LOUD PARK Memorial ~2014年編~

[Category:Feature / PickUp・Artist: LOUD PARK ・Writer:DENMETA(伝説のメタラー)(漫画家・ライター・編集長)]




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2016年度のLOUD PARK ラウドパーク開催前に、過去10回のLOUD PARKを振り返る特集記事。
開催9回目である2014年度のLOUD PARKはこのようになってました。
2006年編
2007年編
2008年編
2009年編
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2013年編


LOUD PARK 14 
2014年10月18日(土)/19日(日)
埼玉・さいたまスーパーアリーナ

Day-1(18th Sat) Line Up ※カッコ内は出演回数。表記のないものは初出演。
-BIG ROCK STAGE-
ARCH ENEMY(5)/RAGE/AMARANTHE(2)/LOUDNESS(3)/MARTY FRIEDMAN/Opening Act:仮面女子
-ULTIMATE STAGE-
DRAGONFORCE(4)/DOWN(2)/SOILWORK/VANDENBERG’S MOONKINGS/BATTLE BEAST

Day-2(19th Sun) Line Up
-BIG ROCK STAGE-
DREAM THEATER/WITHIN TEMPTATION(2)/RIOT/THUNDER/the GazettE/PERIPHERY
-ULTIMATE STAGE-
KREATOR/DEATH ANGEL/THE HAUNTED/BELPHEGOR/GLAMOUR OF THE KILL/ARION

Cancelled:SYMPHONY X/MANOWAR

◎EXTRA SHOW
DREAM THEATER:10/20(月)東京 ZEPP TOKYO , 22(水)大阪国際会議場 メインホール

MANOWAR 振替公演:10/29(水), 30(木)Zepp Divercity Tokyo


3月に第一弾ラインナップ発表、4月にはもう全体の半分のラインナップを発表と、いつになく早かった。しかし最終ラインナップとタイムテーブルの発表はMANOWARの出演キャンセルの件(後述)があったためかかなり遅かった。

出演をキャンセルしたバンドは2組。まずはSYMPHONY Xがレコーディングのスケジュールにより出演を取りやめ。彼らは2016年度のLOUD PARKに出演する。
そしてもう1組は一大事件となった。18年ぶりの来日となるDay-1ヘッドライナーのMANOWARが開催8日前、10月10日に出演キャンセルを発表。原因は9月22日に発生したLos Angels港の火災の影響による船便の遅れにより、バンドの機材の公演までの到着が困難な状況となったため。前年にKING DIAMONDというヘッドライナーで中々来日してくれないレアなアーティストがドタキャンという出来事があったため、MANOWARがドタキャンすることを前々から想定していた人も少なくなったが、それでもいざ2年連続でヘッドライナーがドタキャンするのはとてつもなく大きな衝撃であった。
ただし、スケジュールを遅らせて来日公演を行うことは可能であったため、LOUD PARKの10日後に振替公演を行うことに。チケット代は通常価格8,000円で、MANOWARが出演予定であったLOUD PARKに来る客はチケット代が3,000円になる優遇措置をとった。このチケットはLOUD PARK当日、会場の3階廊下で販売された。又、この振替公演に来られない人にはMANOWARオフィシャルグッズを半額で購入できるサービスを実施、公演当日に発表した(会場のドアなどにお知らせの紙が貼られていた)。


又、DOWNのEXTRA SHOW、10/16(木)大阪 梅田AKASOでの公演がニューオーリンズで発生したハリケーンの影響によるフライトの遅れで中止になったりと、災難が続いた。


Day-1のみ、MANOWARキャンセルの精一杯のお詫びとしてか、ドリンク・チケットを無料配布、入場口付近で夜8時まで無料でポカリスウェット飲み放題のサービスを行った。

