LOUD PARKが無くなって2年・・・どうすればLOUD PARKが復活できるか考えてみた 前編

[Category:Feature / PickUp・Artist: LOUD PARK ・Writer:DENMETA(伝説のメタラー)(漫画家・ライター・編集長)]


 

LOUD PARK復活祈願記事
↓YOUTUBE VER

◆後編LINK

2019年10月。10月といえば日本のハードロック/ヘヴィメタル(以下HR/HM)のビッグイベント、LOUD PARKをやる月だ。
が、これは過去の話となってしまった。2006年から毎年当たり前のようにやっていたフェスティバルだったが2017年を最後にやらなくなってしまった。
失ってみて思う。メタルを愛する者にとってLOUD PARKの無い人生は非常に物足りなさを感じるし、LOUD PARKが無くなってからますます日本のメタルシーンは色々と悲惨な状況にあると考えさせられる。
やはりLOUD PARKは日本のメタルシーンを映し出してる鏡とも呼べる存在。LOUD PARKがにぎわっているか否か=日本のメタルシーンがにぎわってるか否かに等しい。絶対復活できるようにならなくてはと思う。

LOUD PARKをやらなくなって2年が経過した時点でこの先こうしていった方が良いのではないかと思うことを書き綴る。

~深刻な現状をおさらい~
日本のHR/HMシーンは長年大きな問題を抱えていた。それを過去にもこのサイトで書き綴った。これらがそう↓
◆LOUD PARK反省会
◆平成のヘヴィメタル界の過ち


これらの記事に書いてある通り日本のHR/HMシーンは主に
・自国のアーティストを認めない
・新しいスタイルを認めない
・若者を認めない

という風習があり、それが大きな足枷となっていた。新参者や余所者に冷たく非常に新規参入しづらいがため日本のメタルのファン人口は右肩下がりとなるばかりで気がつけばLOUD PARKの客が随分と減少して開催見送りとなったり、METALLICAやAVENGED SEVENFOLDなどといったかつてはよく日本に来ていた大物洋楽メタルバンドが日本で公演をやらなくなってしまった。

2018年以降、LOUD PARKの開催を見送られてしまったのは後先のことを考えない排他的な古参HR/HMファン達が「あれヤダこれヤダ」とイヤイヤ期の子供みたいにワガママばかり言ってありとあらゆるものを排除してきた報いと言って差し支えないだろう。

フェスティバルの最も重要なポジション、ヘッドライナーに困っていたとよくと聞かれるLOUD PARKだが上記の日本の悪しき風習達がヘッドライナーの選択肢を減らしていたのではないか?
日本人アーティストに排他的な風習がなければB’zやX JAPANなんかもヘッドライナーにできただろうし、LIMP BIZKITやSTONE TEMPLE PILOTSといったバンドに排他的でなければLINKIN PARKやSOUNDGARDENもフロントマンが存命中にヘッドライナーにできたはず。新陳代謝がちゃんとできていれば海外のフェスと同じようにAVENGED SEVENFOLDやVOLBEATといった後続のスターにも安心してヘッドライナーを任せられ、最低でも今後10年は安泰が保証されたイベントとなる。
そうなっていればSLAYERに頼るばかりの事態にも陥らず、海外のメタルフェスに負けないにぎわいを見せ続けてまだまだLOUD PARKを継続できていたはずだ。

外タレのアーティストは海を渡ってやって来る。そのため国内アーティストを呼ぶより必然的に高くつく。外タレのギャラは日本国内アーティストよりも1桁分高いとも言われている。
そんな外タレが大勢いたLOUD PARK。1日辺り2万人は集まるべきイベントなのに末期のLOUD PARKは1日辺り1万人ほどしか客が集まっていなかった。

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高いギャラがかかっていながら日本での集客力が弱くてチケットの売れ行きが悪い、そんなコストパフォーマンス最悪のイベントをずっと続けていけばプロモーターは赤字続きで破産間違いなしだろう。LOUD PARKだってボランティアではない。れっきとしたビジネスのイベントなのだからやる以上は必ず商業的に成功させなければならない。

