伝メタColumn.8:2010年代でメタル御三家やBIG4を組むとしたら

[Category:Special Column・Artist: DENMETA(伝説のメタラー) ・Writer:DENMETA(伝説のメタラー)(漫画家・ライター・編集長)]



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伝説のメタラーによるコラムVOL.8

御三家や四天王など、複数のものを同じ括りとして語られるものってたくさんありますよね?HR/HMの世界もそうです。

例を挙げると
1970年代は QUEENとKISSとAEROSMITHでハードロック御三家
1980年代はMETALLICAとMEGADETHとSLAYERとANTHRAXでスラッシュメタル四天王、BIG4
2000年代はAVENGED SEVENFOLDとBULLET FOR MY VALENTINEとTRIVIUMで新世代メタル御三家
あと呼び名こそ無いものの1990年代に登場したKORN、MARILYN MANSON、LIMP BIZKIT、SLIPKNOTはニューメタル系統のビッグネームとして一括りにして語られることがあったりします。

今でもこのように一緒になって話題になったりはしますし、全バンドまだまだ現役で活動していますが、これを書いてる時点でもう時は2010年代半ば。上記に挙げた中で一番新しい“新世代メタル御三家”でさえ、もう登場して10年ぐらい経つ(もう新世代と呼べなくなってきてるのでは?)。

そんなわけで2010年代に頭角を現しだしたバンドをここで改めて注目したいと思う。別に御三家や四天王など名前を付けていっしょくたなどしなくて良いのだが、せっかくなので筆者が個人的な趣味の感覚レベルで組んでみたいと思う。


それでは2010年代に高い地位を築いた(これから更に上がるであろう)バンドを一挙にピックアップ!どれも既に日本でも結構な数のファンを獲得してますが、これを読めば「もっと評価されるべき」だと思ってもらえるはず・・・




FIVE FINGER DEATH PUNCH ファイヴ・フィンガー・デス・パンチ

2005年に結成され、2007年にデビューしたアメリカ・ロサンゼルスのバンド。略称“5FDP”。日本デビューは2009年。

既に本国なんかでは非常に高い地位を築いており、2014年時点で各地の大型フェスティバルで準ヘッドライナーを務めている。これはKORNやSLAYERといったクラスのバンドと同格の扱いである。

4thアルバム「The Wrong Side of Heaven and the Righteous Side of Hell ,Volume 1」はビルボード週間ランキング最高2位を記録(5thアルバムのVolume 2も)、2013年のビルボード年間アルバムチャートTOP100にランクイン(91位)。その年にニューアルバムを発売したHR/HM系のバンドでは3番目に高い売り上げを誇っている。(因みに1番はAVENGED SEVENFOLDの“Hail to the King:年間総合82位”で、2番目がBLACK SABBATHの“13:年間総合86位”)

この記事掲載後にKNOTFEST JAPAN 2014出演のために11月に来日公演を行うことになっている。出番はOpening act含む13組中6番目。
一方、アメリカのKNOTFESTでは準ヘッドライナーで出演。明らかに日本での人気が出遅れている。日本公演がまだ2009年度のSUMMER SONICでしか行ったことがないためでもあるが・・・2010年度のLOUD PARKにも出演する予定だったがこれをキャンセルしてしまったのが痛い。KNOTFEST JAPAN出演で日本でも一気にビッグネームにのし上がることを期待する。




ASKING ALEXANDRIA アスキング・アレクサンドリア

2008年結成し、2009年にデビューしたイギリス・ノッテンガムのバンド。通称“アスキン”。

イギリスのバンドだが、チャート成績はアメリカの方が良い。3rdアルバム「From Death to Destiny(2013年発売)」はビルボード・チャート最高5位を記録。UKチャートは28位。
シングル・チャートは“Break Down the Walls”のビルボード17位が最高記録。

海外では2013年の時点でもうIN THIS MOMENTやALL THAT REMAINS、TRIVIUMなどといった先輩方を押しのけてフェスティバルで後の方に出演してる。自身がヘッドライナーのフェスティバルも既に行われている。

メンバー5人共Twitterをやっているが全員フォロワー数が10万人台と多い。




BRING ME THE HORIZON ブリング・ミー・ザ・ホライズン

2004年結成、2006年デビューのイギリス・ヨークシャーのバンド。略称“BMTH”。

2000年代から活躍しているが、2010年代からの活躍ぶりがより目覚ましい。
2010年に発売した3rdアルバム「There Is a Hell, Believe Me I've Seen It. There Is a Heaven, Let's Keep It a Secret.」は2011年にKerrang AwardでBest Album受賞
2013年に発売した4thアルバム「Sempiternal」は2014年にAlternative PressでBest Album受賞、更にバンド自体がBest British Bandに選ばれた(2013年にKerrang Awardでも選ばれている)。

シングル・チャート最高成績は“Sleepwalking”(ビルボード13位)。

TwitterのバンドOfficialアカウントのフォロワー数が2014年夏の時点で100万人を超えている。これはSLIPKNOTやAEROSMITHといった大物バンドをも上回る。

5FDPと同じくKNOTFEST JAPAN 2014で来日公演が決定済み。




とりあえず3組の名が挙がった。どれも音楽性は違っているが、全員メインストリームで活躍できるタイプのメタルで海外で高い地位を築いてることは確かだ。一応これで御三家が組める。

でも他にもまだまだ2010年代のビッグネームはいる。引き続きピックアップしていこう。




BLACK VEIL BRIDES ブラック・ベイル・ブライズ

2006年結成、2010年デビューのアメリカ・シンシナシティのバンド。略称“BVB”。

Kerrang Award、Revolver's Golden God Awards、Loudwire Cageなどで非常に多くの賞を受賞している。

シングル・チャート最高成績は“In the End”(ビルボード12位)。“Unbroken”も18位と好記録。

2011年に東京でMURDERDOLLSの前座と自身のワンマンの初来日公演が行われることになっていたが、ワンマンの方が3月11日で東日本大震災に遭い、やむなく中止となった。




