DEEP PURPLE Live Report (Osaka 2018/10/17)

[Category:Live/Event Report・Artist: DEEP PURPLE ・Writer:DENMETA(伝説のメタラー)(漫画家・ライター・編集長)]

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2018年10月、英国の偉大なるロックバンドDEEP PURPLE ディープ・パープルが日本ツアー実施!
こちらでは10月17日(水) 大阪 フェスティバルホールでの公演の模様をお届けする。

デビュー50周年を迎えし彼ら。今回のツアータイトルは「The Long Goodbye」。もしかしたらこれが彼らの最後のツアーになるかもしれない気がしてならない。最後だとは決定しているわけではないものの、これが最後のツアー、日本でパープルを観られるのはこれが最後の機会となってもおかしくないのは誰の目から見ても明らかだ。歴代メンバーのうち一人は高齢で亡くなってることだし(ジョン・ロード 2012年没 享年71歳)。
メンバーはみんなこの様にすっかりおじいちゃんである。
イアン・ギラン (Vo) 1945年生まれ
スティーヴ・モーズ (Gt) 1954年生まれ
ロジャー・グローヴァー (Ba) 1945年生まれ
ドン・エイリー (Key) 1948年生まれ
イアン・ペイス (Ds) 1948年生まれ

2018年の時点でメンバーの平均年齢は70歳となる。

この日の18時頃、大阪駅から徒歩10分ぐらいのところにあるフェスティバルホール周辺は会社員でごった返しに。そんな関西最大の都心部のにぎやかな夜の街の建物に2DAYSの公演が行われる(片方は追加公演)。

主に1970年代に音楽シーンをにぎわせた彼ら。往年のファンもすっかり高齢で客層は当然ながらオジサンオバサンが大半を占めている。ただよく見ると若い客もいくらかいた。
客席は9割ぐらい埋まっている。しかしS席とA席があるがA席なんてごくわずかで大半がS席しかない。3階席でもS席という。ほとんどの人が15,000円も払って観に来ている。まあ最近こういうコンサートは多いが・・・やはりこういう売り方をしないと経営が務まらないのだろうか。ファン人口がもっと多かったらこういうことにはならないのだろうか。ここ最近の洋楽アーティストの公演のチケットってやたら高いし。またしてもハードロック/ヘヴィメタルのシーン、及び洋楽シーンの先行きが不安になった。

開演の19時が近くなると「間もなく開演です。ロビーにいるお客様はフロアにお戻りください。」とアナウンスが入り、19時になって場内が暗転。壮大なオーケストラをSEにライブが始まった。

筆者はDEEP PURPLEのライブはこれが初体験だったりするがまあ色々と戸惑った。ネットで今回のツアーの様子を拝見していると、この3日前の幕張メッセでの公演はスクリーン演出付きだったのが地方公演ではそれが無い、スクリーンが一切機動しないという。ただメンバーが演奏するだけのライブとなってしまった。なんとも殺風景な。「まあKISSやRAMMSTEINとかみたいに派手な演出が売りのバンドじゃないし・・・」と自分に言い聞かせる。
それと3階席の客はみんな座って観るものなのかと。最前列は転落の危険があるから立って観るのあらかじめ禁止されているが最前列の人らにつられてか2列目以降もみんな座って観るという。筆者はDEEP PURPLEのライブもこのフェスティバルホールに来たのも初めてだったので「そういうもんなのか・・・」と戸惑った。
一発目の演奏は彼らが生んだ歴史的名曲の一つ「Highway Star」でとてもテンションの上がる曲なのだが戸惑いで曲に集中できなかったり。

一方、ライブの方だがガンガン容赦なく演奏していく。時折、イアン・ギランがMCを挟むこともあるが長々と喋ることはない。とにかく演奏、演奏をひたすら重視。そんな印象。
メンバーはみんな高齢だが年の割は元気だ。イアン・ギランも70代にしてはよく歌えてるなあと。そりゃ流石に高齢だと感じさせることもあるが、メンバー全員まだまだ現役ロッカーだと思った。

1970年代のロックシーンを盛り上げた名曲を次々と演奏し、観客も大いににぎわう。2010年代発のナンバーもいくらか演奏。昨年発売の20枚目のアルバム「Infinite」から3曲ぶっ続けで演奏した。
それが終わると毎回お馴染みの流れ。ライブ終盤となってまずドン・エイリーのキーボードソロ。日本の有名曲も演奏(いきものがかり、坂本九)し、よくウケていた。
新曲は静観されていたが「Perfect Stranger」でまた盛り上がりだし、「Space Truckin’」では盛大な盛り上がりを見せた。
そこから更に知らない人はいないであろうお馴染みの超有名曲「Smoke on the Water」で会場の熱量は最高潮に。サビは凄い大合唱。ライブだとこんなにもアンセム感が出るのかと初心者ながら感心させられた。

演奏が終わったところでイアン・ペイスもドラムから立って前に出たりして一旦ライブ本編終了といった空気になったが間髪入れずに「Hush」の演奏を始める。普通ならステージに引っ込んでアンコールとなるのだろうが、いちいち間を置いてなんかいられないのか、さっさと残りの曲をやり出すのだった。
「Hush」ではドンとスティーヴ・モーズの激しいキーボードとギターのソロの掛け合いが見どころで、ラストの「Black Night」はスティーヴのギターソロで観客に合唱を煽って盛大に痛快にショウを締めくくった。

気が付けばスクリーン演出が無いことなど気にならないほどの貫禄のライブとなっていた。流石はDEEP PURPLEだと思えるライブであった。
まあでもこれから先も色々楽しみたい。「Burn」が聴きたいからWHITESNAKEもまた近いうち来日してくれなんて思ったりしたし、リッチー・ブラックモアも近い将来来日してくれないだろうかとも思う。

~Setlist~
1. Highway Star
2. Pictures of Home
3. Bloodsucker
4. Strange Kind of Woman
5. Sometimes I Feel Like Screaming
6. Uncommon Man
7. Lazy
8. The Surprising
9. Birds of Prey
10. Time for Bedlam
11. Keyboard Solo
12. Perfect Strangers
13. Space Truckin'
14. Smoke on the Water
15. Hush(Joe South cover)
16. Black Night



◆METAL JAPAN WEB COMIC

メタル生徒会長




   


 






 
 

Artist Information

DEEP PURPLE

『ディープ・パープル』 
イギリス・ハートフォード出身。1968年結成。1976年に一度解散し、1984年に再結成。

 
 
 
 
 








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