BABYMETAL Live Report(16/09/20 Tokyo Dome)

[Category:Live/Event Report・Artist: BABYMETAL ・Writer:DENMETA(伝説のメタラー)(漫画家・ライター・編集長)]



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2010年、幼き頃から芸能活動してきた3人の少女と、何人ものヘヴィメタルのミュージシャンによって、“アイドルとメタルの融合”をコンセプトとしたグループが結成された。その名もBABYMETAL ベビーメタル。みるみるうちに人気を上げていき、活動開始から6年、遂にキャリア史上初の東京ドーム公演が行われた。

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BABYMETALの東京ドーム公演は2016年9月19日(月曜・祝日)と20日(火曜)の2日間に渡って開催。タイトルは「BABYMETAL WORLD TOUR 2016 LEGEND -METAL RESISTANCE- RED NIGHT & BLACK NIGHT」となっている。19日(月・祝)の方がRED NIGHT。20日(火曜)の方がBLACK NIGHT。こちらではBLACK NIGHTの模様をお届け。
2016年度のBABYMETALワールドツアーの千秋楽として行われたこの公演は両日ともチケット完売。RED NIGHTの方は祝日ということもあって一般販売開始から数分で売り切れ、BLACK NIGHTの方は見切れ席がライブ当日に追加販売されたりと、BABYMETALの人気ぶりをまた一つ見せつけられた。

そしてライブ当日だが台風が近づいていたのが厄介だった。台風直撃とまでいかなかったものの実に悪天候。公共の交通機関のいくつかは運行を取りやめていて、筆者も会場に無事たどり着けるのか冷や冷やさせられた。

行きの新幹線から既にBABYMETALを観に行くことがハッキリとわかる人がちらほら。本当に全国各地からBABYMETALのために多くの人々が集まってきている。そして水道橋駅、東京ドームに着けばもうBABYMETALファン、メイトたちでごった返しだ。客層は実に幅広い。老若男女問わず、外人客の多さも目立った。

水道橋駅


本屋


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そして入場。席は具体的にどこになるかは入場するまではわからず。チケットは半券にすることなく、具体的な席の場所が書かれた券が係員に渡される。同時にこのライブでの特別アイテム、赤く点灯するクリスタル・コルセットも渡された。こんなアイテムをよくもまあ人数分用意してくれたものだ。

コルセット


そして場内。今回のライブは円形型ステージ。2014年に行った武道館公演のときのセットがグレードアップしたような感じで、それぞれ3つ棺型の花道が加えられている。

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客入れ時にはメタルの有名曲がずっと流れている。IRON MAIDEN、JUDAS PRIEST、SLAYER、METALLICA、SLIPKNOT、DRAGONFORCE、BRING ME THE HORIZON・・・とBABYMETAL好きには馴染み深いであろうものばかり。この手の音楽が東京ドームに、それも日本のアーティストのライブの客入れ時に流れるとは。
開演予定時間30分前、18時30分を過ぎるとアリーナにBABYBONEが現れエリアごとに観客を煽ってきたりした。そんなわけでライブが始まる前から既に書くことが満載でした。

そして19時5分を過ぎたところで開演。まずはスクリーンにてKOBAMETALから公演について説明。クリスタル・コルセットのこと、前日のライブとこのライブとでBABYMETALの全楽曲を演奏、2つのライブで曲目にかぶりはなし、MCもアンコールもないといったことをアナウンス。

それから1曲目、“BABYMETAL DEATH”の演奏が始まった。SU-METAL、YUIMETAL、MOAMETALの3人はそれぞれステージの端から十字架に吊るされた状態で登場。いや、登場というより最早“召喚”だった。もう既にこの3人は伝説的人物といった貫禄すら持っている。5万5千人の観客に熱く迎え入れられ、そして曲のテンポが上がるところでパイロがドッカン。ツアーの区切りにふさわしい派手な幕開けだ。

2曲目、今年発売の2ndアルバム「METAL RESISTANCE」から一発目、“あわだまフィーバー”。アルバム発売前から披露されている本ナンバー、リリース前に演奏していたときは観客皆どう乗っていいかわからず大人しく観ていたが、今では観客は皆しっかり盛り上がってくれる。その勢いは“ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト”にそのまま引き継がれた。次の“META!メタ太郎”で一つ流れが変わり、良い感じにメリハリがついた。

5曲目、歌うのはYUIMETALとMOAMETALの2人に。“Sis. Anger”だ。BABYMETALの中でも特にエクストリームな演奏でパイロがガンガン放たれる。一方で歌のパートは実にポップ。歌詞は暴言で占められているがそれでも童謡を思わせるほどかわいらしい。YUI&MOAがリードヴォーカルの曲はみんな歌がポップ。一方でSU-METALのみが歌う曲は実にクールでドラマティックだ。6曲目はマニア人気が非常に高い“紅月”。熱く感動的だ。7曲目はLIMP BIZKIT風グルーヴの“おねだり大作戦”、8曲目は美しいバラード“NO RAIN, NO RAINBOW”と中盤はYUI&MOAとSU-METALが別々に歌う曲が交互に展開され、BABYMETALの中の個性、多様性を改めて実感した。又、合間には神バンドによるジャム・セッションがあり、こちらも大いに盛り上がった。神バンドもすっかりスーパースターであることを実感。

