LOUD PARK 17 Live Report (Day-2後編)

[Category:Live/Event Report・Artist: LOUD PARK / KISS / MICHAEL SCHENKER / SABATON / THIN LIZZY / MESHUGGAH ・Writer:DENMETA(伝説のメタラー)(漫画家・ライター・編集長)]






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2017年10月14日(土)・15日(日)、埼玉県さいたまスーパーアリーナにて通算12回目のLOUD PARK ラウドパークが開催。その模様をお届け。
こちらでは15日(土)Day-2後編の模様を執筆。これがLOUD PARK 17レポートラスト。

lp17meshuggah

Day-1前編
Day-1後編
Day-2前編


BLACK STAR RIDERS (初出演)
THIN LIZZYの名を変えて活動するBLACK STAR RIDERSが遂にラウパデビュー。やはりというべきか清き正しき古き良きハードロックを響かせてくれる。The Boys Are Back In Townといった歴史ある名曲が演奏されるのは痛快だ。ラウパはエクストリームでヘヴィなのが最も好まれやすい場だがこんな爽快なロックも必要だと再認識。
-SetList-
1. All Hell Breaks Loose
2. The Killer Instinct
3. Heavy Fire
4. Testify or Say Goodbye
5. When the Night Comes In
6. The Boys Are Back in Town
7. Dancing in the Moonlight (It's Caught Me in Its Spotlight)
8. Kingdom of the Lost
9. Finest Hour
10. Bound for Glory


CRADLE OF FILTH (初出演)
このバンドがラウパデビューするのを心待ちにしていた人は多いはずだ。そんなわけで始まるやいなや物凄い大歓迎ムードで迎えられた。それからフロアは邪悪さが充満して、どえらい世界観。あとヴォーカルの甲高さがインパクト大。ホイッスルを吹いているような超高音域。聴いていて耳に針を突き刺されている気分だ。
MCでは来年また東京でライブをやると宣言し、公演後に2018年5月に東名阪ツアーをやることがCreativeman社から公式に発表された。
-SetList-
1. Gilded Cunt
2. Beneath the Howling Stars
3. Heartbreak and Seance
4. Blackest Magick in Practice
5. Nymphetamine (Fix)
6. Dusk and Her Embrace
7. Born in a Burial Gown
8. Her Ghost in the Fog


MESHUGGAH (出演回数2回:2008年)
9年ぶりの来日公演。その9年前は初来日でそしてこのLOUD PARKでのライブだった。しかしあのときは他の出演者たちの人気を食われてあまり話題にならず(あの年のラウパはSLIPKNOTやCARCASSばかりが目立っていた)。ところがどっこい今回はラウパ出演者の中でもトップを争う人気に。彼らのライブは照明演出が物凄い。それを操作する者はまるでリズムアクションのゲームをプレイしている人みたいだとネット上でも大きな話題となり広まった。それが効いたのか今回のライブ、注目度は2008年度出演時とは比較にならないほど高い。
場内が暗転してから演奏を始めるまでが長く、まだかまだかと思っていたがいざ始まれば物凄いインパクト。噂通り照明のせわしない点滅っぷりに見入ってしまう。それともう一つ物凄いのがなんと言っても演奏力。ロボットかと思えるほどの精密な演奏に圧倒された。Jens Kidmanの「キコエナイ!サケンデミロ!」の日本語も印象深い。2017年最強メタルアクト候補と化した彼ら。次は長い間を空けることなく来日してくれることを願うばかりだ。
-SetList-
1. Clockworks
2. Born in Dissonance
3. Do Not Look Down
4. The Hurt that Finds You First
5. Violent Sleep of Reason
6. Bleed
7. Demiurge


SABATON (出演回数2回:2015年)
2015年のLOUD PARKで伝説を作ったというわけで彼らは今年度のラウパ最大の注目株に。昨年発売のアルバム「The Last Stand」を引っ提げての来日。
前日の「もうヘッドライナーでいいで賞」はALICE COOPERだったがDay-2はSABATONだ。何と言っても持前の戦車に加えてスクリーンとパイロも持ってきた最高に派手なライブなのだから。前回出演時が大反響だったからこれぐらいはしないと、といった心意気が伺える。お金をかけたステージの他、2016年から加入して前回の出演時にはいなかったTommy Johanssonを紹介して盛大な“バカ”コールを起こすコントあり、Shiroyamaの演奏にてマルチクリエイターでゲーム「World of Tanks」つながりの山岡晃が飛び入りしてギターを弾いたりと話題満載。LOUD PARK史上最強のエンターテインメントショウとなった。やっぱりSABATONは最高だ。サバトンさんチームの優勝。
-SetList-
1. Ghost Division
2. The Art of War
3. Blood of Bannockburn
4. Swedish Pagans
5. The Last Stand
6. Carolus Rex
7. Sparta
8. The Lost Battalion
9. Night Witches
10. Primo Victoria
11. Shiroyama
12. To Hell and Back