日本のHR/HMのファン人口が不足しているのは明らか。この調子でいけばどんどん経済が回らなくなって大規模なイベントはおろか、連鎖反応でいずれ中規模、小規模のイベントすらやらなくなり、完全にシーンが滅んでしまうであろう。現に2019年にはEvoken de Valhall ProductionがLOUD PARK開催見送りに続くかのように一時活動休止を発表している。

フェスティバルは新しい世代を育てる最高の機会。出演アーティストは新たなファン層を開拓して更なる出世が見込めたりするし、若い客の中にはこういうイベントに触発されて将来ミュージシャンになったりプロモーターになったりもする。業界に明るい未来をもたらす絶好のイベントなのである。
それをわけのわからない風潮や、排他的で自己中心的な姿勢が潰してしまった。これは大きな過ちだ。この現状は絶対に変えなくてはならない。

~今の時代にLOUD PARKをやるなら~
2000年代に始まったLOUD PARKだがもう2000年代の頃の様にはいかなくなってることは明らか。2020年代にまたLOUD PARKをやるならばこういうことが出来るようにならなければいけないのではないか?こういった改革が必要だと思うことを書き綴る。

◆サマソニ2019スタイルをラウパにも

summersonic2019

LOUD PARKは洋楽メインの夏フェスSUMMER SONICから派生して生まれた。そのSUMMER SONICは2019年、開催20回目にして大胆な改革を行った。
2019年のSUMMER SONICの大きな特徴として
●ここに来て初めて日本人をヘッドライナーに起用(B’z)
●日本人出演者の割合大増量

がある。このやり方で集客大成功。2018年なんかは往年のSUMMER SONICといった感じのラインナップで非常に客が少なかった。それがこういう作戦に変えることで再び売れるようになるという。

この現状を見て思う。だったらLOUD PARKもそのやり方で再開すればいいのではないか?

◆外タレにこだわってばかりいるのが悪い
LOUD PARKもサマソニ2019のように日本人の力をガンガン使えば良いではないかと思うが上述のように日本人HR/HMリスナーは自国のアーティスト、邦楽アーティストに排他的な風潮が昔から流れているという大きなネックがある。ヘヴィメタル=洋楽という図式さえ成り立っているほど。

かくいう筆者も昔はメタルは基本的に外タレでナンボだと風潮に洗脳されていた節があるがここ数年で「いつからヘヴィメタル=洋楽だと錯覚していた?」と目が覚めた。ずっと「メタルフェスに日本人のメタルはいらない」という風潮が普通となっていたがそれこそ違うだろと気づいた。

日本のイベントなのに日本人の力を使わない方が普通に考えておかしいではないか。

日本のメタルは海外のメタルよりレベルが低いとか昔からよく思われていたがそんなのは明らかに風潮や先入観だけの評価だし、日本人が外タレをカッコいいと思うのも基本的には“隣の芝生は青い”的な心理と思われる。日本人視点で見れば日本のものなんて日常的に目にするから魅力がわからなくなりがちで海外のものが物珍しさなども相まって凄いものと感じやすくなる。一方で海外視点での日本のものはまた随分と違って見えたりするものだ。
日本人メタラーがよく排他的になりがちなヴィジュアル系やマキシマム ザ ホルモンなんかは世界視点だと立派なジャパニーズメタルだったりするわけだし。例えば2010年のLOUD PARKではDIR EN GREY出演が非常によく叩かれていたが、その年の外タレ出演者達は「日本のDIR EN GREYが是非観たい」とコメントしたりと彼らを高く評価していた。
こちらのLINKを参照

日本人メタラーは外タレ好きでV系や邦楽を嫌う人が多いわけだが、その日本人メタラーが好きな日本国外の人達自身は日本人メタラーがよく叩きがちな日本人アーティストを気に入ってたりする。そういうこともちゃんと頭に入れておくべきだろう。日本人の力は日本人が思っている以上に世界的に通用しているものである。
ましてやBABYMETALを始め、ワールドワイドに活躍する日本人アーティストがザラでいる時代になったのだから尚のこと。日本のメタルは優れていることはこの現実が証明している。
というか日本人メタラーは洋楽という“世界の音楽”を好んでいるのだからそれこそ世界目線で物事を見れるようになるべきだろう。世界の音楽を好んでおいてそういうところは「井の中の蛙大海を知らず」とかおかしすぎるだろと。

