LOUD PARK Memorial ~2009年編~

[Category:Feature / PickUp・Artist: LOUD PARK ・Writer:DENMETA(伝説のメタラー)(漫画家・ライター・編集長)]




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2016年度のLOUD PARK ラウドパーク開催前に、過去10回のLOUD PARKを振り返る特集記事。
開催4回目である2009年度のLOUD PARKはこのようになってました。
2006年編
2007年編
2008年編

LOUD PARK 09 
2009年10月17日(土)/18日(日)
千葉・幕張メッセ9-11ホール

Day-1(17th Sat) Line Up ※カッコ内は出演回数。表記のないものは初出演。
-ULTIMATE STAGE-
JUDAS PRIEST/ARCH ENEMY(3)/DOKKEN/FIREBIRD/STEEL PANTHER
-BIG ROCK STAGE-
MEGADETH(2)/ANTHRAX(2)/LOUDNESS/OUTRAGE(2)/BLESSED BY A BROKEN HEART
-SANCTUALY STAGE-
POISON THE WELL/LYNCH MOB/LED ZEPAGAIN/HIROAKI TAGAWA/FADE/LIV MOON

Day-2(18th Sun) Line Up
-BIG ROCK STAGE-
SLAYER(2)/CHILDREN OF BODOM(2)/PAPA ROACH/HATEBREED(2)/LAZARUS A.D./DEAD BY APRIL
-ULTIMATE STAGE-
ROB ZOMBIE/FAIR WARNING/NAPALM DEATH(2)/HIBRIA/H.E.A.T
-SANCTUALY STAGE-
ANVIL(2)/GOTTHARD/ROYAL HUNT/GALNERYUS/CROSSFAITH

Cancelled:STEADLUR , ACE FREHLEY

◎EXTRA SHOW
JUDAS PRIEST:10/14(水) 神戸 神戸国際会館こくさいホール , 10/15(木) 名古屋 愛知県芸術劇場大ホール
ROB ZOMBIE:10/15(木) 東京 新木場STUDIO COAST , 10/16(金)大阪 なんばHATCH
LED ZEPAGAIN:10/19(月)東京 渋谷CLUB QUATTRO
SLAYER:10/19(月)東京 新木場STUDIO COAST , 10/20(火)大阪 IMP HALL
MEGADETH:10/19(月)大阪 なんばHATCH(Guest:PAPA ROACH) , 10/20(火)名古屋 CLUB DIAMOND HALL(Guest:HIBRIA)


会場が幕張メッセで3ステージ制と初開催の2006年度仕様に戻った開催4度目のLOUD PARK。ラインナップも2006年度に出演していたアーティストが多数。尚、幕張メッセでLOUD PARKを行ったのはこれが最後となっている。

メインアリーナの後方には特設指定席が作られた。チケットは立ち見と指定席に分けられていたが、当日その場で立ち見チケットを指定席チケットにアップグレードすることもできた。

チケットの売れ行きも良好で2日間での最高観客動員数の記録を更新した。

この年に出演をキャンセルしたアーティストは2組。まずはSTEADLURが開催1ヶ月前にキャンセル。
そして開催3日前、ACE FREHLEY(ex-KISS)がまさかのドタキャン。LOUD PARK出演をドタキャンしたアーティストといえば2013年度のKING DIAMONDと2014年度のMANOWARが良く語られるが、LOUD PARKドタキャンの先駆者は他でもないこのACE FREHLEYなのである。
そのACE FREHLEYの代役にはLOUDNESSが出演。急に出演が決まったため、この年のLOUD PARKのOfficial Tシャツの出演アーティスト欄にはACE FREHLEYの名前が載ったままでLOUDNESSの名前が載らないという事態に。


ショウはカナダ出身の若手バンドBLESSED BY A BROKEN HEARTから始まった。BBABHはこれが最後の来日公演となってしまう(2014年に解散)。


二番手のSTEEL PANTHERはわずか二ヶ月ぶりの再来日(8月に初来日単独公演を実施)。この年に日本デビューしたHR/HMバンドの中でも群を抜いて目立っており、BURRN!誌の2009年度読者人気投票でBRIGHTEST HOPE(新人部門のチャンピョン)に輝いた。


二度目のラウパ出演となったOUTRAGEは前回2007年出演時とはまた状況が異なり、このときは橋本直樹(Vo)が正式に復帰。この翌月に会心の復帰作「OUTRAGE(セルフタイトル)」をリリースして話題となる。
前年CARCASSで出演したBill Steer率いるブルースロックバンドFIREBIRDは9年ぶりの来日公演となった。
上述の通り急遽出演となったLOUDNESSは前年に亡くなった樋口宗孝(Ds)を追悼する場面も見られた。

そして中盤に登場したDOKKENはLOUD PARK史上最高の”迷”演とも呼び声の高いショウを展開。キーマンのDon Dokkenはすっかりふくよかな体型となって登場。そして声量の衰えが凄まじい。この後にSANCTUARY STAGE(サブ・ステージ)にLYNCH MOBで出演するGeorge Lynchが飛び入りするファンには嬉しいサプライズもあったものの、何よりもDonの劣化ぶりが目立つショウであった。このライブのインパクトは絶大でBURRN!誌2009年度読者人気投票BORE(残念だった出来事)部門で7位にランクインするほど。2016年にDOKKENは黄金期のラインナップでLOUD PARKに帰ってくるが、多くの人々がこのときの二の舞にならないか心配している。

