LOUD PARK Memorial ~2008年編~

[Category:Feature / PickUp・Artist: LOUD PARK ・Writer:DENMETA(伝説のメタラー)(漫画家・ライター・編集長)]




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2016年度のLOUD PARK ラウドパーク開催前に、過去10回のLOUD PARKを振り返る特集記事。
開催3回目である2008年度のLOUD PARKはこのようになってました。
2006年編
2007年編

LOUD PARK 08 
2008年10月18日(土)/19日(日)
埼玉・さいたまスーパーアリーナ

Day-1(18th Sat) Line Up ※カッコ内は出演回数。表記のないものは初出演。
-ULTIMATE STAGE-
SLIPKNOT/AVENGED SEVENFOLD/SONATA ARCTICA/MESHUGGAH/APOCALYPTICA/SECRET & WHISPER
-BIG ROCK STAGE-
DOWN/CARCASS/DRAGONFORCE(2)/OBITUARY/AIRBOURNE/HEAD PHONES PRESIDENT

Day-2(19th Sun) Line Up
-CRUE STAGE-
MOTLEY CRUE/BULLET FOR MY VALENTINE/DUFF McKAGAN'S LOADED/ALL ENDS
-BIG ROCK STAGE-
BUCKCHERRY/MACHINE HEAD(2)/BLACK TIDE/BLACK STONE CHERRY

◎EXTRA SHOW
SLIPKNOT with MACHINE HEAD:10/8(水)名古屋 Zepp Nagoya , 10/10(金)東京 新木場 STUDIO COAST , 10/11(土)東京 新木場 STUDIO COAST , 10/14(火)大阪 Zepp Osaka , 10/15(水)大阪 Zepp Osaka , 10/16(木)宮城 Zepp Sendai
AVENGED SEVENFOLD:10/15(水)大阪 なんばHATCH , 10/16(木)名古屋 Club Diamond Hall
AVENGED SEVENFOLD vs BULLET FOR MY VALENTINE:10/20(月)東京 新木場STUDIO COAST
DUFF McKAGAN'S LOADED:10/20(月)東京 CLUB QUATTRO
CARCASS:10/20(月)名古屋 Club Diamond Hall , 10/21(火)大阪 BIG CAT
BUCKCHERRY with AIRBOURNE:10/21(火)東京 新木場STUDIO COAST , 10/22(水)名古屋 Club Diamond Hall , 10/23(木)広島CLUB QUATTRO ,
MESHUGGAH:10/20(月)大阪 心斎橋クラブクアトロ
MOTLEY CRUE:10/21(火)福岡 Zepp Fukuoka , 10/22(水)広島 厚生年金会館 , 10/23(木)愛知 Zepp Nagoya , 10/25(土)大阪 大阪城ホール(Guest:BUCKCHERRY , Opening act:AIRBOURNE) , 10/26(日)埼玉 さいたまスーパーアリーナ(Guest:LOUDNESS)


開催3回目の2008年度のLOUD PARKは“歴代で最も”とワードが付くものが多くある。

まず、EXTRA SHOWの数が歴代最多。LOUD PARK出演アーティスト全21組中10組と半数近くがEXTRA SHOWを行っている。

Day-1は歴代最も1日あたりの観客動員数が多く、400レベル(4階席)も解放。それでもアリーナも200レベルのスタンド席も入場規制が頻繁にかかった。過去10回のうち400レベルを解放した年は2008年のDay-1と2012年度の2回のみである。

歴代で最も邦楽出演アーティストが少ない。HEAD PHONES PRESIDENT、1組のみ。

Day-1は12組出演でDay-2は9組出演。Day-2はDay-1より出演アーティストが少ない代わりに、演奏時間が長めにとられた。そのDay-2は1日の出演アーティストが歴代で最も少なく、歴代唯一、邦楽アーティストが1組も出演しない日となった。

Day-2のヘッドライナー、MOTLEY CRUEは当時、CRUE FESTという名の自身が主催のフェスティバル・ツアーを行っており、このLOUD PARKでもDay-2は「LOUD PARK meets CRUE FEST」と名付けられ、MOTLEY CRUEが出るステージ名もCRUE STAGEとされた。
しかし、meets CRUE FESTと銘打っているのだが、このときのCRUE FEST出演バンドでこのLOUD PARK 08にも出演しているのはMOTLEY CRUEの他にはBUCKCHERRYしかいなかった。(CRUE FESTは他にPAPA ROACHとSIXX:A.M.が出演していた。)

この年のタイムテーブルやステージマップが書かれたカード(毎年、入場口で配られるアレ)は円盤状で、洒落たデザインとなっていた。しかし、それでタイムテーブルが少々見づらいという意見も。

lp08a

lp08b


Day-1初来日出演者はSECRET & WHISPERとAIRBOURNEとMESHUGGAH。AIRBOURNEに至っては2008年度のBURRN!誌読者人気投票のBRIGHTEST HOPE(新人部門)でチャンピョンに輝いたりと、華々しく日本デビューを飾った。しかし、これを書いてる時点では、このときがAIRBOURNE最初で最後で来日となっている。これ以降、一切来日公演を行っていない。MESHUGGAHは結成してから21年目にしての初来日となった。


チェロメタルバンドAPOCALYPTICAでは後で出演するSONATA ARCTICAのTony Kakkoが飛び入り出演した。

二度目のラウパ出演だったDRAGONFORCEは、このとき既に翌年2009年3月にALL THAT REMAINSを前座にしたヘッドラインの日本ツアーを行うことを明らかにしており、場内のモニターでも頻繁に宣伝していた。