以上で2010年代のビッグネームが4組揃った。これで四天王、BIG4 2010verなんて呼べたりする。

でも凄いバンドはま~だまだいる。その他の候補もどんどん挙げていこう。




VOLBEAT ヴォルビート

2001年結成、2005年デビューのデンマーク・コペンハーゲンのバンド。

メンバーに元ANTHRAXのギタリスト(ロブ・カッジアーノ)がいたりと、上記のバンドより明らかに世代が上なのだが、2010年代になってから高い地位を確立する。

国によっては既に大型フェスティバルのヘッドライナー級のバンドとなっていて、2014年はWITH FULL FORCEGRASPOP METAL MEETINGでヘッドライナーを務めた。

日本デビューは2013年。SUMMER SONIC 2013出演をきっかけに日本でも知名度を上げた。

日本デビュー作ともなった5thアルバム「Outlaw Gentlemen & Shady Ladies」はビルボード最高9位、本国のデンマーク、オーストリア、スイス、ドイツ、ノルウェーのチャートで1位を記録。そして2013年のデンマークの年間アルバム・チャートで5位、ビルボード年間アルバム・チャートで195位を記録した。




OF MICE & MEN オブ・マイス・アンド・メン

2009年結成、2010年デビューのアメリカ・コスタメサのバンド。

2014年発売の3rdアルバム「Restoring Force」はビルボード最高4位を記録。

初来日公演は2013年。東京・渋谷クラブクアトロで行われたSCREAM OUT FESTでヘッドライナーを務めた。

KNOTFEST USA 20142ndステージのトリを務めたりと地位を高めてきている。




GLAMOUR OF THE KILL グラマー・オブ・ザ・キル

2007年に結成&デビューしたイギリス・ヨークのバンド。略称“GOTK”。

デモEP「THROUGH THE DARK THEY MARCH」がMETAL HAMMERで10点満点中10点を獲得した。

これまでに共にツアーを行ったバンドはBULLET FOR MY VALENTINE、AVENGED SEVENFOLD、STILL REMAINS、WEDNESDAY 13、ESCAPE THE FATE、DRAGONFORCE、PAPA ROACHなどなど。

Vo.Gtのマイク・キングスウッドは、BULLET FOR MY VALENTINEのマット・タックによる別バンドAXEWOUNDに参加した。

LOUD PARK 14で初来日することになる。




ここまで割かし正統派なバンドを挙げてきましたが、ここらで異質、一筋縄ではいかない2010年代のアーティストも挙げていきましょう。他のアーティストと一緒に括るのがより困難なのばかりですが。



GHOST ゴースト

2008年結成、2010年デビューのスウェーデン・リンシェーピングのバンド。

2013年発売の2ndアルバム「Infestissumam」は本国スウェーデンのチャートで1位を獲得。ビルボードでは28位を記録。

SUMMER SONIC 2014で初来日。METAL JAPANにライブレポートも書いてます。

厳かに仮装した姿とVo. パパ・エメリトゥスⅡ世の見た目に反した爽やかな声は日本でも話題となり、2014年度のSUMMER SONIC開催前の特番、サマソニ命DXでもピックアップされた。


GHOSTはルックスも特徴的ですが、優しげな歌声のゴシック・ホラーな音楽もまた他のメタルとは一線を画します。

そして編成が異質なバンドも。


AMARANTHE アマランス

2008年結成、2011年デビューのスウェーデン・ヨーテボリのバンド。

女クリーン&男クリーン&男グロウルのトリプル・ヴォーカル編成が特徴として知られる。

ここまで書き綴ったバンドの中では最も日本で成功している。LOUD PARK 14で4度目の来日を果たし、更には前日にサイン会イベントなんかも実施する。


2010年代の異質なメタルといえばやはりこれは外せない。


BABYMETAL ベビーメタル

もはや説明不要でしょう。で、ブレイクしてからそこそこ経ちましたが、他にこれと似たスタイル、一括りにしたり比較したくなるようなアーティストが有名どころで意外にも出てこない・・・



・・・と思ってたらこれを書いてる最近、とうとうメタラー達の前に現れました。



仮面女子 かめんじょし

2013年結成のアイドル・グループ。
LOUD PARK 14に出演することでメタラー達に一気にその名が知れ渡った。

既存のアイドル・グループ「アリス十番」「スチームガールズ」「アーマーガールズ」が合体したのがこの仮面女子という。

その仮面女子の中でアリス十番がBABYMETALと同じくアイドル+メタルといった音楽性で活動している。

お察しの通り仮面を被っているのはSLIPKNOTへのリスペクトである。アリス十番はライブのSEにSLIPKNOTの楽曲を用いてパフォーマンスをする。




2010年代の思いあたる有名どころはざっとこんな感じかと。

けど他にも筆者がまだ存在に気付いてない凄いアーティストがたくさんいるに違いないでしょう。これから先どんどん凄いのが生まれていくのでしょうし。

御三家や四天王がどうのって話でしたがいざアーティストを挙げていくと呼び名や括りなどどうでもよくなってきますね笑

とにもかくにもこれからのメタルの未来を担っていくのは、この記事にピックアップしたようなアーティスト達であります!ハッキリ言ってここに挙げたアーティストのほとんどが日本では過小評価されてます。この状況を改善しないと・・・

今後この世代のメタルアーティストの活躍に大いに期待!!






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