DENMETA Column.42:2007年のメタルの思い出

[Category:Special Column・Artist: DENMETA(伝説のメタラー) ・Writer:DENMETA(伝説のメタラー)(漫画家・ライター・編集長)]



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他の特集記事でもやったが2017年の10年前、2007年を振り返ってみる。こちらではMETAL JAPAN編集長DENMETA個人の出来事や視点中心。

2007年に人気を博した人々といえば、邦楽ミュージシャンだったらコブクロ、湘南乃風、GReeeeNあたり。洋楽だったらビヨンセやアヴリル・ラヴィーンなど。お笑いは小島よしお。女優は沢尻エリカ。スポーツ選手はゴルフの石川遼、あと大食いのギャル曽根がブレイクした。

音楽界の出来事といえばZARDの坂井泉水死去、X JAPAN再結成、LED ZEPPELIN一夜限りの再結成ライブが特に大きな話題となっていた。あとLINKIN PARKが3rdアルバムを発売したのだが、これが新聞に掲載されていた記憶がある。洋楽アーティストがアルバム発売で新聞に載るって考えてみたら珍しくて凄い。実際2000年代のLINKIN PARKの人気は尋常ではなかった。筆者の世代では多くの人が青春時代の音楽として聴いていたし。


メタル系アーティストで人気を博していたのは、この年に日本デビューを果たした怪物バンドLORDI、クリストファー・アモットが復帰したARCH ENEMY、2年連続でサマーソニックに出演したAVENGED SEVENFOLD、その年のLOUD PARKのヘッドライナーを務めたDIO SABBATHことHEAVEN AND HELLあたり。他にもDIR EN GREYがこのあたりから脱ヴィジュアル系を図って(?)どんどんヘヴィメタル寄りになって注目を集めてきたし、ヘヴィだけど今までのどのメタルとも似つかぬ音楽性のマキシマム ザ ホルモンもこの頃にブレイク。あとメタルを題材にした漫画「デトロイト・メタル・シティ」もこの時期にとても話題になっており、翌年2008年には劇場版が公開された。


そして筆者、DENMETA個人の思い出。
この頃私はHR/HMリスナー歴2年。まだまだメタルを学習中の時代。色々聴いていたがこの年特に入れ込んでいたのは
MEGADETH
MARILYN MANSON
LORDI
IN FLAMES
METALLICA
(主に1990年代の作品)
あたり。だったと思う。確か。あと何故かトランスにハマっていたりした。

それで専門学校を卒業した年なのだが、私が通っていたのは映像制作の学校で卒業制作の課題に自分がメタルを語る映画を作ったりした。これがすこぶる評判が良くて校内で賞も獲得。私の人生で特に輝かしい出来事の一つ。しかし今振り返ってみると恥ずかしい作品だが。当時若くて痛々しい発言多いし。その作品、YOUTUBEに上げようとも思ったけど、痛い発言が多くて恥ずかしいのと肖像権の問題になるシーンがあるという理由で断念した。

movie

denmeta


そして2007年に行ってきたライブは以下の通り。

ANGRA vs BLIND GUARDIAN


初めて友達と観たライブ。大阪のなんばHATCHで観賞。その一緒に観た友達、道に迷って着くのがライブ開始ギリギリになった。道に迷うとか難波あるあるすぎる(大阪は難波の他、心斎橋、梅田の地下街も非常に迷いやすいことで評判)。
それでライブの内容だが、人気パワーメタルバンドのダブルヘッドライン公演ということで客入り上々。最後方まで人でぎっしり詰まっていた。
このツアー、公演によって出る順が違うのだが私が観た大阪公演では先にライブをやったのはBLIND GUARDIAN。彼らのライブで一番印象に残ってることは外人客が終始「Mirror Mirror!!」と叫んでてうるさかったこと(苦笑)。MCしているときとか何度も何度も性懲りもなく「Mirror Mirrorをやれ」と騒ぎ立てていた。その場にいた誰もが「うるせえなあコイツ・・・」と思っていたことであろう(苦笑)
そしてANGRAのライブ。印象深かった点はいくつもある。まずいきなりCarry OnとNova Eraのメドレーをやらかしたこと。「のっけからそれやっちゃうの!?」「一番の楽しみは後にとっておきたかったんだけどな・・・」なんて思ったりした。
それとエドゥ・ファラスキの歌が絶好調。いっぱい強烈なシャウトかますし。後に喉の調子が悪くなって脱退するなどこのときは思いもしなかった。
最後はメンバーの楽器パートを入れ替えてTHE BEATLESのCome Togetherを演奏。エドゥって結構ギター弾けるんだって思った。


