこのときは中間に登場ですっかり馴染みの顔となっていた。ATRの裏のANTHEMもまた07年時以来のラウパ出演であった。BACKYARD BABIESにいたっては初開催の2006年時以来9年ぶりのラウパ出演であった。


後半にはTESTAMENTが満を持して登場。裏のHAMMERFALLは実に10年ぶりの来日であった。
ANTHRAXはDay-2のヘッドライナーで同じくスラッシュメタル四天王のMEGADETHと同じく2009年時以来の出演。Joey BelladonnaがヴォーカルのANTHRAXとしては2006年時以来の出演であった。このライブでは故Dimebag Darrellを偲ぶ場面も見られた。一方でKINGDOM STAGEではROYAL HUNTがライブを行っていたがANTHRAXの注目度が高すぎて寂しい客入りとなってしまう。

Day-1サード・ビルにCHILDREN OF BODOM。またSLAYERと共に3年周期でやって来た。しかしCOBは2016年にもラウパに出演。3年周期のパターンは翌年から崩れる。Roope Latvala(Gt)脱退後、最初の日本公演で代役にはJanne Wirmanの弟のAntti Wirmanが務めた。


Day-1準トリは2年連続出場、6度目のラウパ出演のARCH ENEMY。10回目の開催記念として特別に元ARCH ENEMYのメンバーの2人、Johan LiivaとDay-2に出演するARMAGEDDONのChristophere Amottがゲスト出演。1990年代に遡る場面を見せた。尚、この1990年代のARCH ENEMYのラインナップは2016年にBLACK EARTHという名のバンドとして結成され、日本でツアーを行う。ARCH ENEMYの裏では2011年にUNISONICで出演したKai Hansen率いるGAMMA RAYがKINGDOM STAGEのトリを務めた。


Day-1のトリはSLAYER。ラウパのヘッドライナーを務めるのはこれで4度目。Jeff Hannemanが逝去後、最初のアルバム「Repentless」を引っ提げての来日。ショウのクライマックスではJeffを追悼するバックドロップが現れた。又、この来日でKerry King(Gt)が大阪のSLAYERの名を冠したカレー店「カレイヤー」に来店したことが話題となった。



Day-2のOpening Actは2010年代半ばより話題になりだした国産スリーピースバンドGYZE。Opening actでは役不足と言えるほどの盛り上がりを見せた。

本編トップバッターは同年ASKING ALEXANDRIAを脱退しメタルコアからロックンロールに転身したDanny Worsnop率いるWE ARE HARLOT。このバンドとしてはこれが初来日公演。続いて前日ARCH ENEMYのライブにゲスト出演したChristophere Amott率いるARMAGEDDONが登場した。
Day-2サブ・ステージEXTREME STAGE(前日のKINGDOM STAGE)は2008年時以来の出演となったOBITUARYがトップバッターを務めた。

そしてメインステージにジャパニーズメタルクイーン浜田麻里。もうゲスト出演の定番となっているLOUDNESSの高崎晃がゲスト出演した。
KAMELOTにはARCH ENEMYのAlissa White Gluzが登場。AlissaはDay-1のMETAL ALLEGIANCEでも出演予定であったがこれが中止に。その代わりなのかこのKAMELOTのライブに出演。尚、2016年のKAMELOTの日本ツアーにもAlissaが帯同した。
その裏ではEXTREME STAGE二番手、ABBATHがショウを展開。IMMORTALでも来日したことがなかったABBATHがここに来て遂に初来日を果たした。又、LOUD PARKでのライブのみならず、サイン会や町中そこかしこに現れては記念撮影していくことがまた話題に。LOUD PARK 15出演者の中で最も日本滞在を満喫したであろうアーティストとなった。

abbath

一方、メイン・ステージではPRETTY MAIDSがクラシックなロックを聴かせる。続いてCHILDREN OF BODOMのAlexi LaihoなどによるハードロックのカヴァーバンドTHE LOCAL BANDも同じく昔ながらのハードロックを演奏した。一方でサブ・ステージではDARK TRANQULLITYがメイン・ステージとは真逆の音楽で大暴れしていた。

Day-2半ば、メイン・ステージにSOLDIER OF FORTUNE feat Mike Vesceraが登場。このLOUD PARKのためのスペシャルバンド、Mike Vescera版LOUDNESSである。高崎晃はこの日二度目のステージ出演。
そしてこの年のLOUD PARKといえばなんといってもスウェーデンのウォーメタルSABATON。満を持しての初来日公演で戦車のセットもしっかり持ってきた。エンターテインメント性抜群のライブにフロア全体が大ウケ。このライブで日本での人気が爆発的に上がった。
裏ではAT THE GATESが登場。先ほど出演したDARK TRANQULLITYのMikael Stanneが飛び入りしたりと、こちらも盛り上がった。


2014年に二度目の再結成を果たしたDIZZY MIZZ LIZZYが終盤に登場。彼らのライブだけスクリーンがモノクロであった。2016年に20年ぶりのアルバム「Forward in Reverse」をリリース。デラックス盤にはLOUD PARK 15のライブ映像が収録された特典DVDが付属されている。そしてDIZZY MIZZ LIZZYは同作を引っ提げ、CHILDREN OF BODOMと同じく2016年、2年連続でラウパ出演を果たす。


