LOUD PARK Memorial ~2011年編~

[Category:Feature / PickUp・Artist: LOUD PARK ・Writer:DENMETA(伝説のメタラー)(漫画家・ライター・編集長)]




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2016年度のLOUD PARK ラウドパーク開催前に、過去10回のLOUD PARKを振り返る特集記事。
開催6回目である2011年度のLOUD PARKはこのようになってました。
2006年編
2007年編
2008年編
2009年編
2010年編


LOUD PARK 11 
2011年10月15日(土)
埼玉・さいたまスーパーアリーナ

Line Up ※カッコ内は出演回数。表記のないものは初出演。
-ULTIMATE STAGE-
LIMP BIZKIT/ARCH ENEMY(4)/TRIVIUM(2)/UNITED(2)/AMARANTHE/AUGUST BURN RED
-BIG ROCK STAGE-
WHITESNAKE/THE DARKNESS/UNISONIC/KROKUS/STRYPER/ANIMETAL USA

◎EXTRA SHOW
LIMP BIZKIT:10/14(金)愛知 ZEPP NAGOYA , 10/17(月)東京 新木場STUDIO COAST , 10/18(火)大阪 なんばHATCH
WHITESNAKE:10/17(月)兵庫 尼崎市アルカイックホール , 10/18(火)岡山市民会館 , 10/20(木)宮崎 メディキット県民文化センター , 10/22(土)愛知 刈谷市総合文化センター


2011年の出来事を語るとやはり真っ先に出るのが3月11日に起きた東日本大震災。この出来事はありとあらゆるものに影響を及ぼし、LOUD PARKにも当然影響が出た。震災によって音楽系でもなんでも数多くの国内イベントが中止、海外のアーティストが予定していた来日をキャンセル、LOUD PARKのブッキングにも大打撃を受けた。
それでもなんとか開催にこぎつけた2011年のLOUD PARK。ただしこれまで通り2日間とはいかず、1日のみの開催に。開催を発表する日も例年より遅く、人々から「もしかして今年はLOUD PARK開催無し?」とよく囁かれていた。(11年度は6月に開催発表し7月に第一弾アーティスト発表。それ以前は4月に開催発表、6月に第一弾アーティスト発表であった)

又、2011年度はステージ配置が対面式となっていた(2つのステージが向かい合っている)。この形式で行われたのは2011年度が唯一。

最初にラインナップを発表するとき、LIMP BIZKITがヘッドライナーとなっていた画像が流出された。しかし公式発表での第一弾ラインナップではLIMP BIZKITはおらず、WHITESNAKEがヘッドライナー扱いのものとなっていた。ところが後に結局LIMP BIZKITが出演、ヘッドライナーをやることを発表。一応、LIMP BIZKITとWHITESNAKE、ダブルヘッドライナーという扱いではあった。


ラウパ11の先陣を切ったのはこの年に結成されたアニメソングのメタルカヴァーバンド、ANIMETAL USA。バンド名にUSAとある通りANIMETALのアメリカ人バージョンである。話題性があるバンドだけにトップバッターながら大勢の観衆が集まった。またマジンガーZ演奏中に当時ブレイク前であったももいろクローバーZがバックダンサーで飛び入りした。


二番手のメタルコアバンドAUGUST BURNS REDから大きなサークル・ピットが発生、ライブ後はJake Luhrs(Vo)が前列のオーディエンスに握手してまわるサービスもあった。クリスチャンメタルSTRYPERは再結成後初めての日本公演、実に22年ぶりの来日であった。
DRAGONLANDのメンバーOlof Mörckによって結成されたAMARANTHEはこの年にデビュー。6月には単独での初来日公演を実施し、この来日中にLOUD PARK出演を発表した。ブレイクした新人ということでLOUD PARKのライブも大きな期待が寄せられたが、まさかの機材トラブル発生。マイクに中々音声が入らず思うようなライブができなかった。尚、1.000.000 LightyearsのMVにこのLOUD PARKでの来日の映像が使用された。


