DIR EN GREY 『The Insulated World』 Review

[Category:Artist/DIsc Review・Artist: DIR EN GREY ・Writer:もりき(ライター)]

   


~騙し合う事で誰もが幸福、愛もその手に入れる~


2018/9/26 Released
Track List
1.軽蔑と始まり
2.Devote My Life
3.人間を被る※
4.Celebrate Empty Howls
5.詩踏み※
6.Rubbish Heap
7.赫
8.Values of Madness
9.Downfall
10.Followers
11.谿壑の欲
12.絶縁体
13.Ranunculus
※シングル曲

DIR EN GREY通算10枚目のアルバムがいよいよリリース!

本作品は2014年発売の前作『ARCHE』で突き詰めたメロディックかつ叙情的な重圧感に加えて、7thアルバム『UROBOROS』&8thアルバム『DUM SPIRO SPERO』で完成されたアグレッシブな攻撃性をふんだんに融合させた作品だと思う。自分自身が苦しみや痛み、そして絶望と死への誘いと闘いながら、どうして生きるのかを問いかける様に聴き手に訴えかけてくる。

『残』や『羅刹国』、『Agitated Screams Of Maggots』や『鱗』といった疾走曲系統のデスラッシュ寄りな1曲目&9曲目がかなりぶっ飛ばしまくっているのは勿論、ミクスチャーテイストな2曲目と4曲目、6曲目もガッツリとヘドバンさせてくれる。
ハイライトは『MACABRE』や『VINUSHKA』と同じ流れを受け継いだ11曲目と12曲目のプログレッシブメタルナンバー!静寂の中から突如感情を爆発させるような展開に驚くばかりだ。バンドの新しい可能性も期待させてくれる。

メタル曲だけではなく、初期のヴィジュアル系時代を思い出させるJ-ROCKテイストの7、8、10曲目の様に雰囲気をガラリと替える楽曲も収録されており、流れにメリハリを与えてくれる。(7曲目なんてマジでル○シーかと・・・w)アルバムタイトルとは裏腹にバラエティーに富んだ1枚である。
エンディングを飾るラスト13曲目は『ain't afraid to die』、『VANITAS』、『蟲-mushi-』といったこれまでのバラードを進化させた美しい楽曲。絶望の淵から光を目指し這い上がるような、切なくも優しさに満ちた曲となっている。

期待を予想以上に裏切ってくれるのがDIR EN GREY。前作『ARCHE』が少し物足りなかった激しいDIR EN GREYがお好きな方は是非手にとって聴いてみて欲しい。








 

 
 

Artist Information

DIR EN GREY

『ディル・アン・グレイ』 
大阪府出身。1997年結成。

 
 
 
 








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