LOUD PARK 15 Live Report Day-2後編

[Category:Live/Event Report・Artist: LOUD PARK / MEGADETH / DRAGONFORCE / NAPALM DEATH / CARCASS / HELLOWEEN / AT THE GATES / DIZZY MIZZ LIZZY / SABATON ・Writer:DENMETA(伝説のメタラー)(漫画家・ライター・編集長)]





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開催10回目、LOUD PARK 15のレポート。この記事にはDay-2、10月11日(土)の後半部分を書き綴ります。3ステージ制のため全アーティストの模様を詳しく書き綴ることは出来ない点、ご了承を。

Day-1前半レポート
Day-1後半レポート
Day-2前半レポート
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赤文字はULTIMATE STAGE出演アーティスト。青文字はBIG ROCK STAGE出演アーティスト。緑文字はEXTREME STAGE出演アーティスト。
※カッコ内はLOUD PARK出演回数と過去に出演した年度。



AT THE GATES (初出演)

今年二度目の来日となったAT THE GATES。先ほど出演したDARK TRANQUILLITYのミカエル・スタンネが飛び入りしたことが話題に。

~Set List~
SE. El Altar del Dios Desconocido
1. Death and the Labyrinth
2. Slaughter of the Soul
3. Cold
4. At War With Reality
5. The Swarm
6. The Circular Ruins
7. Under a Serpent Sun
8. Heroes and Tombs
9. World of Lies
SE. City of Mirrors
10. Suicide Nation
11. Kingdom Gone
12. The Book of Sand (The Abomination)
Encore:
13. Blinded by Fear



SABATON (初出演)

LOUD PARKに出演することで日本での株を大きく上げるバンドが毎度一組はいるが今年度は最新アルバム(2014年発売の7作目“HEROES”)がめでたく本国スウェーデンで1位を獲得したSABATONがそうだった。今回が初来日。EUROPEの“The Final Countdown”をSEに使って堂々の降臨。ステージには戦車のセット。よくぞ持ってきてくれました。バンド自身が驚くほど観客の反応が良く、ヨアキム・ブローデンの煽りに大勢の人々がしっかり対応。そしてヨアキム、ギター弾けないのに弾くというやりとり。日本語で「バカ」と言い返して観客皆大笑い。そういえば9月にはヨアキムは徒歩で550km移動したことも話題になっていた。本当にどこまでもネタを提供してくれる楽しい人だ。とにかく最高に愉快なエンターテインメント・ショウでますますこのバンドに注目せねばならんという気にさせてくれる素晴らしいライブだった。ラウドパーク終演後には帰り道で“To Hell and Back”の笛パートを口笛で吹く人もちらほらいたり。2015年のベストアクトにあげる人も多いことであろう。

~Set List~
1. Ghost Division
2. To Hell and Back
3. Carolus Rex
4. Swedish Pagans
5. Resist and Bite
6. The Art of War
7. Night Witches
8. Primo Victoria
9. Metal Crüe



DIZZY MIZZ LIZZY (初出演)

昨年二度目の再結成を果たしたデンマークのロックバンドDIZZY MIZZ LIZZY。彼らは敢えてスクリーンをモノクロに。独特のロックで観客を魅了した。そしてこの公演後、程なくして来年また日本に戻ることが明らかに。2016年、新しいアルバムを発売し、5月に単独来日ツアー実施!

~Set List~
1. Mindgasm
2. Waterline
3. Barbedwired Baby's Dream
4. Find My Way
5. Rotator
6. I Would if I Could But I Can't
7. Made to Believe
8. Silverflame
9. Thorn in My Pride
10. 67 Seas in Your Eyes
11. Glory



NAPALM DEATH (2度目/06年,09年)

例のギネス記録を持っているがためにお茶の間にも映るNAPALM DEATHがEXTREME STAGEのトリ前を飾る。激烈なナンバーを次々とぶちかまし、更に白熱するフロア。すげぇなぁと思うがやっぱりみんな“You Suffer”をすこぶる楽しみにしてしまう。今回も相変わらず話題に上がってました。それと以前から関心持ってたBABYMETALに会えて良かったね。

~Set List~
1. Multinational Corporations, PartⅡ
2. Silence Is Deafening
3. Everyday Pox
4. When All Is Said And Done
5. Smash A Single Digit
6. Metaphorically Screw You
7. Scum
8. Social Sterility
9. Deciever
10. Control
11. Cesspits
12. Nazi Punks Fuck Off
13. Dear Slum Landlord...
14. Unchallenged Hate
15. How The Years Condemn
16. Dead
17. Suffer The Children
18. Plague Rages
19. You Suffer
20. Adversarial/Copulating Snakes