GENE SIMMONS BAND (初出演)
いつもはUDO音楽事務所が呼ぶKISSだが、ここに来てCreativemanがジーン・シモンズのソロバンドをLOUD PARKに呼んでくるという。2009年には元KISSのエース・フレーリーがLOUD PARKに出る予定でドタキャンとなったが、あのときの借りをエースに代わってジーンが返しに来た!・・・という解釈は違うと思うがとにかくこの来日も話題満載だった。
先ほどSABATONがヘッドライナー級のライブをやってしまって観客が完全燃焼してしまいフロアの客入りが寂しいものに。LOUD PARKはサードビルに今勢いあるのを置き、トリ前に渋いのを置くとこういうことが起きやすい。まあライブ後半はだいぶ客入りが回復してきたが。
このジーンのソロバンド、バックドロップなし、機材とかも何もかも現地調達というKISSとは真逆の安上がりのものとなっている。というわけでロックの重鎮としてのオーラ、長年愛されるロックの名曲のパワーを武器にしたオーソドックスなライブに。
そんな中2曲、観客を大勢ステージに上げるという試みがなされた。こういうことは2011年のLOUD PARKでもLIMP BIZKITがやっていてそれを思い出したがそれとはまた印象が大きく違う。何せLIMP BIZKITのは若者が多かったのがこちらは年配中心なのだから。なんかNHKのど自慢みたいな光景だ。まあファンサービスということなのだろうが、どうせにぎやかなステージをやりたいならこんなときこそ仲良しのももいろクローバーZ呼べばいいのにとか思ったりした。
「皆さん拍手!」などの日本語もすっかりお馴染み。日本でライブやるのが慣れてる感じもよく伝わってきた。
-SetList-
1. Deuce
2. Parasite
3. I Love It Loud
4. Cold Gin
5. Do You Love Me
6. Shout It Out Loud
7. Calling Dr. Love
8. War Machine
9. Wall of Sound
10. Got Love for Sale
11. Watchin' You
12. She
13. Let Me Go, Rock 'N' Roll
14. Rock and Roll All Nite


MICHAEL SCHENKER FEST (初出演)
LOUD PARK 17大トリ。ギターの神、マイケル・シェンカーが遂に満を持してラウパデビューを果たした。MSG歴代メンバーが集う、MICHAEL SCHENKER FEST。特に仕掛けもなく純粋な演奏を披露するだけだが、それでも最高に胸が高鳴る。次々と演奏されるロックのクラシック、それをゲイリー・バーデン、グラハム・ボネット、ロビン・マッコーリーとMSGの歴代ボーカリスト3人がステージ上で交代しながら歌い上げる。UFOやMSGがヒットを飛ばしていた世代の人々なんかはもうこの光景にウハウハ状態。
終盤、Rock Bottomでフロアのヴォルテージは最高潮に。シェンカーの長~いソロ、本当容赦ない。この時点で終演予定時刻の21:30をオーバーしていたがそんなの知ったこっちゃないと言わんばかりに弾きまくる。そういえば昨年のヘッドライナーのSCORPIONSも時間超過したライブだった。こういう点からしてルドルフとマイケルってやっぱり兄弟だなあなんて思えた。
最後のIRON MAIDENのSEとしても有名なDoctor Doctorでは全員集合。最高に華やかな大団円。いや、本当に完璧な締めだった。LOUD PARK史上最も美しい締めくくり方だったかもしれない。

msf

-SetList-
1.Searching for Freedom
2. Into the Arena
3. Let Sleeping Dogs Lie
4. Victim of Illusion
5. Cry for the Nations
6. Attack of the Mad Axeman
7. Armed and Ready
8. Coast to Coast
9. Desert Song
10. Dancer
11. Broken Promises
12. Assault Attack
13. Captain Nemo
14. No Time for Losers
15. This Is My Heart
16. Save Yourself
17. Bad Boys
18. Rock Bottom
19. Doctor Doctor


2017年のLOUD PARKは本当にたくさんの凄いライブをお目にかかれた。筆者は初開催からずっとLOUD PARKに行き続けているが、この2017年度が歴代で最もクオリティーが高い、インパクトのあるライブが多かったと思う。やはりLOUD PARKは馴染みあるアーティストが多かろうと少なかろうと毎年行くべしだと再認識させられた。2018年もよろしくオナシャス!


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