LORDI

2006年の後半あたりから「ユーロビジョン・ソング・コンテストで優勝したバンド」と頻繁に話題に上がっていて2007年に日本デビュー、初来日ツアー実施。私は大阪・松下IMPホールで観賞。この年の彼らは本当に話題性が凄かった。私も当時プライベートでよくこのバンドの話をしたりした。見た目がヤバイもんだから学校の友人や職場の同僚、上司らによく「こんなヤバイ人たちがいる」と話して広めたりしたものだ。
それでライブの方だが、まず思い出に残る出来事として私自身間違って女子トイレに入ってしまったというドジをした。会場の中に入って物販でTシャツを買い、そしてトイレの個室でそれに着替えようとしたのだが、このとき何故か男子用と女子用の確認をせずに個室に直行。最初は誰もいなかったのでそこが女子トイレであることに気付かなかった。しばらくすると個室の外で女性の声が聞こえだし「あれ・・・?」となり、そして「え!?ここって女子トイレ!?」となって大いに焦る。人がいなくなってからここを出ようとしたがいくら待っていても一向にそうなる気配がない。なので上着で顔を覆い隠して出て行った。
そしてライブ開始。彼らのライブはパイロをたくさん使うが外タレの日本でのライブはパイロを封じられるパターンが多く彼らのライブもパイロが封印された。で、代わりに水鉄砲の噴射があったような。
MCが手短だったせいか一時間ちょっとでライブが終わった。周りも「終わるの早いな」といったことをよく言っていた。あとギターピックをゲット。私のこれまでの人生でピックが取れたのはこのライブとOZZFEST JAPAN 2013のSLASHのライブの二回だけ。記念すべき初来日ツアーのアーティストのピックが取れたのは思い出深い。大切にせねば・・・と思ったのだが紛失しました(悲)。まあ当時つるんでた友人がギターを弾くのに使い、みるみるうちに塗装が剥がれてただの黒いピックと化してしまっていたが。とはいえそれでも勿体ない。

lordi


LOUD PARK 07 OSAKA

loudpark07osaka

開催二度目のLOUD PARK。初期のLOUD PARKは大阪バージョンというものがあった。私が行ったのは大阪城ホールでのHEAVEN AND HELL、MARILYN MANSON、NILE、Janne Da Arcのka-yuこと松本和之(本名名義でソロ活動)が出演した公演。
この年のLOUD PARKのヘッドライナー2組が同時に出演するとは豪華な組み合わせだ。しかしネームバリューだけで見れば凄いがこの組み合わせは非常に悪い。ファン層がほとんど噛み合っておらず集客に大失敗したライブとなった。
会場内に入るとまず席変更の手続きが行われた。これはチケットの売れ行きが悪く空席だらけの場合に行われるもの。私がこの経験をしたのはこのLOUD PARK 07 OSAKAと2009年のGUNS N' ROSESの京セラドーム公演とこれまでに2回ある。このライブはキャパシティの5分の1ぐらいの集客だった。
まずオープニングアクトにJanne Da Arcの松本和之ソロ。客入れ時間に演奏で客電点けっぱなしでのライブ。なんか催しものって感じのライブでほとんど盛り上がってなかった。2000年代ってJanee Da Arcは一般的に知名度高かったからソロだろうがアウェイだろうがもうちょい盛り上がってないとおかしいと思うんだが。
そして本編。まずはNILE。これが私が観たライブ史上最も違和感のあるライブだった。何が違和感かと言うとエクストリーム系のライブを全席指定で観るという点が。観客全員が棒立ちで静観。この手のバンドのライブでこんな光景が観られるのは珍しい。

