映画 『ボヘミアン・ラプソディ』 Review

[Category:Artist/DIsc Review・Artist: QUEEN / MOVIE ・Writer:もりき(ライター)]


 

~The Show Must Go On!~



~映画『ボヘミアン・ラプソディ』は2019年1月14日、国内において94億円という興行収入を達成!~


同じく、2019年1月6日に行なわれた第76回ゴールデングローブ賞の授賞式で、本作がドラマ部門作品賞を受賞し、主演のラミ・マレックがドラマ部門の主演男優賞を獲得というニュースも記憶に新しい。
また、驚いたことにレンタルCD店においても、映画のヒットの影響かQUEENのアルバムが沢山貸出しされていた。

この『ボヘミアン・ラプソディ』はただの伝記映画ではない。QUEENというバンドの伝説は今でも続いているということを、より実感出来る物語なのは間違いないだろう。



リアルタイムのQUEENを知らない世代でも、『We Will Rock You』、『I Was Born To Love You』、『We Are The Champions』、『Don't Stop Me Now』といった、コマーシャルやテレビドラマで起用された楽曲を耳にしたことがある人が大多数だ。

伝説のシンガー、Freddie Mercuryの生きた証ここに有り!


映画の大まかなあらすじは、青年時代のフレディがギタリストのブライアンとドラマーのロジャーと出会いバンドに加入するところから始まる。
フレディの歌の才能に衝撃を受けた二人は、ベーシストにジョンを迎え入れQUEENとしてバンドを始動させていき、後々『Killer Queen』のヒットへ繋がって行く。



フレディがバンドのフロントマンとして活躍していく中で、自信がバイセクシャルである事への違和感や、婚約者の女性との別れによる葛藤が強く描かれているなと私は感じた。その葛藤はタイトルにもなったQUEEN最強の楽曲、『Bohemian Rhapsody』の歌詞にも強く歌われていると思う。



~僕はただのつまらない男、誰一人愛してくれやしない~

和訳された歌詞を読んでみると、自分ともう一人の自分が葛藤し合っている様な印象を感じられないだろうか・・・?

本国イギリスにおいて『Bohemian Rhapsody』は9週連続でチャート1位を記録し、アメリカのビルボード誌で、1976年に週間最高9位を獲得した。

起承転結という四字熟語そのままの曲の展開が、当時の音楽シーンに一石を投じた様子も映画で描かれており、QUEENのバンドの才能の底力という物がスクリーンに映し出されたのが心に残った。

さらなるスターダムへの道をQUEENは駆け抜けて行くが、やがてメンバー4人は才能の限界を感じてしまう。フレディはバンド活動を休止させソロ活動を始める。しかし多忙な生活を送るなかでAIDSにより、自身の身体が蝕まれているのに気付く。そして自分にとってQUEENのメンバー皆がかけがえのない存在だと知り・・・。



~ラストは様々なメディアでも宣伝されている、LIVE AIDの壮大かつ大迫力の演奏シーン!~


1985年イギリスのウェンブリー・スタジアムに行われた、LIVE AIDのシーンで映画はフィナーレを飾る。僅か20分ほどのパフォーマンスであるが、短さを感じさせないくらい、そして感動という言葉では言い表せないくらいの素晴らしいラストであった。

そして作品を見終わった後、気がつけばQUEENのファンになっているに違いない。まだまだ『ボヘミアン・ラプソディ』はロングラン上映が続くだろう。ド迫力のLIVE AIDのシーンを、是非とも劇場で体感して頂きたい!


~おまけ~




   


 

 
 

Artist Information

QUEEN

『クイーン』 
イギリス・ロンドン出身。1971年結成。

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