この年にOpening Actが初登場。アイドル・グループの仮面女子だったDay-1朝早く登場。出演が発表されたときは「またアイドル枠か」などと批判の声もよく上がったが、オープニングアクトは客が入りきってない時間帯での登場で来る客の半分以上は観れないものなので実際のところ批判するほどのことでもなく。物販やクロークに向かう人に加え、MANOWARの振替公演のチケットを買いに行ってる人が多かったこともあり、客足は少なかった。尚、このライブではSIAM SHADE、BREAKING ARROWSのDAITA(Gt)、LOUDNESSの山下昌良(Ba)、LUNA SEAの真矢(Ds)がバックバンドを務めた。

本編トップバッターは前年LOUD & METAL MANIAのヘッドライナーを務めたBATTLE BEAST。女子プロレスラーの風貌のNoora Louhimo (Vo)のインパクトが大きく、このライブで一段と日本での知名度を上げた。
前年METAL CLONE Xで出演したMARTY FRIEDMANがソロで出演。唯一のインストゥルメンタルの出演者であった。サポート・メンバーでBABYMETALの神バンドでも知られる大村孝佳もすっかり人気者となっており、ライブ後に大村孝佳がブースで個人的に観客から写真撮影に応じるサービスも行い話題となった。
VANDENBERG’S MOONKINGSはやはりWHITESNAKEのナンバーが盛り上がった。


LOUDNESSは2010年度の神戸版LOUD PARK以来の出演。本家LOUD PARK出演は会場が幕張メッセであった2009年度以来のこと。さいたまスーパーアリーナでのLOUD PARK出演はこのときが初。過去2回は出演をキャンセルしたアーティストの代役という役割であったが、今回は元から出演が決まっていた。
SOILWORKは同年発売した2枚組アルバム「The Living Infinite」を引っ提げての来日。
AMARANTHEはスクリーマーが交代しての3rdアルバム「Massive Addictive」発売直後の来日。LOUD PARK前日にはDisk Unionでサイン会イベントも行った。


Day-1終盤、PANTERAでお馴染みのPhil Anselmo率いるDOWNが登場。2008年出演時と違いRex Brownは不在。しかし2008年時同様に飛び入りアーティストが出現。高崎晃(LOUDNESS)が飛び入りした。この頃、DOWNはライブでPANTERAのナンバーを時折やったりすることもあったがこちらLOUD PARK 14では一切やらず。

Day-1サード・ビルはRAGE。Higher Than the Skyではフロア全体で大合唱が起きた。翌年2015年には現メンバーでの活動を終了すると発表し、ファンを困惑させたが同年、新たなラインナップで活動。そのラインナップでRAGEは2016年、二度目のLOUD PARK出演を果たす。

過去に出演したときは昼ごろの出番だったDRAGONFORCEが今回Day-1準トリで登場。日本で試聴会も行った6thアルバム『Maximum Overload』を引っ提げての公演。2012年出演時から積極的に日本語でMCを取り入れてきたMarc Hudson(Vo)は更に日本語が上達。このLOUD PARK14でのパフォーマンスを収めたライブ映像作品「In The Line Of Fire」を2015年に発売した。


そして5回目のラウパ出演のARCH ENEMYがMANOWARに代わってDay-1のトリを務めた。同年、ヴォーカルをAngela GossowからTHE AGONISTのAlissa White-Gluzに交代した編成で発売した9thアルバム「War Eternal」を引っ提げての来日。ARCH ENEMYヴォーカル交代後最初の日本公演で、AlissaがLOUD PARKの舞台に立つのもこれが初であったが、既に顔なじみかのように受け入れられた。ARCH ENEMYはLOUD PARKと最高に相性が良いバンドであることを再確認できたライブで、今回もさも当然の如く大勢の客を集めて劇的に盛り上げ、トリにふさわしいライブをしてみせた。



