フェスティバルの立ち位置によく驚かれるアーティスト
[Category:Feature / PickUp・Artist: Overseas Information ・Writer:DENMETA(伝説のメタラー)(漫画家・ライター・編集長)]
インターネットが発達して世界中の情報が猛スピードでガンガン入ってくるこのご時世。日本国外で開催されるフェスティバルの情報なんかを見て色々驚く人を多々目にする。それは主にアーティストのフェスティバルの立ち位置。フェスティバルにはヘッドライナー級、準ヘッドライナー級、中堅、駆け出しの新人といった風に階級、ポジションがある。そのポジションを見て「このアーティストこんなに扱い良いのor低いの!?」という驚きの反応する人は多い。
ここでフェスの立ち位置によく驚かれるアーティストをご紹介。日本人の視点だと意外だと思われることが多いが世界基準だとこんな扱いなのです。
VOLBEAT
AVENGED SEVENFOLD
2000年代にBULLET FOR MY VALENTINEとTRIVIUMと共に期待の若手メタルバンドとしてブレイクし、そのときの中堅クラスに位置したイメージのまま止まっている人が結構いるが、A7Xはアルバムを出すごとに出世していっている。2013年に発売した「Hail To The King」では世界各国のチャートで1位を獲得し、その功績からそれ以来ほとんどの大型フェスのヘッドライナーを任されるようになった。
FIVE FINGER DEATH PUNCH
2010年代、アメリカで最も売れているヘヴィメタルバンド。というわけでアメリカのフェスだとヘッドライナーを務めることもしばしば。
RAMMSTEIN
2005年に川崎クラブチッタで公演を行って以降、全く来日公演をやっていないのだが、その間にどんどんビッグになっていき、いつしかフェスティバルには絶対にヘッドライナーでしか出なくなった。
ARCH ENEMY
日本のLOUD PARKだと準ヘッドライナー級になるが他の国だと中堅ポジション。
SABATON
スウェーデンのモンスターバンドで日本でも大きな人気を博しているが扱いが小さい国もちらほらあったりする。
AMON AMARTH
スウェーデンのメタルバンドでは最も世界的に成功を収めていて高い地位を築いている。中規模のフェスではヘッドライナーを務めることも。KNOTFEST JAPAN 2014では早い時間帯で登場し、わずか30分の演奏だったがあれは異常な扱いである。
MEGADETH
LOUD PARKで二度ヘッドライナーを務めたこともあってか頂点の階級にいるイメージを持たれているがフェスには上から三番手ぐらいの位置で出ることが多い。
SLAYER
LOUD PARKの定番のヘッドライナーのためどこででもヘッドライナーを務めていると思われがちだが実際は準ヘッドライナーで出ることの方が多い。
PARKWAY DRIVE
国によってはLIMP BIZKITやMEGADETHといったレジェンドより上の扱いになったりする。
MASTODON
2000年代に日本のフェスに出て(LOUD PARK 06とSUMMER SONIC 2009)、いずれも早い時間帯の出演だったが、今や準ヘッドライナーに近い階級になっている。
GOJIRA
2015年にLOUD PARKに出演。あのときは初来日ということもあってか非常に早い時間帯での出演だったが他の国ではかなり高い位置で出演するバンドである。
BABYMETAL
日本では2017年、SUMMER SONICで2ndヘッドライナーにまで地位を上げた。海外でも順調に出世していき、2018年にはDOWNLOAD FESTIVALではロゴで記載、ROCK ON THE RANGEではアメリカのフェスにも関わらずアメリカの人気バンドのBLACK VEIL BRIDESやTRIVIUMよりも高い位置で出演が決まった。
METAL JAPAN WEB COMIC
CROWDFUNDING(Makuake HP)
M.J. ROCK JAM