そしてDay-2サード・ビルだが、この年、SECRET ACTという枠があった。一体誰なのか、様々なアーティストが予測されたが(特にBABYMETALと、この年に再集結した聖飢魔Ⅱ、MEGADETHがいるという理由でLAMB OF GODと予測する人が多かった)、そのアーティストとは同年9月に日本ツアーを行ったばかりのDRAGONFORCE。そのツアーの反響が大きかったため、ここで追加のスペシャル・ショウをやることにしたという。
しかし、肝心のライブは音響トラブルに見舞われ、ライブ開始時刻が20分も押し、いざライブが始まっても音響の問題はなかなか改善せず。2曲目、3曲目を演奏するまで長いこと待たされたり。結果、セットリストから2曲削らざるをえなくなってしまった。映像演出があったり、Marc Hudson(Vo)が更に日本語が上達したりと日本愛に溢れる内容だったが悔しい結果に。
あと、DRAGONFORCEはDOWNLOAD FESTIVAL 2015とKERRANG AWARDSでBABYMETALと共にパフォーマンスをするということがあったため、BABYMETALが飛び入りすることを予測する人が多数いたが、結局飛び入りは一切無かった。(しかしBABYMETALは会場に来ており記念撮影を撮っていた)


EXTREME STAGE準トリはNAPALM DEATH。2006年時はサブ・ステージ出演、2009年時はメイン・ステージだったがまたサブ・ステージに戻ってきたのだった。

メイン・ステージ準トリは2012年でもメイン・ステージの準トリを務めたHELLOWEEN。オリコンチャート9位を記録した15thアルバム「MY GOD-GIVEN RIGHT」を引っ提げての来日。バックには同作のジャケットにもある自由の女神型の大きなパンプキン風船が飾られた。Andy Derris(Vo)はショウの終わりに来年(2016年)6月に再び日本に来ることを告げた。そして宣言通りに2016年6月に日本ツアーを行うことを公式に発表・・・したのだがDani Loeble(Ds)急病のため9月に延期した。


EXTREME STAGEトリはこれまたLOUD PARKを語る上で欠かせない存在のCARCASS。裏のHELLOWEENが多くの観衆を集めているにも関わらず、サブ・ステージで最も客足が多かった。このステージの大トリを飾るにふさわしい圧巻のショウであった。


そして10回目の開催のLOUD PARKを締めくくるのはLOUD PARK史上最初のヘッドライナーであったMEGADETH。彼らはまさに一周回ってLOUD PARKに帰ってきたわけである。2006年、2009年出演時には不在だったDavid Ellefson(Ba)もようやくというべきかMEGADETHでLOUD PARKに出演できた。この年に加入したKiko Loureiro(Gt)は同年5月にANGRAで来日公演を行っており、2015年2回目の来日となった。又、この年はLAMB OF GODのChris AdlerがMEGADETHのサポート・ドラマーを務めていたが、この来日公演では家庭の事情で参加しなかった。
公演直前に2016年発売の15thアルバム「DYSTOPIA」からのシングルFatal Illusionを発売。この年のツアーでも演奏されており、本来ならラウパ及びエクストラ・ショウで演奏されるはずだったが、Chris Adlerがいないことを理由に演奏しなかった。



以上、2006年~2015年までのLOUD PARKを振り返る特集記事でした。

尚、過去10回の開催で出演回数の多いアーティストは以下の通り
6回:ARCH ENEMY
5回:DRAGONFORCE
4回:SLAYER/CHILDREN OF BODOM(2016年に出演回数5回となる)/OUTRAGE
3回:MEGADETH/ANTHRAX/ANGRA/CARCASS/NAPALM DEATH/DIR EN GREY/UNITED/LOUDNESS(神戸公演を含む)


LOUD PARK 16 
さいたまスーパーアリーナ

Day-1.10/8(土)
*BIG ROCK STAGE
SCORPIONS / CHILDREN OF BODOM / EXODUS / RAGE / MYRATH / ZARDONIC / I Promised Once
*ULTIMATE STAGE
DOKKEN(Original Line Up) / SHINEDOWN / ARMORED SAINT / CANDLEMASS / ALDIOUS / SONS OF TEXAS
*KINGDOM STAGE
BLIND GUARDIAN / QUEENSRYCHE / DANGER DANGER / MASTERPLAN / CAIN'S OFFERING / LORDS OF BLACK / Flesh Juicer

Day-2.10/9(日)
*ULTIMATE STAGE
WHITESNAKE / DIZZY MIZZ LIZZY / SYMPHONY X / SIXX:A.M. / LACUNA COIL / KUNI / Fury Of Fear
*BIG ROCK STAGE
NIGHTWISH / KILLSWITCH ENGAGE / ULI JON ROTH / RIOT / THE DEAD DAISIES / SAVAGE MESSIAH
*EXTREME STAGE
DARK FUNERAL / AMORPHIS / ENSLAVED / WITH THE DEAD / TERRORIZER / NOCTURNAL BLOODLUST

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