Thrash Domination 2015 Live Report in 21 March

[Category:Live/Event Report・Artist: EXODUS / OVERKILL / SODOM ・Writer:DENMETA(伝説のメタラー)(漫画家・ライター・編集長)]





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3月21日(土)・22日(日)に川崎クラブチッタで行われたTHRASH DOMINATION 2015 スラッシュ・ドミネーション2015 「最強王座決定戦」のライブレポート。ライターはもりき氏。
2日間行われたうちのDay-1(21日・土曜)の模様をお届け。出演アーティスト・出演順は①SODOM ソドム②EXODUS エクソダス③OVERKILL オーヴァーキル(Day-2ではEXODUSとOVERKILLの出演順が入れ替わっている)。


以下、もりき氏によるライブレポートとなります。



川崎クラブチッタにて10回目となる「Thrash Domination 2015」が開催された。ラインナップはアメリカから「OVERKILL」「EXODUS」、ドイツから「SODOM」だ。
特にEXODUSはスティーブ・ゼトロ・スーザがバンドに復帰してからの初来日である為、往年のファンからすれば期待の大きなものであった。
今回出演する3バンドはどれも大人気のベテランスラッシュバンドである。サブタイトルに「最強決定戦」と銘打っているだけあり、会場は多くのオーディエンスで埋め尽くされ、グッズも完売となったものがいくつかあった。
(僕はSODOMのTシャツが欲しかったが、売り切れてしまったのだ・・・。)
会場にはキッズからオジサマ世代のメタラーや海外からのメタラーさんまで多くの人が訪れた。出演バンドはどれも熱狂的な賑わいを見せ、クラブチッタは大きく揺れたのであった。



「SODOM」
一発目はDestruction、昨年のLOUD PARKで来日をしたKreatorとともにジャーマンスラッシュ三羽烏の一組であるSODOMである。開演時間が迫る中、会場からはSODOMコールが起こり、序盤とは思えないほどのテンションと熱狂乱舞がここでは繰り広げられていた。会場が暗転すると同時に、待ってました!と言わんばかりにモッシュ野郎達がサークルを作る準備を始め、最初からハイテンションな光景が繰り広げられた。一発目にも関わらずクラブチッタは湯気が立ち込めている。サークルピットはもちろんのこと、前方ではダイバーもガンガン飛びまくる!最初からあのはっちゃけ具合だ、中には足をつってしまった人や倒れてしまった人が続出するという事態に。(ここだけの話、筆者である僕自身も、ダイブで頭にあざを作り、タオルも紛失してしまった・・・w)
そんなことお構いなしに怒涛の気迫でスラドミ序盤のステージは熱気を増していく!定番ナンバー、「Agent Orange」ではクラブチッタを飲み込まんとするサークルが巻き起こり、SODOMは大きな爪跡を残していった。三人編成とは思えないほどの重圧サウンドにオーディエンスは狂喜乱舞で大いに盛り上がり、SODOMは彼らを圧倒したのだ。

Set list
① My Final Bullet
② Outbreak of Evil
③ Surfin' Bird / The Saw is the Law
④ Christ Passion
⑤ Sodomy and Lust
⑥ Stigmatized
⑦ An Eye for an Eye
⑧ Napalm in the Morning
⑨ Blasphemer
⑩ Sacred Warpath
⑪ Tired and Red
⑫ City of God
⑬ Agent Orange
⑭ Remember the Fallen
⑮ Ausgebombt