2006年時同様にまたこの場にスラッシュメタル四天王のうちの3組が集合。メイン・ステージに最後から4番目に登場したANTHRAXはこの時代、編成が安定しておらず、この年にまたヴォーカルが交代。2005年に脱退したJohn Bushが復帰。しかしこのライブ後にすぐにまた脱退する。

Day-1サード・ビルは3度目のラウパ出演ARCH ENEMY。Michael Amott(Gt)とDaniel Erlandsson(Ds)の二人は皆勤賞。Danielの連続出場記録はここまでで終わる。この年のARCH ENEMYは1990年代のナンバーをリ・レコーディング、Johan Liivaが歌っていたARCH ENEMYの曲をAngela Gossowの歌で再録したアルバム「THE ROOT OF EVIL」をリリース。これに伴いこのライブでも90年代の曲を多めにプレイした。


Day-1準トリはMEGADETH。Chris Broderick(Gt)のいる編成での最初の来日公演。この編成で同年発売した12thアルバム「ENDGAME」はMEGADETH再結成後のアルバムでは最高傑作と呼び声が高く、ライブも大盛り上がり。前回出演時と違ってヘッドライナーではないものの、人々の反響は前回出演時を上回るライブであった。又、このときに舞台裏でLOUDNESSの高崎晃と親しくなり、Extra Showの大阪・なんばHatch公演では高崎晃が飛び入りしてSymphony Of Destructionを共に演奏した。この共演は2014年のSUMMER SONIC OSAKAでも再度実現する。
この年はMEGADETHの活躍目覚ましく、2009年度BURRN!誌読者人気投票でグループ部門、アルバム部門、シャイニングスター部門、ソングライティング部門で見事チャンピョンに輝いた。


そしてDay-1ヘッドライナー、鋼鉄神JUDAS PRIEST登場。1980年発売の6thアルバム「BRITISH STEEL」を全曲演奏するライブで、PainkillerやElectric Eyeといった人気の定番曲をやらないとても異質なセットリストとなった。又、K. K. Downingはこれが最後の来日公演となる。(2011年に脱退)



Day-2は序盤、メイン・ステージでは新星DEAD BY APRILとH.E.A.TとLAZARUS A.D.、ブラジルのパワーメタルHIBRIAが朝から昼にかけて盛り上げた。サブ・ステージのSANCTUARY STAGEには当時まだド新人だったCROSSFAITH、当時まだ小野正利が加入したばかりであったGALNERYUSなどが出演していた。


HATEBREEDは機材が会場に届かないというアクシデントに見舞われ、SLAYERに機材を貸してもらい難を乗り切った。LOUD PARKに機材が届かないアーティストもまた2013年度のKING DIAMONDと2014年度のMANOWARのドタキャンアーティスト2組が良く語られるが、先駆者は他でもないHATEBREEDなのである。
2006年時はサブ・ステージ出演だったNAPALM DEATHは今回メイン・ステージに。やはりというべきか1秒曲You Sufferの演奏は遠目に観ている人々にも大いにウケた。
PAPA ROACHはJacoby Shadixx(Vo)が何度も何度も客席に下りて行ったことが印象的だった。
SANCTUARY STAGEのGOTTHARDはSteve Lee(Vo)が最後の来日公演となってしまう(2010年に交通事故死)。
2006年に初開催のLOUD PARKの裏で単独来日公演をしていたFAIR WARNINGがここで登場。6thアルバム「AURA」を引っ提げての来日。Tommy Heart(Vo)は隣ステージ側の観客も煽りにいったりしていた。


2006年時同様にCHILDREN OF BODOMがDay-2サード・ビルの位置で登場。この年にこれまでに作ってきたカヴァー曲(日本盤では毎回ボーナス・トラックに収録されている曲たち)を集めたアルバム「Skeletons in the Closet」をリリースしたが、本作からのカヴァー曲は全く演奏することはなかった。
COBが演奏している頃、この年に公開した自身のドキュメンタリー映画「アンヴィル!夢を諦めきれない男たち」が大きな話題を呼んでいたANVILがSANCTUARY STAGEで演奏。このステージのトリを務めた。


Day-2準トリはROB ZOMBIE。前回の来日は1994年、WHITE ZOMBIE名義時代以来。ROB ZOMBIEとしての来日公演はこれが初であった。元MARILYN MANSONバンドのJohn 5が帯同していたことも話題に。

大トリはこの年に10thアルバム「WORLD PAINTED BLOOD」をリリースしたSLAYER。Tom Araya(Vo, Ba)はこの来日直前のツアー中に喉を傷めるトラブルに見舞われ、アデレードでの公演をキャンセルしていたが、このLOUD PARKでのライブは無事に行うことができた。尚、Arayaといえばヘッドバンギングのパフォーマンスが一つの特徴であったが、2010年に首を痛めて手術を受け、ヘッドバンギングを封印する。よってArayaのヘドバンが日本で観れるのはこれが最後であった。
又、かつては不仲だったKerry King(Gt)とMEGADETHのDave Mustaineはこの時期に関係を改善し始め、この来日中での交流ですっかり友好な関係に変わった。そしてJeff Hanneman(Gt)はこれが最後の来日となってしまう。(2011年に毒蜘蛛に噛まれて活動休止。2013年没。)

又、この時期はSLAYERにMEGADETHとANTHRAX、そしてMETALLICAのBIG4でツアーが行われるのではないかと噂されており、BIG4のメンバーは頻繁に本当にやるのかどうか尋ねられていた。そのBIG4ツアーは2010年に実現。世界中を大きく賑わせる。



開催5回目の2010年編に続く。

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