Day-1終盤には前年に再結成を果たしたCARCASSが登場。このときのメンバーはJeff Walker、Bill Steer、そしてARCH ENEMYのMichael AmottとDaniel Erlandsson(体調面の理由で再結成ツアーには参加不可のKen Owenの代役)。マイケルとダニエルはこれで3年連続LOUD PARK出演。ライブではモニターに臓器解剖の様子や性病に侵された男性器の写真などグロ映像を流すという残虐王の名にふさわしい過激な演出を行った。このときのライブの反響は大きくCARCASSは2008年に最もメタルシーンを盛り上げたバンドの一つとなった。

次に当時期待の若手との評判だったAVENGED SEVENFOLDが登場。この年二度目の来日。前述のCARCASSもそうだったがアリーナもスタンド席も入場規制がかかる人気ぶりであった。LOUD PARKの後、20日にはDay-2に出演する同世代の仲間バンド、BULLET FOR MY VALENTINEと新木場スタジオコーストでカップリング公演を行った。A7XとBFMVはよく共にツアーを行う仲だが、日本でこの2組が共にライブを行ったのはこのときが唯一である。よく盛り上がったがThe Rev(Ds)はこれが最後の来日公演となる。(2009年に急逝)


そして元PANTERAのPhil Anselmo率いるDOWNが準トリで登場。Phil自身はBEAST FEAST 2001出演以来7年ぶりの来日。DOWNはBEAST FEAST 2002で初来日公演を行うはずだったがこれを直前にキャンセル。今回ようやく初来日公演を果たせた。このときは同じく元PANTERAのRex Blownも在籍。ライブ終盤にはOBITUARYのTrevor Peres、Day-2出演のMACHINE HEADのRobb Flynn、このときDOWNのツアーマネージメントとして帯同したSKID ROWのDave “Snake” Saboが飛び入りした。又、ライブ中Philが自分たちの出演しているBIG ROCK STAGEのフロアよりも次にSLIPKNOTが控えているULTIMATE STAGE側の方が人が多いことに文句を言い、それが当時観客たちの間で少しばかり話題となっていた。

そしてDay-1のトリ、SLIPKNOT登場。彼らが日本のフェスでヘッドライナーを務めたのはこれが初。この年の8月にJoey Jordison(Ds)が足首を骨折するアクシデントに見舞われ、不安がよぎったがこの公演までには無事に完治した。同年発売した4thアルバム「ALL HOPE IS GONE」は全米チャート1位を獲得。ステージ上でその感謝を述べたりもした。集客数の多さは歴代最高とも呼べるもので、スタンド席からアリーナ最後方まで人が密集。あまりの人の多さで中に入れず、SLIPKNOTを観るのを諦めて会場を後にする客もちらほらいた。ライブではパイロを放ったり、Joey Jordisonの回転ドラムセット披露など実に派手で豪華。2000年代からLOUD PARKに行ってる人の間では、このときのSLIPKNOT、或いは上述の再結成CARCASSを歴代ベストアクトと挙げる人が多い。しかし、Paul Grayはこれが最後の来日となる。(2010年に急逝)
又、この来日でDIR EN GREYと対談インタビューも行われた。



そして出演アーティスト僅か8組のDay-2。始まってからの3組、サザンロックのBLACK STONE CHERRY、IN FLAMESの妹分ALL ENDS、当時フロントマンが15歳だったBLACK TIDEはこれが初来日。
その後はGUNS N’ ROSEのDuff Mckagan(当時は元メンバー。この時代はたまにGNRの公演に出演していた。)によるバンドLOADED。続くMACHINE HEADは2007年度に続き2年連続でラウパ出演となった。

サードビルに、同年2ndアルバム「SCREAM AIM FIRE」を発売し、5月に来日公演を行ったBULLET FOR MY VALENTINEが登場。僅か3ヶ月で日本に戻ってきたBFMV、彼らは2006年度、初開催のLOUD PARK出演をキャンセルしており、あのときの雪辱をここで打ち払った。


トリ前はBUCKCHERRY。4thアルバム「BLACK BUTTERFLY」を引っ提げての登場。
ドラマーのXavier Murielが搭乗予定の飛行機に乗りそびれるというアクシデントが発生。XavierのみLOUD PARK出演に間に合わないかもしれない、とピンチに立たされたが、なんとか出演時間までに間に合う時間帯の飛行機に搭乗、ギリギリでLOUD PARK出演の時間に到着できたという逸話があった。尚、もしも到着が間に合わなかった場合、MOTLEY CRUEのTommy Leeが急きょBUCKCHERRYの代役ドラマーを務めるという話が出ていた。BUCKCHERRYのメンバーがXavierの件で悩んでいたところをTommyが代わりにドラムを叩こうと買って出てくれたという。


そしてDay-2ヘッドライナー、大トリはMOTLEY CRUE。この2008年にバンド最後のフルレンス・アルバム「SAINTS OF LOS ANGELS」をリリース。同作を引っ提げての来日となった。このLOUD PARK 08でのライブの後は、上述の通り、エクストラ・ショウをみっちり行う。偶然にも大阪城ホールでの公演ではまたしてもBUCKCHERRYと共演となった(2005年の日本ツアーでもBUCKCHERRYと大阪城ホールで公演を行った)。



開催4回目の2009年編に続く。

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