まあLOUD PARKは12年間ずっと出演バンドの大半を洋楽にしていたので「邦楽いらない」「もっと外タレ呼べ」と叩かれることは無かったが、いざ日本のアーティストを多く入れたら叩かれると容易に想像がつく。OZZFEST/KNOTFEST/VANS WARPED TOUR JAPANがそれを証明している。

しかし考えてみてほしい。LOUD PARKは純日本産のフェスなのだからそれこそ日本人を多く入れるべきではないか。日本産のLOUD PARKが外タレ多くて、海外輸入のOZZFEST/KNOTFEST JAPANが日本人が多いというのが変だろうに。普通逆だろと。

あと日本人は海外のフェスを豪華だとよく羨むがこれもよく見てみてほしい。アメリカのフェスティバルなんかはどれも自国のアーティスト中心でやっている。

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自国か他国かで大幅に評価やファン層が分かれたりするのは日本のメタルフェスぐらいであろう。

近年昔に比べればだいぶ緩和されてきたメタルといえば洋楽、日本のメタルに排他的な風潮ではあるがここでただただシーンに悪影響ばかり及ぼしてきたこの風潮に今こそ完全に終止符を打たねばならない。それが出来なければ日本のメタルシーンに未来は無いのは明らかである。
ヘヴィメタル=洋楽という固定観念がそもそもの誤りだということを全員が気づかないといけない。

◆使える力があるのにそれを頑なに拒否するのが悪い
LOUD PARKもDOWNLOAD JAPANもヘッドライナーを務められるようなスターが不在で困っているとよく言うが、スターが不在なのではない。スターとなりうる人達をわけのわからない風潮やこだわりでスターと認めようとしていないのではないか。

日本のHR/HMにはB’z、X JAPAN、聖飢魔Ⅱ、DIR EN GREY、マキシマム ザ ホルモン、BABYMETALといったビッグネームがいる。しかしこれらのアーティストはよく日本人HR/HMファンから勝手なイメージや風潮だけで評価されがちで中々HR/HM側の人達として受け入れられずにいた。
これらのアーティストのように幅広く浸透していて巨大なファンベースを持っているとファンが非メタラーが多かったりするなどの理由でJ-POPや歌謡曲などの人というイメージがこびりついてHR/HM界から蚊帳の外扱いされがちである。あとこういう個性が強いアーティストは「色モノ」とか「コミックバンド」だと、売れていると「売れ線」「商業主義」とよくけなされ、その手のファンはミーハー扱いされたりする。
こういうのは実に悪い癖だ。というか誰もが売れることが難しくなってるこの時代にこんな考え方はもう既に時代遅れである。いい加減卒業しないといけないことだろう。それにシーンを誰よりも賑わせ業界を支えて世の中に貢献したりしているのはこういうアーティストであったりするわけだし。

こういう今まで散々「コイツらを認めない」と頑なに否定してきた人達を皆HR/HM側の人達と見なせば今の日本のHR/HMシーンが抱えてる大方の問題は解決する。
令和にもなって未だにBABYMETALをメタルじゃないなんてほざいてたりBURRN!誌にB’zやHYDEが載るのを許さないようなタイプの人をいつまでも正義ということにしていたら容赦なく変わっていく時代の流れにどんどん置いてけぼりを食らってシーンが衰退していくばかりであることは目に見えている。
ここまでジャンルの細分化が進んだ時代、余計なこだわりやプライドなど捨てて「ヘヴィなヤツはみんなメタル」ぐらいの精神でいかないと生き延びれるものも生き延びれない。何事もイメージや固定観念に囚われていてはロクなことにならない。

◆日本のイベントなのだから日本人こそヘッドライナーにふさわしい

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B’z、X JAPAN、BABYMETAL、聖飢魔Ⅱ(再集結した場合)なんかは是非ともLOUD PARKのヘッドライナーをやってもらうべきだと思う。純日本産のHR/HMフェスなのだからそれこそ日本最強のHR/HMアーティストがヘッドライナーにふさわしいじゃないかと。
こういう人達を日本のメタルフェスのヘッドライナーにしてすんなりうまくいかないようでは話にならないだろう。日本のメタルフェスはいつも外タレがトリをやっていたが「いつからメタルフェスのトリは洋楽じゃないといけないと錯覚していた?」ってもんだろうに。

