NERVOSA Japan Tour Live Report 2020 at February 8th

[Category:Live/Event Report・Artist: NERVOSA ・Writer:もりき(ライター)]


 

~女子だって、Thrashしたっていいじゃない!人間なんだもの!~

タイトル




2020年2月6日~8日に三夜連続で東京都内にて行われた来日公演を、大盛況で終わらせたブラジル出身の女性スラッシュメタルバンドNERVOSA!彼女らの次の来日もそう遠くはないと実感させてくれたライブであった。

なんとNERVOSAは世界中で人気急上昇のバンド!世界中から大多数のライブのオファーが舞い込み、フェスやツアーで周っている今最もブッキングが難しいバンドでもあるのだ。
それ故に、彼女らを日本に呼ぶのがかなり時間が掛かり、そして苦労を伴うものだったと今回のプロモーターであるMETAL JUSTICEの西村氏&ランボー氏からお話を頂いている。またこのライブは、150人ほどのキャパシティの規模でNERVOSAを観られる、最初で最後の機会と銘打たれていた。

今回レポートを執筆する2月8日の六本木CLUB EDGEにて行われた最終日は、白熱したカオスの渦中に日本のメタルヘッズ達を叩き落としてくれた!


VALKYRIE

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2019年に行われたLegion of the Damnedのライブの時と同じくゲストアクトを務めた大阪の女性スラッシュメタルバンドVALKYRIE。BUN、MIHO、ATSUKO、SHUKOの4人からなる彼女らは関西地方を中心にライブ活動を行っている。今回のスラッシュメタル女子対バンにおいて、最も適した相手といえるだろう。

ライブはフロアにおいて早速モッシュが起こり、好調なスタートとなった。Vocal&GuitarのBUNによる鋭いシャウト&パンチの効いた刻みリフがオーディエンス全員のテンションを高めてくれる。Legion of the Damnedのゲストアクトの時と同じく、女性が演奏していることをいい意味で忘れさせてくれるアグレッシブなパフォーマンス、そして飾らないメンバー同士のほっこりとしたMCが何より印象的だ。

メンバーの方々が「グッズのTシャツ値下げします!」と宣伝したり、ビラを後ろまで行き渡るようにお客さんに声掛けしていたところも、アットホームだなぁと感じた。そして何より、同じ女性スラッシュメタルバンドとしてNERVOSA初来日ツアー最終日に花を添えられたことが何より光栄だった、とのMCは感動的であった。





NERVOSA

タイトル



VALKYRIEのライブから約40分から50分ほどステージの転換の間の後、METAL JUSTICEの西村氏による「まもなくNERVOSAのライブがスタートです!」とのアナウンスに、会場は大歓声が起きる。

20時30分頃に暗転し、ステージにはFernanda Lira(Ba,Vo)、Prika Amaral(Gt,Vo)、Luana Dametto (Dr)の三人が登場!
オーディエンスの興奮の声に包まれながらまずは1曲目、2018年発売の最新アルバム『Downfall of Mankind』から「Horrordome」が演奏された!
スタートから同時に初っ端からモッシュ野郎達が大暴れし戦いの火蓋が切って落とされる!

Fernandaが般若のごとくフロアを睨みつけながらシャウトを決めつつ、「Justice Be Done」と「Intolerance Means War」を続けてバンドはド迫力の演奏を聴かせてくれた。



華奢な身体からは考えられないくらいの高速ドラムプレイを繰り出すLuana、シングルギターとは思えないほどの重圧なギターサウンドを響かせていたPrikaのパフォーマンスが印象的であったのはもちろんだが、Fernandaのシャウトはそれ以上に脳裏に焼きついた。

NERVOSAの音楽性は普通のスラッシュメタル以上に攻撃性を備えているが、THE CLOWNやAT THE GATESといった、よりエクストリームなメタルを演奏するバンドに負けないくらいのデスラッシュサウンドを聴かせてくれる。


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先述した2018年の最新アルバムや、2016年リリースの前作『Agony』から「Arrogance」、「Hostages」を披露し、前半戦のテンションはグイグイとスピードを増してゆく。Fernandaは「今日のライブがSold Outだなんて最高だわ!ありがとうTOKYO!」とお礼のMCをフロアに届けてくれた。

中盤戦は2012年のデビュー作「Time Of Death」をバンドは披露し、モッシュピットはさらに狂気を増していった!キャパシティ150人ほどのこじんまりとした会場に休憩地帯が無いに等しいと言えるぐらい、危ない匂いが立ち込めている。
そして最新作からのキラーチューン、「Kill The Silence」も演奏されクラウドサーフする野郎もドバーと流れていき最高にカオスな空間が出来上がる!



続く最新アルバムから「Raise Your Fist!」でタイトル通り、ファンも拳を突き上げ会場には気持ちいいぐらいの一体感が生まれる。また「Masked Betrayer」といった初期の楽曲も再び演奏され、フロアの熱は覚める気配など微塵も感じられなかった。

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Fernandaは「いよいよ終盤だけど暴れてくれるかしら!?」とMC!2014年の『Victim Of Yourself』から「Death!」と新譜から「Never Forget, Never Repeat」、ラストに「Into Mosh Pit」を一気に畳み掛け、NERVOSAの初来日公演最終日は大歓声のうちに幕を閉じた。
約75分ほどのライブであったが、本当に密度の濃いものであったなと実感した。

今の音楽シーンでは珍しく無くなった女性ヴォーカルのシャウト・デスボイス。例えばARCH ENEMYやBUTCHER BABIES、IN THIS MOMENTといったバンドは女性ヴォーカルのデスボイスバンドの金字塔的な存在として多くのフォロワーを生み出しているが、NERVOSAもそれらになりえる存在として大躍進をしていることは間違いないと、今回のライブは感じさせてくれた。

NERVOSAはすでにRock In RioやObscene Extreme Festivalといった海外のメタルフェスに出演し世界中のメタルヘッズ達を熱狂させている。
次回の来日もそう遠くはないだろうと前述したが、いつか彼女らもDOWNLOAD JAPAN、KNOTFEST JAPANといった日本の大規模なフェスにも出演して、国内のメタルヘッズをさらに熱狂させて欲しい!と私は望んでいる。


Setlist
1.Horrordome (2018)
2.Justice Be Done (2014)
3.Intolerance Means War (2016)
4.Bleeding (2018)
5.Arrogance (2016)
6.Hostages (2016)
7.Enslave (2018)
8.Time Of Death (2012)
9.Guerra Santa (2016)
10.Kill the Silence (2018)
11.Raise Your Fist! (2018)
12.Vultures (2018)
13.Masked Betrayer (2012)
14.Fear, Violence and Massacre (2018)
15.Death! (2014)
16.Never Forget, Never Repeat (2018)
17.Into Mosh Pit (2014)

おまけの一枚
ギタリストのPrika Amaralさんと記念撮影!

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Artist Information

NERVOSA

「ネルボサ」
ブラジル サンパウロ州出身。
2010年結成。

 

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