スイスのKROKUSは結成から40年目にして初来日公演であった。UNITEDは非常に大きなサークル・ピットを生み、そして日本語ペラペラクウェート人Ken-Shin(Vo)がまた話題を呼んだ(しかし彼は2012年に脱退)。

元HELLOWEENのMichael Kiskeによって結成、更に元HELLOWEENの経歴を持つGAMMA RAYのKai Hansen(Gt)が入ったUNISONICが中盤に登場。当時はまだアルバムが1枚も出ていなかった。セットリストは7曲中3曲が翌年リリースのUNISONICのデビューアルバム収録曲、1曲はKiskeのバンドPLACE VENDONEから、そしてあとの3曲はHELLOWEENのナンバー、A Little Time、そして終盤に演奏したFuture WorldとI Want Outは演奏し始めた瞬間、大歓声が沸いた。


TRIVIUMもまたこの年二度目の来日。6月にMatt Kiichi Heafy(Vo, Gt)とCorey Beaulieu(Gt)の2人がこの年に発売の5thアルバム「IN WAVES」のプロモーション来日し、そして10月、このLOUD PARKで本作を引っ提げての来日公演を行った。この公演終了後には日本テレビ「スッキリ!!」に日本好きな海外スター特集でTRIVIUMが取り上げられ、KiichiがVTR出演する。

kiichi


2006年に解散したTHE DARKNESSはこの年に再結成。このLOUD PARKでのライブが復活来日公演となった。


ARCH ENEMYはこれで4度目のLOUD PARK出演。Michael Amott(Gt)は6年連続出演。しかしこの連続出演記録は翌年2012年で途絶える。同年発売、日本語表記が“アーク・エネミー”から“アーチ・エネミー”に変わった8thアルバム「KHAOS LEGIONS」を引っ提げての来日。Christopher Amott(Gt)はこの翌年に再びARCH ENEMYを脱退。しかし脱退後も時折ライブに参加したりする(LOUD PARK 15でのライブなど)。Angela Gossowも2014年にヴォーカルをAlissa White-Gluzにバトンタッチ。次以降の出演からいなくなる。


BIG ROCK STAGEのトリはこの年にアルバム「FOREVERMORE」を発売したWHITESNAKE。1984年の「SUPER ROCK」以来、27年ぶりの日本のフェスティバル出演となった。このラウパ11では準トリの出番であったが2016年度、彼らはラウパDay-2の大トリを務める。


そして最後、ULTIMATE STAGEにLIMP BIZKIT。Wes Borland(Gt)完全復帰作となった6thアルバム「GOLD COBRA」を引っ提げての来日。LOUD PARKは過去10回の開催の中でも出演するにあたって場違いだのと物議を醸すアーティストが何組も出てきたが、その中でもLIMP BIZKITの出演は歴代でも1、2を争う大騒ぎとなった。ここまで出演したアーティストとラップメタルのLIMP BIZKITでは同じヘヴィミュージックでも雰囲気やファン層が随分異なる。この日ANIMETAL USA出る前にMC・Saschaが出演アーティストの名を一組ずつ読み上げていったときも他の11組は歓声が沸いたのに対し、LIMP BIZKITだけ明らかに反応が悪く苦笑いが起こったことからも彼らがいかにここの観客に受け入れられていないかが伺えた。実際、WHITESNAKE終演後、全体の半数近くの客が一斉に会場を退出していった。
客数が激減した中でのライブであったがバンド本人たちは容赦ないライブをしてくれた。客席に長いことFred Durst(Vo)が入り込んだり、演奏をすぐやめたり、逆に長々と煽りを入れたり、最後のRollinでは観客を何十人とステージに上げたり、観た人は良い思い出になっただろう。尤も、悪ふざけ要素が半端ないので冗談の通じないクソ真面目なメタルヘッズは帰って正解だったと思うが・・・

と、当時を知る人々の間ではにっちもさっちも「大勢の観客が帰っていった」とよく語られるライブだったが、この3年後の来日公演、KNOTFEST JAPAN 2014では彼らは大観衆を集め、このときの雪辱を晴らすかのようなライブをした。


開催7回目の2012年編に続く。




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