本場イギリスのDOWNLOAD FESTIVALはイギリスの国民的人気バンドのIRON MAIDENがヘッドライナーをやったりするが、これを日本に置き換えればLOUD PARKのヘッドライナーをB’zやX JAPANがやるようなもの。向こうはそんな自国のアーティストがヘッドライナーをやろうが違和感無くうまくいく。日本もそれぐらい当たり前のように出来るようにならないと未来は無い。

今の時代、洋楽縛りのフェスは明らかにもう限界だ。外タレはギャラの高さ/世界的な集客力と日本での集客力が釣り合っていない、日本でのコスパが悪いアーティストだらけ。それが釣り合っていて日本の大型メタルフェスでこの先もしばらく安心してヘッドライナーを任せられる外タレはもうSLIPKNOTぐらいしか残されていない。
DOWNLOAD JAPAN 2019なんかは昔から日本での集客力が高く安定したコスパの良い外タレをしっかり揃えられたおかげでうまくいったが毎回あんなブッキングができるわけではないだろう。しかもSLAYERを日本に呼べる機会はその公演が最後。まだまだ予断の許さない状況である。

こんな状況にもなって未だにメタルフェスに「日本人出すなー!アイドルやV系出すなー!」などと本気で声を上げる人間は現実を見ていない人と言わざるを得ない。まずはこの現実を受け入れないと何一つ進展が無いままだ。
外タレの集客力が弱まっている今のこの状況、集客力の強い自国のアーティストの力を主軸に添えながら、うまく連携プレーをとる、そういう努力をしないとこのピンチは切り抜くことはできないだろう。例を挙げるとBABYMETALの公演なんかにはSABATONやBRING ME THE HORIZONといったホットな外タレを前座につけたりしているが、今まさにそんな働きかけが特に必要とされている。

◆古参の要望に応えるより新規開拓を優先した方が良い
イベントを継続するには常に新規顧客を取り込み続けなければならない。LOUD PARKの様な万単位の客を集めるような大きな規模のイベントともなるとコアなファンのみならずライト層や初心者も毎回多く取り込む必要がある。

運営する身としては古参客の需要に応えつつ新規客を獲得するのが理想なのだろうが、その古参HR/HMファンが保守派で新参者や余所者に排他的な人が多いためそれがうまくいかない。
アイドルやヴィジュアル系を出すといったHR/HMファン以外、今までメタルフェスとは縁の無かった新規顧客を取り込もうとするような行動に出ると盛大に拒絶反応を起こし逆効果となってばかりだった。
LOUD PARKは古参を喜ばせるのと新規を取り込むことの両立が極めて難しいイベントなのだ。こんなタチの悪いものじゃLOUD PARKを続けられなくなるのも当然であろう。

そこで筆者は思う。それならもういっそ保守派な古参を完全に犠牲にして、それと引き換えに新規を取り込むのを徹底重視したLOUD PARKを開いた方が良いのではないか?

LOUD PARKをやっていた頃の日本人メタラーは悪い意味で完璧主義な人が多くラインナップに完璧を求めたりしていた。
数組好きなアーティストがいたら行くのではなく、全出演バンドが自分の中のストライクゾーンを捉えていないと行く気が起こらないような人も少なくなかった。
そしてアイドルやヴィジュアル系といった場違いだと感じるのが1組出ただけで行く気が失せるなんてこともザラ。

そんな状況を目にして気にかかったことがある。「メタルファンとは正反対にアイドルファンやV系ファンって1組でも自分の好きなアーティストがいたらすぐ足運ぶ人多いよなぁ」と。

こういった状況を振り返ってみて思う。
1組でも気に入らないのがいたら行く気を無くすようなケチな排他的保守派古参メタラー達より1組でも好きなアーティストがいたら足を運ぶアイドルファンやV系ファンを相手にする方がよっぽど得策だろと。
この手の人達はフェスで地蔵になりがちという欠点はあるものの、ちゃんとチケットを買って経済を回すのに貢献していてイベントの継続を可能にしてくれている。文句言うばかりで何もしない人達よりもずっと偉くありがたい存在だ。2014年に仮面女子やガゼットを目当てにLOUD PARKに来たような人達をメタル好きにさせるようなことを意識した運営を行う方がよっぽどシーンや業界のためになるだろう。

