LOUD PARK 15 Live Report Day-1後編

[Category:Live/Event Report・Artist: ARCH ENEMY / GAMMA RAY / LOUD PARK / ANTHRAX / SLAYER / CHILDREN OF BODOM / TESTAMENT / HAMMERFALL / ROYAL HUNT ・Writer:DENMETA(伝説のメタラー)(漫画家・ライター・編集長)]





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開催10回目、LOUD PARK 15のレポート。この記事にはDay-1、10月10日(土)の後半部分を書き綴ります。3ステージ制ということで全アーティストの模様を詳しく書き綴ることは出来ない点、ご了承を。

Day-1前半レポート
公式Photo Gallery

赤文字はULTIMATE STAGE出演アーティスト。青文字はBIG ROCK STAGE出演アーティスト。緑文字はKINGDOM STAGE出演アーティスト。
※カッコ内はLOUD PARK出演回数と過去に出演した年度。



HAMMER FALL (初出演)

Day-1サブステージは残り3組。スウェーデンのHAMMERFALLが登場。今回なんと10年ぶりの来日公演でございました。

~Set List~
1. Hector's Hymn
2. Any Means Necessary
3. Renegade
4. Blood Bound
5. Let the Hammer Fall
6. 400 Meter Medley
7. Threshold
8. Last Man Standing
9. Bushido
10. Hearts on Fire



TESTAMENT (初出演)

メインステージではベイエリア・スラッシャーのTESTAMENTが登場。今までラウパに出そうに見えて意外にも一度も出たことがなかったバンドの一つ。始まる前から男の観客たちが熱いコール。先ほどのATRも熱いコールがあったが、TESTAMENTはなんだかみんなラウパに出るのを心待ちにしていたといった感じが出てる。ちらほらいる女性客が「この人たち怖い…」といった感じの表情していたのがまた印象に残る。そしていざ始まればみんなして大暴れ。ベイエリア・スラッシュメタル運動会の始まり。開始早々、財布落とす客いるわ、実にカオス。その財布拾った客は落とし主が出てこないか困った様子でした(恐らく財布は落し物センターに届けられたであろうがちゃんと持ち主の手元に戻っただろうか)。先ほどMETAL ALLEGIANCEで出演したチャック・ビリー、近くで見ると本当威圧感あるねえ。そんな厳つい男たちによる漢臭いゴリゴリメタルライブ、凄まじかったです。

~Set List~
1. Over the Wall
2. Rise Up
3. More Than Meets the Eye
4. Into the Pit
5. Practice What You Preach
6. The New Order
7. Souls of Black
8. D.N.R.(Do Not Resuscitate)
9. 3 Days in Darkness
10. Disciples of the Watch



ANTHRAX (3度目/06年,09年)

初日が3分の2を過ぎたところで遂にANTHRAXが登場。先ほどチャーリー・ベナンテとスコット・イアンがMETAL ALLEGIANCEで出たけど、それでも彼らがステージに上がるとまた胸が熱くなる。ジョーイ・ベラドナがヴォーカルのANTHRAXがラウパに来るのは初開催の06年度以来、久々のこと。ご存じスラッシュメタル四天王の一角である彼ら。後ほど出てくるSLAYERもMEGADETHもそうだが、彼らを観て改めて唯一無地の強烈な個性があることを再確認した。ヘヴィでスラッシーでありながら先ほど出てきたBACKYARD BABIESのように楽しいロックンロールなノリがある。重く、激しく、それでいて愉快。故ロニー・ジェイムズ・ディオとダイムバッグ・ダレルを追悼する幕も登場。それ見てダレルも一度ラウパに出てほしかったなあなんて思ったり。他のPANTERAのメンバーは3人共出たことあるわけですから。終盤の“Indians”でベラドナがステージを降り、カメラに張り付いて煽ったのも愉快だった。それからANTHRAX、舞台裏ではスラッシュメタル大好き俳優、谷原章介氏と面会していたことも話題に。

~Set List~
1. A.I.R.
2. Madhouse
3. Caught in a Mosh
4. Got the Time (Joe Jackson cover)
5. Antisocial (Trust cover)
6. Fight 'Em 'Til You Can't
7. In the End
8. I'm the Man
9. Indians
10. Among the Living