Day-2はWITHIN TEMPTATION以外、どれも初出演のバンドで占められた。

同年5月にLOUD & METAL ATTACK出演で初来日公演を行った若手ARIONからDay-2がスタート、同じくこの年二度目の来日となったPERIPHERY(同年2月にSCREAM OUT FEST出演と単独公演実施)は二番手とは思えないほどの盛り上がりを見せた。
ポストBULLET FOR MY VALENTINEと評判のGLAMOUR OF THE KILLが初来日。ライブは良い具合に盛り上がり、将来有望、期待の若手と評された。にも関わらず、この翌年2015年にまさかの解散を発表。GOTKはこれが最初で最後の来日公演となってしまった。


四番手のthe GazettEはDay-1のOpening Actの仮面女子と共にこのとき出演するにあたって場違いだと叩かれた。彼らの場合はヴィジュアル系と呼ばれるバンド。この手のことで批判されたのは過去にDIR EN GREYがおり、彼らのLOUD PARKでのライブはあまり盛り上がらなかったこともあれば、批判を押しのけてライブを成功させたこともある。そんな前例があるため、どのような展開になるかは予想しづらかったが、the GazettEのライブは今一つの集客であった。一方で演奏そのものは彼らなりに目いっぱい“メタル”しており、最終的にはサークル・ピットも発生。少なからず観ていたメタルヘッズからも喝采を浴びた。

BELPHEGORも初来日。LOUD PARKのオフィシャルサイトでタイムテーブルを発表する前にBELPHEGORは自身だけ出演時間を前もって発表していたりもした。ここからULTIMATE STAGEはエクストリーム系のバンドが最後まで続く。


ULTIMATE STAGEとは逆にBIG ROCK STAGEはここから割かしキレイなバンドばかりが出演。大人のロックと評されしTHUNDERが登場。先ほど出演したBELPHEGORとは真逆の空気だった。
こうしてキレイなバンドと激しいバンドが交互に出演。THUNDERの次は前年大幅にメンバーチェンジをしたTHE HAUNTED。Marco Aro(Vo)は頭にマイクを強く打ちつけ流血しながらパフォーマンスし、人々にインパクトを与えた。
RIOTはバンドの創始者である故Mark Reale(2012年没)を追悼するライブでもあり、演奏前にはMark Realeの写真がスクリーンに映し出された。RIOTのいるBIG ROCK STAGE側の客はただ歓声を送るだけであったが反対のULTIMATE STAGE側はDEATH ANGEL待ちの暴れん坊な客が集結しているためサークル・ピットを作ったりと奇妙な光景もできた。そしてDEATH ANGELが登場し、暴れん坊客たちの本番は始まる。

2006年度、初代LOUD PARK以来の出演となったWITHIN TEMPTATION。6thアルバム「Hydra」を発売しての来日。このとき来日自体が7年ぶりであった。前回来日時から7年間でウンとビッグになりサード・ビルで登場。タイムテーブルが発表される前は準ヘッドライナー扱いでもあった。


エクストリーム系だらけのULTIMATE STAGEを締めたのはジャーマンスラッシュ三羽ガラスのKREATOR。それまでのULTIMATE STAGE出演バンド同様に、いや、それ以上にアリーナは大暴動。終盤には2つのピットが合わさって凹型にまでなった。このステージのトリにふさわしきライブ。ULTIMATE STAGEのエリアは最後までメタル運動会を展開した。

そして開催9回目のLOUD PARKにして遂にDREAM THEATERが初登場。前年発売した12thアルバム、セルフタイトル作を引っ提げての来日。ラウパ開催発表前からfacebookで出演をフライング発表したことでも驚かせた。このときのツアーでは彼らの代表曲Pull Me Underを演奏していなかったが、このLOUD PARKでのライブに限り特別に演奏した。安定の演奏と圧巻のパフォーマンスを見せ、2014年度のLOUD PARKを締めくくった。



そして10日後、MANOWARが遅れて日本に到着。2日間の東京公演で18年ぶりの来日を果たした。



開催10回目の2015年編に続く。







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