LOUD PARK 14 Report Day-1後編

[Category:Live/Event Report・Artist: ARCH ENEMY / LOUD PARK / DRAGONFORCE / DOWN / AMARANTHE / RAGE ・Writer:DENMETA(伝説のメタラー)(漫画家・ライター・編集長)]



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METAL JAPAN Staff 伝説のメタラーによる2014年度のLOUD PARK ラウド・パークのレポート。

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こちらの記事にはDay-1(Oct/18th sat)の後編、7組目~トリの11組目までのアーティストの様子を書き綴ります。
Day-1前編の記事はコチラ



AMARANTHE アマランス

1stアルバムから日本でも大人気のスウェーデンのバンド、AMARANTHEが登場。LOUD PARK出演は2011年時以来これで二度目。3rdアルバム『Massive Addictive』を日本で発売した週にこの来日公演という。更にこの前日にはDisk Unionでサイン会イベントも行った。

まだ発売して間もない新作からもガンガン演奏していくAMARANTHE。そんなに新曲たくさんやって過去作からのナンバーが疎かになったりしないかちょっと心配になったが、何も問題はなかった。このバンドの曲はどれもコンパクトだし、前述の通りMANOWARのキャンセルによって演奏時間が長くなっている。1stも2ndのアルバムのナンバーも十分聴けた。

メンバーが一人交代後(アンドレアス・ソルヴェストローム→ヘンリク・エングルンド)の日本公演だが、ヘンリクはスクリーマーとしてしっかりやってくれた。
が、それでもやはり人々が行く目線は大概エリーゼ。太ももあらわ、メタル界屈指の美脚をかざして我々を魅了した。

フェス出演ながら概ね満足のライブをしてくれたAMARANTHE。せっかくなので親交のあるDRAGONFORCEかARCH ENEMYのアリッサの飛び入りを少し期待したが、流石にそこまでの贅沢な願いは叶わなかった。

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~AMARANTHE Set List~
1. Digital World
2. Dynamite
3. Hunger
4. Invincible
5. 1.000.000 Lightyears
6. Trinity
7. Massive Addictive
8. Afterlife
9. Amaranthine
10. Call Out My Name
11. Drop Dead Cynical
12. The Nexus




DOWN ダウン

メタル界の伝説のボーカリスト、フィル・アンセルモ(PANTERA)率いるDOWNが2008年時以来、二度目のLOUD PARK出演。この2日前に大阪での単独公演を控えていたが、悲しいことにハリケーンに見舞われて飛行機のフライトスケジュールが遅れてキャンセルに。

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しかし6年ぶりに彼らを観れたのは感動ものだ。フィル・アンセルモの貫禄は凄く、この日の出演者の中で一番強いオーラを放っていたように思う。歌声も相変わらずレジェンドのまま。

更にはここで先ほど出演したLOUDNESSの高崎晃氏が飛び入り参加。SUMMER SONIC 2014でのMEGADETHに続いて今年二度目の伝説級のバンドに飛び入りである。タッカンときたらどこまでも交流豊かな人物、愛され過ぎです。

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徹底的にDOWNの曲を演奏するが、最後にはLED ZEPPELINの天国への階段を一唱歌うフィル。そこはどうしてもツッコみを入れたい・・・あなたカヴァー曲やるんだったらPANTERAの曲にすべきでしょ笑 と。
今年DOWNの公演ではPANTERAの曲をやることが何度かあったと聞いたのでこちら日本の公演でもそれを期待したんだが・・・叶いませんでした。

~DOWN Set List~
1. Eyes of the South
2. We Knew Him Well
3. Witchtripper
4. Lifer
5. Pillars of Eternity
6. Hail the Leaf
7. Losing All
8. Conjure
9. Stone the Crow
10. Bury Me in Smoke




RAGE レイジ

LOUD PARK 14初日も終盤。ドイツのヴェテラン、RAGEが登場。

3人編成ながらすこぶるエネルギッシュなライブ。ヴェテランとしての貫禄でもあるように思える。

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そしてこのバンドもまた愛されてる感が本当によく伝わってくる。中でも特にラストの“Higher Than the Sky”では前方フロアに留まらず、アリーナ全域で大合唱が起こっていたのは圧巻で痛快だった。これだけ広いエリアが、それもフェスティバルでこんな見事に一体化する光景はそうそう観れるもんじゃない。
この日のサード・ビル、BIG ROCK STAGEの準トリにふさわしい内容のショウだった。

~RAGE Set List~
1. Carved in Stone
2. Sent by the Devil
3. War of Worlds
4. Enough Is Enough
5. Refuge
6. Down
7. Unity
8. Don't Fear the Winter
9. Soundchaser
10. Set This World on Fire
11. Higher Than the Sky




DRAGONFORCE ドラゴンフォース Co-Headliner

遂にULTIMATE STAGEの初日トリ、多国籍メンバーからなるスピード・メタルの人気バンド、DRAGONFORCEの出番だ。
日本で試聴会も行った6thアルバム『Maximum Overload』を引っ提げて堂々の登場。これでLOUD PARK出演は通算4度目。開催前日にはハーマン・リやフレデリク・ルクレルクが東京と埼玉のあちこちで姿を現したことも話題になった。