ROYAL HUNT (2度目/09年)

13thアルバム「DEVIL’S DOZEN」を引っ提げROYAL HUNTがサブステージのDay-1トリ前に。GALNERYUSと同様、2009年に出たときもサブステージ出演だった。裏でやってるバンド(ANTHRAXとCHILDREN OF BODOM)が強すぎて集客に大変苦しんだとのことだが観た人の評判はとてもよろしかった模様。

~Set List~
1. The Mission
2. Half Past Loneliness
3. River of Pain
4. Tearing Down the World
5. Message to God
6. Time Will Tell
7. Martial Arts
8. May You Never (Walk Alone)
9. A Life to Die For



CHILDREN OF BODOM (4度目/06年,09年,12年)

発売したての9thアルバム「I WORSHIP CHAOS」を引っ提げてCOBが降臨。毎度の如くSLAYERとセットでラウドパークにやって来た。初開催の2006年に出たときはローペ・ラトヴァラ以外のメンバーが皆20代でブレイクしてまだあまり期間の経っていない若手バンドだった。あの頃は「ARE YOU DEAD YET?」が最新作で、その前の「HATE CREW DEATHROLL」なんかもまだまだ新しく感じられたが、それももう10年以上の歴史がある。そんなわけで彼らももうすっかり馴染み深いバンドで、今や心なしか貫禄も感じられるようになった。06年時でのライブは序盤あたりの演奏がグチャグチャで幻滅したのを今でも覚えているが、それももうすっかり遠い過去の話。今や、というかそれもだいぶ前からだがすっかり慣れきった演奏をしてくれる。キーボードのヤンネ・ウィルマンもすっかり日本語が手慣れたもの。脱退したローペの代役、自身の弟であるアンティも日本語で丁寧に紹介。それにしてもサポートのアンティ、ヤンネの弟でよく似てるからというのもあるだろうが、COBのメンバーに混じっても違和感がない。セットリストは最新作から3曲、前作から1曲、そして往年の名曲とまあバランスがとれていたように思うが、前回のラウパ出演時に“Warheart”をやったように、珍しい初期ナンバーが1曲欲しかったか。まあそういうのは次の機会のお楽しみということで。ローペの後任、正規のギタリストが早いとこ決まるといいな。

~Set List~
1. I Hurt
2. Are You Dead Yet?
3. Sixpounder
4. Morrigan
5. Halo of Blood
6. Hate Me!
7. Lake Bodom
8. I Worship Chaos
9. Angels Don't Kill
10. Hate Crew Deathroll
11. Downfall
12. In Your Face



GAMMA RAY (初出演)

2011年にカイ・ハンセンがUNISONICでLOUD PARKに出演したが、遂に今回GAMMA RAYがLOUD PARK初参戦。Day-1サブステージのヘッドライナーとなった。観た人曰く、カイの声量が今一つだったとのことだが、盛り上がりはしたとのこと。

~Set List~
SE. Welcome
1. Avalon
2. Heaven Can Wait
3. Last Before the Storm
4. Induction
5. Dethrone Tyranny
6. I Want Out (Helloween cover)
7. The Silence
8. Master of Confusion
9. Somewhere Out in Space
10. Land of the Free
11. Send Me a Sign



ARCH ENEMY Co.Headliner (6度目/06年,07年,09年,11年,14年)