次にMARILYN MANSON。ここで一気に客層が変貌。さっきまで席を空けていた金髪ギャルが何人もやって来てキャーキャー騒ぐ。あのときのマンソンだけ目当てに来たギャルの多さと来たら・・・(苦笑)。一方、マンソンは客に背を向けてることが多く、客数が少ないことに機嫌を損ねてる感まる出し。まあ終盤はだいぶノリノリで客席にも降りてきたりしたが。

トリはHEAVEN AND HELL。マンソン目当てのギャルがみんな帰ってアリーナは一気に男臭くなる。前年、LOUD PARK 06でのDIOに感銘を受け(主にロニー・ジェイムス・ディオの歌唱力に)、このライブでも良い声聴かせてくれるんだろうなと思っていたが、実際凄かった。ロニーは当時65歳だったが全く年に見合ってないパワフルな声を聴かせてくれた。ロニー・ジェイムス・ディオ生涯最後の日本ツアー、貴重なライブを観れたと思う。

ファン層噛み合っておらず集客大失敗、HEAVEN AND HELLはこの公演だけアンコールないしで随分カオスなイベントだった。このとき私自身まだまだメタル初心者だったので当時は全然気にならず純粋に楽しめたが。マンソンと従来のメタルバンドとでファン層がかなり異なることとかこのときは全然知らなかったし。メタルの知識が随分ついてから振り返ってみるとツッコミどころ満載であることに気付く。大阪版ラウパを廃止したことも納得。まあいつか復活してほしいと思うけど。今度はこのときの教訓を生かし、チケットがちゃんと売れてみんなが笑顔で帰れるよう工夫して。


MEGADETH

デイヴ・ムステインとデイヴィッド・エレフソンが決別していた時代のMEGADETH日本ツアー。大阪厚生年金会館(現・オリックス劇場)で観賞。これを書いてる時点で私自身MEGADETHのライブは5回観てるがこれがMEGADETHライブ初体験。
このライブ、かなり大きな衝撃を受けた。何が衝撃だったかって客層がオッサンだらけだったこと。見渡す限り40代~50代。当時私は21歳だったが恐らくあの場にいた中で私が最年少だったであろう。「20代でMEGADETH好きって俺だけなの・・・?」と愕然とした。まあこの2年後の2009年の来日公演では少し若い客が増えはするが。
他に衝撃を受けたことは新作(UNITED ABOMINATIONS)からの曲の反応が薄すぎること。新曲をやるのと往年の名曲をやるのとで客の反応に差がありすぎる。ヴェテランのライブは新曲の反応が悪い場合が多いということをここで初めて知った。他にこのような傾向が見られたのはGUNS N' ROSES、EUROPE、WHITESNAKEあたり。ただこれも2009年の来日公演だとまた少し状況は変わるのだが(2009年、ENDGAMEからの曲はそこそこ反応があった)。
ネガティヴな感想が続いたが、全体的に見て良いライブではあった。好印象だった点はまず最初、ライブ開始でメンバーが登場するところ。デイヴ・ムステインが勢いよく走ってきてヘドバンしながらSleepwalkerのリフを弾くのだがこれが物凄~くカッコ良かった。私がこれまでの人生で観てきたライブの中で最もカッコ良い登場の仕方だった。
もう一つ凄くカッコ良いと思えたのがA Tout Le MondeからのTornado Of Soulsの演奏。静かにドラマチックにA Tout Le Mondeの演奏を終えた後、アグレッシブなTornado Of Soulsを始めるこの繋ぎ方が鳥肌立つカッコ良さだった。

megadeth2007osaka


2007年も色んな思い出が詰まったMETAL YEARでした。

2007年に描いたイラスト。METALLICAのJames Hetfieldのデッサン

metallicaデッサン

おまけ。当時自分が使っていた携帯のデッサン。時代を感じる一枚

phone


DENMETA
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