hide 50th anniversary FILM「JUNK STORY」Review

[Category:Artist/DIsc Review・Artist: X JAPAN / hide ・Writer:DENMETA(伝説のメタラー)(漫画家・ライター・編集長)]




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2015年5月23日(土)より全国の劇場にて上映されたhide初のドキュメンタリー映画hide 50th anniversary FILM「JUNK STORY」のレビュー記事。ライターはもりき氏。

~hide 50th anniversary FILM「JUNK STORY」~ 作品概要
◆上映時間 :125分
◆監督 :佐藤太
◆出演 :hide、YOSHIKI(from X JAPAN)、I.N.A.、CUTT、
Kiyoshi(from hide with Spread Beaver/MADBEAVERS/machine)、
kyo / Tetsu(from D'ERLANGER)、J(from LUNA SEA)、
Shigeru GEESS Kosugi(ex.DIMENTIA/HOWLLING BULL代表取締役)、
JOE(from hide with Spread Beaver/44MAGNUM/RIDER CHIPS/MADBEAVERS)、
SEXX GEORGE(from LADIESROOM/SEXXXXX/我孫子神音會)、
ZEPPET STORE、DIE(from hide with Spread Beaver/KISS THE WoRLD/Ra:IN)、
Dynamite Tommy(COLOR、サンクレイド 代表取締役)、
CHIROLYN(from hide with Spread Beaver)、defspiral、
PATA(from X JAPAN/Ra:IN)、
松本裕士(HEADWAX ORGANIZATION代表取締役/実弟)、
森重 樹一(from ZIGGY) など(順不同)
◆ナレーション :塚本高史
◆製作:「JUNK STORY」製作委員会
◆配給:Live’Spot
◆制作:SKIYAKI

hide 50th anniversary FILM「JUNK STORY」 Official HP



以下、もりき氏によるレビューとなります。



~「hideの物語は、今も現在進行形で続いている。」~

冒頭のYOSHIKIの言葉の通り、hideというアーティスト、そして松本秀人という一人の生身の人間の物語は今も続いているに違いない。

この映画は単なるドキュメンタリーや、生誕記念であったり、もしくは追悼という目的で作られた映画ではないということが僕にはわかった気がする。空へ旅立ってからもなお人気が衰えることを知らないhideの人間性や今まで語られることのなかった周りのミュージシャンたちの本音を垣間見ることができた映画であった。

このドキュメンタリーは、YOSHIKIはもちろん、相方ギタリストであったPATA、hideとともにバンドでの親交の深かったJ(LUNA SEA)、KYO、TETSU(D'ERLANGER)、ZEPPET STOREの木村世治氏、I.N.Aを中心としたhide with Spread Beaverのメンバー、そしてhideの実弟である松本裕氏(以下松本氏)の語りを中心に過去の映像が触れられていく内容だ。アーティストhideだけではなく、人間としての松本秀人の生きた時代や軌跡を紐解きながら、ジグソーパズルのように追い求めていくものだ。

少年時代の回想、それは松本氏との思い出や地元横須賀の同級生の人たちとの思い出話を聞くことになる。hideが少年時代、肥満がコンプレックスであり小学生時代におとなしかったこと、弟をいじっていたことが語られた。少年時代のhideを変えたもの、それはロック音楽であった。そこからはファンのみなさんがご存じのとおり、KYO、TETSU(D'ERLANGER)とともにサーベルタイガーを結成、解散後にYOSHIKIに誘われXに加入をした。

ソロ活動ではマネージャーを務めた松本氏の視点でhideについての人間性やアーティストとしての側面が語られた。Spread BeaverのメンバーのKiyoshi、Chirolyn、DIE、JOE、そしてI.N.Aとともにファーストソロツアーとセカンドソロツアーについて回った松本氏との語りが進められた。プロのアーティストとしてのステージにおける演出のこだわりはもちろんのこと、I.N.Aとの綿密な打ち合わせについても語られた。

曲作りの際、等身大の立場で向き合っていたというhideとI.N.A。お互いを理解し、時には対立もあったからだからこそ、本人が亡くなった後発表された「JaZoo」と「子ギャル」は世に出ることができたのだ。メンバーたちは本人がいなくなってしまった後、悲しんで落ち込むのではなく、hide本人がやりたかったことを精一杯自分たちで作り上げることに打ち込み、精神を込めていたに違いない。また、残されたメンバーたちの努力は未発表の作品を世に出すことに尽力を尽くしただけではない。hideという一人のミュージシャンが生きた足跡、そしてこれから受け継がれていくように、作品を残していくことに貢献をしていたのかもしれないのだ。

最後にPATAの一言が心に残った。「自分があの世に行ったら、もう一度バンドを組みたい。」
僕たちが次の世界でhideに会うことができるのは、まだ遠い未来、時間がかかるかもしれない。しかし彼が残してくれた音楽をたくさんの人たちが愛してもらえるように、僕たちはその素晴らしさを伝え続けることができる。

hideの音楽が色あせないように、いつまでもたくさんの人に受け継がれてほしいと願う。



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