去年も出て、今年は3月に日本ツアーを実施。ま た お 前 か と言いたくなるラウパ最多出演バンドARCH ENEMYが性懲りもなく降臨。で、なんやかんや言いつつ結局彼らのライブは大盛況に終わるもの。というか今回のARCH ENEMYのライブ、想像を遥かに凌ぐ強烈なスペシャル・ショウだった。元メンバーのヨハン・リーヴァとクリストファー・アモットが出ると聞かされただけで特別なライブになることは誰にでもわかることだが、まさかこれほどのものになるとは。ステージにスクリーン演出を用いて更に噴煙、パイロまで使用。今回のアチエネ及びラウパ、物凄い気合いの入りようだ。ラウパにパイロが使われたのは08年度のSLIPKNOT以来。ヨハンとクリスが出る前から、開始2,3曲で既に今年のベストアクト候補決定である。勿論、アリッサ・ホワイト・グルーズとジェフ・ルーミーズからヨハンとクリスに交代しての“Bury Me An Angel”と“The Immortal”の演奏も胸熱。今回のラウドパークの中でも特に印象に残る場面であった。そういう今までお目にかかれなかったアチエネも魅力だし、“Nemesis”を演奏するいつものアチエネも相変わらず熱い。この後に登場のSLAYERの場所取りをしている人々の盛り上がりも凄まじく、「あんたらSLAYERが一番の目当てのはずなのにそんなに暴れて大丈夫か?体力無くなるぞ?」と思えるほど暴れまわっていた。アチエネの前ではULTIMATEもBIG ROCKも関係無し。そしてラストはヨハンとクリスが再登場し、みんなで“Fields of Desolation”を演奏。いつもはアウトロだけで歌無しでやるこの曲、本家ヴォーカルがいるということで歌もやります。これがまた凄い特別な瞬間。ARCH ENEMY、LOUD PARKの本気を観れたとんでもないライブだった。

~Set List~
SE. Khaos Overture
1. Yesterday Is Dead and Gone
2. Burning Angel
3. War Eternal
4. Ravenous
5. Stolen Life
6. Bury Me an Angel (with Johan Liiva and Christopher Amott)
7. The Immortal (with Johan Liiva and Christopher Amott)
8. As the Pages Burn
9. Dead Eyes See No Future
10. Avalanche
11. No Gods, No Masters
12. Nemesis
13. Fields of Desolation (with Johan Liiva and Christopher Amott)



SLAYER Headliner (4度目/06年,09年,12年)

Day-1ラスボス降臨のお時間。フロアはぎっしりと人で埋まっています。日本のフェスでヘッドライナーをやるのはもう6度目、これまた馴染み深い存在、帝王SLAYERです。全米4位、オリコン10位を記録した11thアルバム「REPENTLESS」を引っ提げての来日。
SLAYERのライブは特に手の込んだ仕掛けのない実にシンプルなもの。だがそれでもやっぱり彼らはヘッドライナーにふさわしい。先ほどARCH ENEMYがラウドパーク史に残るほどの派手すぎるライブをやったにも関わらず食われない、貫禄に満ち溢れている。演奏力も衰え無しだ。SLAYERの代表作といえば3rd、4th、5thアルバムとなるだろうが、それ以外の楽曲も大いに受け入れられている。特に最新作「REPENTLESS」からのナンバーが他の楽曲群と変わらぬほど盛り上がっていたのが微笑ましい。BIG4の一角、スラッシュメタル帝王の実力健在だ。そしてもう一つ、相変わらず魅力的なのがトム・アラヤの笑顔。あれだけ邪悪な音楽をやっているのに、MCで見せる笑顔はマジ天使。“Dead Skin Mask”をやる前にはあちこちに笑顔で手を振っていたが、これが最高に癒された。そしてクライマックス。毎度の如く“Raining Blood”やら“South Of Heaven”を演奏。ラストナンバー“Angel Of Death”ではバックドロップがビールのHainekenをもじったHannemanに。この演出一つで心にぐっと来る。06年度と09年度、ジェフ・ハンネマンの勇姿を思い出して、これまた感慨深い気持ちになった。開催10回目で節目となるラウドパークDay-1を締めくくるにふさわしいライブであった。

~Set List~
SE. Delusions of Saviour
1. Repentless
2. Postmortem
3. Hate Worldwide
4. Disciple
5. War Ensemble
6. When the Stillness Comes
7. Implode
8. Mandatory Suicide
9. Chemical Warfare
10. At Dawn They Sleep
11. Hallowed Point
12. Seasons in the Abyss
13. Hell Awaits
14. Dead Skin Mask
15. Raining Blood
16. Black Magic
17. South of Heaven
18. Angel of Death



Day-2前半のレポートに続く



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