BLACK NIGHT終盤は初期の初期ナンバーを立て続けに演奏。9曲目の“ド・キ・ド・キ☆モーニング”ではSU-METAL、YUIMETAL、MOAMETALがステージのセット中央最上階に上がる。あそこから歌う景色、きっと素晴らしく見晴らしが良いであろう。“ド・キ・ド・キ☆モーニング”はBABYMETALのキャリア史上最初の曲でライブの観客が数十人程度の時代から歌っている。それが熱く乗ってくれる5万5千人の観客を高みの見物状態で歌うようになるとは。
2013年発表の“メギツネ”ももう立派なBABYMETALクラシックだ。「ソイヤッ!ソイヤッ!」の合唱が凄まじい。続く“ヘドバンギャー!!”では長いヘッドバンギングの煽りが壮絶。これまた儀式の様な光景。BABYMETALを知らない人が見たら「それ何の宗教?」とか思われそうだ。

そして12曲目、BABYMETALで最も締めにやることが多い“イジメ、ダメ、ゼッタイ”がこの東京ドーム公演、ワールドツアー千秋楽を締めに演奏された。ここで観客装備のクリスタル・コルセットが赤く点灯。ドーム内一面が赤く点々とし、爽快な光景となった。が、これだけの数があるといくつか不良品というものもあり、ちゃんと点灯してくれないコルセットもちらほら。筆者のも点灯せずじまい。点灯しなかった観客の何人かはすぐさま係員に取り換えてもらっていたりもした。
エンディングがこれまた長くメンバーが全エリアに煽って回った。途中でSU-METALが転んだりする場面もあったり。最後はステージセット最上部でSU-METALが銅鑼を叩き、同時にパイロ爆発し、ライブを締めくくった。
これにてBABYMETALのワールドツアーは一旦終了、このライブが一つの節目となった。

end


BABYMETALの東京ドーム公演、期待通り派手で濃いライブであった。が、今回のライブはRED NIGHTとBLACK NIGHTの2日間両方観てナンボのものといった感じだ。2日間で持ち曲全て演奏。2日共観た人は大満足だろうが、2日共観た人は少ないはず。片方しか観てない人にとっては今回のライブの短さ、曲数の少なさに不満を持つこと必至。最初に2日間でセットリストが全く違うと聞かされた時点で嫌な予感がし、“イジメ、ダメ、ゼッタイ”をやりだした時点で更に嫌な予感がしていたが、その予感は的中した。今回のライブ、80分ほどで終了。この規模のライブだと2時間ぐらいやるだろうと予測していたので、その点において拍子抜けした。2日間に渡って持ち曲全部やるというコンセプトは面白くも思うが、この通り一日あたりのライブが短いものとなるので妙な気分だ。
だが、ライブが終わってからスクリーンにも映し出された通り、BABYMETALは休みなく活動してくれる。まだまだ我々を楽しませてくれることはわかっている。この次の機会にも大いに期待している。12月にはRED HOT CHILLI PEPPERSというビッグネームとUKツアーを控えているが、これでまた凄い光景を見せてくれるに違いない。BABYMETALのことだからそれ以外にも“どうせまた”色々と凄いことをやらかしてくれるのだろう。それがBABYMETALである。

9月20日(火) BLACK NIGHT set list
1. BABYMETAL DEATH
2. あわだまフィーバー
3. ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト
4. META!メタ太郎
5, Sis. Anger
6. 紅月 -アカツキ-
7. おねだり大作戦
8. NO RAIN, NO RAINBOW
9. ド・キ・ド・キ☆モーニング
10. メギツネ
11. ヘドバンギャー!!
12. イジメ、ダメ、ゼッタイ

9月19日(月・祝) RED NIGHT set list
1. Road of Resistance
2. ヤバッ!
3. いいね!
4. シンコペーション
5. Amore -蒼星-
6. GJ!
7. 悪夢の輪舞曲
8. 4の歌
9. Catch me if you can
10. ギミチョコ!!
11. KARATE
12. Tales of The Destinies
13. THE ONE - English ver. -


尚、今回の東京ドーム公演は10月5日(水)に全国5箇所のZepp【札幌・東京・Diver City Tokyo・名古屋・なんば(大阪)】にディレイ中継し、2日間に渡り開催された公演をまとめて一挙見できるライブ・ビューイングイベントが行われるのでこれも要チェック。

BABYMETAL東京ドーム公演、関西から遠出して観にきたが、本当に来て良かった。これから先もMETAL JAPAN編集長DENMETAはBABYMETALの応援を惜しむことはない。

あと東京ドーム公演開催記念イラストも描いてきたりもしました。
「ラブライブ!風タッチでBABYMETALを描いてみた」 Illust by DENMETA

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DENMETA作BABYMETALをモチーフとした漫画「ずきゅん!どきゅん!べびめたちゃん」
PART1 PART2 PART3 PART4

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