どんな生き物だって必ず誰かを敵に回し誰かを味方につけながら生きていく。フェスティバルなんてどう転んだって絶対に文句を言われまくるイベントである。誰かを満足させようとすれば他の誰かが不満を持つ、そういう運命だ。何を見限り何を手に入れようとするのが最も得策かを考えねばならない。
保守派の古参達のために運営して何も進展の無いようにするか、その手の人達に反してリベラルなやり方に出て大幅な新陳代謝を狙うか、どちらをとるか選択を強いられている。保守派と革新派、両方を納得させるのは不可能。時代や状況を考えればどちらをとるのが得策かなんてハッキリとしているのではないか。

大勢の外タレ達の中に一組だけアイドルやV系をぶっ込むとか中途半端なことをせずいっそのこともっと入れたりすればどうか。洋楽と邦楽の割合を逆転させたりなど思い切った行動に出てみてはどうか。いっそ開き直って「文句言うばかりの人は来なくて結構」ってぐらいの強気な姿勢でラインナップを組んでみたらどうか。どの道排他的なメタラーが嫌いそうなのが全く出ずにその手の人達が好きそうなバンドを目一杯呼んでも客が少ないのだし。2016年と2017年のLOUD PARKでそれが証明されていた。
日本人のメタルファンの絶対数そのものが少ないのだからそういう人達のニーズに応えるフェスをやったってどれだけ動員できるかたかが知れてる。WHITESNAKEやMICHAEL SCHENKERといった人達をいくら出したって古参しか来ず全く進展がない。だからこそB’zやX JAPANのような巨大で幅広いファンベースを持つアーティストを呼んだりしてメタルファン以外をたっぷり取り込める、客の半数以上が非メタラーのLOUD PARKをやればいいではないかと思う。
どうせ日本のライブでガチメタラーなんて多めに集まったとしてもせいぜい1万5千人程度までで止まる。さいたまスーパーアリーナは2~3万人ぐらい入るのだからまだキャパに余裕がある。

「ヘビメタ?マキシマム ザ ホルモンとか?」ってな感じの知識で止まっているような人達をニワカとけなして終わらせず、ここからガチのメタルヘッズに育てていくような努力が必要だ。そういう努力を怠ってきた結果が今のこの悲惨な状況である。

もう昔ながらの保守派で排他的な姿勢のメタラーの希望など聞いていられないだろう。80年代洋楽メタル縛りをいい加減に脱却しないとメタルシーンに未来など無い。
ロニー・ジェイムス・ディオやヴィニー・ポールなどといったレジェンドが次々と亡くなっていき、SLAYERやMOTLEY CRUEらがツアー活動を終えていったりと時代は容赦なく変わっていくのだから、古い考え方など捨ててどんどん新しい考え方にアップデートしていかなければならない。実際LOUD PARKが開催されなくなって以降、現状を受け入れて本当に正しいこととは何かを見直すメタルファンをかなり見受けられるようになった。
この期に及んでまだ排他的な態度を改めない、いつまでも風潮や固定観念に囚われ時間が止まったままの老害な姿勢の人なんてシーンのためにも置き去りにしていくしかないだろう。
メタルの世界もリベラル派が必要とされているのは明らかである。

自国か他国か、洋楽か邦楽かで分断せずにしっかり連携をとっていかないと2020年代のうちに日本のメタルシーンは完全に滅びるであろう。手遅れになってみんな揃って共倒れになる前に足枷となっている余計な風習を滅ぼして使える力を最大限に使わねば。

◆後編LINK


◆METAL JAPAN WEB COMIC

メタル生徒会長




   


 

 
 

Artist Information

LOUD PARK

『ラウドパーク』 
音楽イベント。2006年から毎年10月にクリエイティブマン主催で行われる日本のハードロック/ヘヴィメタル系フェスティバル。通称『ラウパ』。同ジャンルのフェスとしては国内最大規模。