DRAGONFORCE (5度目/06年,08年,12年,14年)

ARCH ENEMYに次いで二番目にLOUD PARK出演回数の多いDRAGONFORCE。先月9月に行った日本ツアーが素晴らしかったもんだからもういっちょおまけに日本でライブやろうとここにやって来た。しかし出演予定時刻を過ぎても一向に始まらず。観客は長いことWi-Fi使用を控えるよう促す注意書きが表示されたステージ上のスクリーンとにらめっこ状態。10分ほど遅れてようやく開始。ゲーム好きの彼ららしくストリートファイターⅡのBGMを用いたSEを経て登場。しかし1曲目を終えてまた大きく間が空く。機材トラブルに苦しめられていることが説明せずともわかる。メンバーは日本語たっぷりのMCをやったり、ジャズっぽい音楽やドラゴンボールの摩訶不思議アドベンチャーを弾いて、なんとか場を繋ごうと懸命に頑張る。スクリーン演出を用いたり、“Valley Of The Damned”でみんな揃ってギター弾いたり、エンターテインメント性豊かで日本愛溢れるライブをやっているのだが、どうしてもグダグダ感が拭えず。3曲も続けて「MAXIMUM OVERLOAD」からのナンバーを演奏というのが変な気分になったし、その流れで“Through The Fire And Flames”といったお馴染みの人気曲に行きついても純粋に楽しむことが出来ず。とにかくこの苦しい時間を無事に乗り切るので精一杯。本来なら今年度のラウパでベストアクト候補の一組になれたかもしれないのに、この運の悪さのせいでワーストアクト最有力候補となってしまった。無論バンドに罪は無い。寧ろ何べんも日本に来てくれてありがとうと言いたい。まあこういうドラフォを観れたのはある意味貴重か。

~Set List~
1. Tomorrow's Kings
2. Heroes Of Our Time
3. Three Hammers
4. The Game
5. Symphony of the Night
6. Through The Fire And Flames
7. Valley Of The Damned
因みに当初の予定ではThe Gameの後にGime Me The Nightを、Symphony of the Nightの後にMy Spirit Will Go Onを演奏することになっていた。



CARCASS (3度目/08年,13年)

何度もLOUD PARKに行ってる人で彼らをラウパ歴代ベストアクト、特に思い出深い・印象深いライブだったと言う人が結構いる。それは残虐王CARCASS。今回はサブステージ大トリというポジション。2015年度のLOUD PARKももう終盤ですっかり暗くなったこのフロア、最後方まで人でぎっしり埋まっている。演出用スクリーンもしっかり用いています。とにかくCARCASSはエクストリーム・メタルのレジェンド的存在としての貫禄が物凄く感じられる。このステージはどのバンドも熱く盛り上がっていたが、CARCASSはここの観客をまた更に熱くさせている。EXTREME STAGEのヘッドライナーを務めるにふさわしい存在だとつくづく感じられた。

~Set List~
SE. 1985
1. Unfit for Human Consumption
2. Buried Dreams
3. Incarnated Solvent Abuse
4. A Congealed Clot of Blood / Cadaver Pouch Conveyor System
5. This Mortal Coil
6. The Granulating Dark Satanic Mills
7. Captive Bolt Pistol
8. Black Star / Keep On Rotting in the Free World
9. Exhume to Consume
10. Reek of Putrefaction
11. Corporal Jigsore Quandary / Forensic Clinicism/The Sanguine Article
12. Mount of Execution
13. Heartwork



HELLOWEEN Co.Headliner (2度目/12年)

Day-2 BIG ROCK STAGEのヘッドライナーはパワーメタル界のビッグネームHELLOWEEN。今回はオリコンチャート9位を記録した15thアルバム「MY GOD-GIVEN RIGHT」を引っ提げての来日。バックには自由の女神型のパンプキン風船が降臨しています。ショウの前半、頭2曲でお馴染みのナンバーをやった後、新たなるナンバーを演奏したのだが、これの反応が良いことに感心。“My God-Given Right”ではしっかりと合唱が起こっていた。10枚かそこらアルバムを出しているヴェテランのアーティストが最新作からの曲をライブでやって好反応を得られることは多くない。「MY GOD-GIVEN RIGHT」、流石はオリコンTOP10に入っただけのことはある。後半は怒涛の勢いで往年の名曲群を演奏。“I Can”やら“守護神伝”やらメドレーで凝縮してまとめてやるあたり、つくづく彼らは凄いナンバーを大量に持っていると感じる。ラストの“I Want Out”なんかはもうアリーナ全体がお祭り騒ぎ状態。この曲をやってるあたりから最後に出るMEGADETHの場所を取ろうとULTIMATE STAGE前方に移動する群れが出来ていたが、彼らは歩きながら楽しんでいた。そしてアンディ曰く来年6月にまた戻ってくるらしい。トリ前のライブが終了したが、この時点でチケット代のもとは十分とれていたように感じるほど楽しめた。