「EXODUS」
SODOMの後に20分ほど転換時間を経て、EXODUSの登場だ。前のSODOMに続き、今か今かといわんばかりにモッシャーたちがサークルの場所を陣取る。ステージにメンバーが姿を見せた瞬間、大歓声が巻き起こった。二曲目のBlood in Blood outから早くも大きなピットが出来上がり、新譜からのナンバーも好調だ。今は亡きジェフ・ハンネマンの跡を継ぐ形でSLAYERに加入したゲイリー・ホルトの人気も高く、彼を呼ぶ声が大きいことはもちろん、スティーブ・ゼトロ・スーザの復帰にファンも喜びの声が上がる。
モッシュピットではキッズのみならず、おじさん世代のメタラーも参戦!まさに本当の意味での無礼講が繰り広げられる。汗まみれ&あざまみれのぶつかり合いに大きく会場が揺れた。ダイバーの人数もSODOMの時より増えていたに違いない。
そしてハイライトではWall of deathが巻き起こる!ぶつかり合う野郎共のガチンコ対決に、会場はこの日一番のカオスな盛り上がりであった。
僕が思うところであるがこのバンド、ぜひともLOUD PARKに出演をしてほしい!EXODUSの特大Wall of deathをさいたまスーパーアリーナで実現したいと思う人は少なくないはずだ。いや、川崎で暴れ騒いだくらいじゃ物足りないモッシュ小僧達こそ大いに賛同であろう!

Set List
① Black 13
② Blood In, Blood Out
③ Iconoclasm
④ Children of a Worthless God
⑤ Piranha
⑥ Fabulous Disaster
⑦ Deathamphetamine
⑧ Blacklist
⑨ Metal Command
⑩ Beyond the Pale
⑪ Bonded by Blood
⑫ War Is My Shepherd
⑬ The Toxic Waltz
⑭ Strike of the Beast



「OVERKILL」
21日のラストを飾るOVERKILLのステージはアンプ等のトラブルにより少し開始が遅れてしまったものの、疲れを知らない野郎どもの「OVERKILL」コールがやまない。
一曲目が始まった途端から、会場はモッシュピットの嵐に!疲れを知らない、そして狂気に酔いしれたモッシャーの根性と体力にも拍手だ!w
前のEXODUSがモダンなスラッシュなら、OVERKILLはストレートでありながらパンキッシュなスラッシュサウンドで会場を揺らしていた。(これはメンバー全員がパンクロックやNWOBHMの影響を受けているからだ。)ボビー“ブリッツ”エルズワース(Vo)のJUDAS PRIESTを彷彿とさせるハイトーンシャウトは衰えを感じることなどない。人気曲を叫び歌い上げる姿に会場も興奮に包まれた。さすがはベテランである。
ダイバーも野郎だけじゃあない!ロックでイケイケなお姉ちゃんもガンガン野郎どもに交じってモッシュダイブに挑んでいく!あっぱれだ!その勢いにみんな負けじと暴れまくる。
終盤で人気曲、「Elimination」が披露されるともうすぐイベントも終わりだな、と思う気持ちに少し切なさも感じる。だからこそ悔いのないようにみんなで大暴れをしまくるのだ!
ラストは会場全員で中指を立てて「Fuck You!!」(笑) 何ともばからしく素晴らしい光景であろう!OVERKILLの根本にあるストレートなロック魂を体現している。メンバーは笑顔でステージを後にした。

Set list
① Armorist
② Hammerhead
③ Electric Rattlesnake
④ Powersurge
⑤ In Union We Stand
⑥ Rotten to the Core
⑦ Bring Me the Night
⑧ End of the Line
⑨ Necroshine
⑩ Horrorscope
⑪ Hello From the Gutter
⑫ Overkill
⑬ Ironbound
⑭ Bitter Pill
⑮ Elimination
⑯ Fuck You (The Subhumans cover)



約4時間弱続いた長いこのライブも終わりを告げた。モッシュが起きていた周辺ではみんなで抱き合ったり、ハイタッチをしているほほえましい光景がそこにあった。若いメタラーたちのガンガン押していくテンションであったり、それに負けじと挑むおじさまメタラーの合戦の後に訪れた会場の結束間である。
(ちなみに僕もハイタッチに交じっていましたが、前述した頭の負傷に耐えられず会場を早めに出ちゃいました・・・笑)

ソリッドな音楽性のSODOM、暴力的にガンガン攻めていくEXODUS、キャッチーでありながらタイトなサウンドのOVERKILLと実に異なったバンドのライブを楽しむことができた一夜でもある。

メタルのライブに行く際は、モッシュダイブでの物の紛失、ケガに注意しましょう!!(笑)








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