くそみそテクニック×MEGADETHコラボネタ。初出は2009年。LOUD PARK 15出演用にリメイク。
「う~チケットチケット」
今、ラウドパークのチケットを求めて全力疾走してる僕は ライター業をしてるごく一般的な男の子
強いて違うところをあげるとすれば メタルに興味があるってところかナ
名前は 目樽邪藩(めたる じゃぱん)
そんなわけで 帰り道にある コンビニのロッピーにやって来たのだ
ふと見ると コンビニの前に一人の金髪ロンゲの男が 座っていた
ウホッ!いいメタラー・・・

そう思っていると 突然そのメタラーは 僕の見ている目の前で ポケットからチケットを 取り出したのだ・・・!
「(チケット)買わないか」

そういえば ラウドパークは 出演者のうち何組がエクストラ・ショウを行うことで 有名なんだった
いいメタルライブに弱い僕は 誘われるまま ホイホイとエクストラ・ショウのチケットも 買っちゃったのだ
彼、ラウドパークに出演するメガデスのメンバーで
デイヴ・ムステインと名乗った
単独公演も行うらしく ラウドパーク両日と更に 僕はメガデスの単独ライブも行くと決めてしまったのだ
デイヴ「よかったのか ホイホイチケット買っちまって
お前はラウドパーク両日と単独公演で 3つもライブ行かなきゃいけないんだぜ」
目樽「こんなこと初めてだけど いいんです・・・
僕・・・ヘヴィメタルが 大好きですから・・・」
デイヴ「うれしいこと言ってくれるじゃないの
それじゃあ (ライブ当日は)とことんよろこばせてやるからな」
言葉通りに 彼は素晴らしいテクニシャンだった(演奏力的な意味で)

僕はというと 激しく押し寄せてくるオーディエンスの波に 身をふるわせて もだえていた
しかしそのとき 予期せぬ出来事が・・・
目樽「うっ・・・!
で 出そう・・・」
デイヴ「ん?何がだい?ダイブしそうなのか」
目樽「ち、ちがう・・・実はさっきから 小便を我慢していたんです
最前列に来れたのも そのためで・・・」
デイヴ「そうか・・・
いいこと思いついた
お前 モッシュピットの中で ションベンしろ」

目樽「えーっ!?モッシュピットの中でですかァ?」
デイヴ「メタラーは度胸!何でもためしてみるのさ
きっといい気持ちだぜ
ほら 遠慮しないで やってみろよ」
彼はそういうと 曲のテンポをあげ モッシュサークルをより大きくさせた
観客席の中で小便をさせるなんて なんて人なんだろう・・・
しかし 彼の勢いよくリフを弾いてるのを見てるうちに そんな変態じみたことを ためしてみたい欲望が・・・
目樽「それじゃ・・・やります・・・」
ニュグ・・・
目樽「(モッシュピットの中に)は・・・はいりました・・・」
デイヴ「ああ・・・つぎはションベンだ」
目樽「それじゃ 出します・・・」
デイヴ「いいぞ モッシュピットの中が どんどん濡れていくのがわかるよ
しっかりモッシュピットの大きさを 保たないとな」
目樽「くうっ!気持ちいい・・・!」
この初めての体験は CDを聴くだけでは知ることのなかった絶頂感を 僕にもたらした
あまりに激しい快感に 小便を出しきると同時に モッシュピットは あっけなく果ててしまった
目樽「ああーっ!!」
デイヴ「このぶんだと相当我慢してたみたいだな
前方フロアが散々だぜ」
目樽「はっ・・・はっ・・・」
デイヴ「どうしたい」
目樽「あんまり気持ちよくて・・・こんなことしたの 初めてだから・・・」
デイヴ「だろうな 俺も初めてだよ
ところで新曲のリフを聴いてくれ こいつをどう思う?」
目樽「すごく・・・かっこいいです・・・」
デイヴ「リフはもういいからさ このままじゃ おさまりがつかないんだよな」
目樽「あっ・・・」
デイヴ「今度はソロの番だろ?」
目樽「ああっ!!」
デイヴ「いいぞ・・・サークルピットが更に加速しやがる・・・!」
目樽「出・・・出る・・・」
デイヴ「なんだァ?今出したばかりなのに まだ出すってのか?膀胱が小さいんだな」
目樽「ちっ ちがう・・・!!」
デイヴ「なにイ?今度はウンコォ?お前ライブ会場をバキュームカーとまちがえてんじゃねえのか!?」

目樽「しーましェーん!!」
デイヴ「しょうがねえなあ いいよ、いいよ 俺がサークル保っといてやるから このまま出しちまえ
クソまみれでライブやるのも いいかもしれないしな!」
目樽「えーっ!?」
―と こんなわけで 僕の初めての3日間ライブ体験は クソミソな結果に終わったのでした!
「くそみそメガデッス」完