~Set List~
SE. Walls of Jericho
1. Eagle Fly Free
2. Dr. Stein
3. My God-Given Right
4. Waiting for the Thunder
5. Straight Out of Hell
6. Lost in America
7. If I Could Fly
8. Power
9. Halloween / Sole Survivor / I Can / Are You Metal? / Keeper of the Seven Keys
10. Guitar Solo (Sascha)
11. Future World
12. I Want Out



MEGADETH Headliner (3度目/06年,09年)

LOUD PARK史上最初のヘッドライナーはMEGADETH。そうです。1周回って彼らが帰ってきたのです。ULTIMATE STAGEに開催10回目という節目を締めくくるに持って来いの存在のMEGADETHが降臨。スタンド席にいる人々も総立ちで観賞。今年MEGADETHに加入したキコ・ルーレイロは06年、10年、13年度にANGRAでラウパに出演したことがある。そういえば06年度出演での来日でキコはデイヴ・ムステインと交流があり、BURRN!誌の表紙を飾っていた。それがまさか今、共にライブをするようになるとは。そして前日も出演したデイヴィッド・エレフソン、彼がMEGADETHとしてようやくラウパに初めて出れたのも実に喜ばしい。で、ライブの方だが、基本的にやってることは前回来日時、SUMMER SONIC 2014に出演したときと変わらず。今回も引き続き3枚のスクリーン演出を使用。キーも相変わらず下げられたままだが、それはもうこっちが慣れてしまった。演奏する曲も大方いつも通り。しかし“Public Enemy No. 1”をやったのは少し意外でそれでいて嬉しく思えた。バンドは「TH1RT3EN」ツアーを日本でやりそびれていたことをちゃんとわかっていたのだ。ただ良いこともあれば突っ込みたい点もあったり。まずは来日直前に発表した新曲をやらないこと。まあこれは大したことではないが。本当に不満だったのは、今年は1stアルバムの「KILLING IS MY BUSINESS ...AND BUSINESS IS GOOD!」が発売30周年だってのにここからの曲を一切やらなかったこと。“Rattlehead”や“Mechanix”だったらやり慣れてて容易にセットに組むことできそうだし、やる余地もある。カヴァー曲なんてやらずに1stから1つでもやれば良かったのに、と思った(1stからじゃなくても他に自分たちの曲でもっと良い選択肢があるのに…)。で、そうこうしているうちに“Symphony of Destruction”を演奏。名曲だが、この曲の演奏はもうすぐライブ終了の合図なのでスクリーンにこれのMVの映像が流れた途端切なくなったり。ヴィック・ラトルヘッドも登場“Peace Sells”、それから“Holy Wars”といったメタルの歴史的名曲を演奏。劇的なクライマックスだった。しかし、“Holy Wars”でのバンドメンバー紹介でドラマーの名前は言わない、エンドクレジットの映像ではまだクリス・ブロデリックとショーン・ドローヴァーが映ったままという、またしても突っ込みどころが増える。まあクレジットに関しては、彼らのことも忘れないであげてね、という意味で流したのだと受け止めるか。とにかくヘヴィメタル史に残る偉人、デイヴ・ムステインの挨拶によって開催10回目のLOUD PARKのライブが締めくくられるのは実に感動的だった。

~Set List~
SE. Prince of Darkness
1. Hangar 18
2. Kingmaker
3. Wake Up Dead
4. In My Darkest Hour
5. Sweating Bullets
6. She-Wolf
7. Public Enemy No. 1
8. Tornado of Souls
9. Trust
10. A Tout Le Monde
11. Cold Sweat (Thin Lizzy cover)
12. Symphony of Destruction
13. Peace Sells
14. Holy Wars... The Punishment Due



以上でLOUD PARK 15終了。今回もまたあっと言う間の2日間、短くて濃い時間を過ごしました。今回が一つの節目、来年からLOUD PARK新たなる章の始まりですな。これからも引き続きこの日本最高の音楽フェスティバルを楽しめるよう皆さんで盛り上げていきたいものです。





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