そんな彼らは相変わらずの人気ぶり。ULTIMATE STAGE側に大勢人が密集してるのは勿論、BIG ROCK STAGE側でARCH ENEMYの出番に備えて陣取ってる人々も、なるべくULTIMATE側に寄って彼らのライブをしっかり観賞しようという姿が伺えた。

今回のDRAGONFORCEのライブはいつにも増して日本愛が感じられる内容でメンバーはガンガン日本語でMCをしてくれた。序盤にマーク・ハドソンは日本語で結構な長文で自己紹介するし、その後、フレデリクもカンペを使ってでもとにかく日本語で曲紹介する。このライブでの気合いの入り具合を強く感じた。

彼らの出演時間は70分。割かし長めなので新曲も多くプレイ。“Ring of Fire”といったこのバンド史上初のカヴァー曲をやったのも驚いたが、過去作からは定番曲のみならず“Black Winter Night”といったレア曲まであることにも驚いた。

それでもフルセットほどの出演時間の長さではないのでフルでやる場合のときといくらか曲を省くわけだが、まさか“The Game”を省くとは思わなかった。これも驚き。それ新作で一番重要な曲なんじゃないのか・・・汗

セットリストは超高速ナンバーからあんまり速くないもの、ゆっくりめの曲までバリエーション豊か。このバンドは速いことで有名だが、実はありとあらゆるタイプの曲が揃った幅広い音楽性の持ち主であることを改めて痛感した。

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演奏のクオリティーも申し分なく、今回が初めての日本公演だったドラマー、ジー・アンザローネも何事もなかったかのように自然に演奏できたのでした。

~DRAGONFORCE Set List~
1. Defenders
2. Fury of the Storm
3. Three Hammers
4. Black Winter Night
5. Seasons
6. Symphony of the Night
7. Cry Thunder
8. Ring of Fire (Anita Carter cover)
9. Through the Fire and Flames
10. Valley of the Damned




ARCH ENEMY アーチ・エネミー Headliner

大型フェスでARCH ENEMYがトリを務めるってのはアリなのか?

LOUD PARKでなら大いにアリである!!

スウェーデン出身で日本でも絶大な人気を誇るこのARCH ENEMYは世界一LOUD PARKと相性が良いバンドだ。これまで4度もLOUD PARKに出演してきた彼らだが常に最高の中の最高の反応を得てきた。そして今回5度目の出演でも結論から言って極上のライブとなった。

まずはなんと言っても人の集まりが凄まじい。DRAGONFORCEがまだ出演してる段階でアリーナはARCH ENEMY目当てでビッシリ埋まっていた。ステージ上も看板や旗が置かれていてオシャレだ。目一杯トリらしくしている。

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そして大注目の中、ARCH ENEMYのショウはスタート。今年メンバーチェンジを経て発売した9thアルバム『War Eternal』のOPのSE、“Tempore Nihil Sanat (Prelude in F minor)”からスクリーン演出付きで始まり、そこからかれこれもう10年以上親しまれてる代表曲の一つ“Enemy Within”が続き、怒涛の勢いで幕を開けた。

THE AGONISTから転身してきてまだ1年も経ってないアリッサ・ホワイト=グルーズはARCH ENEMYに完璧にマッチしている。まあそんなことは『War Eternal』が発売した時点で思っていたことだが、ライブを観て改めてそう思う。ニック・コードルもLOUD PARKの舞台に立つのは初めてだが、彼も今や完璧なARCH ENEMYのメンバーだ。

今回のセットリストは全世界共通のもので、ARCH ENEMYならでは、前回2012年時の日本ツアーのような日本特有の選曲は無かった。“Silverwing”や“Bury Me An Angel”といった日本での支持率が高い1st~3rdアルバムの曲(Fields of Desolationのアウトロを除く)を聴けることを期待した人も多いだろうが、アリッサのボーカルで聴けるのはこの次の機会に持ち越しになるようだ。まあアリッサはまだ加入してから1年も経ってないのでこのLOUD PARKまでにそこまで曲をものにするのはキツいはず。ARCH ENEMYは来年2015年にも日本に来る気満々のようなのでそちらに期待を向けるとしよう。

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ARCH ENEMYのライブ、最初から最後まで壮大だった。まあ壮大なのは毎度のことで今回も凄まじい盛り上がりになることはファン歴がそこそこ長い人なら誰だってハナからわかるもんだが、それでも凄いと思えた。LOUD PARKではARCH ENEMYはモンスター級のバンドと化す。そのことを改めて思い知ったのでした。

~ARCH ENEMY Set List~
SE. Tempore Nihil Sanat (Prelude in F minor)
1. Enemy Within
2. War Eternal
3. Ravenous
4. Revolution Begins
5. My Apocalypse
6. You Will Know My Name
7. Bloodstained Cross
8. Under Black Flags We March
9. As the Pages Burn
10. Dead Eyes See No Future
11. No Gods, No Masters
12. Dead Bury Their Dead
13. We Will Rise
Encore:
SE. Khaos Overture
14. Yesterday Is Dead and Gone
15. Blood on Your Hands
Encore 2:
16. Snow Bound
17. Nemesis
18. Fields of Desolation (Outro)
SE. Enter the Machine



いやあ素晴らしくて楽しかった。MANOWARがいない悲しみを完全にとまではいかなくとも、目一杯拭い去ってくれたように思う。会場にいる人々全員が熱く盛り上げたおかげでね!

以上、LOUD PARK 14 Day-1レポート終了。
Day-2(19th sun)に続く・・・






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