映画【We Are X】 Review

[Category:Artist/DIsc Review・Artist: X JAPAN ・Writer:もりき(ライター)]



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日本だけでなく、世界を熱狂させたモンスターバンド!!
彼らの名はX JAPAN!!



誰が想像できたであろうか!?復活が不可能と言われたX JAPANが世界を回り不動の地位を築くようになるなんて!と世界中の人々は思うであろう。

今作品、「We Are X」においてはただ単にX JAPANの歴史を物語るだけではない。過去を振り返り、そしてそこからの未来への道筋をなぞろうとしていくストーリーなんだと考えさせてくれる物語だった。映画館で鑑賞した時はライブシーンのド迫力な音圧に胸が震えることであろう!

YOSHIKIの幼少時代の父の他界、X JAPANデビューからToshIの洗脳、バンドの解散、HIDEと再結成までの多くの苦難や悲しみを乗り越えて行く様子を描いていたのは勿論、YOSHIKIは赤裸々に語ってくれた。

同時進行で進んでいた2014年のMADISON SQUARE GARDEN公演の舞台裏では普段、X JAPANメンバーやそのスタッフの私たちの見えない所での準備など貴重な映像を見ることが出来た。ドラムを叩きながら細かい指示をするYOSHIKI、喉のケアをするToshIの様子はなかなか興味深い。プロのアーティストこそコツコツとライブが出来るように努力をしているのだろう。

とはいえ手の治療を入念に行っていたYOSHIKIの様子を見てしまうとやはり不安な気持ちになるが、彼本人は「死ぬときに全てをやりきった!」と思いたいと言う信念は誰にも止めることが出来ないのだ。



YOSHIKIの言葉の中で最も印象的だったのが、「音楽に国境や国籍はないし、肌の色も関係ないと思います。また言語の壁をも感じませんし、それを私たち日本人で証明してみせます。」と92年のアメリカでの会見のシーンで語られた一言だ。

解散やメンバーの死を乗り越えながら、復活後の2014年のMADISON SQUARE GARDEN、そして今年3月に行われたWEMBLEY ARENAで生ける伝説として名前を刻んでいる!実際に海外のファンの方々にインタビューをしていたシーンは熱狂っぷりがスクリーンから伝わって来た。

印象に残ったシーンが、HIDEのメイクをしていない素顔のシーン、PATAが「YOSHIKIはやわじゃねぇ!」と語ったシーン、Limp BizkitのギタリストWes Bolandが再結成ライブにゲスト参加したときにHIDEに敬意を払っていたシーン、そしてYOSHIKIとToshIがTAIJIのお墓を訪れた場面だ。ToshIが「HIDEもTAIJIもこうなるとは思わなかった。でも(自分は)生きているから。」と言うシーンに自分はX JAPANに寄り添い、最後まで生きていこうとする決意を確かな物にした。音楽性だけではない、X JAPANの世界に立ち向かう姿勢が、沢山の人々を勇気づけているのだ!

最後に、この作品は2015年に公開されたhideのドキュメンタリームービー、「JUNK STORY」と合わせて観ることをお勧めしたい。



この二つを見ればX JAPANの歴史が完璧にわかると言ってしまうと大袈裟、かつおこがましくなってしまうが、YOSHIKIから見えていたX JAPAN、HIDEから見えていたX JAPANとしての側面がわかるからだ。同行した友人も90分弱では纏めきれない所もあると言っていたが、初めてX JAPANに出逢う人こそ観てほしい作品である。

「WE ARE X」というタイトルに運命共同体全員がXの一員なんだ、改めて実感した。





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